井穴刺絡研究会

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低血圧と夜間痛  投稿者：ゆいま〜る  投稿日：2008年10月 4日(土)22時34分42秒 　 　編集済
  稲舛先生、こんばんは。
繰り返しの質問になって恐縮ですが、先日来よりお話申し上げている頭痛の患者さんの件で改めて先生にお伺いしたいことがあります。
例のおじいさんは本日も来院されたのですが、一時の死にたくなるほどのジカジカ感は減ったもののやはり頭痛は続いているとのことでした。前回の書き込みの通り、私はこのおじいさんのことは既に見限っていて通常の施術だけを行いました。以下はその時の会話です。

患者：「せんせ〜い、何で頭がこんなにジカジカするんですかね〜」
私：「（心の中で）そんなの知ったことか」
患者：「せんせ〜い、この痛みは治りますかね〜」
私：「（心の中で）じいさん、うるせ〜よ。喋るとやりにくいんだよ」
患者：「何でこの年になってこんな目に遭うんですかね〜」
私：「（心の中で）その口がまだ言うか」
患者：「せんせ〜い、何とかして下さい」
私：「あの、ちょっと黙っててもらえんですか。気が散って仕方ないです」
患者：「・・・・・」

私は人間の器がお猪口並に小さいので一度見限った人間は徹底的に無視して早く来なくなるように仕向けるという鬼の所業としか思えない態度を取り家族一同を呆れさせています。
今回もそうした調子でおじいさんを軽くあしらっていたのですが、このおじいさんが持っていた健康保険証入れを一瞥した際、挟んであった紙が気になり見せて貰いました。
それは薬局から貰った、処方された薬の説明書だったのですが、何とこのおじいさん毎日６種類も薬を飲んでいました。内訳は鎮痛薬、胃薬、心臓の薬（おじいさんは心臓は悪くないと言い張ります）、むくみを取る薬、降圧剤２種類でした。

私はおじいさんに「初めて来院された時に血圧が高いとは言ってなかったでしょう？」と訊きましたら、「ハイ、病院で上が１４０あるから念の為に飲めといって２種類薬を出されました。でも１４０くらいなら別に高くはないんでしょ〜？」とのことでした。
続いて私が「降圧剤を飲んだら血圧はどうなったんですか？」と訊きますと、「１１０を越すことはなくなりました〜」との答えだったのですが私はまたしても愕然としました。

当院を受診している患者さんで私が最も治療を苦手としているのが夜間痛を訴える方なのですが、今日現在、夜間痛で来院中の３名（全員７０歳以上です）の方々が全員降圧剤を服用していて最高血圧が１２０行かない人ばかりなのです。彼（彼女）らに共通するのは私が「ニセ高血圧」と呼んでいる若い頃は低血圧で高齢になってから血圧が高くなった人ばかりということです。

今日来院された８０歳の女性なども夜寝ていると左足が疼いて仕方がなく「夜が怖い」と仰るのですが、この方も「降圧剤を飲み始めてから体がだるい上に頭が朝からボーっとして何もやる気が起こらない」とのことです。同様に上記のおじいさんも「飯食ったら寝る」と三年寝太郎のようなグータラ生活を送っているのですが、実は血圧が下がり過ぎて起きているのが苦しいのかもしれません。さらに愁訴の頭痛も頭の血管が開き過ぎて起こっているのではないかと疑念を抱いたような次第です。

結局私はおじいさんに「そんな薬、全部止めなさい。薬を飲まなくて体がおかしくなったらその時また飲めばいい」と完全に法律に触れるような暴言を吐いてしまったのですが、おじいさんも「私も薬は要らんと思うんですよ〜。薬を飲み始めてから段々と体がおかしくなってきて先生に何度も飲みたくないと言おうと思ったんですが、親切に診てくれるから言えなかったんですよね〜」とのことでした。

私が遭遇したと同じような患者さんは他にもたくさんおられると思うのですが、何で患者さんはもっとお医者さんに疑問を正直にぶつけないのでしょうか。またお医者さんも何故こうも簡単に薬を何種類も処方するのでしょうか。
私はもう途方に暮れてしまいます。

