井穴刺絡研究会

井穴刺絡療法についての質問や感想だけでなく何でもどんどん書き込んで下さい。

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胃癌手術後の養生 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月25日(金)15時40分31秒

７０歳、女性。胃癌内視鏡手術です。体調は悪くありません。食欲もあります。養生のために、左Ｆ１Ｆ６Ｆ４右Ｆ２Ｆ６Ｆ４Ｈ６の井穴刺絡をしました。　手術の病院では｢胃癌がある｣と言われたそうですが、他に行った３軒の病院では｢癌は見つからない｣と言われたそうです。あまりしつこくたずねるので、「見つけた病院に行ってください」と言われた･･･兄弟姉妹は手術しないほうが良いとアドバイスしたそうです。　どうしようかと迷ったそうですが、結局手術をすることに、兄弟姉妹が手術をしないほうが良いといっていると、この病院の副院長に話したところ、急に怒り出した？？？怒られて患者さんは、しかたなく･･･

眼底出血 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月25日(金)14時43分45秒

５０歳、女性。一年ほど前に右眼底出血。Ｆ２Ｆ６の井穴刺絡、後頭部の刺絡をすると見え方が良くなっていました。　半年前くらいからは、眼科にも月一回でよいといわれ、経過も良好だそうです。今日は、右の頭痛が少しあるし、バンキー治療もやってもらうので、眼の治療もやってほしいとのことでした。　Ｆ２Ｆ６の井穴刺絡、眼の周りの鍼治療、後頭部の刺絡、百会などの刺絡をやっても変化がありません。良くなっている状態･･･側頭部の痛みは、別の理由だと考えられます。

治療効果の確認 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月25日(金)11時14分5秒

浅見先生によれば、治療の効果は、直後に改善するのが８０％だと言われます。と言うことは、何か治療したすぐ後に「良くなったか？」「悪くなったか？」を聞かなければ、その治療が効いたかわからない・・・。　治療前の患者さんの症状を充分把握し、治療後には、その症状がその治療で良くなったか？聞く、これをやらなければ、いったい、どの治療で良くなったかわからない、これが治療の基本なんですが、「なかなか聞けませんよ」と、先日の研修会に参加された鍼灸の先生とのお話でした。

肩こり、腰痛、筋肉が硬い 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月24日(木)21時35分32秒

５０歳、女性Ｅさん。２年前から、筋肉が硬くなった感じで、午前中が良くない。朝起きたときに腰が痛い。腰の痛みは、毎日少しずつ違うところ。午後からは、痛みがなくなる。　この訴えを聞いたとき、｢ああ、副交感神経の興奮症状だな｣と思いました。そして、低血圧１１０～６０、病院では｢異常なし｣と言われています。若い頃は、９０～５０だったそうです。高血圧が異常なら、低血圧だって異常です。違うのは、薬がない、低血圧に出す薬があっても、ちょっと危ないってことです。　肩こりは、左の肩にあります。午後の患者さんだったので、治療時には痛みはありません。明日の朝にならないとわからない症状です。　左の肩こりは、胆経Ｆ５三焦経Ｈ５と大腸経Ｈ６、小腸経Ｈ４の経絡の領域･動きと関係したコリです。もし、これも副交感神経↑の肩こりであれば、Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡をした後に、改善しているはずです。ところが、Ｈ５Ｆ５をやった後には、首の横倒しのみ改善、他のコリは改善していませんでした。　それぞれの井穴刺絡をやって、百会の頭部刺絡をすると、首はクルクルまわるようになりました。サービスに、心臓の疲れをとるＨ３の井穴刺絡をすると、呼吸が楽になりました。

腰痛投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月24日(木)20時41分53秒

５５歳、女性。２週間前に腰痛で来院、しばらく良かったのですが、また痛くなったので来られました。その間、お灸を薦めていたのですが、良くなったので、膝の痛い方にお灸を上げてしまったとのこと、また痛くなったときには、お灸ができなかったそうです。　今日は、いろんなところの圧痛を探してみることにしました。その圧痛が見つかった経絡の井穴を刺楽して･･･と、いつもとは手順を変えてみました。　足をみましたが、足の形に問題はなく、外反母趾もありません、偏平足もありません。　この年齢の女性、ハイヒールを履いていた方は、ほとんど例外なく足を痛めています。この方も、足の甲の３趾（指）と４趾、４趾と５趾の骨の間に激痛の圧痛がありました。左右とも、ほぼ同じところに痛みがありました。これに円皮針をすると、腰痛が楽になりました。　まだ、右腰に痛みがありますので、右ふくらはぎ、右膝の裏と痛みを探すと、ふくらはぎの腎経上に二箇所、膝の裏の膀胱経上に一箇所の圧痛がありました。　膀胱経と胆経上の腰の痛みは軽減しましたが、背骨の上に痛みがあります。帝王切開をやっていますので、百会を刺絡することにしました。ところが、百会の右横に傷があります。以前に頭をぶつけたそうです。これに５番の針をすると、やや腰の痛みが軽くなりました。次に、百会の頭部刺絡、少し良くなったがまだあるので、前後１ｃｍの頭部刺絡をしました。　さて、だいたい井穴刺絡をするところがわかってきましたので、まず、刺していた頭の針をとることにしました。腰骨の上の痛みはまだあります、この傷の刺絡をやってみることにしました。５ミリほどの傷に５回刺針をして、１５回刺絡しました。すると、針を刺していたよりも、もっと改善しました。　次に、Ｆ３Ｆ４Ｆ５Ｆ６と中指に井穴刺絡をして終了しました。　患者さんには、お灸を買ってもらって、自宅でしっかりと熱くなるまでお灸をやってもらうことにしました。

