おはようございます、稲舛先生。
また教えて下さい。
何度かアドバイスをいただいている喘息の基礎疾患のある患者さんの、眼精疲労の治療を続けています。眼精疲労が首の痛みと関連しているので、目の周りにパイオネックスを貼って、目窓、玉枕、こめかみを刺絡しているのですが、血の出方が少し悪いように思うのです。
稲舛先生は、頭は血が出やすいとおっしゃっているので、私のやり方、針の刺し方が悪いのだと思っていたのですが、他の患者さんの頭部刺絡をしたらちゃんと出血をしました。
井穴の刺絡のように、頭の血が少し出にくいということもありますでしょうか?
ちなみにこの患者さんには、以前、百会や風池、天柱などにお灸をしたこともあるのですが、お灸をとても感じにくい方で、艾の直接灸もしたのですが、あまりに熱さを感じないから、線香をかざして熱感を入れていました。
線香を近づけているのに熱さをあまり感じず、熱いとおっしゃったところで私の指で熱感を押さえ込むと、私の指が熱いくらいでした。ちなみにこの患者さんは髪の毛の量は多いです。
ご教示いただけますと幸いです。
また教えて下さい。
何度かアドバイスをいただいている喘息の基礎疾患のある患者さんの、眼精疲労の治療を続けています。眼精疲労が首の痛みと関連しているので、目の周りにパイオネックスを貼って、目窓、玉枕、こめかみを刺絡しているのですが、血の出方が少し悪いように思うのです。
稲舛先生は、頭は血が出やすいとおっしゃっているので、私のやり方、針の刺し方が悪いのだと思っていたのですが、他の患者さんの頭部刺絡をしたらちゃんと出血をしました。
井穴の刺絡のように、頭の血が少し出にくいということもありますでしょうか?
ちなみにこの患者さんには、以前、百会や風池、天柱などにお灸をしたこともあるのですが、お灸をとても感じにくい方で、艾の直接灸もしたのですが、あまりに熱さを感じないから、線香をかざして熱感を入れていました。
線香を近づけているのに熱さをあまり感じず、熱いとおっしゃったところで私の指で熱感を押さえ込むと、私の指が熱いくらいでした。ちなみにこの患者さんは髪の毛の量は多いです。
ご教示いただけますと幸いです。
おはようございます、稲舛先生。
お返事を下さり、ありがとうございます。
症状が出るまでの動きをしてもらうというのが大事なんだなと、今回の講習会の動画を見ていても思いました。
手を挙げると肩が痛いでも、どのように挙げると痛いのか、実際やってもらって、その痛みを再現するからわかることもたくさんあると感じました。
手を挙げるという動作一つでも、微妙な腕の角度などでも痛みが出たり出なかったりで、それによってどの部位の問題か、どの経絡の問題かが違ってくるなど、今回の講習会の動画からも学ばせていただきました。
ありがとうございました。
お返事を下さり、ありがとうございます。
症状が出るまでの動きをしてもらうというのが大事なんだなと、今回の講習会の動画を見ていても思いました。
手を挙げると肩が痛いでも、どのように挙げると痛いのか、実際やってもらって、その痛みを再現するからわかることもたくさんあると感じました。
手を挙げるという動作一つでも、微妙な腕の角度などでも痛みが出たり出なかったりで、それによってどの部位の問題か、どの経絡の問題かが違ってくるなど、今回の講習会の動画からも学ばせていただきました。
ありがとうございました。
井穴刺絡実技強化講習会での治療です。
痛みを調べ、歩きで確認。
立位、座位での動診をやりました。
歩行で痛みが出ているので、立位での動診で片足立ちをやってみました。
右足で立つとヨロヨロしすま。
腹診をしてみると臍よりちょっとだけ下、右下腹部に圧痛があります。
三陰交の圧痛点を正確に取ってパイオネックスゼロを貼りました。
婦人科=右卵巣の圧痛が解消しています。
右の片足立ちでのふらつきが解消しています。
婦人科が原因の一つだとわかったので右足のF2付近の圧痛点から刺絡をします。
お腹の痛みも取れ、片足立ちも更よくなっています。
見ている人が「姿勢が良くなった」
しかし、姿勢は良くなったのですが、右膝の痛みがわかるようになっています。
膝の外側=胆経上の圧痛を探します。
足から足首には圧痛点は無く、胆経上=大腿の膝の上に激痛の圧痛点があります。
テニスボールで圧迫します。
数分テニスボールで圧迫すると、歩いての膝の痛みは軽くなっています。
痛みを調べ、歩きで確認。
立位、座位での動診をやりました。
歩行で痛みが出ているので、立位での動診で片足立ちをやってみました。
右足で立つとヨロヨロしすま。
腹診をしてみると臍よりちょっとだけ下、右下腹部に圧痛があります。
三陰交の圧痛点を正確に取ってパイオネックスゼロを貼りました。
婦人科=右卵巣の圧痛が解消しています。
右の片足立ちでのふらつきが解消しています。
婦人科が原因の一つだとわかったので右足のF2付近の圧痛点から刺絡をします。
お腹の痛みも取れ、片足立ちも更よくなっています。