最後に稲舛先生、低血圧と夜間痛について改めて御所見をお聞かせ頂ければ幸甚です。

（注）服用している薬の数は今回精神科で貰った２種類を合わせて計８種類です。
　　　じいさん、アンタはロボットか！！ 		 
おみごと！  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年10月 4日(土)05時00分17秒
  おはようございます。トッポさん。さすがに、お上手ですね。その調子で、いろいろ試してください。よい状態になったら、それを５日間続けてみてください。刺絡をやっても、改善の感じがなくなったときが、治療の終了のときです。  
大腿後面の張り  投稿者：トッポ  投稿日：2008年10月 3日(金)22時43分24秒
  稲舛先生、こんばんわ。先月、肩のコリコリを治していただいたトッポです。やっと、ネットで注文していたファインタッチが届いたので、以前から感じていた右大腿後面の張りにＦ４を試してみました。結果は、直後に張りが半分以下に軽減、可動域が40度くらいは改善しました。やっぱり、すごいですね、井穴刺絡。ストレッチや揺らし、操体法などいろいろ試したのに改善しなかったんですが・・（これについては私の技術不足もあるんでしょうけど）。ちなみに、眼精疲労に対して、眉毛の上の圧痛点にパイオネックスを貼ったんですが、こちらも効きました。今後も、いろいろ自分の体で実験していきたいと思います。  
脳動脈瘤  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年10月 3日(金)22時09分33秒
  黒ラブさん、こんばんは。まずは、血圧が上がらないように、Ｈ６Ｆ４と、他の交感神経抑制の井穴刺絡をやって、体が楽になるところを見つけてください。わからなければ、全部やってもＯＫ、効かなければならないところは、効きます。
　やはり、脳血管のことは百会になると思います。バンキーも、後頭部の風池や側頭部、前頭部と全部かけても良いと思います。 		 
脳動脈瘤  投稿者：黒ラブ  投稿日：2008年10月 3日(金)16時09分59秒
  こんにちは！
今日神経内科に行ってきました。
記憶の方は一過性のものでしょうと言われましたが、
先日撮ったＣＴからかわからないのですが、脳動脈瘤が２．８ミリ位のがひとつ見つかりました。来週脳神経外科へ行くのですが、刺絡はどこをしたらいいのでしょうか？
今、足湯をしたのですが、バンキーはどこをしたらいいのでしょうか？
お聞きするばかりですみませんがよろしくお願いします。 		 
１５年間の肩こり  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年10月 3日(金)14時15分37秒
  ５０歳、女性。１５年前に肩こりが始まってからずーっと肩と首に痛みがあります。最も痛いのは、首を右斜め後ろにやったときに、右の肩が痛みます。腰痛も右にあります。おなかを押さえると、みぞおちとへその右横に痛みがあります。
　さて、「右肩こり」と「右腰の痛み」と「右おなかの痛み」が同じものか？から始めました。右なのでまずは右Ｆ２の井穴刺絡をやってみましたが、どれも改善しません。腎臓かもしれないと右Ｆ３をやってみました、が、改善はありません。となると、副交感神経異常興奮の胃痛・潰瘍（血圧１１０−６０）かもしれないと、Ｈ５Ｆ５をやってみましたところ、これまた、改善がありません。
　となると、単なる、肩こり、かも知れないと、私流にやってみることにしました。１５年間、様々な治療院や病院を回ってきていますので、いまさら私が肩に針を刺したり、もんでみても仕方がありません。
　右手の小指から、薬指、中指と指先、手の甲、手首と圧痛を探してみました。すると、小指と薬指の甲･中手骨間に圧痛があり、これに円皮針をすると、１５年間の肩こり･痛みがなくなりました。
　すると、今度は、左肩の痛みがわかるようになりました。患者さんは｢左肩が痛くなった」と言われます。七時所の圧痛を探すと、右手ほどではない圧痛があり、これに円皮針をすると、左肩の痛みもなくなりました。腰痛も、足の外側･膀胱経の圧痛点に円皮針をすると半分以上良くなりました。
　「１５年治らない肩こり｣と聞いて、ちょっと慎重にやりすぎたのかもしれません。次回は、胃痛を調べることにします。 		 
痔　つづき  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年10月 3日(金)13時57分3秒
  昨日の、痔の患者さんが来院。あれから夜まで良かった（80％鎮痛）そうですが、夜中にトイレに行って以来、痛みが出てしまったそうです。
　昨日はＦ４の井穴刺絡をすると、痔に何か刺激感じたそうですが、今日はＦ４をやっても感じません。今日効いたのは、肛門のすぐ上の尾骨先端のバンキー治療でした。それに、百会に刺した針から肛門に何か、ズン、ズンと刺激があるそうです。
　お尻の感じは、半分以上良くなって、座っていても大丈夫になりました。 		 
熱血治療家  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年10月 3日(金)08時14分35秒
  おはようございます。ゆいま〜るさん。昨夜は良く眠れましたか？あふれるようなエネルギーを治療にむけられて、患者さんは、幸せですね。おそらく、治療以外の仕事をされても良い成績！ボランティアや地域の活動をされても１２０％、全身でぶつかっていかれるのではないかと思います。あっちこっちぶつかって、コブを作らないように。
　うーん、ゆいま〜るさんのおっしゃるとおり、このような患者さんはいらっしゃいますね。私も一生懸命お話をしたつもりでも、患者さんは隙間を突くように、いろんなことをされます。よくも、まあ、そう考えられますね？？？と、感心することも様々です。
　アレルギーの患者さんなどでは「甘い物はやめたほうが良いですよ｣とお話しすると、｢じゃあ、ケーキはダメですよね｣｢じゃあ、お饅頭は？｣｢じゃあ、クッキーは？」「お料理はどうするんですか？｣｢黒砂糖は？」「三温糖は？」「蜂蜜は？」「果糖は？」・・・と、この中にないものを見つけると、ちゃっかり食べて「先生は○○は食べてはいけないとは言わなかった」と、私の責任になります。さらに、｢他の人は食べているのに、何で私だけ食べてはいけないんですか！！！」と、怒りをぶつけられます。
　まー、最近では、私も少しは賢くなりまして、患者さんに予備知識のために注意事項の冊子を作ったり、本を紹介したり、私と同じようなことを言っている先生の講演会をすすめたりして、予防線を張るようにして、何とかうまく行っています。このホームページもそのひとつかもしれませんね。これを読んで来院される方は、非常に理解が早い、深い、患者さんと私の協調がうまく行きます。
　ご高齢の患者さんを診るときは、自分の親や我が子をみるようにやっています。（これが、一番難しい） 		 
頭痛患者・・・その後  投稿者：ゆいま〜る  投稿日：2008年10月 2日(木)21時43分43秒 　 　編集済
  稲舛先生、こんばんは。
遅くなりましたが、先日来より御相談申し上げていた頭痛患者のおじいさんについてその後の経過を御報告致します。
患者さんには帯状疱疹でないかどうか皮膚科を受診するようにお願いしていたのですが、今日約１０日振りに当院を再来院され途中経過が判明しました。患者さんは皮膚科のない市立病院を受診し、脳自体の異常がないならばということで精神科へ回されて薬を処方されていました。正直、この話を聞いて呆れたというのが私の偽らざる心境で、子供の使いじゃあるまいし医師に言われるまま精神科に通院し薬を服用していたということに驚きを通り越して絶望的な気分になってしまいました。

