井穴刺絡研究会

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高齢者の神経質 投稿者：m・ｎ 投稿日：2008年11月19日(水)09時18分57秒

有難うございます。少し家庭でも問題がありそうなので不安感も多いとも思います。先ずは、焦点を絞って対処していきます。有難うございました。

水虫の治療 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年11月19日(水)07時59分28秒

おはようございます。うるるさん。水虫は治療したほうが良いと思いますが、その治療法によって、良くもなれば、悪くもなるのだと思います。水虫がそこに住んでいられるということは、それなりの水虫にとって良い条件があるからだと思います。　・・・と、これは、私達にとって、改善すべき条件？なのかも知れません。うまく改善できて、それがある程度の期間継続したときに、水虫はいなくなる、生活できなくなるのではないかと思います。　畑の野菜も、この小松菜には虫がついているのに、すぐ隣の畝の小松菜には虫がいない？なんてこともありますよね。何か、虫が最初につく条件がありそうです。　水虫の治療は、刺絡療法と関係大有りです。良い水虫の治療は、水虫を殺すのではなく、水虫が住めない条件にする、足を健康にする？そんな方法が良い治療法だと思います。　さて、刺絡大好きな私と患者さんたちの中にも、水虫さんはたくさんいました。水虫は、右足にあっても左足にいない、親指にいても人差し指にいない？お父さんからうつされたと言うけど、家族全員にはうつっていない。「何だかおかしいなー」と、みんな思っていました。　まずはじめたのが、指の股の刺絡でした。くぼんでいますので指で搾るわけにはいかないのでバンキーの吸着具の小さいの１号で水虫指の股を刺絡しました。これは、結構効果があります。　次にやったのが、「黒酢を塗り」です。黒酢には、皮膚を良い状態にする効果があります。古来より、美肌つくりの薬？と言われ、皮膚に直接塗ると浸透する事は言われてましたし、近年の実験でも皮膚の改善に役立つことがわかってきました。　黒酢を塗っていたのですが、なかなか浸透しないので、今度は、これを温めることにしました。温めると、黒酢はよく浸透します。足湯で黒酢を使う理由です。最初は、お風呂洗いの時に使う長靴に温めた黒酢を入れてやってましたが、歩けないので、その中で靴下を履いてジャブジャブにしてやってました。　どうもよさそうだと言う事で、本格的に、両足入るビニール袋に黒酢を入れ、袋ごと足湯をする湯煎にしました。黒酢入りの軟膏も作って、昼間は塗るようにしました。足の皮がどんどん剥けて、黒酢のアミノ酸が浸透して、下からきれいな皮膚が再生されてきました。　このときに、きれいな血液が循環しなければなりませんので、刺絡をします。その指に来ている経絡･神経に問題があるので、水虫の治療をしながら、刺絡治療をやっている、一挙両得です。　勿論、長年住んでいると出て行ってもらうのに長くかかります。最近住み着いたのは、すぐに出て行ってくれます。　うるるさん、こればかりが良い方法じゃないと思います。もっと、他にも良い治療法があると思いますので、やってみてください。親譲りと言う事なんですが、水虫ができているところも、お父さんと同じところですか？同じなら、お父さんと、同じ臓器の疾患があるかもしれませんね。ちゃんと、お父さんが注意してくれているのですね。

水虫投稿者：うるる 投稿日：2008年11月18日(火)22時11分46秒

この夏より、数十年来父親譲りのの水虫を塗り薬で治療中なので水虫と癌の投稿が気にかかりました。先生は水虫は治療すべきではないとお考えでしょうか？井穴刺絡と関係ない質問ですみません。

