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円皮針をいつ剥がすのか など

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年09月20日(水) 09時19分22秒
gakuさん、おはようございます。

①今回は左季肋部の圧痛が顕著で左F6から治療を始めたのですが、この解説を読んで、右季肋部の圧痛を見所に右F2から刺絡を始めて、左季肋部の圧痛がどれくらいとれるかを診ることで、肝臓の膵臓に対する影響を推察することはできますか?

●血糖値と膵臓、原因となっていかもしれない肝臓の影響を調べるのは、直ぐには現れないかもしれません。
 交感神経の興奮→感受性の高い肝臓からの糖の分泌→膵臓からインスリン過剰分泌で疲弊
 なので、疲弊している膵臓の治療をすると、直ぐに左上腹部の圧痛は軽減されると思いますが、肝臓を治療してからとなると、肝臓の交感神経がある程度抑制された状態が続かなければならないので、直後の効果は?です。

 ただ、肝臓の交感神経の興奮(軽い肝炎状態)が、胃(胃痛・胃の圧痛)に影響しているのは、右F2F6井穴刺絡で改善されます。
 この場合、左F6井穴刺絡で良くなった左上腹部の圧痛とは違って、ややミゾオチ寄りの胃の症状が改善するので、この患者さんを何度か治療していると違いが分かると思います。
 左F6の後に左F1井穴刺絡で、さらに改善した症状は、膵臓もですが、影響を痛みとして感じている胃の症状であることは多いと思います。
 言葉だけだと、なんだか難しいですよね。
 患者さんを一緒に治療すると「あー、なんだ、そういうことか」とすぐに納得されると思いますが。

②どこくらいからやりすぎになるのかがまだわからない
 最初は、おおよその感じで、自分がもっとやりたいけど…このあたりで終わり、で、良いと思いますよ。
 先生方にやりすぎをしてもらうのは、リスクがあるので、実技講座では私が少しやりすぎるところをお見せすることがあります。
 北海道でも、「こうすると、こうなってしまいます」と、井穴刺絡して、「こうなった症状をこうすると、また、こうなります」を見てもらいました。
 横で見ているベテランの先生は、ちゃんと気が付いていらっしゃいましたが、これは実技講習会ならでは、ですね。

③少し自律神経が理解できてきそうな気がしてます。
 素晴らしい

④運動、食事、治療
 ヒトは、"哺乳動物"です。
 母親のオッパイを飲んで、動くもの、ですから、運動・労働するようにできています。
 足りないのは筋肉や関節を充分動かす運動ですね。
 小さな筋肉、重要な所を鍛えるのがピラティスで、足りないところがあればそれも各自で鍛える。
 それに食べ物は重要ですね。

 運動は、中西先生のように自分でピラティスのインストラクターになられる方もいますが、誰かに任せても良いかもしれません。
 私は、職に興味があったので、いろんな食品を自分で開発して製品化しています。
 基本的な考えは、井穴刺絡学です。

円皮針をいつ剥がすのか

投稿者: gaku
投稿日: 2023年09月20日(水) 07時57分03秒
お世話になっております。

井穴刺絡を学んで、動診や腹診や円皮針を一つやると、またそこで新たな疑問が生まれてくるという感じです。でもこうやって先生に説明をいただき、動画を見進めると、理解が深まり、また自分の疑問点も明らかになってくる感じがしています。

先日の投稿でも触れた盲腸と帝王切開の手術痕がある患者さんに、円皮針を貼って動診をしたとき、1つ目を1番圧痛の強かった盲腸の傷痕のところに貼ったら、動診で痛みにかなり変化がありました。これは今まで先生が言われていることで、私にもできるんだなと実感しました。

次に2個目の円皮針を、残った圧痛の中で一番痛いところ、帝王切開の傷痕に貼って動診をしたら、先ほどよりも痛むところが多くなってしまいました。なので、2個目の円皮針を剥がして、再度動診をしたら、その増えた痛みは無くなりました。

質問:これは私のやり方が何か悪かったのでしょうか?

