井穴刺絡研究会

井穴刺絡療法についての質問や感想だけでなく何でもどんどん書き込んで下さい。

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胆のう炎・胆石？  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年 9月 9日(火)11時45分1秒
  ５０歳、女性。胆石があり、先週から二回目の治療です。右の背中に痛みがあります。何もしなければ痛くないのですが、椅子の背ウケに当たると少し痛い、また、台所で流しの角がおなかに当たると右の上腹部に違和感があります。
　前回、右Ｆ２Ｆ６Ｆ４、左Ｆ１Ｆ６Ｆ４、右Ｆ５をしましたら、やや痛みが軽くなりました。今日も同じ治療をすることにしました。背中の痛みがあるところにも少し鍼をしました。
　｢悪いものは食べていない｣との事ですが、ここ１０年で１５ｋｇ太っています。太れると言うことは、内臓は悪くないと言うことです。内臓の病気で、どんどん太る人はあまりいません。
　胆のう炎の状態が続いていると言うことは、胆のうを疲れさせていると言うことで、だいたい、胆のうが弱い日本人が、今の｢普通の食生活｣をすると、胆のうが疲れて炎症を起こします。なかには強い人もいますが、無謀な冒険は止めたほうが良いと思います。
　太って、胆のうがくたびれて炎症を起こしているのですから、贅沢病です。食べ物が悪くなければ、食べ過ぎです。食べる量を減らせば、肝臓や胆のう、すい臓だってお休みすることができて、エネルギーを修理に使えるようになります。
　食べ過ぎや飲みすぎで悪くしてしまったものを薬でごまかして、また、食べるようにさせれば、行き着く先はどこか？？？だいたいわかりそうなものですが、これが、難しいのです。 		 
動けるなら、動かなければ  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年 9月 9日(火)08時48分17秒
  ５３歳、男性、鍼灸師…と私の話ですが、首を左に横倒ししたときに、右首に痛みがあります。３週間くらい前からですが、経絡では胆経なのでＦ５やＨ５の井穴刺絡をやってみたり、コリ･痛みのあるところに針をやったり、操体法やったりといろいろやったのですが、ちょっとは良いのですが、また、ぶり返すのです。
　考えてみると、一ヶ月ほど前に、左の薬指をぶつけて走れなくなりました。また、今年の福岡の猛暑は、夏日が二ヶ月近く、走ろうと思って外に出て十歩走るとヨロヨロとくじける暑さ。｢このまま走ったら、熱中症で死ぬ！」と思いジョギング中止。
　先日、左の薬指をちょいとぶつけたら、涙が出るほど痛かった、見ると、まだ腫れています。これは骨折（ヒビ）していたかもしれない？しかし、この痛みもずいぶん治まり、昨日、久しぶりに軽くジョギングしてみました。
　走り始めると、５０ｍで、まず、めまい、次に、吐き気、それから、息切れ、これまた、膝の痛み、信号で休みストレッチ、走り始めると腰痛、空を見上げると気が遠くなってきました。
　おいおい、いったい、私の体はどうなってるんだ！！！やっとの思いで休み休み３０分間のウオーキング＆ジョギング終了。終わったときには、ほんの少し、体が戻った感じで軽くなりました。
　夜になって首の調子が、ずいぶんと良いことに気づきました。

