井穴刺絡研究会 - 11～20件目

全100件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。

高齢者の腰痛

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年10月 5日(月)18時57分48秒

リハビリで鍛えられて、筋肉痛もあります。痛みは、膀胱経と胆経なのでＦ４Ｆ５井穴刺絡で少しは良くなりますが、また痛みが出ます。この痛みは、生きている以上しかたがないかもしれません。少しでも軽く、歩行に支障がなければＯＫ。ここ二年以内に、足首の捻挫で歩行困難、背骨圧迫骨折、大腿骨骨折があります。　腰に痛みはあるものの、押さえた痛みは明確ではありません。どうも、腰だけ治療しても良くならないよう痛のようです。試しに、腰の治療はまったくせずに、井穴刺絡と何かやったら改善するか？治療しました。　胆経と膀胱経なので、足のその経絡の圧痛点に、円皮針を貼ってみましたが、あまり思ったほどの改善はありませんでした。　次に、側頭部の頭皮針をやってみましたら、これは良くなりました。痛かったのは右腰でしたが左の頭にも針をしました。とりあえず、今回は、これで痛みが無くなりました。患者さんは、腰にまったく治療をせずに良くなったので、驚いていらっしゃいました、が、とても喜んでいらっしゃいました。

高齢者の膝

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年10月 5日(月)13時02分7秒

膝が痛い、どこを押さえても痛い。８０歳、女性の膝の痛みです。　右膝が痛いので、押さえて、赤マジックで印をつけました。脾経上・膝の内側に痛みが集中しています。再度押さえると、痛みがなくなっているところも何箇所か？時間があったので、左膝も押さえてみると、同じように痛みがあります。　何度か立ち上がってもらっていると、押さえて痛みがあるけども、立ち上がりでは痛みの場所が前のほうに変わっていることもあります。さらに押さえて、確実な圧痛点をとろうとすると、先ほど押さえたところは、痛みが無くなり立ち上がりでは、痛みは感じられなくなりました。　でも、押さえると、そのちょっと横が痛かったり、押さえ加減で痛みが感じられるようです。左の膝も同じような感じです。押さえると痛いけど、立ち上がっても、あまり痛みを感じられない。　押さえれば、痛みはあるけど、痛みを感じないこともある。痛いんだけど、痛くないと思えることもあり、どうしても治療しなければならないほどの圧痛はあまり無い。いくつかある。特に脾経にある。特定できないような痛みもある。　これにはＦ１井穴刺絡、それに、コメカミの針、後頭部・乳様突起の針（山元先生の新頭皮針）です。一つ一つ追っかけていったら、とても大変です。しかも、最初の痛みに対して全部治療するとなると、剣山で刺したほうが早いくらいにいっぱいの痛みです。　治療しなければなら内圧痛を探すまで絞り込み、これはこれで治療する、その経絡に対して井穴刺絡もする。どこもいたい、いや、全部どこでもじゃないのですが、痛いところが多い場合は、ちょっと考えなければなりませんね。

二重の要因・右膝の痛み

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年10月 2日(金)17時16分56秒

７８歳、女性。右膝、鼠径部の痛みがあり、太極拳で膝を開くのができませんでした。左膝はぴったりと床に着くのに、右膝は４５度くらいまでしか開きません。　鼠径部の痛みと膝の痛みはずいぶん解消し、靴を変えてもらったので、不思議なくらいに腰痛はなくなりました。　ところが、まだ膝の痛みがあります。それも、痛い日と痛くない日があります。朝仏壇におまいりするときに正座をして「今日は足がむくんでいる、膝も痛いな」と感じるそうです。それに、血圧を下げる薬を数年飲んでいて１２０－８０、もっと低いこともあるそうです。さらに、私が気になっている、コレステロールの薬も飲んでいらっしゃいます。　これらは、すべて、副交感神経の異常興奮と関係あることばかりで、少し改善の余地ありです。　筋肉のコリや過度の運動の痙攣などであれば、そんなに痛い日と痛くない日がはっきりしていません。（この痛みは、最初の頃の治療で改善していると考えられます）　むくみ、低血圧なども副交感神経の働きです。今日は、Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡を通常の治療に入れました。