アトピー 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月22日(火)20時38分59秒

３０歳、女性。アトピー性皮膚炎でステロイドを使っています。止めると、顔に出ます。先日、ステロイドが切れてそろそろ湿疹が出るかな？と言うときに井穴刺絡Ｈ５Ｆ５を一度やったら、ステロイドを塗らずにすんでいます。　今日は、初めての来院、しっかりＨ５Ｆ５×２回やりました。膝の裏はちょっとかゆみが残っています。首の後ろは、まずまずです。最もかゆみが改善したのは、陰部だったようです。今までにも、たくさんの女性がＨ５Ｆ５の井穴刺絡で陰部のかゆみを改善されました。たまに出たかゆみは、ボールペンの先で、手の薬指をキッ！っと押さえると、乗り越えることができると喜ばれたこともあります。しかし、何か改善すること（副交感神経の興奮を助長させる誘因）があるのでしたら、これをやめなければダメです。　副交感神経の興奮の症状＝アレルギー＝かゆみは、病気ではないのですから、必要なのは、薬ではなく、生活の改善、日本人が長年培ってきた生活に戻すことです。　この患者さんも、喘息があったのですが、水泳など運動をやって自律神経のバランスがとれ、アレルギーが改善しました。しかし、中学生になって、ピアノを始めて運動をしなくなってから、今度は、アトピーが出てしまいました。運動が重要です。体を動かす仕事は一石二鳥です。 ■アレルギーの女性にとっての妊娠出産　精子と卵子が出会い、１０月１０日で３０００ｇまで育つ！癌細胞でこんなことはまずありません。ものすごいスピードの細胞分裂には、活性酸素の刺激が必要だと言われます。この活性酸素は、許容されたもので、安全に交感神経を働かせ、妊娠前は副交感神経がとても強く働くアレルギーの女性も、妊娠後は、自律神経のバランスが取れて｢丈夫な母親｣になります。　この時期は、交感神経が優位に働くので、攻撃的です。どんな動物でも、同じですね。この時期だけは、雄、雌が、別の群れを作って行動すると言う動物もいるくらいです。これは、雄の安全を考えてのことだと思います。　この患者さんも、子どもをいつ作るかで悩んでいました。もちろん、体をきれいにして（ステロイドが抜けてから）妊娠、出産が理想かもしれません。が、今までのアレルギー･アトピーの患者さんでは、自分のアトピーの改善術を会得しながら、出産したと言う人を何人も見ています。　それに、自分自身のためにやると言うより、大切な我が子のためにがんばるぞ！のほうが、いろんな改善に取り組めるようです。また、きれいになるまで待ってて、高齢出産になった、また、出産できなかったと言う例もたくさん知っています。理想は、理想として、現実を見て選択したほうが良いと思います。　３０歳よりも０歳の新陳代謝はすごいです。５歳くらいまでのケガの治りの早いのには驚きます。もし、子どもにアレルギーがあれば、いっぱい知恵を使って改善させる！お母さんは、どんどん産んできれいになる！これが、私のおすすめです。 ■絶対やってはいけないことは！　我が子に、ステロイドを塗ることです。自分もあれほど苦労したアトピー、ステロイドを塗っても解決しない、どんな健康食品も、グッズも役に立たないことを知っていながら（わかっていないのかもしれないが）薬箱にステロイドが入っている･･･それを我が子に塗ってしまった･･･とても悲しいことです。　結婚前に患者さんとして治療をして、結婚、出産、子どもにステロイドを塗った、結果、アトピーが改善しない、悲しいことに、知っているのでは一例あります。他は、何年か苦労したけど、今は大丈夫（それは、それは、大変な努力のお母さんです）や、絶対自分の二の舞はさせたくないと、がんとして薬を使わなかったお母さんもいます。　我が子にステロイドを使っているお母さんは、以前に、包帯ぐるぐる巻き（病院では、先生が許可して？使っている？質と量だと説明された）の治療を受け、帰ってきたときは、いの一番に私に電話をかけてきて｢治った、治った｣と大喜びをしていました。｢それは、違うよ｣と言ったのですが、ほぼ洗脳された状態で、その病院の健康食品を飲み続け、薬を塗り続け、我が子にも塗り･･･でも、あきらめていません、その子が気づいてくれたときに、孫には塗らないようにできれば、と願っています。　女性のアレルギー改善の特権、妊娠･出産！がんばってください。何せ、男にはできないのですから。男は、汗して働く。

