左側の腰、お尻、足、膝の痛みや動きの悪さがある女性の患者さんの三回目の治療です。
痛みは、股関節の前側と内側に出ます。
座位で、左膝を持ち上げるのが辛く、右膝に乗せることができません。
仰向けに寝て、左膝を立て、開脚すると痛みもあり、開きません。
肝経上の圧痛は無く、脾経上の足首「商丘」に圧痛点があります。
「商丘」を私が押さえていると開脚の痛みが無くなり、開く角度も大きくなります。
押さえる代わりにパイオネックス0.6を貼ると少し良くなっています。
F1井穴刺絡で、さらに改善、次の痛みがわかるようになりました。
次の痛みは、胃経の太もも膝スネの前です。
F6井穴刺絡をすると痛みは半減、まだあるので中指(薬指側)の刺絡をしました。
前側も改善しましたが、次の痛みが内股の深い所からお尻に=腎経上に出ています。
腎経F3井穴刺絡をすると、膝を持ち上げるのが楽になって開脚の角度もさらに改善しています。
でも、股関節の前側に押さえると痛い所・筋肉があります。
その痛い所を患者さんの指で押さえて、痛みが軽くなり開脚が楽にできる所を探してもらいました。
その改善する所を押さえたまま、開脚を20回ほどやっていただくと、膝の持ち上げもさらに楽になっています。
股関節の運動を毎日やっていただくこと、週一くらいで治療に来てもらうようにしました。
帰りには「あー、脚が軽い、痛くない!」
半分は、患者さんが自分で治してました。
痛みは、股関節の前側と内側に出ます。
座位で、左膝を持ち上げるのが辛く、右膝に乗せることができません。
仰向けに寝て、左膝を立て、開脚すると痛みもあり、開きません。
肝経上の圧痛は無く、脾経上の足首「商丘」に圧痛点があります。
「商丘」を私が押さえていると開脚の痛みが無くなり、開く角度も大きくなります。
押さえる代わりにパイオネックス0.6を貼ると少し良くなっています。
F1井穴刺絡で、さらに改善、次の痛みがわかるようになりました。
次の痛みは、胃経の太もも膝スネの前です。
F6井穴刺絡をすると痛みは半減、まだあるので中指(薬指側)の刺絡をしました。
前側も改善しましたが、次の痛みが内股の深い所からお尻に=腎経上に出ています。
腎経F3井穴刺絡をすると、膝を持ち上げるのが楽になって開脚の角度もさらに改善しています。
でも、股関節の前側に押さえると痛い所・筋肉があります。
その痛い所を患者さんの指で押さえて、痛みが軽くなり開脚が楽にできる所を探してもらいました。
その改善する所を押さえたまま、開脚を20回ほどやっていただくと、膝の持ち上げもさらに楽になっています。
股関節の運動を毎日やっていただくこと、週一くらいで治療に来てもらうようにしました。
帰りには「あー、脚が軽い、痛くない!」
半分は、患者さんが自分で治してました。
今朝から風邪をひいたみたいで、時々熱が出るけど、また、平熱に戻る。
咳は出てない。ちょっと熱っぽい、まぶたが熱く感じる、身体のだるさがある。
病院に行ってみたけどコロナかな? 「検査は、明日しましょう」でした。
来院時、元気が無い、まぶたの熱感、目が開けにくい、だるさ。
風邪の症状は、高位中枢の交感神経の異常興奮症状なので、手の人差し指H6と足の小指F4の井穴刺絡をしました。
左手のH6井穴刺絡を始めて30滴、出血させたところで…
患者さん「なんか、直ぐに、体調が変わることありますか?」
私「あります、特に、通常感冒では直ぐに変化することがあります」
患者さん「まぶたの熱っぽいのが取れてきました」
さらに、足のF4井穴刺絡をする頃には「体のだるさが取れてきました」
患者さんは、理学療法士ですが、自分の体調の変化に「井穴刺絡はすごいですね」
●コロナやインフルエンザなどの流行性感冒の場合、免疫力を向上させ、ウイルスを弱体化させるために熱が必要、なので、治療をしても解熱しません。
通常感冒の場合は、心身のストレスですから、高位中枢の交感神経の抑制ができれば風邪症状は改善します。
浅見先生が言われていた、風邪の鑑別診断法です。
咳は出てない。ちょっと熱っぽい、まぶたが熱く感じる、身体のだるさがある。
病院に行ってみたけどコロナかな? 「検査は、明日しましょう」でした。
来院時、元気が無い、まぶたの熱感、目が開けにくい、だるさ。
風邪の症状は、高位中枢の交感神経の異常興奮症状なので、手の人差し指H6と足の小指F4の井穴刺絡をしました。
左手のH6井穴刺絡を始めて30滴、出血させたところで…
患者さん「なんか、直ぐに、体調が変わることありますか?」
私「あります、特に、通常感冒では直ぐに変化することがあります」
患者さん「まぶたの熱っぽいのが取れてきました」
さらに、足のF4井穴刺絡をする頃には「体のだるさが取れてきました」
患者さんは、理学療法士ですが、自分の体調の変化に「井穴刺絡はすごいですね」
●コロナやインフルエンザなどの流行性感冒の場合、免疫力を向上させ、ウイルスを弱体化させるために熱が必要、なので、治療をしても解熱しません。