見ている人が「姿勢が良くなった」
しかし、姿勢は良くなったのですが、右膝の痛みがわかるようになっています。
膝の外側=胆経上の圧痛を探します。
足から足首には圧痛点は無く、胆経上=大腿の膝の上に激痛の圧痛点があります。
テニスボールで圧迫します。
数分テニスボールで圧迫すると、歩いての膝の痛みは軽くなっています。
gakuさん、こんにちは。
来院時に症状が無い患者さん、いますね。
最も困るのが、鎮痛剤を飲んだら痛みがわからなくなってしまった患者さんです。
鎮痛剤が切れたら、また、痛みだすので…痛みが出たら来てくださいと、その時は他に症状があれば治療しますが、近くの患者さんだったら、一度帰ってもらいます。
また、夜になったら発症する患者さんなどでは、夜にならないとわからないですよね。
あの患者さんは、食事をすると症状が出てくるので、昼食を取ってもらっての変化を診ました。
他には、階段を歩くは良くやりますが、バス停から10分歩くと発症する患者さんは、やっぱり歩いてもらいます。
帰ってくる間は、他の仕事をやっているか、次の患者さんを早めにやり始めることも
来院時に症状が無い患者さん、いますね。
最も困るのが、鎮痛剤を飲んだら痛みがわからなくなってしまった患者さんです。
鎮痛剤が切れたら、また、痛みだすので…痛みが出たら来てくださいと、その時は他に症状があれば治療しますが、近くの患者さんだったら、一度帰ってもらいます。
また、夜になったら発症する患者さんなどでは、夜にならないとわからないですよね。
あの患者さんは、食事をすると症状が出てくるので、昼食を取ってもらっての変化を診ました。
他には、階段を歩くは良くやりますが、バス停から10分歩くと発症する患者さんは、やっぱり歩いてもらいます。
帰ってくる間は、他の仕事をやっているか、次の患者さんを早めにやり始めることも
おはようございます、稲舛先生。
講習会、お疲れ様でした。仕事から帰って、最後の30分くらいだけライブで配信を拝見しましたが、その30分だけでもとても勉強になることがいっぱいでした。
参加されている先生方も臨床での質問をされるし、稲舛先生も臨床的なお返事をされているので、すごく勉強になります。昨日の講習会を最初から見て、また学ばせていただきます。
先 日、稲舛先生が投稿された症例「食欲不振 のどのつまり げっぷ」を読んで、よく稲舛先生が「出ていないお化けは退治できない」とおっしゃっているのです が、食事中ののどのつまりや食欲減退の再現のために、お弁当を買いに行ってもらってまでして、症状を再現するのだなと驚きました。
ここで学ばせていただいて、治療にいらしたときには症状が無い患者さんがいらっしゃるのですが、その時にどうやってその症状を再現したらいいのか悩むことがあります。よく話を聞いて、症状を再現することが、治療前後の確認のためには大事なんだと感じました。
とりとめのない感想ですみません。
講習会、お疲れ様でした。仕事から帰って、最後の30分くらいだけライブで配信を拝見しましたが、その30分だけでもとても勉強になることがいっぱいでした。
参加されている先生方も臨床での質問をされるし、稲舛先生も臨床的なお返事をされているので、すごく勉強になります。昨日の講習会を最初から見て、また学ばせていただきます。
先 日、稲舛先生が投稿された症例「食欲不振 のどのつまり げっぷ」を読んで、よく稲舛先生が「出ていないお化けは退治できない」とおっしゃっているのです が、食事中ののどのつまりや食欲減退の再現のために、お弁当を買いに行ってもらってまでして、症状を再現するのだなと驚きました。
ここで学ばせていただいて、治療にいらしたときには症状が無い患者さんがいらっしゃるのですが、その時にどうやってその症状を再現したらいいのか悩むことがあります。よく話を聞いて、症状を再現することが、治療前後の確認のためには大事なんだと感じました。
とりとめのない感想ですみません。
おはようございます、稲舛先生。
丁寧に、相反作用の治療の進め方を説明していただき、ありがとうございます。とても分かりやすくて、これからの治療に安心して臨めそうです。
> なんだか、随分、頭の中が井穴刺絡になってしまいましたね。こうやって掲示板に質問いただけると、とても助かります。最も重要なことは、最初に気づくこと が多く、それをこのように文字にしていただけると、これを見ている皆さんにもとってもためになると思います。私も勉強にもなりますし、間違っていたら訂正 を入れていただけると助かります。
自律神経、井穴、刺絡、、、がずっと頭の中でグルグルと回っています(笑)
どっぷりとやってみないと分からないこともあるので、どんどん井穴刺絡やってみてます。再現性があるから、あとから検証もしやすいし、何よりこうやって質問できる場があることがとても貴重で、有難いです。
