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若い先生方には、失敗談を話してあげるのが大切

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年08月21日(月) 09時20分10秒
誰しも失敗します。失敗しない人はいない。私も失敗します。
失敗やできなかったことをお話しする、話せる土壌がある、それを共有できるか否か?大切だと思います。

浅見鉄男先生が書かれた「21世紀の医学」には、"治らなかった症例"の項目があることは御存じでしょうか?

とかく治療の教科書や偉い先生方のお話、Youtubeでの解説では、あれも治った、これも治ったなど自慢話満載ですが、失敗や治せなかった患者さんがゼロ!なんてことはあり得ません。

浅見先生がやられていた研究会で私が発表していただく先生方にお願いしていたのが、「失敗談を一つ入れてください」でした。
浅見鉄男先生も講義のなかで質問を受けてわからないものがあると「それはわからない、いっしょに研究しよう」と言われていました。

今の医学、治療においてすべてが解明されていることは無い、が、これをこうやると再現性高く治すことができれば良いのだと思います。

教えてもらうのは患者さん、能書きよりも結果です。
患者さんは、その日、来た時よりも帰りは良くなっていることを求めています。

右膝の手術後 痛み リハビリ

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年08月19日(土) 17時59分35秒
5か月前に右膝の手術をしてリハビリしている70歳代の男性です。
 リハビリで、股関節を開くような運動でビキッ!と痛みが…それから股関節の前側に痛みを感じています。

 動診では、座位での膝上げ、開脚で痛みと動き悪さがあります。
 ベッドに仰向けに寝る動作で右足を上げる時に痛みが出ます。
 股関節の前側(圧痛はそれほど無い)なので、右F2F6井穴刺絡をすると開脚の痛みは無くなりました。

 手術痕に圧痛があるので、円皮針を5枚圧痛点に貼りました。
 胃経にあるのでF6井穴刺絡、膝の裏が伸びないのでF3F4井穴刺絡をしました。

 帰りには「あれー、なんか、調子が良いぞ」

斜頸 刺激量最大に

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年08月19日(土) 17時48分39秒
前回の治療が7月7日だったので、一か月半ぶりの治療です。

 コロナに感染してリハビリもやれてない、やっと来れるようになったのでした。
 首は、あまり良い状態ではありません。
 ガックリ下がって、上もむけない。

 膀胱経F4と胆経F5が良いのはわかっているので、とことんやることにしました。
 左右のF4F5各々300回の刺絡です。
 終わると、力を入れなくても真っ直ぐ顔が上がりますし、上もむけるようになっています。

 試に、首の前側F6、百会と左右の頭部刺絡もやってみましたが、変化ありませんでした。

のどの違和感・灼熱感 お酒 膵臓 腎臓

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年08月19日(土) 17時41分53秒
若い鍼灸師の先生が来られたので、治療と井穴刺絡の解説をすることにしました。

 のどの違和感があります。
 胃カメラや血液検査では全く異常無しです。
 逆流性食道炎の強めの薬を飲んでも改善しません。
 
 腹診をするとミゾオチに痛み、左上腹部(膵臓)は激痛!です。
 自分で触っても辛い、触りたくない!
 ヘソの斜め上、腎臓と思われる圧痛もあります。

 まずは、左上腹部・膵臓の左F6井穴刺絡で痛みがほとんど解消しました。
 が、まだ、左腹部に腎臓の圧痛が残っています。

★膵臓と腎臓の鑑別診断をやっています。

 左F3井穴刺絡をすると、圧痛が解消しました。
 「先生、嘘みたいに、ホントに痛くない!」と患者さん…嘘かホントか、どっちやねん!
 と、思わず突っ込みを入れてしまいました。

 全身の交感神経を抑制するために左F4井穴刺絡をして終了しました。
 のどの灼熱感なので正中線上の症状を取るために百会の頭部刺絡が良いと思われるのですが、原因が膵臓にあると考えられたので、お勉強のために百会の治療はしませんでした。
 
 原因は、お酒でした。
 過去に膵炎になったことがありました。

動診で症状の確認

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年08月17日(木) 15時49分04秒
「めまい、クラクラする」と「10年続く腰痛、臀部痛 前屈の痛み」でも動診をしなければ見逃してしまっていた症例です。

①「めまい、クラクラする」では、来院時はクラクラそれほどしていませんでしたが、頭を左右に振る動診→クラクラ感じるを確認していなければ、その治療で改善するかがわかりませんでした。
 立位での動診、座位での動診、仰臥位での動診、仰臥位(仰向けに寝た状態)で頭を左右に振ってもクラクラを感じることを確認しています。 

 次に、腹診をやって左下腹部の強い圧痛を確認、患者さんも確認して婦人科の治療に三陰交の円皮針(パイオネックス0.6)を貼ります。
 貼った直後に腹部の圧痛解消→クラクラも解消です。

②「10年続く腰痛、臀部痛 前屈の痛み」の動診では、腰の動診の前後左右と回転で、前屈のみの痛みの発現→前屈の動きで伸展される腎経と膀胱経に問題があることがわかりました。
 圧痛点は、腎経と膀胱経の足の小指から圧痛点を見ると、直ぐに、小指の痛みを探すことができました。

 この患者さんでは、座位でも前屈の動診をしています。
 座位になって腰を曲げても痛みは出ない!
 足・脚を使った時にだけ腰痛が出ています。

 治療後の動診によって、改善していることは患者さんも、付添いのご主人も理解されています。
 10年間の長期にわたる痛み、様々な検査、それらの出費と時間…誰かが動診をして、圧痛点を探していれば、もっと早く解消できていたのに!?
 このご夫婦は、痛みが体の異常のためかと、子どもを作るのを先延ばしされていたそうです。

