5月の井穴刺絡実技講習会で長くやってきた神奈川県地域労働文化会館での開催が最後となります。
今後は、東京での開催となります。
浅見鉄男先生の井穴刺絡研究会、最初に参加したのは蒲田でした。
それから浅見先生が近くでやりたいと希望され阪東橋の神奈川県地域労働文化会館で開催することになり、もう30年くらいやっていると思います。
若くて元気があった私は、朝一番の飛行機で行って初級の講座を10時30分からやって、午後5時まで司会と発表と実技、6時までアマデウスで懇親会やった後、電車に飛び乗って飛行機に乗る!日帰りでした。
高齢になった浅見先生、体調が悪くなって入院することもあったのですが、研究会の前になると奇跡的に回復して講義をされていました。
さすがに実技指導は難しくなってきた80歳を過ぎたころ、突然「稲舛君、今日から実技はあなたがやりなさい」
横でニコニコしながら私の実技指導を見ていらっしゃいましたが、私のやることに一度も修正をされることはありませんでした。
浅見先生の心の広さですね、間違ったこともあったと思うのですが、感謝しています。
さて、時代は流れるもの、浅見先生もお亡くなりになり、あの地域も再開発の話があちらこちらで起こっています。
浅見先生の医院(現在の浅見治療院)も立ち退きとなる予定、あの会場も使いにくくなってきます。
なのでこの際心機一転、都内の良さそうな所で講習会をやろうと考えています。
5月の講習会で神奈川県地域労働文化会館での開催は最後となります。
どうぞ、皆さんご参加ください。
今後は、東京での開催となります。
浅見鉄男先生の井穴刺絡研究会、最初に参加したのは蒲田でした。
それから浅見先生が近くでやりたいと希望され阪東橋の神奈川県地域労働文化会館で開催することになり、もう30年くらいやっていると思います。
若くて元気があった私は、朝一番の飛行機で行って初級の講座を10時30分からやって、午後5時まで司会と発表と実技、6時までアマデウスで懇親会やった後、電車に飛び乗って飛行機に乗る!日帰りでした。
高齢になった浅見先生、体調が悪くなって入院することもあったのですが、研究会の前になると奇跡的に回復して講義をされていました。
さすがに実技指導は難しくなってきた80歳を過ぎたころ、突然「稲舛君、今日から実技はあなたがやりなさい」
横でニコニコしながら私の実技指導を見ていらっしゃいましたが、私のやることに一度も修正をされることはありませんでした。
浅見先生の心の広さですね、間違ったこともあったと思うのですが、感謝しています。
さて、時代は流れるもの、浅見先生もお亡くなりになり、あの地域も再開発の話があちらこちらで起こっています。
浅見先生の医院(現在の浅見治療院)も立ち退きとなる予定、あの会場も使いにくくなってきます。
なのでこの際心機一転、都内の良さそうな所で講習会をやろうと考えています。
5月の講習会で神奈川県地域労働文化会館での開催は最後となります。
どうぞ、皆さんご参加ください。
何度も右足首ばかり捻挫する、40歳代の女性です。
足の裏がちゃんと地面を踏んでいない、不安定な感じがあります。
整形外科に行くと、足首の靭帯が伸びているようだと…手術かな?それは避けたい。
スポーツなどやっていないので、普通に日常生活ができればOK、なんですが段差もない床を歩いていても捻挫することもありました。
もちろん、ヒールのある靴はダメでスニーカーです。
スニーカーでも長く歩くと足首に内出血です。
動診では右側屈で腰に痛みが感じられます。
それ以外に強い痛みや可動域制限は無く、足首の捻挫部分にも圧痛無く、足の指や足の甲にも圧痛がありません。
右の腸骨に腸骨筋付着部の圧痛があります。
恥骨外側には左右共に圧痛がありますが、左右共にある痛みは関係がなさそうです。
腹診すると右季肋部に強い圧痛が②③にあります=肝臓
左上腹部②に圧痛があります=左腎臓
右下腹部にも中西瓜卵巣の圧痛らしきものがありましたが、それほど強いものではありませんでした。
右側屈での左腰痛を目安に腎臓F3、虫垂炎右F1F6やりましたが変化ありません。
肝臓の治療に右F2井穴刺絡をすると腰の痛みは半減しています。
腸骨筋の治療に右F5井穴刺絡をすると圧痛がやや軽くなって道新での腰痛も良くなっています。
腸骨内側の圧痛点2か所に円皮針を貼ると腰痛は解消しました。
立位で腰の動診をやっている間、肝臓の治療→腸骨筋の治療で右足が床をしっかり踏める感覚が出てきました。
足首の捻挫の元々の原因は、左右のバランスを崩しているの肝臓の炎症・圧痛であろうことがわかりました。
患者さんも「最近は飲んでいないけど、以前はけっこう飲んでました…」です。
最近がいつなのか?
