井穴刺絡研究会

井穴刺絡療法についての質問や感想だけでなく何でもどんどん書き込んで下さい。

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15日･意見交換会 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 6月 8日(日)16時27分1秒

来週の日曜日は、横浜で意見交換会の予定です。午後3時からです。井穴刺絡や研究会について、皆さんの意見をお聞かせいただいて、これからのいろんな方向を考えたり、これからの臨床研究についてなど、いろいろとお話したいと思います。

お礼投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 6月 8日(日)16時22分18秒

ゆいま～るさん、書き込みありがとうございます。井穴刺絡療法も、まだまだ研究の余地がある治療法です。みんなで研究してより良い治療法にしていきたいと思います。

最近の臨床雑記 投稿者：ゆいま～る 投稿日：2008年 6月 7日(土)22時59分40秒

（１）患者７８歳、男性。主訴：痛みにより首が全方向に運動制限。この患者さんは文字通り首を１ｃｍ動かすのがやっとという感じで整形外科に２週間通院したものの改善が見られず当院を来院されました。ベッドにうつ伏せになる際も額を自分の手で支えていないと自身の頭の重みで激痛が走るというものでした。結論から申しますと２回の治療を終えた時点で再度の医科受診をお勧めしました。とにかく体が僅かに揺れただけでも「う～～～！！」と呻き声を上げ、当然ながら患部に触れようものなら大激痛が走るという状態でした。本来なら治療を続けてみたいと思ったのですが、患者さんの苦痛があまりにも見るに忍びないものであったため一時的であれ痛みを止める治療を受けた方がいいだろうと判断しました。ただ、この患者さん、男性には珍しく物凄い外反母趾で趾の半分は脱臼しかけていました。私はあまりに不可解だったため男性の現役時代の職業を訊きましたところ、旧郵政省に勤めた後で郵便局長となり２５年間そこで働かれたそうです。そこで、私「その間はずっと靴を履いておられたんでしょう？」患者「はい、郵政省時代は靴でした。でも局長になってからは局舎に入るとすぐツッカケに履き替えていました」（２）患者２６歳、男性。主訴：急性腰椎捻挫（ギックリ腰）椅子に座って頂いて足を見た瞬間に思わず息を飲みました。ただ座っているだけなのに足趾はクニャと上を向いており、私が指で母趾を屈曲させると足の甲に付くかと思うほど過屈曲（？）しました。当然ながらふくらはぎは大関魁皇かというほどパンパンに腫れていました。すぐに私は玄関を覗きに行きましたが、やはりそこにはツッカケがありました。因みにこの患者さん、若いのに既に背中が曲がり始めており、胸椎９～１０番あたりがボコッと飛び出ていました。また服から見えている皮膚が妙に黒ずんでいて何かおかしいと思いましたところ彼の口から「私はアジソン病なんです・・・」との話がありました。これは後で調べて知ったことですが、副腎を支配している神経は胸椎９番か１０番付近から出ており、あの異常な背骨はアジソン病と関係があるのではと考えてしまいました。（３）患者３０歳、女性。主訴：側頸部痛。この患者さんは数日前に書き込んだ私の高校の後輩で膠原病を患っている方です。本日、病院の血液検査結果を持参して貰ったところ、好中球比率８０％、リンパ球比率１３％とおよそガン患者かと思うような交感神経興奮が見て取れました。にもかかわらずさらにステロイドの服用を続けさせるという治療方針に私は途方に暮れてしまいました。この患者さんには（高校の後輩なので話しやすいのもあり）、主治医の先生とよく相談して治療方針の再考をお願いし、また自分の考えもしっかり伝えなさいと話しておきました。因みにこの患者さんは、膠原病に関して福田稔先生のお書きになっておられる通り、頭部に物凄い鬱血が見られ、磁気針でつむじから放射線状に刺激を繰り返しますとかなりの激痛を感じたようです。（昨日来院した同様の頸部痛の患者は頭部刺激を「涙が出るほど気持ち良い」と言っていましたので対照的です）（４）患者６２歳、女性。主訴：肩関節捻挫。この患者さんも随分前に眼瞼下垂の患者さんとして御相談申し上げた方です。今回、３ヶ月振りに肩の受傷で来院されましたが、お顔をみると再び眼瞼下垂が出ていました。そこで肩の治療をしながらその点を確認しますと、大骨空の灸はそれなりに効果があった（眼の奥の痛みは無くなった）ものの、眩しくもないのにどうしても「瞼を閉じていたくなる」ということでした。つまり以前は頑張っても瞼が下がって来ていたのが、今は頑張らなくても瞼は開けておけるけれども「とにかく閉じていたい」という症状に変わったということでした。ここで私は例の磁気針により頭部刺激を行ってみることにしましたが、今回は前の患者さんのように良くも悪くも特別の感想はありませんでした。そして、それから３日後に再来院されたのですが、患者さん曰く「先生、この前の治療は良かったです。治療の後は何も感じなかったんですけど家に帰ってから目の調子がずっと良くなりました」とのことでした。（追記）磁気針についてこの掲示板で述べることは憚られると前にも書きましたが、しかしどうしても述べさせて頂きたいと思い再度書き込ませて頂きました。私個人の感想ですが、磁気針というこのツールは多くの方々に追試して頂く価値のある代物だと思います。とにかく患者さんが見せる反応が実にユニークで大変治療の参考になります。今後もまた面白い臨床例があればお知らせ申し上げたいと思います。