高齢者の神経質 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年11月18日(火)22時03分33秒

こんばんは、Ｍ’Ｎさん。まず、８３歳まで長生きされている事じたい、副交感神経が優位な方だと思います。神経質、狭心症、手足が冷たい、急に動くとめまい…これらは、副交感神経の興奮の症状と考えられますね。　副交感神経優位な方は、若干、神経質。心臓の血管は、副交感神経が働いたときには細くなり、交感神経が働くと広がる。動脈硬化で血管が狭くなっているところに血圧が低いと血流が悪くて足が冷たい。急に動くと、血圧が追いつかず血液の供給不足で脳貧血も起こりやすい・めまい。娘さんの留守＝心配不安は副交感神経の興奮を招きますね。　ところが、この副交感神経優位なのは体質なので、これは、一生変わりません。ただし、この副交感神経↑の症状を助長させている事柄はないか？チェックします。食べ物では、甘いもの、果物など、やんわりと聞いてみます。　現在、患者さんが、もっとも気にしている症状は何でしょう？その症状の改善に焦点を絞って治療してみてはいかがでしょう？患者さんが言われる、いろんな症状にすべて対処しようとすると、あれもこれもとなって、反対の神経も抑制、こっちの痛みにも･体性神経なんだけど、自律神経にも影響を！！！と、何が何だかわからなくなります。　例えば、Ｈ５Ｆ５のみで３日～５日ていどやってみるとか、症状が悪くなるようであれば、すぐに、方針変更して交感神経抑制にするのも考えに入れておいての治療ですが。

(無題) 投稿者：m・ｎ 投稿日：2008年11月18日(火)19時11分1秒

こんばんは、お世話になります。先日の癌の術後の方水や食べ物が飲み込みにくかったのが少し楽になってきたが、頭痛はまだ強いようで、もう少し先生に教えていただいた取法をつづけます。83歳女神経質で狭心症、少し不整脈有ります、手足の指先が冷たく急に動くと、めまいが有りしばらく横になると治まります。内科で、MRI検査・自律神経共に異常なしと説明を受けた。世話になっている娘が、しばらく留守になると色々と症状が出るようです。 H5F5から始めたりするのですが、思うようになりません。　宜しくご指導お願いします。

外反母趾の謎 投稿者：ゆいま～る 投稿日：2008年11月18日(火)17時58分32秒

稲舛先生、こんにちは。本日も有益な臨床レポートありがとうございます。下記に外反母趾のレポートがありましたので少しだけお話させて下さい。私がこれまで診させて頂いた外反母趾は多くの場合で左足が重症でした。また膝痛で来院される患者さんも圧倒的に左膝痛を訴える方が多いように思います。無論、右膝痛を訴える患者さんもいらっしゃいますが、よくお話を伺うと初めに痛くなったのは左膝で左を庇っているうちに右まで痛くなったというようなことを仰る方が大勢おられます。またこれは以前にも書かせて頂いたことなので内容が重複してしまうのですが、地球の自転が反時計回りなため、我々北半球に住んでいる人間は左足で接地時の横揺れを制御する必要があるため左に外反母趾が多く出現するようです。例えば、陸上競技場、野球のダイヤモンド、スピードスケートのリンクなど全てが左回り（反時計回り）ですが、これは地球の自転と同方向であるということです。また野球では右バッター、右投げが多く、フィギュアスケートのジャンプは圧倒的に左回転ジャンプが多いというのも地球の自転方向に沿っているためのようです。同様に北半球の台風は左回りで進行しますがこれも地球の自転に関係しているようです。先日御報告させて頂いた左膝痛のおじいさんも右膝は全く変形していないのに、左膝だけは恐ろしくＯ脚変形していましたし、また左の拇趾だけは爪が完全に死んでいてその辺に落ちている石ころをセメダインで指先にくっ付けたような爪でした。患者さんの中には爪の変形を何でも水虫と思っている方がいらっしゃいますが、その大半は足趾の不完全接地に伴う血行不良が原因だと思われます。そうした爪の患者さんはほぼ９割以上の確率で足趾の屈曲が僅かしかできません。（足趾でジャンケンすると重症の方はいつも”パー”しか出せません）これが女性であればＯ脚に伴う荷重が鵞足部に集中しますので陰陵泉～曲泉付近に大圧痛点が存在します。とにかく操体法の橋本敬三先生ではありませんが動く構造物として人間を見ないと局所のみに目を奪われて思わぬ陥穽に落ちる危険を常に孕んでいるように思います。とにかく今の医療現場で一番軽視されているのが足趾だと思いますし、我々が病院の隙間で細々と生きて行く道もここしかないのではないかと常日頃より感じています。最後に、上記内容は私の恣意的な意見に過ぎず証拠を出せと言われても無理なのですが、私が今まで学んで来た浅学な知識の中で最も症状を説明するのに合点が行く考え方ですし、またこの考え方で治療を進めて行きますと大ハズレがないという点からも何か人体の共通問題を理解するための普遍性を有しているように思います。

