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稲桝先生 こんばんは! こちらは、愛知の加藤です。先日(8月30日)の横浜市井穴刺絡研究会につきましては大変ご苦労様でした。(改良三稜鍼のワッシャーも後日利用させて頂きます。)毎回出席するごとに得るものがあります。また次回もなるべく出席する予定です。
今回の症例は、大変難しく、治療の方針上アドバイスを頂けたらと思い、報告することにしました。 26歳、男性、今から3年前にパチンコ屋へ行き、タバコの煙を吸っていたら急に気分が悪くなり、不定愁訴(手足がしびれかつ痛い、胸が痛い、咽喉が痛い、動悸)が出現した。病院では、川崎病といわれ、漢方薬、薬剤、オステオパシーにて長期間治療を行い、効果があまり良くないために当院へ来院し、私は「化学物質過敏症」であろうと推察し、まずは中医鍼灸治療単独で治療を始め、後に井穴刺絡療法を加える感じで治療を進めて参りました。F1,H5,F5とやりまずまずだったのですが、花粉症の治療時(今年5月下旬)に頭の「上星」に頭部刺絡してから前頭部の痛みが恒常化し、(頭痛:前頭部を指で触るとじんじん過敏になり、足背部まで痛みが放散するそうです。)、最近は、前頭部に熱がこもったようで、指で押していると気持ちが悪くなり吐くそうです。耳も詰まりがち、ふらつきもありと本人さんは言っています。私は、副交感神経興奮と考えて、H5,F5と刺絡をやって様子をみているのですが、ふらつきが少し改善されますが、前頭部(上星あたり)がじんじんとして熱ぽい感じがなかなかとれません。本当は、もう一度、頭への治療をしたいのですが、前回の恐怖感からか拒否され、頭部へのアプローチはここ数ヶ月間行っておりません。症状は一進一退でした。本日少し治療を変更し「F4,F5(前頭部痛に対して)そしてH5最後にH6(副交感神経興奮と考えてH5をするもふらつきが強くなった様なので急遽H6を加えました)」と手探りでやっている状態です。稲桝先生どうしたら彼の頭痛や各種不定愁訴が楽になるのですか?良き御指導お願いします。
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