井穴刺絡研究会

井穴刺絡療法についての質問や感想だけでなく何でもどんどん書き込んで下さい。

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腰痛の要因エトセトラ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 5月26日(月)09時58分34秒

腰痛の治療では、筋肉や骨の運動器疾患と肝臓や胃腸からくる内臓疾患からの腰痛があるように思います。これに、精神的なストレスによる腰痛や履物や手術、古傷等の腰痛も加わって、その割合がどのくらいか？によって、治療の方向や頻度の違いが出てくるのではないかと思います。　５０歳男性の腰痛では、 ①長年お酒をたくさん飲んだための肝臓の炎症の腰痛と胃腸・膵臓の炎症の腰痛が３０％ ②以前から腰の筋肉に強いコリがあるのに無理して運動したギックリ腰３０％ ③ギックリ腰に追い討ちをかけたストレッチの脚の痛み２０％ ④適度な運動を止めて５年運動不足１０％ ⑤夜の仕事になって不規則な生活５％ ⑥眼精疲労５％これらの症状を仕事と生活のストレスが悪い循環を作り、治りにくくしていた。でも、傍から見ると、幸せそうなご主人なんですが・・・　と、こんな具合でした。下に書き込んだ２１歳の女性も複合腰痛、逆に、単一腰痛は珍しい、私の治療経験では、何か一つの原因で腰痛が出ていたということはありません。私が穿り出して見つけているのかもしれませんが？よって治療法は、「これが腰痛の大きな要因だろう」という治療点は最後にして、あまり関係なさそうなものから順にやっています。が、これが大当たりすることが多いので、私の治療技術・勘？もたいしたことはありません。でも、そのたびに「ほほーっ」と勉強させられます。

高位中枢と低位中枢の使い分け 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 5月25日(日)19時23分22秒

materuさん、こんばんは。井穴刺絡はＨ５Ｆ５で良いと思います。ただし、今までの人生において、交感神経を興奮させること（心身のストレス・薬など）によって、どこかの臓器の交感神経が異常興奮していることが考えられますので、まずは、胃腸、肝臓、心臓、腎臓膀胱の交感神経の抑制をやってみるのも良いと思います。　これらの臓器の異常がありますか？勿論、胃腸にはあるでしょうが、Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡で軽くなるのか？、みぞおちなど押さえての圧痛があるのか？息切れ呼吸の深さなど何か交感神経の異常興奮による症状があるな？と思われれば、それらの抑制を“低位中枢で”行うほうが良いと思います。　高位中枢（脳）ではＨ５Ｆ５によって副交感神経を抑制し、低位中枢（脊髄神経）では、例えば、胃腸であれば左Ｆ１Ｆ６、肝臓であれば右Ｆ２という具合に井穴刺絡をします。このとき、交感神経の高位中枢であるＨ６Ｆ４はとりあえずしません。これから一週間、低位中枢の交感神経の抑制を治療に組み合わせてみたらいかがでしょう。　食事には気を使っていらっしゃると思いますが、甘いもの、油脂食品、お酒、肉料理などは厳禁です。（我が家では、毎日の食事がこれです）太陽光線に当たるだけでも交感神経は働きます。調子が良ければ、外に出て、太陽光線に当たります。　私のアレルギーの症状を抑えるためには、非日常の生活をする…海に小さなボートで出て命がけの釣りをする、日焼け、空腹etcこれで何とか抑制が効いています。materuさんも、何か毎日の生活の中に、非日常を作ってみられたらいかがでしょう？勿論、健康的なことで。

潰瘍性大腸炎 投稿者：materu 投稿日：2008年 5月25日(日)15時33分44秒

一週間たちました。症状は便の回数が2.3回多くなり大腸の水分吸収が少し落ちたかなと思えますが、ほぼ変わらずというところです。以前と比べてみると1994年から1996年までに６回発症しましたがその時は自覚症状が出てからひどい状態になるまでにせいぜい一週間かそれこそ2.3日でトイレから離れられない状態になっていたと思います今回は一気に悪化していくのを刺絡で何とか持ちこたえている気がします。 5/20.21.22は朝一回のＨ５Ｆ５、夜さらに一回。これは朝の刺絡後、頭が痛かったからです。23日には昼30分はなして2回、24日には自分に効く回数は如何？と朝晩2回ずつＨ５Ｆ５を試しています。今日も昨日同様で2回ずつするつもりです。効いているような気もする以上Ｈ５Ｆ５でこの先やってみた方が良いでしょうか？それとも二日に一回ぐらいは、Ｈ６Ｆ４Ｆ６をしたほうが良いでしょうか？（今まで副交感神経を抑えるためにＨ５Ｆ５をやってきましたが、これによって副交感神経が抑制され交感神経が優位に現れて来る状態をつくっている。そこでたまには交感神経を抑えてやる必要あるのではないかと考えるからです）先生のお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。

