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深呼吸での判断

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月13日(月) 08時00分32秒
おはようございます、稲舛先生。
お返事をありがとうございます。

少しイメージができてきました。

今回の稲舛先生の解説を受けて、ライブセミナーの心臓と呼吸器を改めて見直してみると、より理解が深まりました。

ありがとうございました。
臨床は全てが応用問題なので、どの患者さんも考えさせられることが多いです。
引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

追伸:咳と痰と声枯れの患者さんですが、前回の治療後、咳も痰も声枯れも治ったとのことでした。高位中枢の交感神経の異常興奮の風邪で間違いなかったようです。稲舛先生に解説してもらっていたので、今の患者さんの状況もうまく説明できました。ありがとうございました。

深呼吸での判断

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月12日(日) 18時57分28秒
gakuさん、こんにちは。

質問:H5で副交感神経の異常興奮を抑制して呼吸が改善した場合、心臓と喘息(肺)のどちらの問題かの判断はどのようにすればよいのでしょうか?

 まずは、患者さんにたずねることだと思います。
 喘息の患者さんは、自分の呼吸の感じがわかる人もいます。
 が、長年その状態だとわからない人もいるので…静かにします。
 静かにして、呼吸音を聞くと、違います。

 喘息の場合は、深呼吸と言うよりは、胸に通る感じが違ってきます。
 気管支が開いて、力を入れなくても呼吸ができるようになるのがわかるようです。
 見た感じでは、深呼吸するときに“肩を一杯に上げる”これが、H5F5井穴刺絡で、肩を上げなくても呼吸ができるようになることが多いですね。

深呼吸での判断

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月12日(日) 08時52分09秒
おはようございます、稲舛先生。
詳しく教えていただき、ありがとうございます。

呼吸なので、呼吸器の肺が治療の第一候補だと思い込んでいました。私にとってタイムリーなことに、今朝の健康番組でも、ちょうど浅い呼吸のことをやっていたのですが、肺が原因だから肺を鍛えようとやっていました。


>深呼吸で空気が深く入らない場合は、心臓の可能性が高いと思います。胸、ミゾオチ、お腹、に、わけて、ミゾオチまでの患者さんは、心臓の問題、心筋の疲れ、心臓の交感神経の興奮などありそうだと判断します。肺の治療でH1井穴刺絡をすると胸が広がったように感じる患者さんは多いと思います。

先日、この患者さんとは別の患者さんもコロナ後に地味な咳が続いているということで、H1をやったら胸までだった深呼吸がお腹まで吸えるようになりました。今までは、咳→深呼吸→H1ということしか頭になく、H1で呼吸が深くなる人とならない人がいて、少し引っ掛かっていました。

今回、この説明を受けて、色々と合点がいきました。今後はH3を最初に試して、H1と比較していこうと思います。


>狭心症など胸の痛みや違和感がある場合には、H3やH5の井穴刺絡で痛みが取れることが多いです。深呼吸の深さがF3腎臓の治療で改善することもあります。もちろん、それ以外の症状や、患者さんが今までやった病気なども考慮してください。H5井穴刺絡で改善した時は、胸のまな板が取れた、とか、胸が楽になった、胸に空気がよく入るようになったなど深さや広がりとはちょっと違う表現をされることもあります。呼吸で空気が入らない症状に、肝臓が腫れている場合、胃炎を起こしているなどもあります。

他の臓器や症状と(私には)思いがけない所が結びついていることを、井穴刺絡をするようになって多々感じるので、深呼吸や胸の症状も1つの治療がダメなら、違う視点でアプローチできるように考えていこうと思います。

これが鑑別診断ができる井穴刺絡の素晴らしいところですが、鑑別診断をするための治療構成を考える”頭”がまだまだ足りません(汗)


質問:H5で副交感神経の異常興奮を抑制して呼吸が改善した場合、心臓と喘息(肺)のどちらの問題かの判断はどのようにすればよいのでしょうか?

