井穴刺絡研究会　掲示板

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昨日の茶話会では、圧痛点の治療や帯状疱疹の治療についてでした。

　患者さんは痛みがあるので鍼灸治療院を訪れることは多く、そのためには痛みの治療、圧痛点を探して治療することも重要です。
　もちろん、痛みの原因がどこにあるか？内臓が原因であれば腹診など行って内臓を治療する井穴刺絡をします。
　圧痛点の取り方等、いろんなお話が出て、帯状疱疹や神経痛の話題になって…

　参加されていた、うぐい先生の最近の帯状疱疹の治療についてお話をされました。
　患者さんは医師で親戚にも医師が多い家系、いろいろ治療するが鎮痛しないのでとうとう診療を休むことに。
　相談を受けた私は、近くのうぐい先生を紹介させてもらいました。

　なんと、うぐい先生も以前その病院にかかったことがあり、自分の帯状疱疹を自分で治した経験をその先生に話されていたそうで「帯状疱疹は、鍼灸の治療で治せるんですよ」とご自分の体験を離されていたそうです。
　いやいや私の疑問がパッと解決しました。
　医師が鍼灸治療を受けるのはなかなかハードルが高い、「あんな非科学的な治療」と思っている医師もいるのではないかと思うのですが、なんであの先生が素直にうぐい先生の井穴刺絡を受けることになったのか？

　自分の帯状疱疹を自分で治したという話以上に信憑性が高い話はありません。
　危ない薬を飲むことも無く、指先に鍼をして刺絡するだけですからリスクもありません。
　しかも自分が診たことがある患者が治療してくれる鍼灸師です。
　すべての治療が自分の体験だけで判断できることはありませんが、やはり、体験は重要です。
　私が知っている優秀な治療家は、ほぼすべて病人でした。
　
　先日来院された鍼灸学校の生徒さん、近年経験したことが無い強い腰痛だったのが、帰りには良くなっていた！？
　良い経験をされたのです、帰り道では「思い出して鳥肌が立った」と
　誰がやっても同じ答えが出せる、再現性の高い井穴刺絡だからこその治療効果ですね。

午後８時からです、下記より御入室ください。

Zoom茶話会は、6/1(日)20時からです。

鍼灸師さん、鍼灸学校学生さんが対象です。
初めての方も大歓迎です。

治療のお話をしましょう😊
テーマは、「治療が楽しくなる運動器疾患」です。
下記URL、一番下のzoomミーティングボタンからご入室下さい。
https://www.seiketsushiraku.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88

昨年、重労働後に左肩の痛みが出た患者さん８０歳代男性、整形外科に３カ月かよって治らずリウマチの診断を受け薬を飲んでいます。

　治療は昨日で３回目、初回に左肩の痛みは８０％改善、二回目は少し硬さが戻ったための可動域制限、制限を超えて動かす痛みが出てましたが治療で改善しています。
　患者さんは医者から言われた「リウマチかもしれない」がずーっと心に引っかかっています。

　昨日は、足の浮腫み（来院時は減っていた）と右手の人差し指と中指が硬くなって曲がらない、字が書けない症状の治療です。
　浮腫みはそれほどひどくなっていないですが、心臓や腎臓が弱った時に発症していると考えられます。
　深呼吸後、心臓の治療左右Ｈ３せいけつ刺絡で、胸に入る空気が腹部にまでたくさん入るようになっています。
　腹診では左が若干硬さがありますが、圧痛は感じない、腎臓の治療に左右Ｆ３せいけつ刺絡をしています。
　副交感神経を抑制して相反作用で交感神経の働きを強めるＨ５Ｆ５せいけつ刺絡をしましたが、それほどの変化はありません。
　来院時の浮腫みが減っていることを考えると、一時的な心臓や腎臓の弱りがあったのかもしれません。

　さて、患者さんは「リウマチかもしれない」と言われてから体調の悪い事があるたびにビクビクする生活をされています。
　右手の指の動きが悪いのもリウマチかもしれないと…奥さんはネットの検索が大好きで、御主人の症状を診て「リウマチじゃない」と言っているそうです。
　リウマチも改善させるＨ５Ｆ５せいけつ刺絡をやった後、右手の症状は改善しません→リウマチではない？

　右手の治療に（人差し指が動かない、曲がらない）人差し指Ｈ６せいけつ刺絡をしましたがそれほどの変化ありません。
　中指のＨ２せいけつ刺絡をすると曲がるようになりました。
　患者さんも「中指が悪かったのかな？」と筋肉系の問題であることをやや認識しました。
　中指の先端、十宣の刺絡をすると９０％改善、指先にも力が入り、「これなら字が書ける！」
　右手だけの指先の硬さ（左右ではない）を考えても使い過ぎの症状、肘と手首の圧痛点にパイオネックス0.6を貼って、左肘と手首の同位置に５番針のシーソー法・即刺即抜をするとほとんど問題なく右手を使えるようになりました。

