井穴刺絡研究会 - 11～20件目

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後屈のみ痛い腰痛 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年12月 8日(月)17時42分43秒

６０歳、男性。朝の通勤バスに乗っていて、じわーっと腰が痛み出しました。お昼ころまでに少し痛みが増したようですが、夕方までは、それ以上痛むことはありません。　４時に来院され、前屈、側屈、回転ではほとんど痛むことはありません、後屈のみ痛みます。百会かなと思ったのですが、虫垂炎の手術痕の圧痛二箇所に円皮針を貼りましたが改善はありません。足や足首を見てみることにしました。以前も、足の痛みを治療したことがあるので、同じく左の足に痛みがあり、これに円皮針をしましたが、改善ありません。百会を刺絡してみましたが、改善しません。　内科疾患から来た腰痛かと思い左Ｆ１Ｆ６、右Ｆ２Ｆ６、Ｆ３と井穴刺絡をして、直後効果を見たのですが、これも改善ありません。　再度、運動器疾患の腰痛を考え、Ｆ4Ｆ5の井穴刺絡をやってみましたが、これも改善しません。胆経のコメカミで腰痛が取れることもあるので、これに針をしましたが改善しません、百会にも再度針をしましたが改善しません。患部のバンキー治療では、若干良い感じですが、パッと治るほどではありません。　患者さんは、脂肪肝、通風、高血圧など既往がありますが、患部に針をするには、時間切れとなってしまいました。うーん、残念です。何か、ありそうな、あまり強い腰痛ではない、このような腰痛に、何か、隠れているのかもしれません。または、単なる、軽い腰痛なのかも…改善しないのは、そのタイミングにないか、反応が遅い患者さんなのか・・・帰り際に、「前回の足の治療も、やってもらったときは、良くならなかったけど、会社に帰ると、あれっ、普通に歩いているな」と、良くなったそうです。気が短い私には、どうも、困った患者さんです。　ささっ、研究しなければ、私の短気を？いやいや、反応を早くするにはどうすれば良いか？この患者さんの腰痛で見落としがないか？です。

常連さんの治療は・・・ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年12月 8日(月)12時14分58秒

毎週、来院される患者さん、６１歳、男性。ちょっとばかり糖尿の心配が出てきました。大酒のみでしたが、検査の結果をみて以来、お湯のお湯割を飲むように、なりました。が、ちょっと年末は、年に一回、一生に一回、卒業以来と言い訳がつく宴会の出席が増えています。　いつもであれば、バンキー治療のあとは、糖尿の治療で、左Ｆ１Ｆ６、右Ｆ２Ｆ６、Ｆ３、Ｈ６Ｆ４、百会を治療するのですが、たまには、視点を変えてやってみることにしました。常連さんは、“いつもの治療”になりがちなので注意です。　患者さんは、右のわき腹（肝臓だと思われる）違和感と、右肩の軽い痛みと動きの制限を訴えられます。毎回、井穴刺絡なので、今日は、刺絡は止める事にしました。　まず、右手の甲の痛みを見ると、とても小さな点ですが、中指、薬指、小指の骨間に圧痛があり、拇指球にも２箇所の圧痛点がありました。これらに円皮針を貼ると肩の痛みはなくなりました。　次に、足の甲と足首を見ると、胆経に一箇所、膀胱系のカカト外側に二箇所、腎経カカト内側に二箇所、足首の肝経に一箇所の圧痛がありました。これに円皮針を貼ると、右のわき腹・肝臓の痛みっぽいのが取れました。　この患者さんは、学生のころ空手部に所属して、結構な武勇伝がある方です。そのころやったことの後遺症が、今ころ出ているようです。昔、空手の漫画？で、このツボを強く蹴ると、何年かして体調を悪くして死んでしまう！というのがありましたが、まんざらウソでもなさそうです。ただし、今回は、蹴られたほうではなく、蹴ったほうに障害が出ています。どちらにせよ、暴力はいけません。うちの子には、何があっても逃げるように教育しています。それ以前に、危ないところには近づかない…大人が酔っ払っているようなところ、お祭りのような非日常のところには行かないように、花見、花火大会などは危ないと教えます。