鎖骨矯正のお答え 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 6月 7日(土)20時37分51秒

ゆいま～るさん、さっそくありがとうございます。私も、大変勉強になりました。月曜日からの治療に役立てたいと思います。　鼻水太郎さん、とにかくやってみてください。私は患者さんにやるのに、何回も練習しました。これを患者さん自身にやってもらうのは、それよりも大変でしたから、指導者なしにやってみるのは練習しかないと思います。　ちなみに、これをやって、悪くなったという方は、一人もいません。鼻水、肺の症状は、横隔膜より上･胸の症状ですから、ゆいま～るさんが言われるように、やはり、鎖骨は鍵になる骨だと思います。

鎖骨矯正 投稿者：ゆいま～る 投稿日：2008年 6月 7日(土)19時32分32秒

鼻水太郎さん、はじめまして。お尋ねの鎖骨矯正についてですが、矯正をする前に鎖骨のラインに沿って水性ペンで線を引いて御覧になることをお勧めします。本来鎖骨は水平（地面と平行）に伸びているものですが、猫背の方などはかなり斜め上方に変位（前から見るとV字形）しているものと思われますので、この変位を確認してから矯正なされた方がよろしいかと思います。矯正に際しては座位か背臥位の状態で行い、親指を差し込む（フックさせる）ポイントは指が一番深く入り込む場所です。親指を深く差し込みましたら親指以外の４指で胸をしっかりと固定し、また親指の付け根部分を自分のアゴでしっかりと押さえ付けます。その状態で上肢を「気をつけ」の状態から「万歳」の状態までゆっくりと（ここが大切）挙上します。腕が上がって来る際に鎖骨も一緒に上がって来ますので、この時、親指を押さえているアゴに最大の力を込め（下を向くような姿勢）親指の固定が緩くならないようにします。そして固定（フック）している親指を前下方へと力を込めます。その後、万歳状態の上肢を平泳ぎのように手のひらを外側に回すようにしてゆっくりと元の気をつけの位置まで戻します。以上が一連の流れです。なお、回数は左右２回もやれば十分ですが、左右片側一方だけで終わるのは純粋な外傷後の矯正の場合を除き極力なさらないようにして下さい。とにかく最初は鎖骨上の窪みが硬くてなかなか指が入らない上に、上肢挙上時の痛みが強く思うように矯正できないかもしれませんが、地道に御努力されて御覧になるのがよろしいかと思います。その後、１ヶ月くらいして改めて鎖骨のラインを御確認なさってみては如何でしょうか。因みに、猫背の方の多くが（具体的な数字は分かりませんが）足趾が上に向いている「趾上げ足」ですので、靴を「どんな時でも」履いて下さい。靴を履かない時は素足か靴下のみでいて下さい。スリッパ、ツッカケのような踵が無い履物は厳禁ですし、農家の方であれば長靴と地下足袋もダメです。履物が体に及ぼす影響について、私はそれこそ日々の臨床の中で嫌というほどの数の患者さんで見てきましたのでこの点だけは念を押させて頂きます。「背中曲がりの老人は何故おばあさんに多いのか？」、同じく「がに股（O脚）は何故女性に多いのか？」この問題は一考に価すると私は思っていますが、人の足をまじまじと見る機会のない一般の方には想像もつかない問題でしょう。操体法の故橋本敬三先生が喝破されたのは「人間は動く建物である」ということでしたが、その建物を支えている土台は「たった２本の」足です。本来４本の足で支えるべき建物を２本の足で支えている人間は余程気をつけて足を守らないと構造は歪んでしまいます。換言するなら土台が壊れて歪んでいるからこそ上部構造の脊椎部分を逆に歪めてバランスを取っているとも言えます。したがって、鎖骨矯正ですべての問題を解決できると思うのは話を誇張し過ぎています。とにかく人の足をよく観察して御覧になって下さい。思わぬ発見と驚きをそこに見るはずです。信じる方は信じて下さい。ウソだと思われるならそれもまたひとつの人生です。以上、長文乱文失礼致しました。