　どんなに良い治療や養生法や体操をやっても、本人が体を動かさない･歩く･走るをしなければ、効かない！内臓の病気も、筋肉や骨でも、アレルギーの症状でも、できるのであれば、歩く･走るをしなければ良くならない。
　近所の同年代のお父さん、癌で後どれくらい生きられるか？と言われているのですが、毎日、朝５時に起きて歩いています。先日テレビで放映されてましたが、頭が下がる思いです。子どもたちの成長を見守りたいとの親心、絶対死ねないとがんばり続けています。医学的に良いか悪いかわかりません。本人は、何か手ごたえを感じているのでしょう、医者も、家族も止めません。それからすると、私の首の痛いのは、単なる、運動不足です。
　少し涼しくなりました、体調が悪いなーっと思っている方は、外に出て運動してみませんか。水を飲んで新陳代謝を旺盛にして、太陽に当たって自律神経のバランスを整え、筋肉をつけ、余分な脂肪を落とし、内蔵に刺激を与え、肺、心臓を働かせましょう。ご飯が美味しくなります。ウンチやオナラもたくさん出ます。布団に入るとすぐに眠れます。熟睡できれば、その間に体を修復できます。かゆみや咳も出にくくなります。
　以前の書き込みで、命がけで泳いで、もー心臓バクバク、翌日の検診では正常だったと言うのがありました。日ごろの運動不足が高血圧となっていたのです。体を動かせば、末梢の血管も開いて血圧は下がるのでしょう。
　人の体のメカニズムは不思議です。これを解き明かそうとするのは、まだまだ何百年もかかると思います。それより、体に良いことをやってみませんか。人類がすでに証明した、歩く･走る、太陽光線に当たる、汗して働く、その地にあるものを食べる、数千年の人体実験でも好結果が出ている鍼、灸、吸玉療法などの治療・・・今日も走ってみます、あまりお金もかかりません。 		 
肘、膝の治療も  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年 9月 9日(火)07時40分50秒
  マヨネーズさん、ゆいま〜るさん、おはようございます。ゆいま〜るさん、いろいろご説明ありがとうございました。
　基本的には副交感神経を抑制するＨ５Ｆ５の井穴刺絡をしますが、症状が安定したところで、肘の内側の治療にはＨ１Ｈ２Ｈ３、膝の内側の治療にはＦ３Ｆ４の井穴刺絡を行います。
　不眠には、百会と言う頭のてっぺんの頭部刺絡が良く効きますが、全身の状態が良くなってくると眠りやすくなりますね。
　それに、眠りは、夜になったから眠れるのではなく、昼間どれほど活動したか？によって、それに見合う眠りがおとずれると思います。朝早く起きて、一日外で働く、運動する･太陽光線に当たる･汗をかくなど活動する（交感神経を働かせる）と、夕方になると副交感神経が働きだして眠たくなる。 		 
追記  投稿者：ゆいま〜る  投稿日：2008年 9月 9日(火)02時41分58秒
  下記投稿について少しだけ追記します。
下記の膠原病患者は偶然にも私の高校の１０年下の後輩なのですが、２年前に膠原病を発症して以来みるみるうちに顔色がどす黒く変色し、私もその子（女性ですが）の顔を見るたびに胸が痛みます。膠原病によって皮膚が黒く変色するのかどうか私は知りませんが、やはり顆粒球比率が８５％まで上昇しているのを見ますと活性酸素焼けの症状のように思えてなりません。患者はステロイドを減らしたいと思っているようですが、指関節の激痛には耐え難いものがあるようでなかなか実行できずにいるようです。

詳細は書きませんが私もステロイドによって人生を狂わされた人間のひとりなのでこの薬の恐ろしさは普通の人以上に分かっているつもりなのですが、実際に同じような人を目の前に見ますと本当に胸が潰れる思いです。 		 
寝付きの悪さ  投稿者：ゆいま〜る  投稿日：2008年 9月 9日(火)02時28分27秒
  マヨネーズさん、こんばんは。

下記投稿について少しお話をさせて下さい。
私は整骨院を経営している者なのでお医者さんのような難しい話はできませんが何か参考になればと思い書かせて頂きます。

一般論としてアトピーの患者さんには副交感神経の異常興奮が見られ、これを抑制するのが井穴刺絡療法における両手足薬指の瀉血ということになっていますが、ステロイドを服用した場合、薬理効果によって井穴刺絡療法と同じ効果を出すということになろうかと思います。つまり副交感神経を抑制して交感神経を興奮させるということです。
ただし、交感神経が興奮するということは俗っぽく言えば「人間を活動的＝ハイテンションにする」ということでもありますので、ステロイドが効き過ぎると交感神経が優位になり過ぎて（ハイテンションになって）寝付きが悪くなることがあるのかもしれません。

ただ、私の臨床経験では背中の硬い患者さんからはほぼ１００％と言ってよいくらい寝付きの悪さと悪夢を見るという訴えを聞きますので、マヨネーズさんの寝付きの悪さがどちらが原因となって惹起されているのかお話だけでは思量しかねるものがあります。

しかし、膝裏、肘裏の黒ずみというお話を拝見しますと、これは活性酸素焼けの症状のような気もしますので、もしそうであるなら交感神経の興奮による不眠というふうになるのではないかなとも思います。
私は医師ではありませんので詳細を知る由もありませんが、巷間話題となっている東北大学医学部生理学教室教授の安保徹先生の御本によりますと、交感神経の興奮は白血球中の顆粒球割合を増加させるそうで、活性酸素はこの顆粒球が免疫活動時に発生させる物質とのことです。したがって、顆粒球の割合が高くなるにつれて産生される活性酸素も増加し、これが皮膚の黒ずみやステロイド象皮症を誘発する一因となるようです。（活性酸素は細胞やＤＮＡにも傷をつけるため癌を誘発する一因とも考えられているようです）

以上まとめますと、マヨネーズさんの寝付きの悪さはステロイド服用による交感神経興奮によるもの、或いは全身の血行不良による肩背部の硬さによるもの、或いはそれ以外の原因によるものとに大別されるものと思われます。
したがって、もし確認なさりたいのであれば病院の血液検査にて白血球分画を調べることが可能ですから調べて御覧になってはいかがでしょうか。（費用は２０００円程度のようです）因みに、顆粒球割合は正常で大体６０％くらいとのことで、アレルギーの患者の場合はこの数値が減少し逆にリンパ球比率が上昇しているそうです。（癌患者の場合は顆粒球比率が９０％近くなる人もあるそうですが、私の院の患者さんで膠原病を患っている女性はこの顆粒球比率が８５％になっていました）
ただし、私が先日受けた健康診断で遠回しにこの質問を医師にしましたところ「そんな話は聞いたこともない」と言下に否定されましたので、安保先生の理論は医学界の常識ではないようです。