> 相反作用を起こす患者さん、や、自律神経が敏感に反応する患者さんの対処法ですが、敏感なので強い刺激を与えることはよろしくない→優しい刺激で調整し なければならないと思います。手と足の刺激での反応は、手が6で足が4の効果と考えられます。高位中枢の治療でH6F4とH5F5では、F4やF5の方が 優しい刺激なのです。
この質問をした後も、自分なりに考えていて、おなかの症状の相反作用の治療だったから手ではなく足だったのかなとかも考えたりしていたのですが、敏感な人への優しい刺激という考えからの足のF4の選択だったのですね。
これまでの私の知っている治療やしてきた治療では、優しい刺激は細い針を使うとか深く刺さないとかぐらいしか思いつかず、また効果が出るように”十分な刺激をしっかりやる”というように考えてきていたので、井穴刺絡の考え方は新鮮で新しい視点を持てます。
> さらに、出血の回数、5回カウントしたところで患者さんに「どんなですか?」と、体調の変化をたずねます。変化無ければ、また、5回カウントしてたずね、 「あっ、ちょっと良いみたい」というところで止めます。だいたい症状の変化50%くらいで良いと思います。後は、様子を見て大丈夫だったらそのままに、足 りなかったら、ちょっとだけ足します。
私が他の治療を知らないだけなのかもしれませんが、このように微調整できる治療は、井穴刺絡の大きな特徴であり、利点だと感じます。
>治療の効果は、進みだしたらある程度まではそのまま進みます。治療での刺激を止めたら、ピタッ!と、止まるわけではありません。
鍼 灸の刺激は、ボールを行かせたい方向(体にとって良い方向)にちょっと押してあげる治療のように感じていました。押されたボールはその方向に転がって進む ように、治療の後の体は健康な方向に自然と進んでいく、ように感じていたので、稲舛先生のこの言葉はとても納得がいきます。
ただ、”ボールを行かせたい方向に押す”ことがどうやったらできるのかが、難しいところなのですが、井穴刺絡は再現性が高いから実感しやすいと感じています。
丁寧に、相反作用の治療の進め方を説明していただき、ありがとうございます。とても分かりやすくて、これからの治療に安心して臨めそうです。
> なんだか、随分、頭の中が井穴刺絡になってしまいましたね。こうやって掲示板に質問いただけると、とても助かります。最も重要なことは、最初に気づくこと が多く、それをこのように文字にしていただけると、これを見ている皆さんにもとってもためになると思います。私も勉強にもなりますし、間違っていたら訂正 を入れていただけると助かります。
自律神経、井穴、刺絡、、、がずっと頭の中でグルグルと回っています(笑)
どっぷりとやってみないと分からないこともあるので、どんどん井穴刺絡やってみてます。再現性があるから、あとから検証もしやすいし、何よりこうやって質問できる場があることがとても貴重で、有難いです。
> 相反作用を起こす患者さん、や、自律神経が敏感に反応する患者さんの対処法ですが、敏感なので強い刺激を与えることはよろしくない→優しい刺激で調整し なければならないと思います。手と足の刺激での反応は、手が6で足が4の効果と考えられます。高位中枢の治療でH6F4とH5F5では、F4やF5の方が 優しい刺激なのです。
この質問をした後も、自分なりに考えていて、おなかの症状の相反作用の治療だったから手ではなく足だったのかなとかも考えたりしていたのですが、敏感な人への優しい刺激という考えからの足のF4の選択だったのですね。
これまでの私の知っている治療やしてきた治療では、優しい刺激は細い針を使うとか深く刺さないとかぐらいしか思いつかず、また効果が出るように”十分な刺激をしっかりやる”というように考えてきていたので、井穴刺絡の考え方は新鮮で新しい視点を持てます。
> さらに、出血の回数、5回カウントしたところで患者さんに「どんなですか?」と、体調の変化をたずねます。変化無ければ、また、5回カウントしてたずね、 「あっ、ちょっと良いみたい」というところで止めます。だいたい症状の変化50%くらいで良いと思います。後は、様子を見て大丈夫だったらそのままに、足 りなかったら、ちょっとだけ足します。
私が他の治療を知らないだけなのかもしれませんが、このように微調整できる治療は、井穴刺絡の大きな特徴であり、利点だと感じます。
>治療の効果は、進みだしたらある程度まではそのまま進みます。治療での刺激を止めたら、ピタッ!と、止まるわけではありません。
鍼 灸の刺激は、ボールを行かせたい方向(体にとって良い方向)にちょっと押してあげる治療のように感じていました。押されたボールはその方向に転がって進む ように、治療の後の体は健康な方向に自然と進んでいく、ように感じていたので、稲舛先生のこの言葉はとても納得がいきます。
ただ、”ボールを行かせたい方向に押す”ことがどうやったらできるのかが、難しいところなのですが、井穴刺絡は再現性が高いから実感しやすいと感じています。