インフルエンザの続き 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年12月 7日(日)18時12分54秒

今朝、下のお母さんから電話があって、子どもの熱は３６度台になったということでした。インフルエンザは、ウイルスの活動によって交感神経が異常興奮するので、ちょっと解熱しにくいかな？とも、浅見先生とお話したことでした。　インフルエンザの型は毎年当たらないけど、ちゃんと井穴刺絡は効きます。同じ風邪の治療の方法であっても、ウイルスを敵として殺そうとする治療法もあれば、それによって引き起こされた交感神経を抑制して風邪の症状を改善させようという治療法もあります。　ちなみに、ウイルスが全部死んでしまっても、そのために、異常興奮した自律神経＝交感神経の症状は、改善しません。これはＨ６Ｆ４を中心に、交感神経を抑制する井穴刺絡などの治療でなければ改善されません。または、患者さんが自分で治しているのです。

インフルエンザ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年12月 6日(土)20時13分57秒

おたずねがありました。４０度の熱で病院に行くと、インフルエンザだと言われたそうです。幼稚園年長さんくらいの男の子です。　治療前４０度の熱、Ｈ６Ｆ４（いずれか一方をやってから、改善すれば、もう一方はやらなくてよいです）井穴刺絡、１０分ほどして熱を計ると３８度になったそうです。　交感神経が抑制された方向に進んでいるので、このまま様子を見ます。下がらないからと、何度もやるのはおすすめではありません。特に、子どもの場合、良い方向に行き始めたらＯＫとします。

膝の痛み・半月板損傷？ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年12月 6日(土)08時03分46秒

１１月２９日に来院された男性の二回目の治療です。この一週間、膝の痛みは無く、快適に過ごされていました。とりあえず、もう一度診てもらいたいと来院されました。　あんなに痛かった、手術の予約までしたほどの痛みが、一回の治療で良くなったのが、信じられない？といったところでしょうか。　体重をかけて膝を曲げると、チクッっとした痛みがあるそうです。足首、足の甲には痛みはなくなっています。膝の裏を調べると、直径１センチくらいの痛みが膝の裏の内側にあります。これに針をして（ヒビキはなかったがやや鎮痛・円皮針で良かったのでは？）押さえると、やや鎮痛したので、これに、円皮針を貼って治療を終了しました。　ちなみに、この膝の裏の圧痛、反対の膝にもありましたが、こちらは、そのままにして後日調べることにしました。　これで終了なんですが、時間が余ったのでどこか不具合がないか聞くと、右腕の小指がしびれてちょっと痛いといわれるので、これを治療することにしました。以前病院では、首の骨がおかしくなっているので、これがシビレの原因だとＭＲＩの検査で言われたそうです。　首を動かしてもらいましたが、まったくシビレが増悪することはありませんでした。次に、腕・肩を動かしてもらうと、後ろに上げたときに小指に感じるといわれます。しかし、帯を結ぶように、左右の手をつないであげてもらってもシビレの変化はありませんでした。　後ろに上げるときには、大腸経が引き伸ばされるので、人差し指の指先から合谷、手首と押さえてみると、合谷に二箇所激痛があります。これに、円皮針を貼ると、なんだかシビレの具合が良くなったといわれます。　ついでにやった心臓と肺の刺絡では、異常はなしでした。

自然現象に薬無し 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年12月 5日(金)21時35分1秒

materuさん、調子が良くなってよかったですね。私達の体に起こるいろんな症状は、時として不快なものもありますが、これを引き起こしている、または、助長させている誘引が、気圧であることが多いですね。　天気とは、気圧の変化の事で、風が吹くのも気圧の高低、春の三寒四温も、自律神経の変化も気圧に反応します。これを｢病気｣と捉えて薬で何とかしようと言うのは、ちょっと違うのではないかと思います。我慢も必要なときもあります。それに、身体は鍛えなければなりません。特に、若い頃はです。　鼻水も、自然現象…アレルギーは、ほとんど自然現象です。が、薬を使ったときから、こんがらがってしまいますね。残念な事です。

