80歳代の男性、糖尿病があり投薬、人工透析寸前の状態、糖尿病性の神経障害で足の痛みもあります。
膀胱がんの手術もされています。
腹診で左の腎臓と膀胱の圧痛があります。
左右F3F4井穴刺絡を100回で腎臓の圧痛は改善しましたが、手術をされている膀胱の痛みが残りました。
眼の見え方がドンドン悪くなっていて、天井に貼った検眼表がほとんど見えてないくらいです。
F2F6井穴刺絡をすると、検眼表の中のCがぼんやり見えるようになりました。
まだ、捨てたものではなさそうだとなりました。
付添いの奥さんが最も困っていることは「物忘れがひどい」です。
百会の頭部刺絡もしましたが、DHA+cを18粒とイチョウの葉1粒を一週間試してもらうことにしました。
膀胱がんの手術もされています。
腹診で左の腎臓と膀胱の圧痛があります。
左右F3F4井穴刺絡を100回で腎臓の圧痛は改善しましたが、手術をされている膀胱の痛みが残りました。
眼の見え方がドンドン悪くなっていて、天井に貼った検眼表がほとんど見えてないくらいです。
F2F6井穴刺絡をすると、検眼表の中のCがぼんやり見えるようになりました。
まだ、捨てたものではなさそうだとなりました。
付添いの奥さんが最も困っていることは「物忘れがひどい」です。
百会の頭部刺絡もしましたが、DHA+cを18粒とイチョウの葉1粒を一週間試してもらうことにしました。
右足の指の痛み、足の裏の痛みなどの訴えがいくつかある70歳代女性
右足の反射の亢進があります。
軽い脳卒中などの場合でも足の指や足の持ち方でも指が反ったり開いたり、バビンスキー反射の様な反応がある患者さんはいらっしゃいます。
なかなか改善が難しいと感じた時には、よく観察すると反射の亢進があることも…井穴刺絡で足の刺絡をするときに無意識に動きます。
左右の足に出ても良さそうな症状が、片方は数回の治療で改善するのにもう片方は一進一退と言う場合は中枢性の何かがあると考えても良いと思います。
70才代となると軽い脳卒中を何か所かやっててもおかしくない、頭の治療をしようと前回は百会や百会の前後左右シッカリ頭部刺絡をしました。
すると、前回の治療後からなんだか良い感じがするそうです。
「あー、やっぱり」とならずに、百会付近の頭部刺絡は正中線上の問題の解決に役立つことを考え、首、背中、お腹と診ると恥骨に激痛があります。
恥骨を通るF1F2F3F6せいけつ刺絡をすると強い痛みは恥骨の痛みが真ん中だけになっています。
恥骨の真ん中の圧痛点にパイオネックス0.6を貼ると足の症状も改善。
百会に5番針を斜めに刺して歩いてもらうと痛みを感じなくなっています。
脳卒中で百会も脳血流を増すので良いと思いますが、視点を変えて正中線上の痛み=恥骨の痛みの治療に切り替えたのも良かった症例、先入観はいけないと感じました。
右足の反射の亢進があります。
軽い脳卒中などの場合でも足の指や足の持ち方でも指が反ったり開いたり、バビンスキー反射の様な反応がある患者さんはいらっしゃいます。
なかなか改善が難しいと感じた時には、よく観察すると反射の亢進があることも…井穴刺絡で足の刺絡をするときに無意識に動きます。
左右の足に出ても良さそうな症状が、片方は数回の治療で改善するのにもう片方は一進一退と言う場合は中枢性の何かがあると考えても良いと思います。
70才代となると軽い脳卒中を何か所かやっててもおかしくない、頭の治療をしようと前回は百会や百会の前後左右シッカリ頭部刺絡をしました。
すると、前回の治療後からなんだか良い感じがするそうです。
「あー、やっぱり」とならずに、百会付近の頭部刺絡は正中線上の問題の解決に役立つことを考え、首、背中、お腹と診ると恥骨に激痛があります。
恥骨を通るF1F2F3F6せいけつ刺絡をすると強い痛みは恥骨の痛みが真ん中だけになっています。
恥骨の真ん中の圧痛点にパイオネックス0.6を貼ると足の症状も改善。
百会に5番針を斜めに刺して歩いてもらうと痛みを感じなくなっています。
脳卒中で百会も脳血流を増すので良いと思いますが、視点を変えて正中線上の痛み=恥骨の痛みの治療に切り替えたのも良かった症例、先入観はいけないと感じました。