今回の解説を読んで、H5で副交感神経の異常興奮を抑制して、心臓の機能が改善して呼吸が改善する可能性があると理解しました。副交感神経の異常興奮の抑制で喘息が改善して呼吸が良くなると思うのですが、深呼吸には心臓が大きくかかわっていると知り、疑問に思いました。

上記したコロナ後から地味な咳が残っててH1で深く呼吸できるようになった患者さんはアレルギー症状の治療がメインだったので、最後にH5F5をしました。H5F5の時も深呼吸の変化を見ながら刺絡をしたのですが、呼吸に変化はありませんでした。でもこの時、もしこのH5F5で更に呼吸が改善していたら、喘息のような可能性もあるのかという話になったのです。

副交感神経の抑制は、高位中枢へのアプローチだけなので、低位中枢の交感神経の抑制と比べて、少し頭が混乱することがあります(汗)

ご教示のほど、よろしくお願いいたします。

深呼吸での判断

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月11日(土) 12時16分33秒
gakuさん、こんにちは。

質問なのですが、深呼吸には肺も心臓もかかわると思うのですが、どちらが浅い呼吸の主犯かを見極めるポイントはありますか?深呼吸以外の症状、例えばむくみがあれば心臓の可能性が高いとか、咳をしているだと肺の可能性が高いとかで、判断すれば良いのでしょうか?

●深呼吸で空気が深く入らない場合は、心臓の可能性が高いと思います。
 胸、ミゾオチ、お腹、に、わけて、ミゾオチまでの患者さんは、心臓の問題、心筋の疲れ、心臓の交感神経の興奮などありそうだと判断します。

 私の場合左H3からやるのですが、反応無しの場足でも右H3で良くなることもあったり、逆に吸えなくなったような?となることも、この場合右H3で「ああよくなった」となることが多いですね。

 肺の治療でH1井穴刺絡をすると胸が広がったように感じる患者さんは多いと思います。
 H5井穴刺絡で改善した時は、胸のまな板が取れた、とか、胸が楽になった、胸に空気がよく入るようになったなど深さや広がりとはちょっと違う表現をされることもあります。

 狭心症など胸の痛みや違和感がある場合には、H3やH5の井穴刺絡で痛みが取れることが多いです。
 深呼吸の深さがF3腎臓の治療で改善することもあります。

 もちろん、それ以外の症状や、患者さんが今までやった病気なども考慮してください。

 呼吸で空気が入らない症状に、肝臓が腫れている場合、胃炎を起こしているなどもあります。

咳と痰と声枯れ

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月11日(土) 06時46分42秒
おはようございます、稲舛先生。
お返事をありがとうございます。


>「出てないオバケは退治できない」のですが、もしかすると、オバケが出ていても私に見えていないのかもしれません。呼吸の深さや痛み、呼吸して咳が出るか、などのオバケは見えますが、患者さんがうっすら感じている"違和感"は、治療者が見て取るのは難しいかもしれません。なので、患者さんに“左右差”を確認してもらうことがあります。

ただ圧痛をみるだけではなく、左右差を診るという意味はそういうことなのですね。

>呼吸器系・肺の治療では、深呼吸でなんにも悪く感じていない患者さんは多く、それは、ずーーーっと、何年、何十年もその体調で来ているから、昨日とも、一昨日とも変わらないので「異常無し、悪い所はありません、普通です」の答えになります。

これは、「治療したら良くなったのが分かった」ということにも通じますね。


>深呼吸をしてもらって、よくよく吸った感じを覚えてもらって、左H1井穴刺絡後に呼吸の感じを確認、次に、右H1井穴刺絡後の呼吸の感じを確認すると、吸った感じに左右差が出ていることもあります。

なるほど、治療前後での確認の重要性を改めて感じます。

質問なのですが、深呼吸には肺も心臓もかかわると思うのですが、どちらが浅い呼吸の主犯かを見極めるポイントはありますか?深呼吸以外の症状、例えばむくみがあれば心臓の可能性が高いとか、咳をしているだと肺の可能性が高いとかで、判断すれば良いのでしょうか?

深呼吸で深く吸えていないなどの問題と思われることがあった場合、私はH1から始めるばかりだったのですが、症例発表でH3から始めているのを見て、少し疑問に思いました。


●H2心包経の治療効果は、まだ、ハッキリわかっていませんが、心臓の治療に効果があったり、胸の症状や筋肉群に良かったり、治療後に残っている胸や呼吸の違和感の治療に使います。なので、いくつか治療した後、最後にH2井穴刺絡をすることが多いかもしれません。

そういうことなのですね。頭に入れておきます。
ありがとうございました。

癌の予後 太れるのは、良い、悪い?