腰痛投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 5月24日(土)19時21分30秒

２１歳、女性。小学生の頃から腰痛や肩こりがあります。病院やいろんな治療院に行きましたが、いまだに痛みがあり、数日前は、母親に腰や背中を踏んでもらうと何とか、しばらくは痛みがおさまるということになっていたそうです。　病院・内科に行ったそうです？単なる腰痛ではなくて、どこか内臓がおかしくなっているのではないか？と調べに行ったそうです。　内科の先生は、レントゲンをとって「骨が曲がっているから、整骨院に行ったほうが良い」と？お腹はまったくさわらず、治療もなく、整骨院だそうです。　さて、腰痛の具合を診ると、前屈では、やや腰が曲がりにくいものの、それほどの痛みはありません。後屈すると、腰・膀胱経に痛みが出ます。側屈でも同じところに出ます。患者さんは、小学生の頃に血尿が出たことがあり、それからも疲れるとおしっこの色が濃くなることがあるそうです。　脚のかかとを内外見ると、内側に激痛があります。外側にも圧痛がありましたが、これは、最後に治療することにします。　内側のかかとの圧痛に皮内針をすると、後屈で痛みはあるものの、曲がりやすくなっています。次にＦ３の井穴刺絡をしました。すると、後屈での痛みの場所が変わり、少し楽になっています。　お腹をさわると、パンパンにはっています。肋骨のキワから指がまったく入りません。痛みは、左にも右にもあります。右のほうが強いので、肝臓右Ｆ２の井穴刺絡をしました。すると、腰（背？）の痛みが下のほうに下がりました。ついで、左の胃腸左Ｆ１Ｆ６の井穴刺絡をしました。ややお腹の痛みは良くなりましたが、腰の痛みには関係がないようです。　右のお腹に圧痛がまだありますし、腰も右が痛むというので右Ｆ５の井穴刺絡をしました、が、変化はありません。どうも、この腰の痛みは、肝臓のようです、それに腎臓がからんで、運動器疾患的な腰痛もあります。　今までやった中では、肝臓右Ｆ２が良かったので、もう一度右Ｆ２の井穴刺絡をしました。すると、お腹の右側の痛みも軽くなり、腰もずいぶんと楽になったそうです。　数日前も、腰というより、背中を踏んでもらったら腰が楽になったそうです・・・早く、言ってよ！・・・ちなみに、患者さんを連れてきた母親も腰痛があり、肝臓からの腰痛でした。血液検査には出なくても、体のセンサーは鋭い！

がんばれ！ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 5月23日(金)20時19分29秒

ふれー、ふれー、のんさん！こんばんは、運動会モードの院長です。がんばってますね、山を越えた・・・かゆみ、なくなってしまえば、幻のようなものです。あると思えば、あるけど、なくなれば、まったくない？　寝る前に薬指をというのは、寝る前田と薬指を刺激して副交感神経が抑制され、交感神経が相反作用で働き始める・・・眠れなくなる、と思われているからです。でも、実際は、寝ようかと思っていると、かゆみや喘息が出るわけで、その時こそ薬指の指圧、お灸、井穴刺絡が必要なのです。教科書だけでやっている人は、「交感神経が興奮するんだから…」と、実際と合わないことを言ったりしますね。　教科書は、教科書です、臨床・実際の治療や患者さんの症状は、その人を診て、聞いて治療しなければ、まったく絵に描いた餅です。　浅見先生が学生の頃、解剖実習で、一生懸命、教科書を見て比べている同級生がいたそうです。それを見た教授は、「お前は何を見てるんだ」と、同級生「教科書と見比べています」と、教授「バカなことやってるんじゃない、教科書と同じ人間なんかいるか！こっちを見ろ！」と。　研究も必要ですが、治療に結びついていなければ、私たち街で治療している治療家には、何にもなりません。良くなればよいのです、患者さんが楽になれば、少々のことはＯＫです。　のんさん、あなたがやってみて、自分自身に「これは良い！」と思ったことは、やれば良いのです。どんなに偉い先生でも、あなたのことは責任取れません。最後には「やるだけやったから、あとはお好きに」となります。　私たちは、健康になる権利があり、家族の健康を維持する義務があるのです。これは、誰にも侵されない人権です。

