80歳代、女性。先週の金曜日に左背中の盛り上がりの治療した方です。座位で膝を屈曲させると左膝に痛みを感じています。
「翌日の土曜日の昼から、だんだん左膝が痛くなって左脚が棒のようになって痛くて曲がらなくて、歩けなくて、今日治療したら、また、あんなに左脚が痛くなるんでしょうか?」と、治療が原因で左脚が痛くなったのではないか?と懐疑的です。
さて、来院して動診をしてみると、金曜日の腰や背中の症状は解消していました。
なので、まず、治療の影響で悪くなったとは考えられません。
左脚の圧痛点を探すと、親指、人差し指、小指に激痛の圧痛点です。
●患者さんは、私がそこだけ強く押さえているから痛いんだと思われてますので、同じ力だと言うことを何度も押さえてわかってもらいます。
となると、土曜日に何かやった?のは、間違いなさそうです。
患者さんに「何か、普段と違うこと、傷めるようなことをやりましたか?」
とたずねても「イーや、なんにも、いつもと同じです」との返事、いつも通りで、ココから始まります!
患者さんの土曜日の朝からの行動をたずねると、ありました、家庭菜園です。
毎朝、ジュースを作って飲んでいる中の小松菜は自家製→家庭菜園をされているのがわかりました。
足(足の指、足の甲)を傷めるのはスリッパが多いので、たずねると案の定、室内ではスリッパです。
ただ、土曜日の朝は、いつもとは違って家庭菜園をサンダルを履いてやったそうで、どうも、サンダルで足の指と甲を傷めた!患者さんも「あー、かもしれない!」と
それでも井穴刺絡をすることは、懐疑的な患者さんには難しいので、脾経、胃経、膀胱経上の圧痛点に円皮針を貼りました。
座位で膝を曲げると、痛みは前側から横の胆経上になりましたので、足の甲の中足骨間の圧痛点に円皮針を貼りましたら、さらに痛みは…感じなくなりました。
しかし、80歳なので、数日膝を曲げないだけで、膝周囲の筋肉が硬くなっています。
今度は、硬くなった筋肉を強く曲げることで軽い痛みが出ています。
F1F6F5F4井穴刺絡をすると、さらに曲がり良くなっています。
しばらくお話をして「また、曲げてください」と膝を曲げると一回目、二回目くらい曲がりが悪いのですが、誤解眼にはほぼ曲げて痛みも出ませんし、可動域も90%程度に回復しています。
■治療後、悪くなったと言われる患者さんがいます。
治療した後、たまたま、何かやったことで痛くなった。
治療で良くなったため、来院前のことを忘れてたくさん使ってしまった筋肉痛などもあります。
このような患者さん、若い先生だと「ヤバッ!」と思われるかもしれませんが、井穴刺絡や円皮針の治療では患者さんを悪くする可能性は限りなく0に近いので、「なんだろう」と、患者さんと探究してください。
「翌日の土曜日の昼から、だんだん左膝が痛くなって左脚が棒のようになって痛くて曲がらなくて、歩けなくて、今日治療したら、また、あんなに左脚が痛くなるんでしょうか?」と、治療が原因で左脚が痛くなったのではないか?と懐疑的です。
さて、来院して動診をしてみると、金曜日の腰や背中の症状は解消していました。
なので、まず、治療の影響で悪くなったとは考えられません。
左脚の圧痛点を探すと、親指、人差し指、小指に激痛の圧痛点です。
●患者さんは、私がそこだけ強く押さえているから痛いんだと思われてますので、同じ力だと言うことを何度も押さえてわかってもらいます。
となると、土曜日に何かやった?のは、間違いなさそうです。
患者さんに「何か、普段と違うこと、傷めるようなことをやりましたか?」
とたずねても「イーや、なんにも、いつもと同じです」との返事、いつも通りで、ココから始まります!