以前っていつのことなのか?
けっこう飲んでいたとはどのくらいなんだろう?
さらに「最近は飲んでいない」は、どのくらい信憑性のあるお話しなんだろう?
肝臓はとても強い臓器なのですが、少し押さえたくらいで痛みを感じるほど傷めつけてしまっている!
捻挫が教えてくれたのでしょう…治療に来て良かったですね。
足の裏がちゃんと地面を踏んでいない、不安定な感じがあります。
整形外科に行くと、足首の靭帯が伸びているようだと…手術かな?それは避けたい。
スポーツなどやっていないので、普通に日常生活ができればOK、なんですが段差もない床を歩いていても捻挫することもありました。
もちろん、ヒールのある靴はダメでスニーカーです。
スニーカーでも長く歩くと足首に内出血です。
動診では右側屈で腰に痛みが感じられます。
それ以外に強い痛みや可動域制限は無く、足首の捻挫部分にも圧痛無く、足の指や足の甲にも圧痛がありません。
右の腸骨に腸骨筋付着部の圧痛があります。
恥骨外側には左右共に圧痛がありますが、左右共にある痛みは関係がなさそうです。
腹診すると右季肋部に強い圧痛が②③にあります=肝臓
左上腹部②に圧痛があります=左腎臓
右下腹部にも中西瓜卵巣の圧痛らしきものがありましたが、それほど強いものではありませんでした。
右側屈での左腰痛を目安に腎臓F3、虫垂炎右F1F6やりましたが変化ありません。
肝臓の治療に右F2井穴刺絡をすると腰の痛みは半減しています。
腸骨筋の治療に右F5井穴刺絡をすると圧痛がやや軽くなって道新での腰痛も良くなっています。
腸骨内側の圧痛点2か所に円皮針を貼ると腰痛は解消しました。
立位で腰の動診をやっている間、肝臓の治療→腸骨筋の治療で右足が床をしっかり踏める感覚が出てきました。
足首の捻挫の元々の原因は、左右のバランスを崩しているの肝臓の炎症・圧痛であろうことがわかりました。
患者さんも「最近は飲んでいないけど、以前はけっこう飲んでました…」です。
最近がいつなのか?
以前っていつのことなのか?
けっこう飲んでいたとはどのくらいなんだろう?
さらに「最近は飲んでいない」は、どのくらい信憑性のあるお話しなんだろう?
肝臓はとても強い臓器なのですが、少し押さえたくらいで痛みを感じるほど傷めつけてしまっている!
捻挫が教えてくれたのでしょう…治療に来て良かったですね。
40歳代、女性。トイレに行くと少しオシッコが出て、また、行きたくなるけどそんなに出ない、しみるような痛みがあります。
膀胱炎の症状です。
泌尿器系の交感神経の異常亢進の症状なので、左右F3F4H6せいけつ刺絡。
膀胱は正中線上にあるので、百会の刺絡と百会の2センチ前の頭部刺絡をしました。
治療直後に痛みは軽くなって、今朝は治っています。
膀胱炎の症状です。
泌尿器系の交感神経の異常亢進の症状なので、左右F3F4H6せいけつ刺絡。
膀胱は正中線上にあるので、百会の刺絡と百会の2センチ前の頭部刺絡をしました。
治療直後に痛みは軽くなって、今朝は治っています。
治療の最後に、肩コリの治療の仕上げに百会の頭部刺絡をしました。
患者さん「あいたたたたたっ、なんで今日は痛いの?」
次に、胆経上の肩コリの治療に側頭部の刺絡をしましたが、こちらは痛みがそれほど感じません。
「えー、悪いから痛いの、悪くないから痛いの?」
井穴の場合→痛く無い=血行が悪くて冷えている=交感神経の亢進=治療すべき点…だんだん良くなると痛みを感じるようになることがあります。
さて、頭の場合はどんなかな?同じような気もするけど、頭皮がブヨブヨで浮腫んでいると痛く無いような気もする。
患者さんの頭、痛みが無い胆経上の刺絡の方が効いています。
これも探究しなければ
患者さん「あいたたたたたっ、なんで今日は痛いの?」
次に、胆経上の肩コリの治療に側頭部の刺絡をしましたが、こちらは痛みがそれほど感じません。
「えー、悪いから痛いの、悪くないから痛いの?」
井穴の場合→痛く無い=血行が悪くて冷えている=交感神経の亢進=治療すべき点…だんだん良くなると痛みを感じるようになることがあります。
さて、頭の場合はどんなかな?同じような気もするけど、頭皮がブヨブヨで浮腫んでいると痛く無いような気もする。