かかないように・・・ 投稿者：のん投稿日：2008年 5月23日(金)13時14分6秒

こんにちは。月曜に続き今日も痒い日のようですが、氷で冷やしつつ何とか痒みのヤマは越えた様です。一番の強敵はやはり甘い物・・・我慢すると反動がくる（来た）ので少しづつ減らして行きたいと思っています。食事もできるだけ野菜を摂るように心掛けているつもりです。　先日のトムとジェリーの話、なるほど～と思いました。動物は大好きなので主人の実家のネコも撫でるのですが・・・以前の私は何ともなかったのですが、ここ２年位は手が痒くなるので触れないようにしています。下の子はハムスターで顔が赤く腫れるのでここ数ヶ月は実家から足が遠のいてしまい、それで突然の訪問となったのでしょう。自分の親なら「アレルギーあるけんハムスターやら買い足さんで～」とも言えるんですけどね。なかなか難しいです。　経絡・・・昔体操の先生に呼吸法など教わった時さわりだけ聞いたのですが、今は忘却のかなたです。指をほぐす時に爪の生え際押したりもしたのですが、寝る前に薬指はしないようにと言われた気が。これって井穴刺絡と関係がありますか？毎回おいおい～と言われそうなことばかり書いてお恥ずかしい限りです。何にも知らないのでどこから手をつけるべきかわかりませんが、８月までにはある程度の知識は得たいなぁと思っております。

出産とオッパイ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 5月23日(金)08時46分32秒

出産もオッパイも副交感神経の働きによって出てくる。浅見先生も「２１世紀の医学」で、切迫流産にはＨ５Ｆ５（交感神経を働かせて）で止め、陣痛促進にはＨ６Ｆ４（副交感神経を働かせて）出産を促すとあります。　出すのは副交感神経、止めるのは交感神経というわけです。出産は子が出てくるのですから、身重のお母さんにとっては、体も軽くなり、我が子との対面！ハッピーです。　では、オッパイはどうでしょう？大切な我が子に、良いおっぱいを飲ませているのでしょうか？初乳という、哺乳動物にとって最も大切なオッパイがあります。ミネラル豊富、免疫も活性され、初乳をちゃんと飲んだ子は１年くらい病気をしないそうです。　これを知った人が、牛を飼っている農家に行って、牛の初乳を売ってくれとたのんだそうです。ところが、農家では「牛の子に初乳を飲ませないと、病気になる」と、断ったそうです。　しかし、この初乳、けっこう脂っぽいです。ミネラルでは、亜鉛などの微量金属が多く、これらも免疫を活性させるのに役立っているのだろうという研究もあります。・・・これまた、これを知ったお父さんが、ちょいと赤ちゃんのオッパイの横取りをしたそうです、が、てきめん、翌日は下痢になったのです。　油脂は、体に入ると副交感神経を異常興奮させます。赤ちゃんは、初乳によって免疫を活性させるとともに、お母さんのお腹の中いたころに飲んだものを脂っこいオッパイで下痢にして出しているとも考えられます。　そのオッパイも、出産から一週間、やさしい和食（お粥と梅干のみ）で、だんだんと良いオッパイになっていくのだそうです。このときに、脂っこい料理やケーキなどを食べると、オッパイは脂濃く（赤ちゃんは飲みたがらない・副交感異常興奮でアレルギー、脂漏性湿疹）、詰まりやすくなって（乳腺炎）となります。　結局、オッパイは止めて、牛の乳にしなさいと・・・？（間違ってます！）　さて、オッパイは、お母さんの血液・体液ですが、良いものから出てくるのでしょうか？そんなに良いものから出てくると、お母さんは死んでしまいます。と、次の妊娠、出産がうまく行かなくなります。　てなわけで、オッパイは体の余剰部分から（だから脂から出てくる）作られると考えられます。と、言うことは、お母さんが、よほど良い食事、安定した精神状態でなければ、良いオッパイは出ないということになります。　良い食事とは、肉や魚等動物性食品、油脂食品、お菓子などを食べるのではなく、和食で少しお腹が減る程度の量をよく噛んで食べることです。　さて、またまた、なんですが、出産直後のお母さん「あなたのオッパイは、悪いから、ミルクにしたほうが良い」と言われることがあるそうです。では、牛は、良いものから出しているのでしょうか、同じ哺乳動物ですから、先ほどのヒトのオッパイの話と同じと考えられます。　配合飼料の中には、たくさんの薬品、乳腺炎になるとすぐに抗生物質、成長を早めるための成長促進ホルモン剤、おっぱいを出し続けさせるためのホルモン剤等、これらから先に出していしまうと考えられます。　母は強しです。次の子を産むために、体は働いています。

