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繰り返す風邪

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月20日(月) 10時18分42秒
おはようございます、稲舛先生。
立て続けの質問で大変恐縮なのですが、最近、私がした質問がいくつか絡むことで、どのように考えたらよいのか、アドバイスをいただきたいです。

この掲示板でも経過を報告させていただいた「咳と痰と声枯れ」の40代女性の患者さんです。

2 週間前に咳と痰と声枯れで来院され、黄色い痰から風邪と判断し、H1H6F4の治療で、1週間前にいらした時には、全て良くなりましたと言っていました。 でもコロナ感染以降、咳が出やすいとおっしゃっていたので、咳は出てなかったのですが、呼吸器の感受性を下げるためにH1の治療をしました。

今 週治療にいらした時に、2日前からまた咳と黄色い痰とかすかに声がかれているとのこと。黄色い痰からまた風邪と判断して、H1H6F4と百会刺絡の治療を しました。ちなみに、前回H1に夜寝る間アルミ玉を貼ることを指導していたのですが、貼ってないとおっしゃっていました。アルミ玉の効果は実感していただ いているので、今は咳は出るけど辛さが切羽詰まってないのかなと感じました。

・コロナ感染で弱くなった呼吸器の感受性を下げるには時間が必要で、このように上気道感染の風邪を繰り返すのは、ある程度は仕方のないことなのでしょうか?

・また前回いらした時に、症状は無く、呼吸器のためにH1しかしなかったのですが、H6F4をやっておいた方が良かったでしょうか?(稲舛先生から解説を受けたのに、早速、判断に迷っています(汗))

動画で稲舛先生が、風邪を引くというのは、風邪を引くような体の状況があるということだから、休みなさいという体のサインだというようなことをおっしゃっていたような記憶があります。

こ んなに頻回に風邪を引くのは、なにか生活で体に負荷がかかっている可能性はありますでしょうか?この方の場合は、発熱まではしていないので、全身的は体の 疲れというよりは、コロナ後遺症的な呼吸器に限局された弱さなのかと思っているのですが、ただ、本人は、もともと体が弱くて子育てでみんなより疲れている と思うとおっしゃいます。

ちなみにこの方は、いつも腹診で圧痛は無く、深呼吸も下腹部まで入っています。初めてこの方に井穴刺絡で治療を した時は、肩こりがいつもつらいとおっしゃっていたので、動診をして確認したら、動診している間に肩こりは無くなり、運動不足の肩こりとの説明をし、家で 首肩を動かすようになってからは、肩こりを訴えなくなりました。

ご教示いただけますと幸いです。

沖縄で講習会 26日

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月20日(月) 09時59分30秒
世界中に普及させるためには、いろんな方法があると思います。

意外に、費用が掛かった方が広がる可能性があることも事実です
組織を作って会費を取って、上下関係を作った方が良い場合もあるでしょう。
派閥を作って競わせた方が、争いは起こるかもしれませんが、広がるかもしれませんね。

でも、浅見鉄男先生は違いました。
そのようなことを好まない方で、私もそれに同意見です。

「そんなに良いものだったら見せてみろ、食べさせてみろ」
と言われれば、浅見先生は「口を開けてごらん、美味しいから」と、食わず嫌いな人にも食べさせてあげるような人でした。

私もそうします。

もっと良い方法があれば、ドンドンやってください。

私が持っているものは、写真でも、動画でも、資料でも、何でもご利用いただいてけっこうですので。
26日の日曜日は、沖縄へ行って講習会、私が知っていること、浅見先生から習ったこと、すべてを御披露してきます。

浅見先生の「物事は核心から伝えなければならない、枝葉は後で良いから、それに実技指導をしなければならない、明日の治療に使えるようにね」

交感神経抑制の手の治療でH6を使うのは?

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月20日(月) 09時08分15秒
おはようございます、稲舛先生。
ご返答いただき、ありがとうございます。

術者の効率的なところと、自律神経が敏感な人には足のF4で交感神経を抑制した方が安全ということを、考えながらどの井穴を使うか考えるということですね。

私は、高位中枢の交感神経を抑制する意味を、今回、稲舛先生に説明していただくまで、よく理解していなかったので、高位中枢の交感神経を抑制しようという目的でH6F4を使ったことが、ほとんどありませんでした。

これからは高位中枢の交感神経の抑制もすることがあると思いますが、稲舛先生がやりすぎの脳貧血の話をよくされるので、H6F4を使う時は、”5滴で確認”を念頭に置いておこうと思います。

ありがとうございました。

沖縄

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月20日(月) 07時58分37秒

交感神経抑制の手の治療でH6を使うのは?