鎖骨･･･ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 6月 7日(土)17時47分18秒

えー、ゆいま～るさんがお答えになると思いますが、肩の症状が、全部が全部、改善するかどうかは？です。やってみて、まったく損はない治療法です・・・（ずいぶんとご利益ありました）　①鎖骨のだいたい真ん中辺りですが、やや肩先のほうに力を入れています。②私がやってみて、改善するようであれば、患者さんにも毎日やってもらいます。　さて、ゆいま～るさん、どうでしょう？

鎖骨矯正について 投稿者：鼻水太郎 投稿日：2008年 6月 7日(土)12時57分43秒

稲舛先生こんにちは。ゆいま～る先生はじめまして。私はひどい猫背で鎖骨矯正の投稿があってから自分なりに試しています。しかしうまくいきません。そこで両先生方に質問なんですが…①鎖骨のどこら辺をフックしたら一番効果があるのですか？②毎日してもよいのですか？一日に何回もして善いのですか？よろしくお願いします。

背中の痛み 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 6月 6日(金)17時46分31秒

今週火曜日に来院の患者さんです。交通事故で、脾臓と腎臓の摘出をされています。初回は、胃（みぞおち）の皮内針、腎臓Ｆ３の井穴刺絡、脾臓左Ｆ１胃Ｆ６の井穴刺絡をやりました。　今日は、背中の重だるさがあり、腰掛けて、右斜め下に体をひねると楽になります。これを頼りに治療をすることにしました。前回の治療とは、治療の順番を変えて、まずは、腎臓Ｆ３からやってみます。　右のＦ３井穴刺絡すると上半身が楽になりました、が、ひねった感じは同じです。左Ｆ３の井穴刺絡、さらに楽になりましたが、ひねった感じは同じです。腎臓Ｆ３の治療をすると、上半身が軽く、とても気持ちよくなりますが、ひねった感覚には、影響していません。　脾臓と左腎臓は、交通事故で摘出したのですが、左の肋骨の骨折もあったそうです。まだ、左の肋骨の変形があります。この先端をさわると気持ち悪いそうで、そこに皮内針をしました。が、変化はありませんでした。　さて、最後に、摘出した脾臓の左Ｆ１の井穴刺絡をしました。すると、背中の重だるさや痛みは解消しました。さらに、左Ｆ６の井穴刺絡をしましたら、また楽になりました。脾臓の手術、腎臓の手術による癒着？の影響かと考えます。

RE:再生 投稿者：たま投稿日：2008年 6月 5日(木)19時15分47秒

ああ、そういう手もありますね。やってみます。ありがとうございました。

再生投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 6月 5日(木)15時58分8秒

たまさん、研いでしまった三稜鍼は、一度真っ赤に火で焼いて自然に冷めたところでカナヅチで叩いて平たくしてみませんか？針先の再生です。

以上は、新着順41番目から50番目までの記事です。

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