それから最後に、以前の私は交感神経と副交感神経をシーソーのように考えていてどっちかが興奮すればどっちかが抑制されると思っていたのですが、実際に患者さんの話を聞いていますと交感、副交感両興奮の症状があるのではないかと思っており、それは稲舛先生が再三御教示されておられる薬物服用の副作用として起こっているように思います。

以上、大変長くなりましたがマヨネーズさんの参考にして頂けますなら幸甚です。 		 
(無題)  投稿者：マヨネーズ  投稿日：2008年 9月 9日(火)00時07分24秒
  以前にリバウンドを経験しているのでステロイドはずっと使用していなかったのですが
この夏（７月あたり）から悪化したせいもあり緊急避難的にステロイドを使用しているのが
現状です。黒ずみが気になるのは両膝の裏、両肘の裏と手といったところでしょうか。
便秘や心臓の症状は気になりませんが少し胃が重たいのかなという気がします。
一番気になるのは寝付きが悪く、寝入っても二時間や三時間たつと眼が覚めてしまうことです。これには心底参っています。アドバイス宜しくお願いします。 		 
右膝の痛み  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年 9月 8日(月)15時51分13秒
  右足･スネを交通事故でぶつけて来院されていた患者さん３３歳、男性です。いちおうの治療が終わって、１年ぶり、疲れると右ひざが痛くなるので治療に来られました。痛みがあるのは、膝のお皿のなか、膝の前側です。
　やや、運動不足もあります。井穴刺絡は、足首や足の甲、ぶつけたスネの圧痛をみてＦ１Ｆ２Ｆ３Ｆ４Ｆ５Ｆ６、虫垂炎の手術痕の圧痛に円皮針、完骨に針をしました。膝の曲げ伸ばしは楽になりました。冷え性なので、これから冬の対策を考えることにしました。 		 
どんぶりを持てないうどん屋さん  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年 9月 8日(月)14時54分27秒
  うどん屋さんの奥さん５０歳。左の肩、腕に違和感があります。忙しくなると、だんだん肩が痛くなって、左手でどんぶりを持てなくなります。
　治療室にあるボールに５００ミリリットルのアルコール２本入れて、どんぶりを持つようにして持っていただきます。肩に痛みが出ます。でも、痛んでいるのは、手首、手の甲、指ではないか？と思います。肩や肘の関節、筋肉よりもずいぶんと手のほうが華奢です。
　案の定、手首の関節に３箇所、手の甲に５ヶ所、人差し指と小指に４箇所の激痛の圧痛があります。これらに円皮針をして、Ｈ１Ｈ６Ｈ５Ｈ４の井穴刺絡をすると、手、手首、肘、肩の痛みやだるさなど違和感がなくなりました。 		 
アトピー＋ステロイド  投稿者：ぎんなん治療院  投稿日：2008年 9月 7日(日)22時28分47秒
  マヨネーズさん、こんばんは。ステロイドは、交感神経を興奮させることがありますので、体質や生活環境によって副交感神経が興奮している人には抑制的に効果をあらわします。しかし、様々な副作用や離脱が難しいことが問題になっています。
　また、ステロイドを塗ったところは、特に血管を収縮（交感神経の興奮）させるので、新陳代謝を抑制して皮膚の生まれ変わりを押さえてしまいます。かゆみは冷やせば小さくなる＝血管を細くして冷やしているのです。
　塗ったステロイドは、患部だけではなく、全身に効果をあらわします。それによって、ある臓器には交感神経の異常興奮による症状が出ていることがあります。ところが、アレルギー･アトピーの患者さんでは、「これもアトピーの症状だろう」と思ってしまっている人もいます。

　まず、Ｈ５Ｆ５を数日間（３日〜５日程度）やってみて、症状が軽くなるものは、副交感神経の異常興奮による症状であると思ってよいと思います。ところが、肝臓や胃腸症状・便秘や胃炎など、心臓の症状･息苦しさなどが残れば、それは交感神経性のものかな？と考えられます。そのときには、それぞれの交感神経を抑制する井穴刺絡をします。
　また、Ｈ５Ｆ５でかゆみなどが良くなっても、今一解決できない･･･塗ったところの黒ずみ（交感神経興奮のための活性酸素焼け）には、その経絡の井穴刺絡をしたり･･･です。
　今、どんな症状がありますか？ 		 
お二方  投稿者：マヨネーズ  投稿日：2008年 9月 7日(日)21時10分48秒
  レスしていただいたぎんなん治療院 、ゆいま〜るさんありがとうございます。
今現在、少量ですがステロイドを使っているんですがその場合は治療方針が
かわってくるのでしょうか？ 		 
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