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誘因は記憶される

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月10日(水) 09時10分32秒
副交感神経を異常興奮させる誘因、やっかいなことに体・脳は記憶してしまいます。

 なので、そのものや同種のものがあると副交感神経が異常興奮して、再度、アレルギーを発症することになります。
 治療で何とかなるものではない、まずは誘因を探して、誘因を回避、排除することをしなければ症状の改善はありません。

 牡蠣を食べて嘔吐や下痢をする人がいます。
 今までは食べてもなんともなかったのが、今回は食べた後から気分が悪く嘔吐したり下痢したりと「牡蠣にあたった!」となってしまいます。
 このような人は、それから数年は牡蠣を食べると嘔吐や下痢となってしまいます。
 ただ、また食べられるようになることもあるので、“牡蠣は私の体には合わない”と記憶されてたのが解消されればOKとなるようです。

 キャベツが誘因となった患者さんもいました。
 スムージーが流行った頃、町のスタンドで健康のためとスムージーを飲んだ、その後から、キャベツ類が誘因となってしまいました。
 キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツなどを食べると気分が悪くなって嘔吐下痢です。
 一年ほど治療した後からは、食べられるようになりましたが、人によって誘因となるものは違います。

 誘因によって敏感になった副交感神経、誘因を排除して自律神経のバランスが取れて異常興奮しない状態が数か月か続くと、だんだん正常な自律神経の反応となってアレルギー症状が頻発しないようになります。
 ぎんなん治療院の患者さんの平均?は、3か月間は必要と考えられます。
 ほとんどが薬を使っていない患者さんなので、何かアレルギーを押さえる薬を使って症状が見えなくなっている、けども誘因の排除=生活の改善をやっていない患者さんはその限りではないと思います。

三焦経は副交感神経を抑制する、耳に入る経絡

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月09日(火) 16時29分37秒
明日の水曜日の井穴刺絡ライブセミナーのテーマは「三焦経」です。

 手の三焦経H5と足の胆経F5は、どちらも副交感神経を抑制する=アレルギーの症状を改善させるツボです。
 三焦経と胆経は、どちらも耳を巡っています。
 耳を巡り体側を通る経絡はこの二つだけ、何かここに副交感神経を抑制する⇔交感神経の働きを良くすることがあるのではないかと思います。

 耳で音楽を聴く、静かな音楽もありますが、交感神経を興奮させる激しい音楽もあります。
 何か交感神経の働きを強めることがありそうです。
 さらに、体側を通る…体側はとても敏感なエリアで赤ちゃんのおむつを交換するときには、脇腹をコチョコチョとくすぐって→交感神経を働かせて副交感神経の異常興奮を抑制していたのかもしれません。

 大人でも、脇腹コチョコチョすると笑って身体を動かしますが、やり過ぎると怒り出すので注意です。
 交感神経の興奮ですね。

 明日は、三焦経の解説、副交感神経の抑制法、アレルギーの改善をやります。

病気や困った症状の半分は副交感神経の興奮

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月09日(火) 14時59分04秒
井穴刺絡の講習会に参加された先生から「病気の原因は交感神経ですよね」と質問されました。

 交感神経の異常興奮によって様々な病気となっていたのは、戦後のしばらくの間までで、昭和40年の後半くらいから、徐々に副交感神経異常興奮の困った症状が出てきました。
 まだ、日本人が必死で働いて“24時間働けますか!”と尻を叩かれていた高度成長期なのでそれほど優雅に生活している人は少なかった。

 私が小学校の高学年頃(昭和40年頃)、クラスに二人アレルギー症状の同級生がいました。
 二人とも、お坊ちゃまとお嬢様でした。
 私のように、切り傷、擦り傷の毎日で、冒険ばかりやっているガキとは違いましたね。

 だんだんと日本中が中流となって、明日の生活の心配をしなくても良くなってくるとアレルギー=副交感神経の興奮症状が出てきました。
 1980年から1990年あたりが分岐点ではないかと思います。

 鍼灸師となってしばらくは交感神経の抑制の治療だけやっていれば何とか患者さんも満足してもらっていましたが、2000年前には、小学校でもたくさんのアレルギー、生徒の半分くらいはアレルギー、アトピーも増えてきました。
 環境の変化、食事の変化が誘因となっているアトピーは多く、学校給食を食べると悪化することもあり、協力してくれる医師に診断書を書いてもらうために遠くまで行くこともありました。

 現在、令和の時代は、交感神経と副交感神経、原因となるのは50%です。

アレルギー症状を発症させる“誘因”とは

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月09日(火) 09時40分29秒
アレルギー症状の原因が副交感神経を異常興奮なのですが、興奮させるものを誘因と言います。

 誘因には、様々なものがあり、ある人には誘因となっても別の人には誘因とならない場合もあります。
 例えば、ちょっとこれ食べるのはどうかな?と思うようなものでも、ある人は「美味しかった」ですが、別の人は「あれから下痢と嘔吐で大変だった」となります。
 猫が誘因となることも多いのですが、ある人は可愛いと言って抱っこしますが、別の人は猫の毛が誘因となってカユミは浮腫みを発症することがあります。
 さらに、私の娘の話ですが、猫カフェで最初は何ともなかったのですが、たくさんいる猫の中の一匹が寄ってくるとカユミが出始めました。
 翌日から一週間、目も開かないくらい腫れて、顔もパンパンに腫れてしまいました。
 猫のなかでも、その人にその猫は誘因!となることもあるようです。