指二本がやっと入るかな?の顎関節症です。
顎関節の可動域制限と痛みが始まったのは歯科治療後からです。
顎は胃経がメインなので患側右F6せいけつ刺絡を200回刺絡しましたが変化ありません。
頬の小腸経かもしれないと右H4せいけつ刺絡をすると開けやすくなりました。
小腸経「腕骨」の圧痛を押さえるとまた開けやすくなったのでパイオネックス0.6を貼ると改善。
小腸経の耳の穴の前「聴宮」にパイオネックス0.6を貼ると良さそうなので、これは左「聴宮」に5番針で即刺即抜のシーソー法を行いました。
無理せず、ココで終了、また、明日治療することにしました。
顎関節の可動域制限と痛みが始まったのは歯科治療後からです。
顎は胃経がメインなので患側右F6せいけつ刺絡を200回刺絡しましたが変化ありません。
頬の小腸経かもしれないと右H4せいけつ刺絡をすると開けやすくなりました。
小腸経「腕骨」の圧痛を押さえるとまた開けやすくなったのでパイオネックス0.6を貼ると改善。
小腸経の耳の穴の前「聴宮」にパイオネックス0.6を貼ると良さそうなので、これは左「聴宮」に5番針で即刺即抜のシーソー法を行いました。
無理せず、ココで終了、また、明日治療することにしました。
講習会には、一般の方・患者さん・モデル、参加いただけます。
手のシビレの症状、病院では手根管症候群の診断です。
動診をして、首の前と横の筋肉を軽く押さえるとシビレが変化します。
手のシビレや痛みは、首の筋肉の痛みなどの症状として出ることが多い。
診断だけしてましたが一昨日確認しましたら、連れて来られた先生が治療され治っていました。
さすが、倉岡先生、素晴らしい!
手のシビレの症状、病院では手根管症候群の診断です。
動診をして、首の前と横の筋肉を軽く押さえるとシビレが変化します。
手のシビレや痛みは、首の筋肉の痛みなどの症状として出ることが多い。
診断だけしてましたが一昨日確認しましたら、連れて来られた先生が治療され治っていました。
さすが、倉岡先生、素晴らしい!
鍼灸のやり方はたくさんで、先生方がご自分の理論を展開されて治療されて講習会を開いています。
若い先生方はどれが良いのか、どれが本物なのか、どれを信じて良いのか、自分の人生、お金も時間もどれに費やするべきなのか!?とにかく迷っているのが現状だと思います。
理論がとにかく難しく、覚えるだけでも何年もかかって、それから修行が始まって、治療ができるのはずーっと先?
修行が終わって、自分が師範となった時若い先生に教える立場、いやいや、あの患者さん治ってないし…
どの講習会に行くべきか、お金と時間を使うべきか、その判断基準があれば進む道も決まってくると思います。
判断基準は、すべて患者さん、患者さんがその治療でどんな反応をして良くなって、治っていくかです。
講習会で先生方にモデルになっていただいて治療を体験していただくのもそのためです。
講習会で初めてやるせいけつ刺絡で、自分の仲間の先生を治療して治すことができる、改善させることができる体験をしていただくと自信もつきます。
さらに、講習会に連れて来て、患者さんや友人、家族などを治療してもらって変化を見ることもできます。
私がやることもありますが、講習会では先生方が治療して、同じ効果を出せることも実感してもらいます。
井穴刺絡の再現性、浅見鉄男先生がやっても、私がやっても、今日初めて参加された先生がやっても効果、結果は同じ…これが治療法の判断基準だと思います。
浅見鉄男先生が体系づけられた井穴刺絡を問診、動診、腹診でシステム化して、誰がやっても同じ効果が出せるようにしました。
まだ、発展の余地はあると思いますが、この通りにやっていただければ誰でも同様の治療効果は出せます。
若い先生方はどれが良いのか、どれが本物なのか、どれを信じて良いのか、自分の人生、お金も時間もどれに費やするべきなのか!?とにかく迷っているのが現状だと思います。
理論がとにかく難しく、覚えるだけでも何年もかかって、それから修行が始まって、治療ができるのはずーっと先?