左手首の腱鞘炎、肝臓の腰痛 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月22日(火)17時58分51秒

３３歳、男性Ｓさん。筋力トレーニングで重たいものを持ち上げて、手首が痛くなったそうです。経絡テストで関節を動かしてもらいましたが、腕は手首以外は悪くありません。手首の小指側に痛みが二ヵ所、手の甲の小指と薬指の間と中指と人差し指の間に一箇所痛みがあり、これに皮内針をすると、どの痛みも取れ、手首の痛みはなくなりました。　さて、患者さんの希望は｢腱鞘炎の治療｣だったのですが、サービスで腰痛も診ることにしました。前屈、後屈、右側屈、右回転で腰の痛みが増します。これほど、右関連なので、どうしても｢肝臓｣｢胆嚢｣を疑ってしまいます。ついでに、右の肩が痛く、首を回すと右の横から後ろに痛みが出ます。　上腹部を押さえてもらうと、右の肋骨の下に痛みがあります。みぞおちにも痛みがあります。　腰には、まったくさわらずに、信頼性を増すため、最初に、肝臓の治療だけやってみることにしました。右Ｆ２Ｆ６の井穴刺絡をすると、右の上腹部の痛みが軽くなりました。次に、右Ｆ５を胆嚢の治療のために井穴刺絡をしました、すると、ますます良くなりましたが、右回転だけが痛みが残ります。　右のＦ２の血液の出がとても悪く、４回刺針しています、が、再度、親指のやや真ん中寄りに刺針しました。これでもなかなか出ません。相当お酒で肝臓の交感神経が異常興奮（肝炎）状態です。　みぞおちの痛み、肩こり、回転での腰痛など残っているので、百会の頭部刺絡をしました。すると、これらの痛みが軽くなり、首は、クルクルまわるようになったようです。

二重に見える 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月22日(火)17時48分25秒

二重にものが見えると言う、６０歳の女性です。Ｈ５Ｆ５、Ｆ２の井穴刺絡、後頭部の刺絡、目の周りの鍼治療など、いろいろやりましたが、少し明るくなって、見え方も良くなったのですが、やはり、二重に見えるそうです。　メガネをかけると、よく見える・・・やや乱視、メガネをちゃんとかけて生活することにしました。がくっ。

胃痛の頭痛 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月22日(火)17時45分9秒

先週の月曜日来院の患者さんです。頭痛がするのが左Ｆ１Ｆ６で良くなったのです。胃と胆のうの手術をやって、同じ所を二度切っています。　頭痛薬を一日何度も飲み、カイロの治療にも週一で行っていたのが、まず、頭痛薬は、ほとんど飲まなくても良い状態となったそうです。カイロの治療にも先週が｢そろそろ行きたいな｣で、それから行っていないので、二週間行かなくても良いという良好な状態が続いています。　さて、頭の痛みがですが、患者さんは、先週の治療の翌日から、どのようにして頭痛が始まるか？がわかるようになったそうです。まず、イが痛む、次に、その痛みが背中にまわる、背中の痛みが上にあがって後頭部に達したときに頭痛が始まる、と言う経過です。　何らかのストレスによって、手術によってダメージを受けた胃（もともと感受性が高かった胃）胃の交感神経の異常興奮が始まり、刺激が後根神経節へ、膀胱経を上って感受性が高い（眼精疲労のために後頭部の感受性が高まっている）後頭部で痛みを発症、すべて？？？の推理ですが、なかなかおもしろい患者さんです。　今日は、すでに頭痛はあまりないので、極端な変化は得られませんでしたが、やはり｢胃｣の治療左Ｆ１Ｆ６がやや良かったです。次に、膀胱経上の痛みなので、左Ｆ４の井穴刺絡もやってみましたが、今日は、悪くないので変化なし、治療の必要がありませんでした。

痛みは、幻 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 7月22日(火)17時25分48秒

まったくですね、たまさん。今日も患者さんの腰痛と腱鞘炎の痛みが｢パッ｣となくなるのを見て、ううっ、痛みは幻のようなもんだなー、無くなれば、泡のように消える。　でも、こうは行かない場合も、多々ありですね。今日の患者さんたちは、皆さん、何とかうまく治療ができて、、、ただ、ただ感謝です。

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