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月19日(日) 17時14分32秒
gakuさん、こんにちは。

例えば左F1F6F4や左H3H2H6というように、低位中枢の交感神経の抑制に、高位中枢の交感神経の抑制を加える時は、足の低位中枢をやったら足のF4、手の低位中枢をやったら手のH6というように近いところの高位中枢の抑制を使うのが基本でしょうか?

 治療の組み立てには幾通りかあると思うのですが…

 治療の効率を考えると、H3H2と心臓の治療をやって高位中枢の交感神経抑制をする場合、やはり、H6井穴刺絡の方が、わざわざ足に行かなくても良いので、効率が良いのではないかと思います。
 ただ、自律神経が敏感な方は、交感神経を抑制するに効き目が強めのH6より、優しく効くF4の方が良いかもしれません。

 でも、H6井穴刺絡を5滴出血させる毎に患者さんに「変化はないですか?」と聞けば、治療の刺激量をちょど良いところで止めることができます。
 意外に5滴くらいでパッと良くなっていることはあります。
 敏感かな?と思われる患者さんに、それを聞かずにやっていると、やりすぎの相反作用が出てしまって脳貧血!となることがあります。

原因が、高位中枢と考えられる場合

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月19日(日) 09時04分10秒

おはようございます、稲舛先生。

私の中ではモヤッとした疑問がある時、自分自身 の中で疑問が整理されていないことが多く、質問を何度も書き直しながら、自分の頭を整理していくと、疑問の核心が見えてきます。でも複数の疑問が折り重 なっているときがあり、一度で全部を質問してしまうと疑問の本質がぼやけるかなとか考えながら、質問させていただいています。

稲舛先生の説明は、「経絡上に点在する痛みを取ってくる」井穴刺絡のように感じました。1つの質問から、私が悩んでいたいくつかの疑問への回答にもなっています!ありがとうございます。


>時々ある高位中枢が原因の痛みや動きの問題、ありますよね。ただ、探究していくと原因が心身のストレスによる高位中枢の興奮ではないか?他の症状や治療は、枝葉をやっているのではないか?と、考えることはあります。

私は、高位中枢が原因の痛みや動きは無いのではないかと思っていたので、今回も質問して良かったです。高位中枢が原因の痛みや動きがあったら、風邪の治療と同じことになるし、何でもかんでもストレスが原因というのはどうなんだろうとも思ったのです。

で も考えていく過程を丁寧に説明していただいて、高位中枢の交感神経が原因の痛みなら、低位中枢で感受性の高いところの交感神経を抑制しながら、高位中枢の 交感神経を抑制するという、風邪の治療と同じ考え方でいいんだというように納得しました。また、低位中枢の交感神経の抑制の時に、F4やH6を追加してい ることも、考え方としてちゃんと理解できた気がします。

>H6F4やH5F5が原因じゃないだろうか?と、鑑別診断することになります。初診の治療で得られた効果を考えて、動診、腹診をやってから高位中枢の井穴刺絡をやって、“どの症状が改善するか?”を見分けることになります。

副交感神経の異常興奮で痛みが出ることは理解していたのですが、低位中枢の交感神経性の痛みや動きとも絡んでくることを、意識できていなかったので、再度、頭を整理してみようと思います。理解が深まりそうな気がします。


> 肩とか首とか”で考えると、H6F4やH5F5井穴刺絡で、体性神経=経絡上の痛みの治療とならないか、治療効果がかぶってしまわないか?です。うまく経 絡上の痛みや動きと高位中枢抑制の井穴が違ってくれればできると思います。なので、その日の治療の一か所目、とても考えなければならないと思っています。

こ れは何度も稲舛先生に言われていることですが、この1か所目を見極めるためには、考えなければなりません。核心から教えていただいているので、すぐに井穴 刺絡はできるようになりますが、同じことをやっていても、その井穴刺絡の裏には知識と経験に裏打ちされた奥深い考えがあるのだと感じます。その考え方を惜 しみなく、わかりやすく教えていただけて、感謝です。

またまた質問なのですが、いくつかの症例を拝見していると、例えば左F1F6F4や 左H3H2H6というように、低位中枢の交感神経の抑制に、高位中枢の交感神経の抑制を加える時は、足の低位中枢をやったら足のF4、手の低位中枢をやっ たら手のH6というように近いところの高位中枢の抑制を使うのが基本でしょうか?