修行が終わって、自分が師範となった時若い先生に教える立場、いやいや、あの患者さん治ってないし…
どの講習会に行くべきか、お金と時間を使うべきか、その判断基準があれば進む道も決まってくると思います。
判断基準は、すべて患者さん、患者さんがその治療でどんな反応をして良くなって、治っていくかです。
講習会で先生方にモデルになっていただいて治療を体験していただくのもそのためです。
講習会で初めてやるせいけつ刺絡で、自分の仲間の先生を治療して治すことができる、改善させることができる体験をしていただくと自信もつきます。
さらに、講習会に連れて来て、患者さんや友人、家族などを治療してもらって変化を見ることもできます。
私がやることもありますが、講習会では先生方が治療して、同じ効果を出せることも実感してもらいます。
井穴刺絡の再現性、浅見鉄男先生がやっても、私がやっても、今日初めて参加された先生がやっても効果、結果は同じ…これが治療法の判断基準だと思います。
浅見鉄男先生が体系づけられた井穴刺絡を問診、動診、腹診でシステム化して、誰がやっても同じ効果が出せるようにしました。
まだ、発展の余地はあると思いますが、この通りにやっていただければ誰でも同様の治療効果は出せます。
せいけつ刺絡の実技講習会、初級をやっている一日講習会では、午前中にせいけつ刺絡解説をして午後はご参加された先生方を皆さんで治療しています。
初級のカリキュラムはやりますが、実際の治療実技では毎回患者さん役になる先生方の体調が違うのでいろんな症例を見ることができます。
4人限定の講習会なので、参加された先生方は他の三人の先生の症例となりますが、私はたくさんのまーまー健康な人の症例、治療に来るまでもないくらいの症例を見ることができるチャンスです。
■尿管結石と虫垂炎が多いのにビックリ!
今回の北海道の講習会でも左尿管にあると思われる小さな石、腹診で押さえるとツーン!とする痛みがあります。
鑑別診断も考えて腎臓の治療を右F3せいけつ刺絡をすると少し軽くなる=泌尿器系の症状である。
患側の左F3井穴刺絡をやっていると、だんだん尿管の石と思われるツーンとした痛みが少しずつ下に降りて行って、最後に無くなる!?を経験します。
今回の講習会では虫垂炎の症状と思われる先生もいらっしゃいました。
腹診で最後に診る右下腹部の圧痛=虫垂炎の痛みがあります。
右F1F6井穴刺絡をすると、痛みは解消しました。
尿管結石、虫垂炎ともに相当ひどい痛みが出なければ病院に行くことは無いと思うのですが、動診や腹診をすることによって潜在的にこんなにたくさんの人にあるのがわかりました。
いつから始まったかわからない腰痛や腹痛の原因になっているかもしれませんね。
初級のカリキュラムはやりますが、実際の治療実技では毎回患者さん役になる先生方の体調が違うのでいろんな症例を見ることができます。
4人限定の講習会なので、参加された先生方は他の三人の先生の症例となりますが、私はたくさんのまーまー健康な人の症例、治療に来るまでもないくらいの症例を見ることができるチャンスです。
■尿管結石と虫垂炎が多いのにビックリ!