めまい、クラクラする

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年08月17日(木) 13時21分58秒
めまい、クラクラする60歳代、女性の治療です。

 前回の治療では三陰交の円皮針が効いたので、今回も確認しながら治療します。
 今朝はクラクラしましたが、来院時はそれほどのめまいは無い=朝の症状は副交感神経の興奮か?
 腹診では、お腹すべてに圧痛があります。

 特に、左下腹部(卵巣?)が強いので、手を添えて痛みを確認してもらってF2井穴刺絡をすると、お腹の痛みがほとんど取れました。
 左F3井穴刺絡もやりましたが、それほどの変化無く、三陰交の円皮針でさらに少し改善。
 寝たままでしたが、頭を左右に振ってもらうと「スッキリしている」

 婦人科の治療の左右F2F3、三陰交の円皮針でお腹の痛みはすべて取れましたので、心臓の治療の左H3井穴刺絡、(朝に症状が出ているので)最後にH5F5井穴刺絡をやって副交感神経の抑制をしました。

■症状が副交感神経症状の“朝に出る”があったので、交感神経抑制の治療は最小限にして最後にH5F5でした。

10年続く腰痛、臀部痛 前屈の痛み

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年08月17日(木) 13時07分42秒
30歳代、女性の腰痛・臀部痛、痛みが強い時には脚全体に痛みが出ています。
 病院では、レントゲンやMRI、鎮痛剤が出ていますが、まったく効いていません。

●昨夜の井穴刺絡ライブセミナー「女性の治療」の腰痛、膝の痛みでも解説しています。

 動診では、立位での前屈だけ臀部と腰に痛みが出ています。
 座位では、前屈しても痛みは出ません。(足・脚に原因がある可能性)
 前屈での痛み、お尻から脚の後側の痛みなので、腎経と膀胱経=小指!です。
 小指の圧痛点を見ると多数あります。
 腎経上のカカトも激痛の圧痛点があります。
 恥骨の外側=腎経上にも激痛の圧痛点です。 

 小指は過去に、10年前にか?骨折していたのかもしれません。
 小指の圧痛点に円皮針を貼りましたが鎮痛しません。
 F3F4十宣などの井穴刺絡で痛みは半減しました。

 カカト、恥骨外側の圧痛点に円皮針を貼ると、お尻の痛みは取れて腰の真ん中に感じています。
 腰の真ん中=正中線上の痛みは百会です。
 百会の刺絡と5番針でほぼ鎮痛しました。

 これまで10年間、いろんな所の治療では、足の小指や恥骨、股関節前側の圧痛点を調べられたことは無かったそうです。

矯正

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年08月17日(木) 10時43分43秒
ケンコロさん、今日。

 歯の矯正ですよね。
 影響はあると思います。
 左右F1F6H6井穴刺絡をやってみてください。

 しかし、歯の矯正の影響が大きいようであれば、矯正が終わるまでは症状の改善は難しいかもしれません?
 口の中に異物が入り、今までとは違う形にしようとしているのですから。

右肩の痛み

投稿者: ケンコロ
投稿日: 2023年08月16日(水) 19時00分28秒
稲舛先生、いつもお世話になっています。右肩の痛み、高校生、男性、野球部、野手です。ヘッドスライデングしてから肩の痛みが発生しました又昨年の11月から右股関節が痛む。
治療:肩の動診して上にあげるとき痛む⇒H3、H4
肩開く⇒H2、百会、前後手を上にあげるのは治る。
後:手を横に出し手の肘を曲げ手のひらを前に出し球を投げようとすると痛む。
2 回目:股関節右も左も痛む⇒左右F2、F6治癒。手を横に出し手の肘を曲げ手のひらを前に出し球を投げようとすると痛む。⇒右手すべて刺絡、そして上腕の 圧痛点何か所に円皮鍼。反対の上腕にシーソー法、少しは良くなるがあまり変化なし。帰り際に」矯正をしていると言いました。矯正も肩の痛みに関係します か。もしそうなら左F1,F6左H6で治りますか。矯正中の患者さんは経験がありません.教えてください。

普通風邪(夏風邪)

投稿者: ぎんなん治療院
投稿日: 2023年08月16日(水) 14時26分12秒
コロナにも感染された70歳代男性。検査でもコロナでもインフルでもありません。
今回は、発熱もそれほどなく、鼻が詰まり、体がだるく、頭がボーっとした状態が3週間続いています。

風邪は良くなった?でも、風邪が抜けない状態です。
普通風邪…心身のストレスで交感神経が異常興奮した状態。

鼻、呼吸器の症状があるので、肺経H1の井穴刺絡、の、前に、心臓の治療で左右H3井穴刺絡。
H3井穴刺絡後は、呼吸が深くまで入るようになっています。
心臓の症状を除外したところで、呼吸器系のH1井穴刺絡をするともっと楽に呼吸ができるようになっています。

全身の交感神経を抑制するH6F4井穴刺絡で、身体がスッキリしています。
治療が終わって外の景色を見ると「あー、眼まで良くなっている、身体が楽になったよ」

風邪症状は、交感神経の興奮症状なので、普通風邪の場合はこのように治療後咳、熱、だるさなどが改善します。
コロナやインフルエンザでは、まだ、ウイルスと闘っている間は解熱しません。
それは、熱が必要だから。
井穴刺絡は、とても体の仕組みに適合した治療法だと思います。

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