眼精疲労、肝臓、虫垂炎癒着 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 5月22日(木)17時29分50秒

ご夫婦で来院です。奥様の高血圧の治療…少しだけお酒の量が増えたとき血圧が上がり、肩こりが出ます。眼精疲労もあります。　まずは、眼精疲労の治療を見ていただくことにしました。眼の周りにノイロメーターを使って通電の鍼治療をやりました。見え方は、明るくなり、黒い線がはっきりしたそうです。続いて、ご主人を同じように治療してみました。「おおっ、やっぱり明るくなった」です。遠近両用メガネをかけています。　続いて、眼精疲労の治療で後頭部の頭部刺絡をやってみることにしました。後頭部に四箇所頭部刺絡をすると、見え方も良くなり、明るくスッキリしています。虫垂炎の手術痕があるので、これの治療もすることにしました。腰を前後左右曲げていただきましたが、あまり痛みはありません。お腹の手術痕には、４箇所圧痛があり、これらにパイオネックスをすると、痛みはなかった程度の腰ですが、どの方向も曲がりやすくなったそうです。　次に奥さんの右肩こりの治療、肝臓を診ることにしました。上腹部は押さえても痛みは訴えません、腹筋が緊張して硬くなっています。お腹の筋肉で、中の内臓をガードしています。上腹部、肋骨の下に指を入れていただくと、右に若干痛み、なかなか指が入りません。　肝臓右Ｆ２の井穴刺絡をすると、右のお腹の圧痛は取れ、今度は、左上腹部に違和感を感じるようになりました。これは、胃炎と考え、左Ｆ１Ｆ６の井穴刺絡をすると、お腹の筋肉はゆるみ、圧痛もほとんどなくなりました。

産まれた子に感謝 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 5月22日(木)17時12分41秒

３０歳、女性。アトピー性皮膚炎。小学生の頃に全身のアトピー。その後改善、大人になるまで出ていなかったのがここ、５年ほどで、仕事のストレスからか湿疹が出るようになりました。　ステロイドも使っていたのですが、妊娠２ヶ月前から止めていた。皮膚の症状は、リバウンドのために少し出る。妊娠前は、お酒、タバコ、食事も何でも食べていたそうです。　体質改善のため？漢方薬を飲んでいたけど、効果はなかったとのことです。　助産婦さんの紹介で来院、副交感神経の興奮した症状のことをお話し、興奮させる誘因となっていることを止め、生活の改善をすることにしました。　治療はＨ５Ｆ５、肘のカサカサが治療後は少ししっとりしたようです。「こんなに早く治療効果が出るのですか？」と、ちょっとビックリされています。ステロイドを止め妊娠、出産、子どもがおっぱいを飲んでくれるお陰です。今が、チャンス！一生に、何度もない、最大のチャンスをつかんだのです。実家のそばにある、桶谷式乳房マッサージの助産院に行ってもらうことにしました。Ｈ５Ｆ５は、とりあえず一週間毎日、それ以降は、体調を見ながら、電話で相談することにしました。　出産と素晴らしい助産婦さんとの出会いが彼女の未来をかえそうです。

甲状腺機能亢進 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2008年 5月22日(木)13時06分19秒

初めてさん、こんにちは。甲状腺の機能が亢進すると、いろんな臓器の交感神経が興奮した症状が出ます。　痩せてくるのは、胃腸の交感神経が興奮して「胃炎」、肝臓の交感神経が興奮して「肝炎」、腎臓の交感神経が興奮して「腎炎」などが起こってくるので痩せるのだと思われます。　これらの交感神経の抑制には、胃腸左Ｆ１Ｆ６、肝臓右Ｆ２、腎臓Ｆ３を井穴刺絡します。また、血圧の上昇・高血圧となった場合には、まずＨ３の井穴刺絡をしてください。　仕上げに、全身の交感神経の抑制をするために、Ｈ６Ｆ４の井穴刺絡をします。　番号は、このホームページの井穴刺絡の基本を書いたところがありますので、ご参照ください。ちなみにＨは手、Ｆは足の指です。　こちらに治療に来られた患者さんで、もともとアレルギーの体質を持った副交感神経が優位に働く方が、５０歳を過ぎて、交感神経が働きだし甲状腺機能亢進症となりました。お薬（交感神経の抑制のための薬）を飲んだところ、相反作用が起こり、副交感神経が興奮してアレルギーの症状・リウマチが出てしまいました。患者さんは、看護師さんでした。

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