患者さんの土曜日の朝からの行動をたずねると、ありました、家庭菜園です。
毎朝、ジュースを作って飲んでいる中の小松菜は自家製→家庭菜園をされているのがわかりました。
足(足の指、足の甲)を傷めるのはスリッパが多いので、たずねると案の定、室内ではスリッパです。
ただ、土曜日の朝は、いつもとは違って家庭菜園をサンダルを履いてやったそうで、どうも、サンダルで足の指と甲を傷めた!患者さんも「あー、かもしれない!」と
それでも井穴刺絡をすることは、懐疑的な患者さんには難しいので、脾経、胃経、膀胱経上の圧痛点に円皮針を貼りました。
座位で膝を曲げると、痛みは前側から横の胆経上になりましたので、足の甲の中足骨間の圧痛点に円皮針を貼りましたら、さらに痛みは…感じなくなりました。
しかし、80歳なので、数日膝を曲げないだけで、膝周囲の筋肉が硬くなっています。
今度は、硬くなった筋肉を強く曲げることで軽い痛みが出ています。
F1F6F5F4井穴刺絡をすると、さらに曲がり良くなっています。
しばらくお話をして「また、曲げてください」と膝を曲げると一回目、二回目くらい曲がりが悪いのですが、誤解眼にはほぼ曲げて痛みも出ませんし、可動域も90%程度に回復しています。
■治療後、悪くなったと言われる患者さんがいます。
治療した後、たまたま、何かやったことで痛くなった。
治療で良くなったため、来院前のことを忘れてたくさん使ってしまった筋肉痛などもあります。
このような患者さん、若い先生だと「ヤバッ!」と思われるかもしれませんが、井穴刺絡や円皮針の治療では患者さんを悪くする可能性は限りなく0に近いので、「なんだろう」と、患者さんと探究してください。
この一週間、私自身の左肘・三焦経が痛みます。
なかなか自分の治療ができなくて、圧痛点に円皮針を貼ってみたのですが、まったく効果がなかった?
やっと、今朝、時間が取れて三焦経上の圧痛点を探したら手の甲にありました。
H5井穴刺絡を30回ずつ、60回目、90回目、120回目とやったところで、痛みはずいぶんと軽減されています。
まだ、肘の伸展で少し痛みが出ますが、傷めた筋肉が特定できるようになりました。
治療しながら動かして軟らかくしていきます。
同じ時期にいくつかやってしまったのがあります…サーフィンでボードを持っていた時に無理な力が加わった?重ためのウエイトでのトレーニング?どれかなー?
●治療家は、ケガや病気はしても良い。
それを糧に、治療法や養生法を習得、実践すると、良い治療家になれる早道、かもしれない。
なかなか自分の治療ができなくて、圧痛点に円皮針を貼ってみたのですが、まったく効果がなかった?
やっと、今朝、時間が取れて三焦経上の圧痛点を探したら手の甲にありました。
H5井穴刺絡を30回ずつ、60回目、90回目、120回目とやったところで、痛みはずいぶんと軽減されています。
まだ、肘の伸展で少し痛みが出ますが、傷めた筋肉が特定できるようになりました。
治療しながら動かして軟らかくしていきます。
同じ時期にいくつかやってしまったのがあります…サーフィンでボードを持っていた時に無理な力が加わった?重ためのウエイトでのトレーニング?どれかなー?
●治療家は、ケガや病気はしても良い。
それを糧に、治療法や養生法を習得、実践すると、良い治療家になれる早道、かもしれない。
50歳男性。転職して2年目、役職もついた重要な仕事、気が抜けない毎日を送っていたところ、2週間ほど前から顔面の痙攣が始まっています。
精神的なストレスが交感神経を興奮させ、目をつぶる症状(痙攣?)が始まっています。
子どもと楽しく遊んでいると痙攣が起こらないことがあります。
風呂に入って、のんびりしていると痙攣しません。
寝ると、痙攣が止まります。
交感神経を抑制するH6F4井穴刺絡をすると、痙攣が半減しました。
ただ、光を見ると痙攣が始まります。
眼、眼精疲労もあります。
体重も4キロ減っています。
眼とまぶたの交感神経抑制、感受性を抑えるためにF2F6
痩せたので、胃腸の交感神経を抑制する左F1F6
ストレスに見合う喜び、ストレス解消が無ければこのような症状も出ます。
●ストレスによって、この患者さんは交感神経が興奮しました。
別の患者さんでは、副交感神経が興奮していました。
ストレスによって、どちらの神経が興奮するか?は、決まっていません。
精神的なストレスが交感神経を興奮させ、目をつぶる症状(痙攣?)が始まっています。
子どもと楽しく遊んでいると痙攣が起こらないことがあります。
風呂に入って、のんびりしていると痙攣しません。
寝ると、痙攣が止まります。
交感神経を抑制するH6F4井穴刺絡をすると、痙攣が半減しました。
ただ、光を見ると痙攣が始まります。
眼、眼精疲労もあります。
体重も4キロ減っています。
眼とまぶたの交感神経抑制、感受性を抑えるためにF2F6
痩せたので、胃腸の交感神経を抑制する左F1F6
ストレスに見合う喜び、ストレス解消が無ければこのような症状も出ます。
●ストレスによって、この患者さんは交感神経が興奮しました。
別の患者さんでは、副交感神経が興奮していました。
ストレスによって、どちらの神経が興奮するか?は、決まっていません。
50歳の、男性本人の吃音ですか?