次に、1個目の円皮針はのこしたままで、別の圧痛の強いところ(おへその下1~2センチくらいのところ)に円皮針を貼ったら、更に動診での痛みが限局されていきました。

ここまでやってしまってから、ふとこれらの円皮針は効いているが、さていつこの円皮針を剥がしたらいいのだろうかと疑問になりました。

あまりに基本的な質問で申し訳ありませんが、ご教示いただけますと幸いです。

刺激量の見極め

投稿者: gaku
投稿日: 2023年09月20日(水) 07時39分14秒
稲舛先生、アドバイスをありがとうございます。

●患者さんが喘息を発症する時期、季節が わかっていれば、その時期の治療は注意して、刺激量が増えすぎないように、さらに、最後はH5かF5井穴刺絡で終わる、良いと思います。喘息が起こった時 の前、全日?何があったのか、確認しておくと、そのようなことにならないように患者さんも注意されると思います。

喘息が出る時期やきっかけを、患者さんと一緒に考えて、探ってみようと思います。

● まず、活動的な生活をして交感神経を優位にしていると体が楽、喘息が出にくい、体調が良いことを知っているのだと思います。ただ、このような生活には、心 身共にいろんなストレスがかかりますよね。ストレスが、どちらの神経を興奮させるかは決まっていません。その人の、その時の状態で、ストレスによって副交 感神経が興奮したり、交感神経が興奮したりします。

楽しいことをやるは気持ち的にはいい気分だが、そのことが体にストレス、負担が無いか は別の問題である。また、そのストレスが交感神経、副交感神経のどちらを興奮させているかということ、全身的な神経の興奮なのか、特定の臓器、特定の部位 (関節とか)の神経の興奮なのか、ということを考えないといけないという理解で合っていますでしょうか?

少し自律神経が理解できてきそうな気がしてます。
 

●おすすめは、ピラティスとヨガです。

先生の動画でピラティスがいいとおっしゃっていたので、少し動画を見ながら、私自身もやり始めました。

円皮針を手術痕に貼って、動診の変化を一緒に喜んだ症例の患者さんもピラティスをやっていた時は、骨盤の痛みが無かったと言っていました。

いつも丁寧にお返事いただき、ありがとうございます。円皮針のことについて、少し伺いたいことがあるのですが、別投稿で質問させていただきます。ありがとうございます。

膵臓と肝臓と肩こり

投稿者: gaku
投稿日: 2023年09月20日(水) 07時04分48秒
おはようございます、稲舛先生。解説をありがとうございます。

>食後、直ぐに現れること は多いです。血糖値は正常なんでしょうか?アイス大好き糖分過剰もですが、肝臓の状態も良くないとなると、肝臓の交感神経の興奮が肝臓から無駄に糖の分泌 を促し、その血糖を抑制するために膵臓からがんばってインスリンを分泌されていることも考えられます。

血糖値のことは今度確認してみようと思います。左季肋部だけじゃなくて、右季肋部にも圧痛がこれまでにもあったので、肝臓からも糖が出ている可能性は確かにあるのかもと思いました。

今回は左季肋部の圧痛が顕著で左F6から治療を始めたのですが、この解説を読んで、右季肋部の圧痛を見所に右F2から刺絡を始めて、左季肋部の圧痛がどれくらいとれるかを診ることで、肝臓の膵臓に対する影響を推察することはできますか?


> うーん、治療はうまく行っているのだと思いますし、治療をやりすぎるより、ここまででも良かったのではないか?と思います。もし、何か、と、考えれば、眼 精疲労ですかね?お仕事の帰り、眼が疲れてるののが残りの肩コリかもしれません。眼の周りで気になる所に円皮針を何枚か貼って確かめてみるくらいだった ら、治療のやりすぎにはならないと思いますが。

どこくらいからやりすぎになるのかがまだわからないので、稲舛先生に治療の流れを見てもらってアドバイスいただけてありがたいです。

仕事の時はコンタクトなのですが、休みの日は眼鏡をして治療にいらっしゃることがあり、目が疲れているからとかおっしゃってたことがあったような気がします。眼精疲労の治療を試してみようと思います。

●ホルモン剤、自律神経に大いに影響します。ホルモン剤の量が多過ぎて、自律神経過敏状態になってしまった患者さんを何人か見ています。何か、ちょっと治療、刺激するだけで、過敏な反応をするのです。

そうなのですね。注意深く患者さんを観察しようと思います。

■さて、不妊治療、病気で妊娠できないのだったら治療となるのでしょうが、じゃない場合、考えなければならないです。

これはよく考えさせられます。この患者さんの場合、何か他にできることはないかと漢方を探しては試してをしているのですが、運動と食生活改善の方向にはなかなか進めない感じです。