通常感冒の場合は、心身のストレスですから、高位中枢の交感神経の抑制ができれば風邪症状は改善します。
浅見先生が言われていた、風邪の鑑別診断法です。
28日は、井穴刺絡実技強化実習で「腹診」を行います。
腹診をして、井穴刺絡で治療して、その結果を治療家、患者さんと共有します。
22日の井穴刺絡ライブセミナーでは、座学での腹診解説を行います。
28日は、座学はほとんど無く、実技指導となると思いますので、ご参加される方も、されない方も、資料を上げておりますので、御一読いただければと思います。
■下をクリックしてください。資料を見ることができます。
https://www.seiketsushiraku.com/_files/ugd/a4206c_e261d0030cde46d689959daaacf299c7.pdf
腹診をして、井穴刺絡で治療して、その結果を治療家、患者さんと共有します。
22日の井穴刺絡ライブセミナーでは、座学での腹診解説を行います。
28日は、座学はほとんど無く、実技指導となると思いますので、ご参加される方も、されない方も、資料を上げておりますので、御一読いただければと思います。
■下をクリックしてください。資料を見ることができます。
https://www.seiketsushiraku.com/_files/ugd/a4206c_e261d0030cde46d689959daaacf299c7.pdf
堀口さん、こんにちは。
治療の“座って刺絡するのと仰向けで刺絡するのでは効果に違い”ですが、効果にはそれほどの違いはありませんが、副交感神経が優位な方は、座位で交感神経抑制の治療をすると副交感神経が興奮して脳貧血を起こすこともあります。
椅子に座っての治療だと対応が難しいかもしれませんが、ベッドに座位で治療するときは、脳貧血を起こしたなと思ったら、横にすれば良いので大丈夫です。
脳貧血を起こしたことがわからなければダメですが。
ただ、それを知ったうえで用心しながら、アレルギー症状など座位でやると寝ているよりも効果が高いと考えられます。
副交感神経優位な喘息やめまい、心臓の症状の患者さんでは、寝ることで辛くなることがあるので、患者さんの訴えを聞かれてからの判断で良いと思います。
交感神経が優位な方では、寝てから治療することがほとんどです。
4回目で患者さんが感じることがあれば、続けられる目安になると思います。
浅見鉄男先生は、5回やって効果が感じられなければ治療を止めて、他の病院などを紹介するようにと言われていました。
同名半盲の患者さんは、すでに大きな病院に行かれてもいるので、治療を続けられると良いと思います。
治療の間隔では、やる時はやるし、休める時は治療しないが良いと思います。
最初の一週間は毎日やるのがおススメです。
その後減らして、15回くらいやったところで、治療を一週間から10日くらい休みを入れます。
治療の刺激になれを作らないためです。
ご参考にしていただければ幸いです。
治療の“座って刺絡するのと仰向けで刺絡するのでは効果に違い”ですが、効果にはそれほどの違いはありませんが、副交感神経が優位な方は、座位で交感神経抑制の治療をすると副交感神経が興奮して脳貧血を起こすこともあります。
椅子に座っての治療だと対応が難しいかもしれませんが、ベッドに座位で治療するときは、脳貧血を起こしたなと思ったら、横にすれば良いので大丈夫です。
脳貧血を起こしたことがわからなければダメですが。
ただ、それを知ったうえで用心しながら、アレルギー症状など座位でやると寝ているよりも効果が高いと考えられます。
副交感神経優位な喘息やめまい、心臓の症状の患者さんでは、寝ることで辛くなることがあるので、患者さんの訴えを聞かれてからの判断で良いと思います。
交感神経が優位な方では、寝てから治療することがほとんどです。
4回目で患者さんが感じることがあれば、続けられる目安になると思います。
浅見鉄男先生は、5回やって効果が感じられなければ治療を止めて、他の病院などを紹介するようにと言われていました。
同名半盲の患者さんは、すでに大きな病院に行かれてもいるので、治療を続けられると良いと思います。
治療の間隔では、やる時はやるし、休める時は治療しないが良いと思います。
最初の一週間は毎日やるのがおススメです。
その後減らして、15回くらいやったところで、治療を一週間から10日くらい休みを入れます。
治療の刺激になれを作らないためです。
ご参考にしていただければ幸いです。
先日はアドバイスありがとうございました
昨日で4回目の治療を終えました、3回目までは治療後
特に変化がなかったのですが、4回目でほんの少し霧のようなものが薄くなったと
おっしゃっていました。ちなみに1日おきに来ていただいています。
稲舛先生に質問なのですが一般的な井穴刺絡の治療では
座って刺絡するのと仰向けで刺絡するのでは効果に違いはあるのでしょうか?