患者さんの頭、痛みが無い胆経上の刺絡の方が効いています。
これも探究しなければ
今夜のライブセミナーは、最も治療の基本になる首肩の動診とそれから選定された井穴刺絡の治療法の解説です。
首や肩には、内臓疾患の影響の肩コリ、首コリ、可動域制限が出やすい。
中高年の首コリ肩コリがサッと治らないのも原因の一つに内臓の問題があるからだと思います。
それには運動器疾患(筋肉、腱、靭帯など)としての首肩コリや可動域制限の治療がある程度理解できて、それに比較するとなんだか違う条件・原因がありそうだ?と探究しなければなりません。
運動器疾患としての動診(伸展側、屈曲側)、患部や遠隔地の原因となることを探すことなどやって、単なる運動器疾患の肩首コリとの鑑別をすることになります。
まずは、運動器疾患としての動診、井穴刺絡をやってみること、それほど難しい事ではありませんので、ご視聴いただいて明日の治療にお役立て下さい。
首や肩には、内臓疾患の影響の肩コリ、首コリ、可動域制限が出やすい。
中高年の首コリ肩コリがサッと治らないのも原因の一つに内臓の問題があるからだと思います。
それには運動器疾患(筋肉、腱、靭帯など)としての首肩コリや可動域制限の治療がある程度理解できて、それに比較するとなんだか違う条件・原因がありそうだ?と探究しなければなりません。
運動器疾患としての動診(伸展側、屈曲側)、患部や遠隔地の原因となることを探すことなどやって、単なる運動器疾患の肩首コリとの鑑別をすることになります。
まずは、運動器疾患としての動診、井穴刺絡をやってみること、それほど難しい事ではありませんので、ご視聴いただいて明日の治療にお役立て下さい。
30歳代の女性。主訴は胃の不快感、片頭痛、眠たい
動診をしますがこれと言って可動域宣言も痛みもありません。
腹診では、左の上腹部に圧痛があります。
ミゾオチに胃の圧痛があります。
腰をトントン叩くと、左はお腹に響く鈍痛があります。
腎臓の治療から、足は冷たいのですが、左右F3の刺絡ではだんだん血が出るようになったので良くなっている…左上腹部の圧痛はほとんど解消、背中トントンも痛みが無くなりました。
眠たい、特に食後は1時間以上寝ることがあります…副交感神経が働くので正常ですが、やや敏感に働いて眠気も強いです。
胃の圧痛と不快感、こちらは交感神経の胃炎か?副交感神経の胃潰瘍か?
空腹時も不快だし、食べ終わると胃が重たい感じがあります、さて、どっちだろう?
左手H5せいけつ刺絡をすると胃の圧痛は解消しました。
左F1井穴刺絡をしてもそれほどの変化・改善はありません。
右H5と左右F5井穴刺絡をやって終了しました。
が、もう一度背中トントンしてもらうと、少し左の腎臓の症状が出ています。
調整する意味で左F3せいけつ刺絡を30回やって終わりました。
遠くからの来院でしたので、F3とH5F5を様子を見ながらせんねん灸をやってもらうようにしました。
動診をしますがこれと言って可動域宣言も痛みもありません。
腹診では、左の上腹部に圧痛があります。
ミゾオチに胃の圧痛があります。
腰をトントン叩くと、左はお腹に響く鈍痛があります。
腎臓の治療から、足は冷たいのですが、左右F3の刺絡ではだんだん血が出るようになったので良くなっている…左上腹部の圧痛はほとんど解消、背中トントンも痛みが無くなりました。
眠たい、特に食後は1時間以上寝ることがあります…副交感神経が働くので正常ですが、やや敏感に働いて眠気も強いです。
胃の圧痛と不快感、こちらは交感神経の胃炎か?副交感神経の胃潰瘍か?
空腹時も不快だし、食べ終わると胃が重たい感じがあります、さて、どっちだろう?
左手H5せいけつ刺絡をすると胃の圧痛は解消しました。
左F1井穴刺絡をしてもそれほどの変化・改善はありません。
右H5と左右F5井穴刺絡をやって終了しました。
が、もう一度背中トントンしてもらうと、少し左の腎臓の症状が出ています。
調整する意味で左F3せいけつ刺絡を30回やって終わりました。
遠くからの来院でしたので、F3とH5F5を様子を見ながらせんねん灸をやってもらうようにしました。