さらに服用している２種類の薬を見ますとどちらも「アレルギーを改善します」と記載してありましたが、このおじいさんは精神科に行ってアレルギーの薬が出ていることに何らの疑問も持っていないようでした。また、来院時必ず履いているツッカケを今日もまた履いていましたので「これで３回目の注意ですよ」と言ったのですが、全く意に介していない風でした。当然のことながら眼鏡屋にもまだ行ってないということでした。

以下は私とおじいさんとの会話です。
私：「帯状疱疹はどんな検査をしたのですか？」
患者：「何も。先生が頭を見ただけです」
私：「検査は何もなかったんですか？」
患者：「血圧を測ったら１１０でした」
私：「この１０日間は何をしていましたか？」
患者：「ずっと寝ていました」
私：「ずっと？」
患者：「飯食ったら寝てました」
私：「食欲はあるんですか？」
患者：「寝てばかりであまり食欲がないので最近は好きな甘い物を食べています」
私：「どんな？」
患者：「昨日は娘が買って来たケーキを３人分食べました」
私：「・・・・・」


最近、私は日々の臨床を通じて思うのですが、いい年をした大人にもかかわらず「一体あなたは誰の人生を生きているのですか？」という腑抜けのような人が多過ぎるように思います。自分は自分の為すべきことを全くやらないでいて病気が災難のように自分に降って来たと思っているふざけた人間が多過ぎます。
「いい年して寝言を言うな！」と一喝してやろうかと思いましたが、あまりにもアホらしいのでついぞ止めました。

やはり澤田健先生が仰っていた「医乱るれば国滅ぶ」というのは箴言でした。
自分の人生を丸ごと引き受けて生き抜いてみせるという心意気や覚悟のない人間は神様でも救うことはできないでしょう。
「叩けよ、さらば開かれん」・・・。
自分で運命の扉を叩かない患者の助けになれるほど私は優れた治療家ではありませんのでもう私はこの患者さんについては見切りました。
夜も眠れずに心配していた私は本物のアホでした。 		 
ジンマシン･アトピー  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年10月 2日(木)17時45分23秒
  三回目の治療の６５歳男性のアトピーです。一回目二回目は、まずまずだったのですが、今回は、首にジンマシンが出ています。ご自分でＨ５Ｆ５の井穴刺絡はやっているので、大椎のバンキー刺絡をすることにしました。少し良くなりました、さわらなければ痒くない程度です。
　どうも、先日食べた、「キムチ鍋･豚肉入り」後から、かゆみが出ているようです。患者さんは、ゴマ鯖（鯖に当たった）からアレルギーの鍵が開いてしまったので、以前は大丈夫だったからと食べたキムチ＋豚肉が、副交感神経を異常興奮させてしまったようです。 		 
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