初診の重要性

投稿者: gaku
投稿日: 2023年09月20日(水) 06時22分14秒
おはようございます、稲舛先生。

>よーく考えて、一か所の井穴刺絡で!!!は、この治療の醍醐味かもしれませんね。

最初はまずやってみていたのですが、私がやっても効くことが分かってきたので、より良い1手を入れていけるように、よく考えていこうと思います。

ありがとうございます。

刺激量の見極め

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年09月19日(火) 17時26分52秒
①副交感神経が異常興奮しやすい症状を基礎疾患に持っている患者さんは、腹診や動診などで治療をした最後に、副交感神経抑制の井穴刺絡H5F5をやって終了にするというのもありでしょうか?
●患者さんが喘息を発症する時期、季節がわかっていれば、その時期の治療は注意して、刺激量が増えすぎないように、さらに、最後はH5かF5井穴刺絡で終わる、良いと思います。

②この患者さんはテンション高く色々なことに挑戦したり、イベントに参加したりする活発な方なのですが、そんな日々が続いていると、ある日突然、朝から喘息が出るというようなことが起こります。
●いくつか考えられると思います。
 まず、活動的な生活をして交感神経を優位にしていると体が楽、喘息が出にくい、体調が良いことを知っているのだと思います。
 ただ、このような生活には、心身共にいろんなストレスがかかりますよね。
 ストレスが、どちらの神経を興奮させるかは決まっていません。
 その人の、その時の状態で、ストレスによって副交感神経が興奮したり、交感神経が興奮したりします。
 喘息が起こった時の前、全日?何があったのか、確認しておくと、そのようなことにならないように患者さんも注意されると思います。

③今日、別の患者さんで初めて虫垂炎と帝王切開の両方の手術痕があり、いつも下腹部に圧痛があるので、勉強したばかりの手術痕の圧痛を探して、円皮鍼を貼るのをやってみました。1つの円皮鍼で、動診の痛みが変化しているのを患者さんと共に驚きながら実感しました(喜)。
●円皮針、なかなか面白いですよね。
 でも、先生が驚かないようにね。
 喜ぶのは、とっても良いと思いますが

④硬くならないように運動というのは、一般的な全身運動をしておくことが、ひいては手術痕の硬さの改善にもつながるということでしょうか?それとも、手術痕の部位別にその部位の改善につながる個別の運動などがあるのでしょうか?
●おすすめは、ピラティスとヨガです。
 年齢が50歳を過ぎる患者さんではピラティスで筋肉運動もしっかり。
 若い患者さん、または、筋肉は十分鍛えられているのでしたらヨガでも良いと思います。

★体の筋力、柔軟性、バランスなどは、何歳になっても鍛えればある程度のラインまでは行けます。
 私も朝から遊びに行かない限り、トレーニング(ピラティスなど)はやります。

膵臓と肝臓と肩こり

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年09月19日(火) 17時14分25秒
gakuさん、治療が面白くて仕方ない!が文章でも見えますね。
 とても良い治療されているのが、手に取るようです。

質問1,患者さんには、治療に来る途中に食べた甘いものがこんなにすぐに膵臓に影響をして、左季肋部の圧痛として現れるのか?と聞かれましたが、どうでしょうか?
●食後、直ぐに現れることは多いです。
 パーティーで、乾杯の後に甘いものを食べて膵炎を起こす人もいます。
 ダブルパンチ!ですね。

また今回の治療の経過と、普段から左季肋部に圧痛があることを考えると、かなり膵臓に負担がかかっていると考えていいでしょうか?
●間違いないと思います。
 血糖値は正常なんでしょうか?
 アイス大好き糖分過剰もですが、肝臓の状態も良くないとなると、肝臓の交感神経の興奮が肝臓から無駄に糖の分泌を促し、その血糖を抑制するために膵臓からがんばってインスリンを分泌されていることも考えられます。

 先日、「心臓は被害者」を書きましたが、この意味で「膵臓も被害者」ですよね。
 なのに、肝臓や命令を送っている腎臓の治療をせずに、薬の治療だけとなると、膵炎や高血糖や糖尿病が良くなることは難しいでしょう。