今日も、治療した50歳代の男性、仕事が変わって、役職がついて、責任ある仕事の毎日。
好きな釣りにも行かない日々、今年、まだ、2回しか釣りに行ってません。
最近になって、顔面の痙攣が出るようになっています。
精神的なストレスが原因となって交感神経を興奮させて痙攣を発症した症例です。
その男性は、何から始まったのでしょう?いつから始まったのでしょう?
交感神経?副交感神経?
精神的なストレスが、どちらの神経を異常興奮させているのか?ですね
吃音の治療は、私は、やったことはありません。
今日も、治療した50歳代の男性、仕事が変わって、役職がついて、責任ある仕事の毎日。
好きな釣りにも行かない日々、今年、まだ、2回しか釣りに行ってません。
最近になって、顔面の痙攣が出るようになっています。
精神的なストレスが原因となって交感神経を興奮させて痙攣を発症した症例です。
その男性は、何から始まったのでしょう?いつから始まったのでしょう?
交感神経?副交感神経?
精神的なストレスが、どちらの神経を異常興奮させているのか?ですね
吃音の治療は、私は、やったことはありません。
稲舛先生、いつもお世話になっています。前回は適切なアドバイスありがとうございました。まだ患者さん来院していませんので結果はわかりません。
今回は50代、男性からの電話相談です。吃音について刺絡で治りますか。質問がありましたが、回答できませんでした。もし刺絡で良くなればこんな幸せなことはありません。良きアドバイスをよろしくお願いします。
今回は50代、男性からの電話相談です。吃音について刺絡で治りますか。質問がありましたが、回答できませんでした。もし刺絡で良くなればこんな幸せなことはありません。良きアドバイスをよろしくお願いします。
99歳、女性。右膝の痛みの治療、5回目、治療後はピラティスに行きます。
治療後は膝の痛みや動きが良くなるため、ピラティスの前にやっています。
右膝の内側脾経上の痛みは、前回からすると半分以下になっています。
圧痛点に円皮針0.6を貼って、左膝の同位置に5番針で8回刺したところで、右膝の圧痛は解消されました。
前回は、半減するのですが、なかなか全部取りきれませんでした。
脾経のF1井穴刺絡をして、膝を伸ばすと、伸ばせるけども膝の裏が痛い。
この時点で、膝の前側の痛みを訴えなくなりました。
腎経、膀胱経なので小指です。
F3F4井穴刺絡をして、膝裏の圧痛点に円皮針を貼って、再度、ゆっくり歩いてもらうと、膝の内側に痛みを感じます。
右足の親指の古傷の痛み、来院時に圧痛点を探してもわからなかったのが、いくつか痛みが取れるとわかるようになっています。
F2井穴刺絡と圧痛点に円皮針、左足の同位置にシーソー法。
すると、また、膝裏の痛みを感じるようになったので、F3F4井穴刺絡を各々120回やると、痛みを感じなくなりました。
今、ピラティスやってます。
99歳、青柳先生、最高齢のトレーニング。
治療後は膝の痛みや動きが良くなるため、ピラティスの前にやっています。
右膝の内側脾経上の痛みは、前回からすると半分以下になっています。
圧痛点に円皮針0.6を貼って、左膝の同位置に5番針で8回刺したところで、右膝の圧痛は解消されました。
前回は、半減するのですが、なかなか全部取りきれませんでした。
脾経のF1井穴刺絡をして、膝を伸ばすと、伸ばせるけども膝の裏が痛い。
この時点で、膝の前側の痛みを訴えなくなりました。
腎経、膀胱経なので小指です。
F3F4井穴刺絡をして、膝裏の圧痛点に円皮針を貼って、再度、ゆっくり歩いてもらうと、膝の内側に痛みを感じます。
右足の親指の古傷の痛み、来院時に圧痛点を探してもわからなかったのが、いくつか痛みが取れるとわかるようになっています。
F2井穴刺絡と圧痛点に円皮針、左足の同位置にシーソー法。
すると、また、膝裏の痛みを感じるようになったので、F3F4井穴刺絡を各々120回やると、痛みを感じなくなりました。