封入体筋炎

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年10月 2日(金)12時58分3秒

しばらくＫ大学病院に入院されていたので、久しぶりの治療です。今回の治療では、グロブリンの点滴？だったそうですが、改善は無かったようです。　担当の教授が変わったので、いろいろ質問をされたそうです。以前の先生は、筋炎だから、「無理をして動いてはいけない」と言われ、あまり運動も、散歩もしなくなったそうです。　ちょうどその頃来院され、痛みもあったのですが、「痛くても動けるのと、動けないのと、どちらがいいですか」と言うような話をしました。　ステロイドの大量投与も受け、副作用に苦しみ、原因も、現状の改善もあまり無く、説明もはっきりしないなか、動かないほうが良いとだけ言われて、だんだん脚が細く、さらに動きが悪くなってきたところでした。　また、以前の先生の話では、筋肉がどんどんなくなる病気だから、一年もすると肉が落ちて歩けなくなるだろう」でした。それを聞いて、なおさら、患者さんを叱咤激励をしました。　さて、今度の先生のご意見は、「筋肉はどうなるのでしょう、運動で増えるのですか？」とたずねたところ、「まー、増えるでしょう」と、さらに、交感神経が興奮して血管が細くなっているので血流障害での痛みもあるでしょうとのこと、温めるのが良いと思います、でした。　私のところでは、治療前に、レッグホットで２０分ほど温めてから治療しています。患者さんの刺針の痛みも無く筋肉も柔らかくなってとても調子が良いです。　今日は、交感神経を抑制するためにＨ６Ｆ４を中心に治療しました。

井穴刺絡研究会・横浜　日程

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年10月 1日(木)17時33分38秒

１１月の研究会の日程が決まりました。１２月は、やっぱり気ぜわしい、航空運賃が高くなるなど考慮して、１１月２９日に開催となりました。現時点では、浅見先生はお元気で、何か話そうかな？と言うことだそうです。私も楽しみです。９５歳ですから、体調がすぐれない時には、お休みされるかもしれないと言うことです。　会場は、いつもの、阪東橋、神奈川県労働文化会館２階です。皆さんのご参加をお待ちしています。今月１０月は、２５日に意見交換会があります。興味ある方はどうぞご参加ください。実技重視の研究会です。

寝違い・左首

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年10月 1日(木)15時31分47秒

バンキーの治療後、寝違いの治療をすることにしました。バンキーの治療で、首は、半分くらい良くなっていますが、左後ろを振り向こうとすると左の首に痛みが出ます。　振り向きは、大腸経なので、人差し指と親指の間「合谷」あたりを押さえると痛みが見つかり、これに円皮針を貼るとまわしたときの痛み軽減しました。　さらに、２－３の指の股の圧痛に円皮針を貼ると、これまた軽減しましたので、Ｈ６Ｈ２とＨ６’（人差し指の中指側）の井穴刺絡をすると、まったく痛み無く左後ろを見られるようになりました。　仕上げに、首をぐるっと回してもらい、これをおぼえていてもらって、百会の頭部刺絡をして終了です。

左背中の痛み

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年10月 1日(木)15時27分12秒

足の痺れで来ている患者さんですが、今日は、左の腰が痛いので、そっちも治療してほしいとのことです。　ご自分で押さえてもらうと、ベルトの位置に痛みがあると言われます。仰向けに寝て、背中に手をまわし、下から押し上げるようにすると、背中の肋骨の際ちょうど、腎臓の高さくらいに押さえた痛みがあります。　お腹のほうから押さえると、上腹部の肋骨の下には痛み無く、みぞおちにも痛みがありません、左乳頭線上の「関門」あたりに、グーッと背中のほうに押さえた時に鈍痛があります。　腰は右に倒すと左の腰に痛みがあり、右回転させると左の腰が痛みます。　胃、膵臓ではなく、どうも腎臓？左Ｆ３の井穴刺絡をすると、押し上げた痛みが軽減、腰を曲げてもらうと、痛みは半減しています。　再度、Ｆ３の井穴刺絡をして、押さえると、痛みはなくなっていますし、腰を曲げても左右の差も無く、まったく痛みがなくなりました。　患者さんは、腰が痛い、と訴えられていたのですが、それは、背中でしたし、ぎっくり腰のような筋肉が原因しているものでなく、腎臓の軽い炎症？または、ひねっての痛みがありましたので腎臓から膀胱への尿管の石？炎症？などではなかったかと思います。　以前から、時々左の腰が痛かったのはこれだったのかもしれない、ということになりました。