もちろんしっかり高位中枢を抑制したい時にはH6F4と全部つかうこともあると思いますが。以前、自律神経過敏の相反作用の時には、足を使うことにすごく意味があったので、質問させていただきました。

ちなみにこの疑問の発端は、便秘で交感神経抑制の治療目的で左F6F1をやって、最後に高位中枢の交感神経も抑制しておこうと左F4の刺絡をやろうとしたら、両方のF4のところにタコができてて刺絡できず、左H6の刺絡をした患者さんがいました。

よろしくお願いいたします。

原因が、高位中枢と考えられる場合

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月18日(土) 09時59分17秒
gakuさん、おはようございます。

 時々ある高位中枢が原因の痛みや動きの問題、ありますよね。
 初診では、動診や腹診をやった結果に基づく治療をして、患者さんも、やってるこっちもそれなりに満足です。

 と、患者さんは鍼灸師を信頼して、治療が終わること「実は、こんなことが」と話しはじめられ、その心身のストレスが高位中枢を異常興奮させているな!?となることは度々あります。

 浅見先生は、それを見越してか?
 胃の治療をするとき左F1F6F4と高位中枢を抑制するF4井穴刺絡をするように書かれています。
 肝臓でも、腎臓でも、高位中枢の抑制もやった方が良いんだと。
 これは、いろんな意味があるのかもしれませんが、うまく問診ができなかった場合でも、F4やっていれば高位中枢も抑制されて良い結果が得られるからね、と、浅見先生の優しさかもしれません。

 ただ、探究していくと原因が心身のストレスによる高位中枢の興奮ではないか?
 他の症状や治療は、枝葉をやっているのではないか?と、考えることはあります。
 いやいや、枝葉の治療はとても大切で、枝葉を抑制しておかないと、最後に、高位中枢の抑制をやってもパッと効いた感じがありませんよね。

 でも、ここはH6F4やH5F5が原因じゃないだろうか?と、鑑別診断することになります。
 初診の治療で得られた効果を考えて、動診、腹診をやってから高位中枢の井穴刺絡をやって、“どの症状が改善するか?”を見分けることになります。
 ここで問題となるのが…
 “肩とか首とか”で考えると、H6F4やH5F5井穴刺絡で、体性神経=経絡上の痛みの治療とならないか、治療効果がかぶってしまわないか?です。

 肩コリでH6大腸経=振り向きの肩コリ、F4膀胱経=前後や斜め下向きでの肩コリとかぶらなければ良いですよね。
 側屈の肩コリで胆経三焦経F5H5やらなければならない時、ちょっと悩みますよね。

 腰痛でF5胆経上の痛みだとやりにくいですが、この場合H5で改善するかを診ることはできます。
 F4をやらずにH6で腰痛が改善するかと、うまくやれることもあります。

 こんな感じでうまく経絡上の痛みや動きと高位中枢抑制の井穴が違ってくれればできると思います。
 なので、その日の治療の一か所目、とても考えなければならないと思っています。

高位中枢の交感神経と首の痛み

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月18日(土) 06時55分08秒
おはようございます、稲舛先生。
また質問させてください。

心身のストレスが、高位中枢の交感神経と副交感神経のどちらを異常興奮させるかはその時々のその人の状態によるから、その都度、状態を考える必要があると理解しています。

ストレスで高位中枢の交感神経が異常興奮した場合、感受性の高い臓器、例えば胃が影響を受けると胃炎になったりしますが、内臓器ではなく、運動器(と言っていいのかわかりませんが、首とか腰とか筋肉とか)の弱いところが痛むということもあり得ますでしょうか?