常連さんは 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年11月18日(火)16時41分43秒

５０歳、女性。五十肩、後頭部の頭痛、病院では半月板損傷といわれて手術をすすめられている膝の痛み、ガスがたまってつらい、お腹の手術を二回しています。　今日は、ガスがたまってつらいという、今までになかった症状の治療です。胃腸の井穴刺絡左Ｆ１Ｆ６右Ｆ２Ｆ６Ｆ４Ｈ３Ｈ６の井穴刺絡をすると、ガスはたまっているもののお腹は楽になりました。　首のコリがあるので、これも同時に治療しましょうということになったのですが、Ｈ４や後頭部の刺絡、百会などやっても、どうしても頭痛が良く出る左の首の痛みが取れません。　そこで、足元から見ることにしたのですが、患者さんが「やっぱり、半月板損傷しているから、左が悪いのかしら？」といわれて、私は、ハッとしました。何度も治療に来られているのですが、半月板損傷の治療をほとんどやっていなかったのです。常連さんに良くある見落としですね。　左の後頭部の痛みも、胃腸の手術を二回もやっているので、そちらからだとばかり決めていたのです。先入観はだめですね。時間をオーバーしそうですが、膝の治療をすることにしました。　しゃがみこみができません、お尻がつけないし、しゃがみこむと力が入らず立ち上がれません。痛みが腎経膀胱経にあるので、かかと、くるぶしの内外で圧痛を探し、円皮針を、また、小指の薬指側・腎経にも強い圧痛がありましたので、これにも円皮針をしました。　しゃがみこみは楽になりましたが、膝の前に痛みが移りました。膝の前は胃経なので人差し指と中指の間の圧痛に円皮針をすると膝の痛みが取れましたが、立ち上がりに力が入りません。　膝の前側に痛みがあるので、今度は、内側の脾経親指の内側の圧痛に円皮針をすると、力が入ってしがみこみも立ち上がりも楽にできるようになりました。しかし、まだ、膝の重たさがあるので、耳たぶの後ろの骨の先「完骨」に下から骨の先端に当たるように針（５番）をしました。これでずいぶん軽く立ち上がれるようになったのですが、患者さん曰く「メガネのつるが当たって、耳の後ろに痛いところがあるんです」と、耳の後ろの三焦経に圧痛点があり、これに円皮針を刺してみると、ますます膝の動きが良くなりました。　今日は、これで終了にしました。

膝の痛み 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年11月18日(火)14時45分28秒

７３歳、女性。何度か膝の治療をやって、お風呂の中では、問題なく正座ができるようになっています。　今日は、四つんばいになって、徐々にお尻を落としてもらうと、もう少しで正座するという角度になったところで、膝の裏（腎経Ｆ３膀胱経Ｆ４）に痛みが出ます。　足首や足の甲の圧痛を探すと、内外のくるぶしの下（腎経膀胱経）に圧痛があります。これに円皮針をすると、両膝ともすっきりしました。　さらに、Ｆ３Ｆ４の井穴刺絡をすると、ベッドの上に正座をしたまま、私が治療の片付けをしている間中、座っていらっしゃいました。　次の段階では、掘りコタツで時々正座をして膝の筋肉のストレッチです。