右Ｆ２　肝の井穴位置

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年 9月30日(水)17時13分18秒

右足のＦ２「大敦」の位置は、爪の角から１ミリほどの通常の場所と、爪の生え際の真ん中に取穴しているのがあります。　ここ数年、気がついたときに、この両Ｆ２についての比較をやっていますが、どうも、爪の真ん中のＦ２（仮にＦ２’）も効くことがあります。特に、通常のＦ２で肝臓の調子が改善しない場合では、真ん中のＦ２’の良いことが多いです。　爪の生え際の色が悪いときには、特に、効き目があるように感じますが、このあたりは、まだまだ、研究しなければならないところだと思います。　これも、１０月２５日（日）の「井穴刺絡意見交換会」での話題にしたいと思います。当日の１時からの実技で、実際にＦ２’井穴刺絡もやってみたいと思います。爪の真ん中のＦ２’の出血のさせ方は、通常の爪の角とは違って、両側から引っ張るようにすると出やすいようです。このあたりも実技をやってみたいと思います。興味がある方は、どうぞ、ご参加ください。

鑑別診断の重要性

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年 9月30日(水)16時00分56秒

毎回の治療で、鑑別診断を行いながら、治療を進めていくほうが、より効率的で短時間に、しかも改善もはっきりすると思います。　例えば、井穴刺絡でも、「あやしいなー？」という井穴を三つも四つも治療したあとに「治りましたか？」と聞くのは、患者さんにとっては、一体何がどう良くなったのか、まったくわからず、返事に困ると思います。 ①症状の把握・痛みであれば、どこが？（筋肉関節をどの角度に動かすと、毎回痛みが再現されるなど）さらに、違和感があるところの圧通を調べることも。 ②その症状、病気に対して有効だと思われる井穴の選定　→　井穴刺絡治療 ③治療後、症状が改善されたか、再度①の動きや圧痛を調べる。　この①②③の繰り返しですが、大変なのは患者さんで、治療者・私は、動かずに口だけで指示して、どの井穴刺絡が最も効果的であったか？を調べます。　初回にこれで治療して、そのとき見つかった問題を解消するまでの何回かは、とても短時間で治療がすみます。ただし、その問題が解決して、次の問題が出できた（すでに最初から存在している）時は、再度、①②③の段取りで治療するようにしてます。

25日は、望まれる研修会のモデル

投稿者：ぎんなん治療院投稿日：2009年 9月29日(火)18時49分35秒

２５日は、｢井穴刺絡意見交換会｣です。３時からですが、その前に、治療実技ばかりの研修会をやろうと思っています。私も参加する立場が多いので、どんな研修会がつまらなくって、どんなものを望んでいるか･･･特に遠くから行くので、その期待は大きい･･･やはり、お話ばかりではつまらない、また、とんでもないモデルだとためにならない、今、自分が抱えている問題の解決になるような実技の研修会は大歓迎、それには、どうすればよいのだろう？　と、考え、皆さんから問題、例を出していただいて、モデルを使った治療実技をやってみようと考えました。これは、私だけが考えて実技するのではなく、皆さんからも｢この症状に、この井穴を使ったら｣と提案いただいて私が代表でやってみる、と言う、新たな試みです。　もちろん、井穴刺絡は初めてで、見学される方に無理強いはしません。ゆっくりと見て、疑問があれば、その場でドンドン質問する、私もわからないことがあると思いますので、どなたか解答できる方がいればお答えいただく、と言う、なんとも参加者本位の研修会をやってみようと考えています。　治療希望の方がいれば、モデルになっていただき、体験していただく事もＯＫ、関東近県の方であれば、ご家族、お友達や患者さんなどお連れいただいてモデルになっていただいてＯＫです。もちろん、了解を得てのことです。見学だけか、モデルになるか、お話いただいてお連れ下さい。その場でどうするかでも結構です。　今抱えている患者さんの症状の治療を、治療家である参加者が体験してみると言うのも良いと思います。まー、なんでもありの研修会です。　私も、みなさんの貴重な体験を聞きたいし、やってるほうも、参加されるほうも、どちらも、ほとんど同じ立場、ちょっとばかり、私のほうが早く井穴刺絡をやっているだけですから、何も心配せずに、予備知識も必要ありませんし、難しい古典や専門用語も使いませんし、必要な資料はコピーして行きますのでご参加下さい。　もし、私がやっていることで、皆さん自身の治療、患者さんの治療、治療の理解などのお役に立てれば幸いです。参加者の資格は問いません、どなたでもご参加下さい。私のところの勉強会には、素人･患者さんがたくさん参加されます。その中から、何人も鍼灸学校に行く方が出てますし、その人たちの子、孫が今後鍼灸や医師などの医療にたずさわるようになったとき、井穴刺絡が役に立ち、その道をすすむ事もありえる、そんな遠い未来に期待もしています。

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