つまり、言い換えますと、

高位中枢の交感神経の異常興奮が、体制神経的な治療でないと取れないような首や腰などの痛みの原因となりますでしょうか?

それとも、体制神経的な治療でないと取れないような運動器の痛みは、靴の影響や動作の影響など物理的な影響、物理的な原因が必ずあるものでしょうか?


ちなみにこの疑問の発端を書かせていただきます。

先日いらした患者さん、2ヶ月ほど前から左の首から肩にかけて(左肩上部より少し後ろ、ちょうど天髎から肩中兪にかけてくらい)に何か乗ってるような重いような痛みがあります。

首 の動診、腹診して治療しました。腹空鏡で子宮筋腫除去の手術をされているので、手術痕と癒着と思われるところ圧痛3か所に置き針、腹診では膵臓部のみに圧 痛があり、左F6F1に井穴刺絡。それぞれの治療ごとに動診で痛みを確認して、ここまでの治療で左首肩の痛みはだいぶん楽になりました。あと体制神経的に 残っていると思われるメインの痛みに左H5の刺絡をしました。9割くらいは痛みが取れたので、終了としました。

ちなみにこの方の肩の痛みは朝はましで、日中にだんだん辛くなるとのことだったので、副交感神経の異常興奮ではないと判断しました。ただ治療の最後の方に色々話を聞いていると、副交感神経の異常興奮の症状があることもわかりました。

この左肩の痛みの思い当たる原因を聞いた時、2ヶ月くらい前から実家の片づけを手伝っているが、そこで会うもともと折り合いの悪い親戚から強い精神的なストレスを受けているから、そのせいだと思うと言われたのです。

た だ、この方の場合、手術痕・癒着と膵臓の処置で痛みがかなり軽減しているので、この方の言うストレスが直接、首の痛みに関係しているだろうか?と疑問に思 いました。この方だけでなく、どこか痛いときに精神的ストレスのせいだと思うという人が、案外いるのですが、これまではこんなにちゃんと鑑別診断しながら 治療できてなかったので、改めて疑問に思いました。

うまく質問できているかいまいち不安ですが、よろしくお願いいたします。

靴が足を悪くする が 靴が教えてくれることも

投稿者: gaku
投稿日: 2023年11月18日(土) 06時33分53秒
おはようございます、稲舛先生。
お返事をありがとうございます。


>お役に立ちましたでしょうか?

自 分で質問しておきながら、なんですが、何倍にもなって丁寧に解説していただいているので、その情報量にアップアップと溺れそうになりながらも必死にしがみ つき、広く深く学ばせていただいています。東洋医学的な勉強を中心にしてきたので、特に、動きや運動器的な痛みや見極めは勉強不足なので、どんなお話も すっごく勉強になります。

私は裸足が好きなので、家に帰ると、冬でもすぐに裸足になっていますが、足の健康には良かったんだなと思いまし た。ただ、歳をとったせいか(汗)、真冬は家の中でも裸足だと足が冷えて辛くなってきたので、最近では、足の土踏まずあたりで靴下を切って、指先は裸足 で、かかとや足首は靴下を履いてる状態にすることがあります。これだと指の解放感はそのままで、かかとや足首が温かいだけでも足の冷え感が違います。

>たくさんと言っても、膝や腰に問題がある患者さんの靴を何足か見ればすぐにわかります。

早速自分の靴底を見ました。かかとの外側がすり減ってましたが両足とも同じくらいで、問題ないかなと思いました。患者さんの靴底を観察してみようと思います。


> この子は、内転筋を傷めているので、外に開きたくない、そのような歩き方をするので、カカトが全面すれています。パトリックテストでは開脚で内股に痛みが ある、さらに、座位でゆっくりと膝を持ち上げると真っ直ぐ上げられずに、若干外に開くように上げる。内股に痛みがあると外に開きたくない歩き方、走り方、 内転筋群に痛みがある?です。座位で膝を上げる→ゆっくりと歩き始めが辛い…膝を持ち上げる筋肉、大腿四頭筋や大腰筋に痛みがある?こんなことではないか と思います。

少し考え方がわかってきました。
人は辛い動きがあると、日常の動作でその動きを回避するように動いているということですね。その辛い動作が何かは、動診をやればわかるということなのですね。