鼻詰まり 投稿者：materu 投稿日：2008年12月 5日(金)20時14分39秒

アドバイスありがとうございます。夕方ごろより、どこを押しても動かなかった鼻づまりがほんの少しぬけてきまして、空には星が光っていた今日の夜のジョギングの時にはさらに楽になっていました。今は今日は刺絡しなくてもいいだろう、というぐらいになっています。低気圧が今回ほど強く体に異常を示したのは初めての体験でした。いや正確に言えば低気圧で副交感神経が優位になるというの教えてもらって知っていた。そしてそれをはじめて自分の体で確認できたということです。月曜にはきっと元にもどっていると思います。ありがとうございました。

鼻詰まり 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年12月 5日(金)16時04分40秒

materuさん、こんにちは。鼻水、自然現象なのかもしれませんね。とりあえず、来週の月曜日には高気圧が来ますので、それまでの辛抱なのかもしれません。　井穴刺絡はＨ５Ｆ５で良いと思います。効くようであれば、Ｈ１もＯＫですが、私の鼻詰まりの場合、眉の間やこの上のおでこの真ん中にせんねん灸を１０個くらいやります。気持ちよ～くなって、温か～くなったら鼻が通ることもあります。でも、ちょっと我慢して、もう少し鼻を通そうとやっていると、火傷します。　鼻の横にせんねん灸をやっても通ることもありますね。いっそのこと、むちゃくちゃ熱い蒸しタオルで、鼻を中心に温めるというのもあります。首の後ろを蒸しタオルで温めるのもいがいと良いかもしれません。蒸しタオルは、冷えたらすぐに熱くして温めます。　手湯というのもやってみてください。これは、若干、交感神経が働きます。手湯の温度は、４８度くらい？でしょうか、とにかく、１０秒手を入れてると、熱くて手を出さないとダメなくらいの温度です。温度計で計りながら手を入れてみてください。１０分から２０分手湯をして、背中まで熱くなってきたらＯＫです。

鼻詰まり 投稿者：materu 投稿日：2008年12月 5日(金)14時22分6秒

潰瘍性大腸炎でお世話になったMATERUです。最近は朝晩二回の20分前後のジョギングで体調を保っています。最近喉が痒いような感じが続いていまして、昨日の朝起きた際にはひりひりするような異和感をおぼえ、副交感神経が優位になったかなと思っていたら、朝から鼻水がタラーッと止まらなく夕方までティッシュが離せなくなっていました。ジョギングは予定通り行い、夕食後から鼻が詰まってきました。いつもは横になって詰まった方の鼻を上にしていればつまりは取れるのですが、今回はびくともしません。左の鼻だけが完璧に詰まっているのです。右は完全にとおっている状態です。風呂に入って左Ｈ１、Ｈ５Ｆ５をしてねたのですが、昨夜は左の鼻詰まりに苦しめられました。本日も鼻詰まりにより予定より一時間早くおきざるを得ませんでした。刺絡はＨ５Ｆ５だけでよいものでしょうか？左の鼻の穴の横を押さえると良いとのことで指圧棒でおしてはいますが。昨日より低気圧が近づいて今は雷を伴った雨が降っていて、左の鼻がとおりません。

識別診断ですね！ 投稿者：新米鍼灸師 投稿日：2008年12月 5日(金)11時02分40秒

有り難うございます。名医の条件に思考の整理整頓があることが稲舛先生のアドバイスで良く分かります。圧迫骨折の痛みか腰痛か運動疾患としての痛みか整理してやって見ます。短絡的になってしまうのが私の欠点のようです。有り難うございます。いい報告ができるように頑張ってみます。

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