今 回、腹診に集中しすぎて、井穴刺絡1つごとに首の動診の確認を診忘れてしまい、最後だけになってしまったのですが、膵臓や肝臓の治療で、頭に血流が行く感 じがするということは、膵臓や肝臓が肩こりと関連している可能性もあるのかとも思ったのですが、最後の確認で7から5にしか肩こりは減っていなかったの で、どうなんだろう?と思っています。
●うーん、治療はうまく行っているのだと思いますし、治療をやりすぎるより、ここまででも良かったのではないか?と思います。
 もし、何か、と、考えれば、眼精疲労ですかね?お仕事の帰り、眼が疲れてるののが残りの肩コリかもしれません。
 眼の周りで気になる所に円皮針を何枚か貼って確かめてみるくらいだったら、治療のやりすぎにはならないと思いますが。

質 問2,この患者さんは不妊治療をしているのでホルモン剤を使用しているのですが、これが自律神経に影響している可能性は考えられますでしょうか?ピルを服 用しているとホルモンが足りてるというふうに感じるとおっしゃいます。具体的に聞くと、天柱あたりがいつも詰まっている感じがするが、ホルモン剤を飲んで いないとその詰まり感が強いとのことでした。
●ホルモン剤、自律神経に大いに影響します。
 ホルモン剤の量が多過ぎて、自律神経過敏状態になってしまった患者さんを何人か見ています。
 何か、ちょっと治療、刺激するだけで、過敏な反応をするのです。

■ただこの方は運動嫌いのアイス好きで、生活改善の話をするのですが、ちょっとずつ進んでるという感じです。
 さて、不妊治療、病気で妊娠できないのだったら治療となるのでしょうが、じゃない場合、考えなければならないです。
 世界を見渡して、子どもがたくさんいる国、ドンドン女性が妊娠する国と少子高齢化の国を見てみると…
 栄養状態が悪いから妊娠しない、なんてことは、先進国ではまれかもしれません。
 子どもが餓死するような国でたくさん子どもがいる、難民キャンプは子どもがたくさん。
 植物でも、窒素肥料が多いと実が付かない、里芋や豆類なんか、葉っぱばっかり大きくなります。

 先日、女性ばかりのZOOM茶話会をやった時には、こんな話で盛り上がりました。

初診の重要性

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年09月19日(火) 16時51分38秒
gakuさん、お疲れ様です。

 問診、動診や腹診をやって、圧痛点もこれだなっ!と言うのが見つかった

 なんと、すべてが同じ経絡上だった!なんてことはしょっちゅうです。
 人の体は連携、連動しているんだなー、治療にも無駄が無いんだなー

 と、驚くことは、ままあります。
 なので、一つの井穴刺絡で、あれも、これも、それも、あらら良くなってしまった。
 もちろん、じゃないことの方が多いのですが、よーく考えて、一か所の井穴刺絡で!!!は、この治療の醍醐味かもしれませんね。

膵臓と肝臓と肩こり

投稿者: gaku
投稿日: 2023年09月18日(月) 23時09分17秒
稲舛先生、立て続けの質問で恐縮ですが、ご教授ください。

不妊治療が主目的で、現在ピルを服用中の患者さんです。

腹診で左右の季肋部を3点ずつ診たところ、左右の3点ともに圧痛がありました。左季肋部の上と真ん中が特にきつい圧痛で、親指をこれから入れようかとしたぐらいでギャーというほどの圧痛でした。右季肋部は3点とも少しの痛み。臍の斜め右上の奥に圧痛。

こ の腹診から膵臓、肝臓、腎臓の問題を考えました。私は募穴診をしていて、四指で季肋部を診ていたのを、動画で見た通り母指で左右差を診るようにしたので、 今回は圧がしっかり入ったのかもしれませんが、今回のように左季肋部の飛び上がらんばかりの圧痛は初めてです。仕事帰りに治療にいらっしゃったのですが、 来る途中にこってりしたスイーツを食べてきたとのことでした。

次にいつも肩こりがあるので、座位で首の動診をしてみました。肩こりは肩上 部を少し背面に下がったところの三焦経ライン。肩こりが一番きつい時を10とすると今日は7くらいの肩こり。前屈と右前屈で右の肩中兪あたりに痛み。右回 旋で右巨骨あたりに痛みあり、また左回旋に比べて右回旋は可動域が小さい。左側屈で右膏肓あたりに痛み。