自分で勝手に考えて分かったつもりにならずに、質問して良かったです。
このような一つ一つの動作を考えて、問題を見つけていけばいいのだと思うと、パッと一連の動作からすぐには問題を見つけられなくても、まずは一つずつ考えていくということなら、できそうな気がしてきました。

●子どもの治療、針を刺したり、刺絡をすることはまずありません。
 身体のメンテナンス法、ストレッチ、やって無い所のトレーニング法をいくつか教えて、いっしょにやって、どうしてもの一か所だけにパイオネックスゼロです。

なるほど、子供は成長途中、変化の途中だから、その成長を少しサポートしてあげるような感じかなと思いました。

詳細に解説いただき、ありがとうございます。

靴が足を悪くする が 靴が教えてくれることも

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年11月17日(金) 17時20分27秒
gakuさん、お疲れ様です。

 30年ほど前から20年間くらい、靴屋さんをやっていました。
 靴は、ドイツ製のコンフォートシューズですが、足に良い靴が無いことがわかって10年くらいに止めました。
 あまりに靴で足を悪くしている人が多いので、靴の研究→靴屋さんとなったのですが、たどり着いたのが裸足、裸足に近い靴です。
 裸足に近い靴は、指先を締め付けない、靴底が薄い、カカトが無い物でどうやったって裸足に近い良い靴はありません。
 五本指の靴や足袋のようになった靴なんてありますが、五十歩百歩です。

 だったら、安い物でそれなり、それなりのものがあります。
 小学校の上履きのようなもので、あれが甲を押さえるのがゴムじゃなくて紐になっていればいいなと思います。
 なるべく裸足で歩くように、アーチサポートの着いたインソールは入れない、なんて、アドバイスします。

■靴の底のどこがすり減っているかで、体のどこに問題がありそうかというのも推測できるんだなと思いました。

●靴底の減り方をたくさん観察してください。
 たくさんと言っても、膝や腰に問題がある患者さんの靴を何足か見ればすぐにわかります。
 足は若干外に開いた状態なので、そのように靴もすれます。
 この子は、内転筋を傷めているので、外に開きたくない、そのような歩き方をするので、カカトが全面すれています。
 極端に外側がすれているのも問題ですが。
 
 パトリックテストでは開脚で内股に痛みがある、さらに、座位でゆっくりと膝を持ち上げると真っ直ぐ上げられずに、若干外に開くように上げる。
 内股に痛みがあると外に開きたくない歩き方、走り方、内転筋群に痛みがある?です。
 座位で膝を上げる→ゆっくりと歩き始めが辛い…膝を持ち上げる筋肉、大腿四頭筋や大腰筋に痛みがある?
 こんなことではないかと思います。

 さらに、大人の人の靴でカカトに縫い目がある靴では、縫い目がカカトに対して歪んでいることもあります。
 外側全体が減っていることも、これは、足首の外側の靭帯が伸びている?
 ジョギングしている人にも、後ろから見ると足首が折れているランナーが結構います。
 ジョギングシューズが悪いのですが、カカトがそのようにすれているのに買い替えずに履きつづけていると、その足首の問題を助長させてしまう結果になります。

 裸足で走れば、このような問題は起こることは無く、足腰膝や股関節の筋肉の調整もします。
 ただし、靴下を一枚履いても、この機能は失われます。
 そして、悪い足、膝、腰の方に負担をかけないあるき方、走り方をする=良い足・健側の足に荷重をかけて、負担をかける歩き方・走り方をします。
 そんな時には、そんな風に歩きますよね…片足引きずるように(ビッコを引くは、使ってはいけなかったかな?)
 この歩き方は、シーソー法です→健側に強い刺激

●子どもの治療、針を刺したり、刺絡をすることはまずありません。
 身体のメンテナンス法、ストレッチ、やって無い所のトレーニング法をいくつか教えて、いっしょにやって、どうしてもの一か所だけにパイオネックスゼロです。

 例えば、これから冬、鼻水が止まらず寝られない子どもっていますよね。
 H5F5井穴刺絡をやっても良いんですが、私は治療室で、その子と一緒にに10分間走って交感神経を健康的に働かせることをしています。

 お役に立ちましたでしょうか?

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