| |
・・・っと、続きです。気絶するように寝てしまい、深い熟睡、ぱっと起きたら朝！これが理想だと思います。「心身のストレス」と言いますが、良い眠りでは、心のストレスはマイナスになると思いますが、体にかかる“良いストレス”は必要不可欠です。
しかも、この体のストレスは、自分で何とかできるものです。お金や人間関係は、なかなか自分ひとりでは解決できないこともありますが、自分の体は何とかなります。もちろん、できないと言う環境もあるでしょうが、それでも可能性があればやってみなければ前へは進みません。
副交感神経が興奮すると、運動能力の低下、気力の減退、欝っぽくなる、早起きがつらいなどの症状が出てきますが、どれも、自分で解決できることばかり、しかも、薬ではどうにもならない症状、待ってても変化しません改善しません。
｢アー体力が無い｣となげいても、じーっと何もしなくて体力がつき、運動能力が向上することはありません。それでよいのだったら、オリンピック選手は屋内でゴロゴロしているのが最高トレーニング方法になります。
朝起きるのも、｢目が覚めるまで、ゆっくり寝てよう｣と言うのは、８０歳からです。それまでは、目覚まし時計でも何でもガンガン鳴らして、起きようと努力して朝日を浴びなければ、自律神経は調整されません。
「睡眠、心地良い眠り」は、何もしなくても眠れることはありません、“早朝から昼間にどれだけ体を動かして動いたか”によって、眠れるのです。言い換えれば、昼間の交感神経の働きのご褒美に、夜の副交感神経は働いて眠りを約束します。この生活と自律神経のメリハリと肉体的な活動、疲労が必要です。
正常な人間の生活での睡眠時間は何時でしょう？自律神経を整えるためには、人間本来の生活でなければ、なにをやっても無理です。どんなサプリメントを飲んでも、治療を行っても、健康器具を買ってもだめです。基本は、活動時間、食生活です。
一般家庭において電気を使うようになって、まだ１００年も経っていません。戦時中は、どの家庭でもランプです。その前は、街中でもガス灯だったわけです。
陽がくれる、ランプに火を入れる、もったいないから、早く寝ようと言うのが８時頃だったのではないかと思います。もっと昔、江戸時代では、もっと早い時間に寝ていたと思います。
生まれたときから電気を使っていると、人類は、何千年も電気を使っているように思われるかもしれませんが、人類が電気を使うようになったのは、今までの歴史の中の１％くらい、まだまだ、私たちの体は、江戸時代や縄文時代の日本人と同じです。となると、自律神経も、まだまだ、それと同じように調整されているのです。
さて、試しに、８時頃に寝てみましょう。テレビは見ません。７時間寝たとして、午前３時、昔の人は、かまどに火を入れて、それで暖を取りながら、朝日が昇るのを待った、猟に出かける人は、月明かりがあれば、そろそろ出かける準備、何せ、「狩猟も漁も」朝は一番の時間帯です。しかも、これから明るくなるので安全です。暗くなる夕方は、猟に出ない危険です。今でも、鳶の仕事は、夕方早く終わります。夕方は、注意力も落ち、陽もくれるので事故を起こすことが多いのです。
一日体を外で動かして帰宅、夕食が終わる頃には、だんだん眠たくなってきます。８時頃には、寝る・・・これを、まずは、一週間やってみましょう。
眠れないのではなく、寝ないようにしているだけです。そんな生活していたら、私だって、眠れません。昨晩も、息子が｢お父さん、プロレスや労｣と言ってくるのをブレンバスターを２回やったら終わり｢お父さん、もー、眠たくなったから寝る｣と言って、バタンぐーぐーでした。
|
|