今、ピラティスやってます。
99歳、青柳先生、最高齢のトレーニング。
ケンコロさん、こんにちは。
診療は圧痛点を減らすためまず交感神経抑制の為左F4を刺絡「90滴」
●痛みのレベルを下げるのに副交感神経を抑制するH5F5もあります。
時には、こちらもやってみても良いかもしれませんね。
その後残った圧痛点に0.6ミリの円皮鍼を貼付
●疲労骨折ですよね、ホントに骨の痛みであればなかなか鎮痛しないですね。
半減するようでしたら、疲労骨折は?かもしれませんね。
左F1,左F6を中心に刺絡その後該当する経絡もしくは左F2.3.4.5刺絡それでも痛みが治まらないのなら右足の同じ位置の部分に5番針1センチ直刺又は斜刺。もしくは1.5ミリ円皮鍼を刺す。
●これらの井穴刺絡とシーソー法は、効果的だと思います。
ただし、疲労骨折の度合いがひどければ、なかなか鎮痛しないかもしれません。
スネですので、足の人差し指~甲=胃経上の圧痛点と親指~足首=脾経上の圧痛点も探して鎮痛させてください。
診療は圧痛点を減らすためまず交感神経抑制の為左F4を刺絡「90滴」
●痛みのレベルを下げるのに副交感神経を抑制するH5F5もあります。
時には、こちらもやってみても良いかもしれませんね。
その後残った圧痛点に0.6ミリの円皮鍼を貼付
●疲労骨折ですよね、ホントに骨の痛みであればなかなか鎮痛しないですね。
半減するようでしたら、疲労骨折は?かもしれませんね。
左F1,左F6を中心に刺絡その後該当する経絡もしくは左F2.3.4.5刺絡それでも痛みが治まらないのなら右足の同じ位置の部分に5番針1センチ直刺又は斜刺。もしくは1.5ミリ円皮鍼を刺す。
●これらの井穴刺絡とシーソー法は、効果的だと思います。
ただし、疲労骨折の度合いがひどければ、なかなか鎮痛しないかもしれません。
スネですので、足の人差し指~甲=胃経上の圧痛点と親指~足首=脾経上の圧痛点も探して鎮痛させてください。
稲舛先生、いつもお世話になっています。今度来院する患者さんの治療方針を考えましたので、良きアドバイスをよろしくお願いします。
患者さんは高1女子ソフトボール投手。左足スネの部分が痛くなり、外科に行き疲労骨折と診断されましたが特に治療はなし。今度試合後に来院します。
診 療は圧痛点を減らすためまず交感神経抑制の為左F4を刺絡「90滴」その後残った圧痛点に0.6ミリの円皮鍼を貼付、左F1,左F6を中心に刺絡その後該 当する経絡もしくは左F2.3.4.5刺絡それでも痛みが治まらないのなら右足の同じ位置の部分に5番針1センチ直刺又は斜刺。もしくは1.5ミリ円皮鍼 を刺す。このように治療方針を立てましたがアドバイスよろしくお願いします。
患者さんは高1女子ソフトボール投手。左足スネの部分が痛くなり、外科に行き疲労骨折と診断されましたが特に治療はなし。今度試合後に来院します。
診 療は圧痛点を減らすためまず交感神経抑制の為左F4を刺絡「90滴」その後残った圧痛点に0.6ミリの円皮鍼を貼付、左F1,左F6を中心に刺絡その後該 当する経絡もしくは左F2.3.4.5刺絡それでも痛みが治まらないのなら右足の同じ位置の部分に5番針1センチ直刺又は斜刺。もしくは1.5ミリ円皮鍼 を刺す。このように治療方針を立てましたがアドバイスよろしくお願いします。
2週間前、中指を突き指した後から左の仙骨部分からお尻、膝の横左側の少しシビレた痛みがあります。
最も痛みが出るのが、車に乗る時の姿勢です。
動診では、左側屈で左腰お尻の痛み、左回転でも同様の痛み、左腕の後方の肩伸展で痛みが出ます。
腹診は左の上腹部に深く押さえると軽い鈍痛があります。
左手中指の突き指(心包経)、胸の影響を肺経が受けて後方の肩伸展での痛みが出る。
胸の手術部位は胃経が通るので股関節の前側のトラブル(を受けて腰の痛み)を助長させているのか?