腰痛・外反母趾 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年11月18日(火)14時39分25秒

７０歳、女性。左腰の痛みがあります。特に、腰を後ろに反らせると（後屈）真ん中と左の腰に痛みが出ます。　足を見ると、右は親指が真っ直ぐですが、左足は外反母趾です。足の甲・中足骨間を押さえると親指と人差し指の間Ｆ２、薬指と小指の間Ｆ５、かかと外側Ｆ４に圧痛があります。これらに円皮針・パイオネックスを貼り、左Ｆ２Ｆ６Ｆ５Ｆ４の井穴刺絡をしましたら、腰痛は改善しました。　患者さんは「若いころ、ハイヒールをはいていたから、こんな足になって」といわれます。私は「ハイヒールは左足だけ履いていたんですか？」とたずねると、しばらくして、大笑いになってしまいました。　ハイヒールの責任は、半分くらいではないかと思います。左足ですから、もしかすると、胃腸系のトラブルが外反母趾を助長させたのか？も知れないと思います。ついでに、患者さんとの話患者さん「水虫の足ですみません」私　　　「大丈夫ですよ、大してうつりませんから」患者さん「えっ、てっきり私はゴルフ場の風呂でうつされたと思ってた」私　　　「じゃあ、何でこの指は水虫で、隣の指は、水虫がないんですか？」　うつるには、うつるだけの条件が必要なのだと思います。　水虫の話のついで…皆さんは、「水虫が出ている間は大病しない」というのは、ご存知ですか？針灸をやっている人たちはそんな話をするんですが（私の周囲だけかな）、これを私は患者さんにたずねた時期がありました。１０年間くらいで、数百人になると思いますが、主に、癌の方で「以前、水虫はありませんでしたか？」とたずねたところ、大体２年位前に、薬（新薬）を使ったらなくなったということでした。　いろんな考え方があると思いますが、水虫が気になって、足の指をさわって、お灸やはり、刺絡、足湯、皮むきなんかで刺激するのが体をうまく調整しているのかもしれない、と思います。それを薬をつかってなくしてしまうと、調整器官、毒のはけ口がなくなってしまうので、思わぬ大病を引き起こしてしまうのかなー、です。

五十肩 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年11月17日(月)22時20分26秒

５０歳、女性。右の五十肩、肘を曲げて、挙げる姿勢･･･シャツを脱ぐとき、見ようによっては、スプーンでスープを飲む腕の形です。経絡テストで方の動きをやっても、どれと言って、特別にこれが痛いという姿勢がありません。　肩は、あちらこちらと痛みます。痛みが限定されないときは、肩が悪くないことが多いです。逆に、一点押さえると激痛がするようなところは、そのポイントを治療すると良くなることが多いですね。　となると、指、手、手首、が、怪しい？です。手の甲の人差し指と親指の間「合谷」に激痛があります。ここに円皮針をすると、少し良いです。針をすると、痛みが動いて肩の前側が痛いといわれます。と言うことは、肺経親指の付け根を押さえると、これまた一点激痛があります。これに円皮針をすると、またまた良くなりました。　また、痛みが方の上に動きましたから、再度、大腸経「合谷」を探すと、さっきのところのすぐ横に圧痛があり、これに円皮針をすると、随分と良くなりました。だいたい６割くらい良くなった感じです。　さて、スポーツをやるわけでもない、普通の家庭の主婦です。ときどき、右肩が痛くて五十肩状態になるそうです。･･･で、あの腕の形？「何か趣味ありますか？」とたずねると「手芸」だそうです。そうです、スプーンでスープを飲む姿勢、針を持って布を縫う姿勢と同じですね。これを長くやっているので、親指と人差し指に“コリ”がてきて、肩に痛みが現れたと言う事です。　となると、やっぱり、親指Ｈ１と人差し指Ｈ６の井穴刺絡です。と思ったのですが、ここは、体性神経、円皮針・パイオネックスを井穴に貼ってみることにしました。すると、患者さんもビックリ、腕がすっかり自由に動くようになりました。　解決策は、①手芸を止める　②左手に箸を持って針で縫うような運動　③もっと、左手、両足を使う運動・・・右手の親指と人差し指ばかり使っているので、より、他との運動の差が出ています。他の手足も使えば、割合が減ってこのような症状は出にくくなると思います。　現在、右手９７、左手1、右足1、左足１だとします。これを、右手４０、左手２０、右足２０、左足２０としただけでも、全体の運動割合のバランスが取れます。　右五十肩を早く改善させようとするならば、右手１、左手９７、右足１、左足１･･･でも、足を使わないのはとても良くないので、歩きながら左手を使う、右手は何もさせない。こんなのでどうでしょう。

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