■「副交感神経を異常興奮させる誘因を回避しよう」

①甘い食べ物はダメ。口に入れると副交感神経が興奮します。
②油脂食品、肉、脂ののった魚、植物油、酸化した油・脂は特に危険!
③酒。飲酒でフラフラ、めまい、嘔吐、翌日下痢、二日酔い状態
④アレルギー食品=小麦製品(小麦が原料・パン、麺類、菓子)、卵、乳製品
⑤間食はダメ。アレルギー治療には空腹・断食。食間は空腹に
⑥動物。病原菌を運ぶ、ホコリ、糞尿。ねずみ、ハムスター、猫など
⑦ぬるい風呂、長風呂…湯冷めのクシャミは副交感神経の症状
⑧着過ぎの温め過ぎ…子どもは一枚薄着にして運動させる
⑨空気の汚れ…ホコリ、人ごみは避ける。窓を開けて換気を充分に
⑩炭酸ガス、排気ガス…ビール、炭酸飲料、入浴剤、車の排気ガス
⑪忙しさ、心身の緊張から解放…退職後の生活、海外生活から帰国後
⑫寝ようかなとすると…夜、寝る、温かい、ぼんやりは副交感が働く
⑬煙草…ニコチンは、強力に副交感神経を異常興奮させる!
⑭低気圧…気圧が下がると副交感が働きアレルギー発症 雨、多湿、山
⑮気圧の変動…春、秋の気圧の高低の変化に副交感神経が反応
⑯運動不足…ヒトは動物。動いてこそ自律神経のバランスがとれる
⑰薬品…化粧品、洗剤、食品添加物、金属、医薬品、ホルモン剤、農薬

 まだまだありますが、誘因が人によって違う、誘因の足し算で発症することにも注意です。

水曜日の井穴刺絡ライブセミナー アレルギー 副交感神経の興奮の解説

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月08日(月) 19時22分17秒

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副交感神経の興奮した、働きを強めた、興奮した、亢進した…症状

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月08日(月) 17時03分38秒
副交感神経が働きを強めるとこのような症状が出ることは正常な事です。

 ただ、ちょっと強く出過ぎると困った、辛い症状になるので嫌がられます=アレルギー症状。
●神経の働きが強くなったことを言い表すのに、“興奮”“亢進”“緊張”などと言い表します。
 いずれも同じ意味です。

 身体が重だるく辛い、微熱、嘔吐、下痢、頭痛、頭重感を持った患者さんが今日来られて、いずれも副交感神経を抑制する手足の薬指H5F5井穴刺絡で改善しています。
 患者さんの症状を全部聞いておいて、H5F5井穴刺絡で改善する自律神経症状は、副交感神経が異常興奮したものと判断できます。

■副交感神経の働き過ぎ・アレルギーの症状

①鼻水・鼻つまり→くしゃみ…ホコリ、温度差、猫、ハムスター
②花粉症…春の気圧の変化、花粉が原因だけではない?
③ジンマシン…食性に合わない食べ物、消化能力がない
④アトピー性皮膚炎…柔らかい皮膚が反応している⇔ステロイド皮膚症
⑤喘息…呼吸器のアレルギー・気管支は副交感↑で細くなるのは正常
⑥低血圧…末端に血液が行かずに冷え症やしもやけ、脳貧血でフラフラ
⑦めまい…立ちくらみ、内耳のアレルギー、身体がシャキッとしない
⑧耳鳴り…低血圧性。高血圧の場合もある。
⑨内臓のアレルギー 嘔吐…口からの排泄作用 下痢…便での排泄作用 
 唾液異常…消化液の分泌過多 胃潰瘍・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎
⑩乗り物酔い…胃のムカムカや嘔吐は消化器の副交感症状
⑪耳のつまり…耳管のアレルギー・むくみによって空気圧の調整不良
⑫朝起きツライ…夜ふかしの朝寝坊、昼夜逆転、午前中の症状悪化
⑬動作がにぶい…身体が重たく感じる、勉強や運動ができない
⑭微熱が続く…風邪などで高熱が出ない、微熱は副交感の熱
⑮生理痛…子宮に分泌されるアセチルコリンの痛みと子宮の動き過ぎ
⑯結膜炎…眼が赤い、かゆみ
⑰かゆみ…まぶた、耳、陰部、鼻、脇、肛門など
⑱浮腫み(むくみ)顔、脚、膝、指などがむくみ、曲げにくい
 唇の腫れ…アレルギー発症時唇の腫れ、甘いものや山芋などのかぶれ
⑲偏頭痛…お釜をかぶったような、鈍痛、頭がボーっとする
⑳関節に出る副交感神経↑(アレルギー)の症状 バネ指、五十肩、リウマチ
■帯状疱疹・口唇ヘルペス
●膜組織に発症…副交感神経異常興奮・アレルギーの不快な症状は「膜」に出ると浅見先生は言われます。鼓膜、鼻粘膜、まぶた、角膜、結膜、口腔粘膜、関節滑膜、関節の内側も膜に近い組織です