　患者さんの症状が改善した後に、リウマチの症状の定義をお話して、奥さんのネット検索での症状を調べたのと患者さんの症状の違い、指摘されているのが正しいことをお話しました。
　奥さんは、患者さんが飲んでいる薬の事もネットで調べて危ないから止めるように言っているそうです。
　患者さんは、病院では「弱いのを出しているから」と、それなりに、まー安心して？？？飲んでいるそうですが、何に対して弱い薬なのか疑問です。
　鍼灸師は薬の指示はできないので、お話を聞いて「ふーん」と・・・

　患者さんは前回の治療後ぎんなん治療院の「水素イオン」を飲まれています。
　８０歳で農作業はとても体に負担がかかるので、治療とサプリで疲れを取って健康な生活を維持します。
　水素イオンが良かったので、奥さんが水素をネットで検索されて、自宅で水素を作って吸引しようと来院前に話になったのです。
　水素を電気で発生させるのはとても簡単な事で、中学校の理科の実験でやった電極からブクブクと泡が出てくるあれです。
　
　私もずいぶん水素を治療に利用してやってみましたが、吸引ではそれほど効果はありませんでした。
　１００万円の水素発生装置で２年間、いろんな患者さんに吸引してもらいましたが、これと言った効果を見ることはありませんでした。
　水素が話題になった２０年ほど前、水素は発生量が重要と言われていましたが、現在ではどこで発生するか！？の方が重要であることが私の臨床でもわかってきました。
　腸で吸収されて全身にめぐるのが最も効果的、だから微量にしか含まれない水素水でもある程度の効果があった、しかし、水素水では水素の含有量があまりにも少ない。
　水素水の含有量だと一日１０リッターくらい飲まなければ満足できない…これでは腎臓がパンクします。
　一日３リッター無理して飲んで腎臓が悪くなって緊急入院された患者さんもいます。

　さて、電気分解の水素発生装置、最大の問題点は電極板の劣化です。
　電極板が劣化すると水素の発生量が減り、電極板を交換しなければならなくなります。
　電極板は、毎日使っていると１年から２年で交換、私が使っていた１００万円の水素発生装置では２０万円くらいかかるのでした。
　３０万円前後の水素の器械では、電極板を交換できないものもあります。

　絶対買ってはいけないのが“１年使った中古の水素の器械”です。
　と、言ったら、患者さん「ネットで検索して中古を買おうかと」奥さんが話していたそうです。
　おー、危ない、危ない。
　「治療も良かったけど、この話の方が損をしなくて良かった」と大笑いして帰られました。
　まさか、患者さんが帰る前に、奥さん、ネットでポチットしてなければ良いが…

７０歳代、女性。足の指の痛み、足の裏の痛み、シビレ、足の甲にも痛みやシビレが出ることがあります。

　１０回くらい治療しますが、いろんなところの症状なので副交感神経を抑制するＨ５Ｆ５せいけつ刺絡で少し良くなっているのですが、決定打ではありません。　
　何かの症状を副交感神経が助長させている感じはあります。

　これらの症状は、歩き過ぎた後から出始めています。
　一時間くらい歩いたら「なんだかこれ以上歩けないような気がする」と、それから長く歩くのを止めています。
　会陰切開の話は以前にも効いて、百会の刺絡やうぐい棒でツンツンしてもらったのですが、それほどの効果はありませんでした。

　今日も会陰切開の話が出たので、今日は会陰切開の患部にパイオネックスゼロを貼ることにしました。
　患者さんに会陰切開後の痛みや違和感などありません。
　会陰部の気になる所にパイオネックスゼロを貼ってもらうと、足の痛みやシビレ感が変化しています。

　恥骨上（真ん中）にも激痛の圧痛点があるのでパイオネックス0.6を貼りましたが、少し変化したかな？程度です。
　会陰も恥骨も正中線上なので、百会を７回刺絡しましたが変化無し、あと７回刺絡しましたが変化ありません。

　ほんとに会陰のパイオネックスゼロが効いているのか、外してもらうことにしました。
　外すと、足の症状が少し出てきたので、まだ貼っていなければならないことがわかりましたので、もう一度パイオネックスゼロを会陰に貼ってしばらく歩いてもらいました。

　合計３０分間、会陰部にパイオネックスゼロを貼っていたので、外してもらうと「こっちの方が楽、足の症状も感じない」となりました。
　会陰切開が原因の可能性が高い、パイオネックスを貼って効果を得られたら外す＝パイオネックスの長時間の貼りっぱなしは良くない。
　明日から毎日会陰部にパイオネックスゼロを３０分から１時間貼ってもらうことにしました。

稲舛先生、こんばんは。
お返事ありがとうございます。
使ったことのないツボの名前が出てきましたので、位置を調べながらやってみたいと思います。
ありがとうございました。

> メリーさん、こんにちは。
>
> 　ちょっと前まで閃輝暗点の患者さんが治療に来られていました。
> 　何度か治療しているうちに、だんだん出なくなっています。
>
> 　治療は、左右Ｆ２Ｆ６Ｆ５Ｆ４、コメカミの刺絡、玉枕、目窓、百会など刺絡しました。
> 　

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