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月10日(金) 11時38分57秒
大腸や膀胱の癌の手術後、来院されて3年になる患者さんです。

 体調はだんだん良くなっている様子で、抗癌剤も医師と相談して止め、行きたい所にも行けるようになっています。
 この一年、体調が良いんでしょう、だんだん太っているのが、見た目でもわかるようになってきました。

 内臓の癌をやった後、太れる(浮腫みでは無い)のは、内臓の交感神経が抑制されていると考えても悪くは無いと思います。
 患者さんもとても順調、辛いところも無いと…

 しかし、靴下を履くのにお腹がつっかえています。
 聞けば、あの頃からすると10キロは太ったと!
 太ったのが、脂肪ばかり増えている様子で、どうなんだろう、良いのか、悪いのか?
 毎回、トレーニングすることはおススメしているのですが、身体が重たくなるとますます動かなくなって、違う心配をしなければならなくなる?

咳と痰と声枯れ

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月10日(金) 09時18分18秒
gakuさん、おはようございます。

質問1:感受性が高いつまり弱い臓器や組織に対しては、治療する時に症状が無くても、その臓器や組織の治療はした方がいいということでしょうか?

つまり、この症例の方の場合、治療にいらした時に咳が出ていないこともあったのですが、喉などの呼吸器系の感受性が高いと判断したら、咳が出ていなくても、H1の刺絡はやっておいた方が良いでしょうか?「出てないお化けは退治できない」というのもあったので、感受性の高さを抑えるにはどうしたらよいのかなと悩んでいるところでした。

●「出てないオバケは退治できない」のですが、もしかすると、オバケが出ていても私に見えていないのかもしれません。
呼吸の深さや痛み、呼吸して咳が出るか、などのオバケは見えますが、患者さんがうっすら感じている"違和感"は、治療者が見て取るのは難しいかもしれません。

 なので、患者さんに“左右差”を確認してもらうことがあります。
 治療者が考えて健側と思われる方を確認して(動診や腹診など)、これと比較してどうですか?違和感は無いですか?と左右差です。

 呼吸器系・肺の治療では、深呼吸でなんにも悪く感じていない患者さんは多く、それは、ずーーーっと、何年、何十年もその体調で来ているから、昨日とも、一昨日とも変わらないので「異常無し、悪い所はありません、普通です」の答えになります。
 深呼吸をしてもらって、よくよく吸った感じを覚えてもらって、左H1井穴刺絡後に呼吸の感じを確認、次に、右H1井穴刺絡後の呼吸の感じを確認すると、吸った感じに左右差が出ていることもあります。


質問2:呼吸器系の治療でもH2をやるのですか?H2は心臓の治療の補強的な感じて使うのかと思っていたのですが、呼吸器系の補強にもH2は使えるのですか?そうすると、H2は、胸の臓器・組織の治療に使えるということでしょうか?

●H2心包経の治療効果は、まだ、ハッキリわかっていませんが、心臓の治療に効果があったり、胸の症状や筋肉群に良かったり、治療後に残っている胸や呼吸の違和感の治療に使います。
 なので、いくつか治療した後、最後にH2井穴刺絡をすることが多いかもしれません。

去痰と咳にレンコン

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月10日(金) 07時43分49秒
おはようございます、稲舛先生。

>ついでに、我が家の奥さん、喘息気味で秋になると咳をしたり、痰が絡んだりしています。気圧の変動期で副交感神経が興奮すると喘息に。大陸の高気圧が張り出して乾燥すると風邪に。

呼吸器の感受性が高いと、交感神経にも副交感神経にも反応しやすく、秋はそうなりやすい時期なのですね。

>レンコンが良いと言うことで、なんにでもレンコンが入った料理が出てきます。汁物、煮物、もちろん、カレーにもレンコンが入っています。レンコンのアク?が、交感神経を抑制する?痰を切れやすくする効果があると…言ってます。秋になると鍋料理、ポン酢や酢醤油の酸味が交感神経を抑制する効果もあったり、柑橘類の酸味が交感神経風邪を治療したりと、面白いですね。

食事という生活でできることで、奥様は対応されているのですね。そしてアクが良いということなのですね。

レンコンのことは動画で見て記憶にあったので、質問させていただいている「咳と痰と声枯れ」の患者さんにもレンコンをお勧めしておきました。ただこの患者さんはとても几帳面なところがあるので、レンコンのアク抜きをしている可能性があるなとちょっと思いました(汗)