身体が辛い、微熱が時々出る、ヨーグルトとフルーツで嘔吐、頭重感

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月08日(月) 15時08分12秒
このような症状がある患者さん、血圧を計るのがストレスになるので血圧は計っていません。

 動診では問題なく、腹診でミゾオチと臍の間(正中②)に強い痛みがあります。
 ミゾオチの右側(右上腹部①)にも強い痛みがありがあります。

 症状は副交感神経の異常興奮した症状なので、左H5井穴刺絡をするとミゾオチの下(正中②)の痛みは軽減、右H5井穴刺絡をするとほぼ感じられなくなりました。

 ミゾオチの右側(上腹部①)の圧痛は、なんだろう?と考えたのですが、今日は副交感神経の抑制だけをやろうと考えていたので、右F5井穴刺絡をしましたら、「どこに行ったのかわからない」と患者さんが言うほどに解消しました。
 右F5の治療で胆のうの治療ができたのか?
 足のF5井穴刺絡でさらに副交感神経を抑制したので、強い症状を持った十二指腸の潰瘍状態が解消されたのか?

 頭重感も同時に改善してスッキリになったので、ほとんど副交感神経の症状だったのを患者さんも理解されました。

右カカトの痛み・シビレ・骨と皮の間に小さな座布団が入っているような

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月08日(月) 14時57分05秒
60歳代、女性。右足のカカトの痛むようなシビレたような?

 ぶつけたりしたことはありません、浮腫みが少しあるので前回の治療で浮腫みの治療左右F3H3H5F5井穴刺絡をしましたが、それほどの改善はありませんでした。

 今日は、痛みや動きの治療を考えてカカトの治療をすることにしました。
 経絡を考えると腎経F3、膀胱経F4、胃経F6を考えましたが、以前、中指がカカトに良いことがあると聞いていたのでやってみましたが、今回はそれほどの変化はありませんでした。
 また、カカトの症状の患者さんに追試をしてみます。

 足の甲側の症状には井穴、足の裏・腹側の症状には十宣と単純に考えて中指からやってみることにしました。
 中指では変化無し、薬指で場所が少し変わった、小指の先(踏んでいる所)の刺絡でシビレがやや改善、小指の先端の刺絡でまた良くなっています。

 一つ刺絡しては、患者さんに立ち上がってもらってカカトの症状を確認してもらいます。
 その間、私は座ったまま、動いているのは口だけです。

 F3F4F5井穴刺絡もやってみましたが、十宣の刺絡が効果がありました。

足の圧痛点 目をつぶる(患者さんが)

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月08日(月) 13時55分11秒
足の甲の圧痛点を探すことがあります。

 患者さんは、ベッドに座って、私は椅子か床に座るかして圧痛点を探すのですが、患者さんは「あっ、先生、そこじゃないもっと右、ああ、そこです」と指示をされることがあります。
 見てるから、ホントにそれが圧痛点かわからない。

 足の圧痛点など患者さんが見ることができる時には、患者さんに目をつぶってもらいます。
 すると、ホントに痛い所、圧痛点を正確に探すことができます。

アレルギーの改善 水曜日のライブセミナーのテーマ

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2024年07月08日(月) 09時43分22秒
今週の水曜日の井穴刺絡ライブセミナーのテーマは「三焦経」です。
 三焦経は胆経と共に副交感神経を抑制する井穴H5F5の経絡です。
 おそらくライブセミナーの時間内ですべてを解説することはできないと思いますので、予備知識として投稿いたします。

 副交感神経の異常興奮の症状は、アレルギーと言われることが多い困った症状です。
 副交感神経の働きが強くなればこのような症状が現れるのは正常な事なので“病気とは言えない”
 病気ではないので、治す薬は無い、生活の改善が最優先されるべきです。
 井穴刺絡療法は、体の負担は極端に少なく、副交感神経を抑制できる数少ない治療法だと思います。
 
 ただし、副交感神経の興奮=アレルギー症状が正常な反応とすれば、井穴刺絡療法をやっている間に生活をヒト本来のものに改善させることが重要です。

●アレルギーとは?をネットで検索すると

アレルギー(allergy)とは、ギリシャ語のallos(other,変じた)とergo(action,作用・能
力)とに由来し、「変じた反応能力」ないしは「変作動」という意味で命名された。このアレルギー
という言葉は1906年にClemens Freihcr von Pirquetが“Allergie”と題する論文の中で初めて
用いている。
        と出てきます。

 さらに「アレルギーについて」を見ると、ほとんど“免疫の異常”ばかりで、自律神経の異常興奮はなかなか出てきません。
 長期間の病気や症状ではなかなか瞬時に改善させることはできません。
 器質的な変化が起こっている場合は、良くなっている状態が続いて、細胞の入れ替わりがうまくできることが続くと治っていきますが、それなりに長期間“良くなっている状態”を継続しなければなりません。

 まずは、アレルギーの症状から・・・

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