今回の北海道の講習会でも左尿管にあると思われる小さな石、腹診で押さえるとツーン!とする痛みがあります。
鑑別診断も考えて腎臓の治療を右F3せいけつ刺絡をすると少し軽くなる=泌尿器系の症状である。
患側の左F3井穴刺絡をやっていると、だんだん尿管の石と思われるツーンとした痛みが少しずつ下に降りて行って、最後に無くなる!?を経験します。
今回の講習会では虫垂炎の症状と思われる先生もいらっしゃいました。
腹診で最後に診る右下腹部の圧痛=虫垂炎の痛みがあります。
右F1F6井穴刺絡をすると、痛みは解消しました。
尿管結石、虫垂炎ともに相当ひどい痛みが出なければ病院に行くことは無いと思うのですが、動診や腹診をすることによって潜在的にこんなにたくさんの人にあるのがわかりました。
いつから始まったかわからない腰痛や腹痛の原因になっているかもしれませんね。
風邪には二種類ありまして…
一つは普通風邪・通常感冒とも言われている心身の疲労、ストレスによって高位中枢の交感神経が異常興奮したものです。
もう一つは、流行性感冒と言われるウイルスなどの感染症による風邪です。
北海道の井穴刺絡一日実技講習会に参加された先生、マスクをされてすごい咳をされています。
二年前だったら外出もできないくらいの状態ですが、高熱も出ていない、いつもは喉がヒリヒリするのに今回の風邪は黄色い痰と咳が酷い。
普通の風邪と考えて交感神経の抑制をする治療です。
動診をすると首の斜め前の動きなどで違和感、胃経左F6が考えられます。
咳が酷いので呼吸器系の治療に胃経左右H1、それに高位中枢の交感神経を抑制する手の人差し指H6と足の小指F4です。
風邪は一週間前からで、今ある症状は交感神経異常興奮の風邪症状の二次的なものが残っていることが考えられます。
いつもは喉がヒリヒリするのが、咳が酷いし痰が出る→のどの違和感が咳を出しているようです。
胃経の左F6井穴刺絡をすると咳が止まりました。
5分、10分と止まっています…10分を過ぎる頃に少し咳が出たので呼吸器系の治療に左右H1井穴刺絡をすると、もう、ほとんど咳が出なくなっています。
1時間、2時間、3時間と待っていますが、それほどひどい咳も出ませんし、呼吸も楽になって咳をしたいと言う違和感もなくなっています。
通常風邪の治療では高位中枢を抑制するH6F4せいけつ刺絡をするのですが、おそらく高位中枢の交感神経の興奮は収まっていて、低位中枢(脊髄神経)の興奮が残っている状態だったのだろうと推測できます。
風邪でも動診は重要ですね。
一つは普通風邪・通常感冒とも言われている心身の疲労、ストレスによって高位中枢の交感神経が異常興奮したものです。
もう一つは、流行性感冒と言われるウイルスなどの感染症による風邪です。
北海道の井穴刺絡一日実技講習会に参加された先生、マスクをされてすごい咳をされています。
二年前だったら外出もできないくらいの状態ですが、高熱も出ていない、いつもは喉がヒリヒリするのに今回の風邪は黄色い痰と咳が酷い。
普通の風邪と考えて交感神経の抑制をする治療です。
動診をすると首の斜め前の動きなどで違和感、胃経左F6が考えられます。
咳が酷いので呼吸器系の治療に胃経左右H1、それに高位中枢の交感神経を抑制する手の人差し指H6と足の小指F4です。
風邪は一週間前からで、今ある症状は交感神経異常興奮の風邪症状の二次的なものが残っていることが考えられます。
いつもは喉がヒリヒリするのが、咳が酷いし痰が出る→のどの違和感が咳を出しているようです。
胃経の左F6井穴刺絡をすると咳が止まりました。
5分、10分と止まっています…10分を過ぎる頃に少し咳が出たので呼吸器系の治療に左右H1井穴刺絡をすると、もう、ほとんど咳が出なくなっています。
1時間、2時間、3時間と待っていますが、それほどひどい咳も出ませんし、呼吸も楽になって咳をしたいと言う違和感もなくなっています。
通常風邪の治療では高位中枢を抑制するH6F4せいけつ刺絡をするのですが、おそらく高位中枢の交感神経の興奮は収まっていて、低位中枢(脊髄神経)の興奮が残っている状態だったのだろうと推測できます。
風邪でも動診は重要ですね。