またレンコンを絞って本葛を入れて飲むというのは、すぐにはレシピを思い出せなかったので、再度、動画で確認したので、次回お勧めしてみようと思います。

酸味の交感神経抑制も次の治療の時にお伝えしてみようと思います。

アドバイスをありがとうございます。

咳と痰と声枯れ

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月10日(金) 07時29分22秒
おはようございます、稲舛先生。
詳しく解説していただき、ありがとうございます。

>シンプルにまずはここから考えると治療は組み立てやすいと思います。
①興奮した神経の抑制の治療
②感受性の高くなっている臓器や組織の治療

この部分、私自身が何かよくわからないところがあるように感じる、モヤッと感じていたところだと思いました。自分の疑問点をちゃんと整理していけそうです!


>この患者さんの場合、コロナの感染時に活性酸素の大量発生・交感神経の異常興奮・炎症で呼吸器系の鼻、のど、気管支、肺などを傷めてしまっている。症状が酷かった場合、現在も呼吸器系の交感神経の興奮が残っている、傷ついたエリアの感受性が高くなっている。

炎症があった場所は、火事の後の焼け野原のように、数値的な炎症所見(火事)は無くなっても、以前のような緑の野原とは違い、焼け野原という傷ついた状態になっている。その焼け野原状態が、その場所の感受性が高くなっている状態で、弱くなっている状態ということですね。


>であれば、交感神経が興奮しても、副交感神経が興奮しても、呼吸器系の症状が出てしまいそうです。なので呼吸の変化が無くてもH1H2井穴刺絡で呼吸器系の治療は必要で、さらに、炎症が広がってくると食道の治療にF1F6井穴刺絡も、と、なると思います。

ちょうどこの部分は次にお伺いしたい疑問点でした。

質問1:感受性が高いつまり弱い臓器や組織に対しては、治療する時に症状が無くても、その臓器や組織の治療はした方がいいということでしょうか?

つまり、この症例の方の場合、治療にいらした時に咳が出ていないこともあったのですが、喉などの呼吸器系の感受性が高いと判断したら、咳が出ていなくても、H1の刺絡はやっておいた方が良いでしょうか?「出てないお化けは退治できない」というのもあったので、感受性の高さを抑えるにはどうしたらよいのかなと悩んでいるところでした。

質問2:呼吸器系の治療でもH2をやるのですか?H2は心臓の治療の補強的な感じて使うのかと思っていたのですが、呼吸器系の補強にもH2は使えるのですか?そうすると、H2は、胸の臓器・組織の治療に使えるということでしょうか?


>交感神経が異常興奮すると、顆粒球の増産をして増えすぎた顆粒球がおさまりつかずにいろんな組織を攻撃してしまうこともあるようです。交感神経の異常興奮→活性酸素の大量発生→交感神経の異常興奮→活性酸素の大量発生→組織破壊のループを解消するために、交感神経の抑制の井穴刺絡の治療と水素による活性酸素の除去を同時にやるようにしています。この状態が続いていると組織破壊が常におこることになるので、なかなか修復がうまくいかない、修復するのはタンパク質なので、遊離アミノ酸をたくさん含んだ製品を開発しました。


顆粒球。。。活性酸素。。。遊離アミノ酸。。。稲舛先生の動画ではよく耳にする言葉ですが、まだまだそこまで勉強できていません(汗)

でも交感神経が異常興奮して起こる負の連鎖を断ち切らないと、コロナ後に続く咳などは治らないということですね。


>私も個人で持っていた暗視野顕微鏡で数千人の血液の観察をしていました。

先生の興味と探求心はすごいですね。またそのご経験をこうやって惜しみなく提供してくださって、とても感謝しております。ありがとうございます。

ジンマシン?

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月09日(木) 17時04分38秒
先ほどから、右腕がかゆくて、ジンマシンか?

 腕を見ると、少し赤くなってジンマシンが始まっているような?
 急いで、近くにあったパイオネックスゼロを薬指H5に貼ってトントンしました。

 10分ほど経ちました、カユミがおさまっています。

 秋は、副交感神経の働きが強まる時期です。
 毎年、喘息やシモヤケなど、アレルギー症状が出る方は、今から直ぐにH5F5です。
 副交感神経が働きを強めるのは、正常な状態なので、異常興奮する前に抑制しましょう。
 いったん異常興奮させてしまうと、なかなか抑制できません。

 なぜか、それは、副交感神経の正常な反応だから!?

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