背部兪穴の治療をして、仰向けに戻って再度腹診をすると、季肋部の圧痛が、左は上と真ん中の2か所に、右は一番上の1か所に減っていて、臍の斜め右上の奥の圧痛は無くなっていました。

一 番圧痛の強い左季肋部の一番上のところの圧痛を、患者さんにも確認してもらい、患者さんの手をそのまま置いておいてもらって、膵臓のために左F6の刺絡を しました。再度圧痛を確認してもらうと、「押さえる位置が分からなくなった」と言うので、手を離してしまって位置が分からなくなったのだなと思い、確認す るとその場所にちゃんと手は置かれていました。左季肋部の圧痛が全く無くなったので、患者さんは手の置く位置がずれてしまって、圧痛を見失ったと思ったよ うでした。患者さんはあんなに飛び上がるほど痛かったのが無くなってびっくりしていました。

またこの左F6刺絡で、右の季肋部の痛みも減りました。そして、左F6を刺絡している途中で左の首から頭に血が流れていく感じがしてきたそうです。

次にまだ少し圧痛の残っている右季肋部の圧痛のために、右F2の刺絡をしました。残っていた右季肋部の圧痛は無くなり、また刺絡の途中で、今度は右の首から頭にかけて血が流れていく感じがしたそうです。

最 後に再度首の動診をして、右回旋で右巨骨あたりの痛みと左側屈で右膏肓あたりに痛みが残っている。肩こりは7から5に少しだけ減ってる。右回旋で右巨骨あ たりの痛みがあるから右H6の刺絡をしてみました。動診で右巨骨も右膏肓も痛みが無くなりましたが、肩こりは変化なしとのこと。ここで治療終了としまし た。


質問1,患者さんには、治療に来る途中に食べた甘いものがこんなにすぐに膵臓に影響をして、左季肋部の圧痛として現れるの か?と聞かれましたが、どうでしょうか?また今回の治療の経過と、普段から左季肋部に圧痛があることを考えると、かなり膵臓に負担がかかっていると考えて いいでしょうか?

今回、腹診に集中しすぎて、井穴刺絡1つごとに首の動診の確認を診忘れてしまい、最後だけになってしまったのですが、膵 臓や肝臓の治療で、頭に血流が行く感じがするということは、膵臓や肝臓が肩こりと関連している可能性もあるのかとも思ったのですが、最後の確認で7から5 にしか肩こりは減っていなかったので、どうなんだろう?と思っています。

今度は肩こりの治療もしてみたり、井穴刺絡ごとに腹診の変化だけじゃなくちゃんと肩こりの変化も診ようと考えています。


質 問2,この患者さんは不妊治療をしているのでホルモン剤を使用しているのですが、これが自律神経に影響している可能性は考えられますでしょうか?ピルを服 用しているとホルモンが足りてるというふうに感じるとおっしゃいます。具体的に聞くと、天柱あたりがいつも詰まっている感じがするが、ホルモン剤を飲んで いないとその詰まり感が強いとのことでした。

ただこの方は運動嫌いのアイス好きで、生活改善の話をするのですが、ちょっとずつ進んでるという感じです。

立て続けの質問ですみません。ご教示いただけますと幸いです。

初診の重要性

投稿者: gaku
投稿日: 2023年09月18日(月) 22時26分50秒
稲舛先生、お返事と解説をありがとうございます。

ちゃんとポイントを押さえながらやると、井穴刺絡が再現性の高い治療であることを実感します。

また初診の重要性、また治療における最初の一手をどこから始めるかの重要性、感じ始めていますが、今は、まだ余裕なくドストレートに突き進むように井穴刺絡しているという感じです(汗)

>浅見先生は、体のあちこちのツボは、それで治療効果(自律神経の調整、痛みや動きの改善)はできるけど限定されている、井穴刺絡は、その経絡上の痛みや動き、関係する内臓の治療ができるところが違うと言われています。

1 つの井穴刺絡の影響が及ぶ範囲が広いので、井穴という少ない経穴で、広範囲をカバーした治療ができるということだと思うのですが、それゆえに鑑別診断しな がら、ちゃんと自分のしてる処置の影響を、推測、理解しながら治療を構成していくのは慣れが必要だなと感じています。だからとりあえずやってみるのです が・・・

これが稲舛先生の言われている初診の重要性、最初の治療の重要性につながるのだろうと思いました。

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