もう一つの原因は、胆石手術の痛みで、左側屈の腰痛は胆のう手術、胆経上の痛みの影響か?
考えは廻り、どれからやろうか?
乳癌からやると胆のうの影響がわからない。
絶対やらないのは、お尻の痛みに膀胱経F4と胆経F5井穴刺絡。
せっかく出ているシグナルをF4F5で消してしまうのはもったいないです。
なので、井穴刺絡の前に手術部位の圧痛を確認することにしました。
立位で、胆のう手術部位10センチほどの傷を診ましたが、それほどの痛みは無く、少し離れた所に癒着の痛み?の激痛がありました。
乳癌手術部位5センチの傷の中に一点、激痛の圧痛点です。
●仰向けに寝た状態では圧痛は見つけることはできませんでした。
手術部位は、立位、棒で押さえて探します。
まず、胆のうの手術部位の圧痛点に円皮針を貼った途端、お腹がグーとなりました。
動診で確認すると、側屈、回転での腰の痛みは半分以上改善しています。
乳癌手術の圧痛点一点に円皮針を貼ると、腕の後方肩伸展が楽に動くようになって、腰の痛みはまったく出なくなりました。
井穴刺絡は乳癌の手術関係で左H1H2F6、胆のう手術の関係で右F2F6F5井穴刺絡をしました。
治療中、お腹を触った患者さん「軟らかくなってる!?」でした。
井穴刺絡後も動診の確認をしましたが、腰痛は感じなくなりました。
●手術後の癒着のトラブルは、運動、ストレッチ、ヨガ、ピラティスおすすめです。
加齢するにしたがって、癒着部は硬くなり、痛み、動き、内臓の働きなどの原因となります。
最も痛みが出るのが、車に乗る時の姿勢です。
動診では、左側屈で左腰お尻の痛み、左回転でも同様の痛み、左腕の後方の肩伸展で痛みが出ます。
腹診は左の上腹部に深く押さえると軽い鈍痛があります。
左手中指の突き指(心包経)、胸の影響を肺経が受けて後方の肩伸展での痛みが出る。
胸の手術部位は胃経が通るので股関節の前側のトラブル(を受けて腰の痛み)を助長させているのか?
もう一つの原因は、胆石手術の痛みで、左側屈の腰痛は胆のう手術、胆経上の痛みの影響か?
考えは廻り、どれからやろうか?
乳癌からやると胆のうの影響がわからない。
絶対やらないのは、お尻の痛みに膀胱経F4と胆経F5井穴刺絡。
せっかく出ているシグナルをF4F5で消してしまうのはもったいないです。
なので、井穴刺絡の前に手術部位の圧痛を確認することにしました。
立位で、胆のう手術部位10センチほどの傷を診ましたが、それほどの痛みは無く、少し離れた所に癒着の痛み?の激痛がありました。
乳癌手術部位5センチの傷の中に一点、激痛の圧痛点です。
●仰向けに寝た状態では圧痛は見つけることはできませんでした。
手術部位は、立位、棒で押さえて探します。
まず、胆のうの手術部位の圧痛点に円皮針を貼った途端、お腹がグーとなりました。
動診で確認すると、側屈、回転での腰の痛みは半分以上改善しています。
乳癌手術の圧痛点一点に円皮針を貼ると、腕の後方肩伸展が楽に動くようになって、腰の痛みはまったく出なくなりました。
井穴刺絡は乳癌の手術関係で左H1H2F6、胆のう手術の関係で右F2F6F5井穴刺絡をしました。
治療中、お腹を触った患者さん「軟らかくなってる!?」でした。
井穴刺絡後も動診の確認をしましたが、腰痛は感じなくなりました。
●手術後の癒着のトラブルは、運動、ストレッチ、ヨガ、ピラティスおすすめです。
加齢するにしたがって、癒着部は硬くなり、痛み、動き、内臓の働きなどの原因となります。