まだ刺絡を初めて浅い新参者ですが宜しくお願いします。
昨日で4回目の治療を終えました、3回目までは治療後
特に変化がなかったのですが、4回目でほんの少し霧のようなものが薄くなったと
おっしゃっていました。ちなみに1日おきに来ていただいています。
稲舛先生に質問なのですが一般的な井穴刺絡の治療では
座って刺絡するのと仰向けで刺絡するのでは効果に違いはあるのでしょうか?
まだ刺絡を初めて浅い新参者ですが宜しくお願いします。
自律神経(交感神経?副交感神経?)の鑑別診断
どこかでお話したと思うのですが、この症状の原因が、交感神経の興奮なのか?それとも、副交感神経の興奮なのか?
どちらの症状なのかを鑑別診断するのに…
症状が出るのが、①寝ると出る、②起きると出る
これで鑑別診断すると簡単です。
いやいや、そんなに簡単じゃないでしょう!?と、思われるかもしれませんが、まずは、簡単に考えてください。
難しく、めんどくさくするのは、いくらでもできますので、まずは、簡単・シンプルに。
寝ると辛く、起きると楽な症状に喘息があります。
心臓もそのようなこともありますし、今回のめまいの患者さんでも、まずは、これで鑑別診断してみます。
また、動き・動診によってめまいの違いも出るので、できれば、動診もやってみましょう。
座位で、前後に動くとめまいがするのは百会、左右に動くとめまいがするのはH5で良かったりします。
今日やった患者さんは、動診でのめまいの変化はあてはまりませんでした。
どこかでお話したと思うのですが、この症状の原因が、交感神経の興奮なのか?それとも、副交感神経の興奮なのか?
どちらの症状なのかを鑑別診断するのに…
症状が出るのが、①寝ると出る、②起きると出る
これで鑑別診断すると簡単です。
いやいや、そんなに簡単じゃないでしょう!?と、思われるかもしれませんが、まずは、簡単に考えてください。
難しく、めんどくさくするのは、いくらでもできますので、まずは、簡単・シンプルに。
寝ると辛く、起きると楽な症状に喘息があります。
心臓もそのようなこともありますし、今回のめまいの患者さんでも、まずは、これで鑑別診断してみます。
また、動き・動診によってめまいの違いも出るので、できれば、動診もやってみましょう。
座位で、前後に動くとめまいがするのは百会、左右に動くとめまいがするのはH5で良かったりします。
今日やった患者さんは、動診でのめまいの変化はあてはまりませんでした。
寝るとめまいがする患者さん、副交感神経の異常興奮が原因です。
副交感神経を抑制する手足の薬指H5F5井穴刺絡をして、その場駆け足一回目、めまいが弱くなっています。
この後、その場駆け足2回目をやります。
副交感神経を抑制する手足の薬指H5F5井穴刺絡をして、その場駆け足一回目、めまいが弱くなっています。
この後、その場駆け足2回目をやります。
昨日、電話で「めまいがするので治療してください」
様子を聞くと「寝ると眼がまわってグルグルです」
今日、来院されるときには歩いて来られました、となると、寝るとめまい、起きるとめまいが止まる→副交感神経異常興奮のめまいと考えられます。
副交感神経を抑制する手足の薬指H5F5を井穴刺絡をした後、患者さんと二人でその場駆け足をやりました。
患者さん、汗が出て、息切れするくらいまでやったら、めまいがほとんど改善しています。
井穴刺絡の効果もですが、自力で健康的に交感神経を働かせることにはとても有意義です。
様子を聞くと「寝ると眼がまわってグルグルです」
今日、来院されるときには歩いて来られました、となると、寝るとめまい、起きるとめまいが止まる→副交感神経異常興奮のめまいと考えられます。
副交感神経を抑制する手足の薬指H5F5を井穴刺絡をした後、患者さんと二人でその場駆け足をやりました。
患者さん、汗が出て、息切れするくらいまでやったら、めまいがほとんど改善しています。
井穴刺絡の効果もですが、自力で健康的に交感神経を働かせることにはとても有意義です。

