井穴刺絡研究会 - 21～30件目

左脚の痛みとシビレで来院中の患者さん、二回目の治療です。前回の治療は、下をクリックして下さい。 http://6025.teacup.com/inamasu/bbs/15767 　今日も痛みは右脚の後ろ側、お尻や膝の裏、フクラハギと、膀胱経上にあります。　膀胱経は、小指の外側Ｆ４なので、前回これで改善があったので、Ｆ４井穴刺絡をしました、が、まったく効果はありません？　続いて、Ｆ３Ｆ５と、右足の治療を行いましたが、これまた、まったく鎮痛しません。 ●「痛み」と言う意味での治療＝経絡上の痛みの治療Ｆ４Ｆ３Ｆ５では、前回は効果がありましたが、今回は、その治療は必要が無い、改善が無い事がわかりました。　このような腰痛、お尻、太もも裏側など膀胱経上の痛みを膀胱経上の治療Ｆ４井穴刺絡、ふくらはぎや膝の裏、臀部などの針治療で改善するのは、この時点での事だと言う事がわかりました。　患者さんの話を聞くと、これかな？という答えがありました。患者さんは、寝るときに右横向きに寝るそうです。　横向きに寝るのは、膝を曲げて寝ているのです。　また、痛みが出ると、しゃがむ、椅子に座るなど、膝を曲げる＝股関節を屈曲させると改善する事も体験されています。　膝の裏、フクラハギなど（膀胱経上）には痛みが無い事は、前回も、今回も確認しています。患者さんも、痛みが動くので、「おかしいなー？」と思っていて、私の「痛みは、そこには無いのかもしれませんね」と言う提案にも同調されました。　股関節を曲げると痛みが軽くなるのは、股関節の前面に傷めたところがあるのかもしれません。　患者さんは、脚を伸ばしてベッドに寝ていただいてますが、痛みとシビレがひどく出ています。　右下に膝を曲げて寝てもらいましたが、現在は、直ぐには痛みが引かないくらいです。　股関節前面の痛み、以前、“運動器疾患には、井穴刺絡を３回”を思い出して、股関節前面の圧痛があった脾経Ｆ１井穴刺絡を４０滴の十分な出血を２回行いました。　すると、痛みがだんだんおさまってきて、次に、股関節前面を通る胃経Ｆ６井穴刺絡も脾経同様２回行いました。　肝経のＦ２もやったのですが、この時点で、膝裏の痛み、フクラハギの痛みはほとんど軽減されています。　もう一度Ｆ１井穴刺絡をして、患者さんに痛みをたずねると、「ほとんど痛みを感じなくなった」とのことです。　股関節前面の圧痛点に、円皮針を合計１０か所貼り、患者さんにもご自宅で、毎日貼り替えてもらう事にしました。

数回の狭心症　副交感神経　病院での処置無し

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2015年11月12日(木)09時27分16秒

先日、宴会の隣の席の男性が狭心症の発作で倒れ、救急車で病院へ・・・７０歳代、男性。男性の知人の話では、今までにも何度も倒れているのだそうです。　来院時は、すっかり改善しているので、特別な症状は出ていませんが、深呼吸をすると、胸にしか空気が入っていません。　病院では、４日間入院していましたが、心臓・冠動脈の動脈硬化狭窄などは無かったのだそうです。　手術や投薬も無く、帰る事になって、、、別件で電話があったので、一度診せてほしいと言って、ぎんなん治療院に来院してもらいました。　何故かと言うと、患者さんの狭心症の発作が、副交感神経異常興奮の冠動脈の攣縮によるものではないかと思ったからです。　治療では、深呼吸後H３の井穴刺絡で呼吸が楽になりましたが、H５井穴刺絡で副交感神経を抑制しましたが、さらに改善はありませんでした。　来院時に、副交感神経の症状は無かったと思われます。　患者さんと、なぜ、度々心臓の発作を起こすのか？当日の“誘因”となったものに、何があったのかを探す事にしました。　これを知らなければ、またの発作があるので、前駆症状の確認作業です。 ●副交感神経異常興奮の誘因 ①直前まで、とても忙しくて、交感神経の異常興奮があったのが、イベントが終わって解消されて、その反動で副交感神経異常興奮の状態になった。 ②ビールを飲んだ ③朝から雨が降った=低気圧(気圧の変動)による副交感神経の興奮　これらの誘因の加重によって、副交感神経が、感受性の高い心臓に、発症させるまでの興奮度を向上させたものと考えられます。

ありがとうございます～

投稿者：ナニワ研修員投稿日：2015年11月10日(火)15時59分5秒

早速のお返事ありがとうございました。スペインの鍼灸師に紹介します。助かりました。

英語だったら

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2015年11月10日(火)15時49分33秒

編集済

ナニワ研修員さん、こんにちは。　なんと、井穴刺絡を英語で解説しているホームページがあるのです! って、私には何のことやら、さっぱりですが、荻原先生が作られましたのでご紹介します。これをクリックしていただければ、英語版に行けると思います。 http://hari-okyu.net/seiketsu_eng.html