井穴刺絡研究会

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ばね指 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月14日(水)00時19分37秒

こんばんは、せいうちさん。ばね指については、指の曲がりにくさ、指のこわばり、曲げたときの痛み、いったん曲げると伸ばせない、伸ばすときにバネのようにピョンとはじける、これらの症状があれば、ちょっとおおらかに『バネ指』といっているようです。　バネ指の治療では、Ｈ５Ｆ５で副交感神経を抑制して治療しています。この患者さんの場合の腱鞘炎ではＨ６Ｈ５Ｆ５で良いと思うのですが、もし、副交感神経でのバネ指を鑑別診断するとなれば、まず足Ｆ５、次に左のＨ５の井穴刺絡をして、人差し指の感じが変わったか確認されてみてはいかがでしょう？次回、同じ症状で来院される事があれば、やってみられる価値はあると思います。それで、改善があれば、浅見先生が言っていらっしゃる『副交感神経のバネ指』であると思います。　ところが、Ｈ６のみで良くなったのであれば、腱鞘炎…体性神経･大腸経上の痛みの改善、または、交感神経を抑制したための消炎作用による改善と考えられます。　私もバネ指が時々出ますが、私の場合は、副交感神経の興奮によるものです。手は軽く握ったまま、汗が出るまで走る（交感神経↑）とすっかりよくなります。

滲出性中耳炎 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月14日(水)00時05分3秒

みずきさん、こんばんは。炎症には、交感神経の炎症と副交感神経の炎症があります。交感神経の炎症では、白血球･顆粒球が増える炎症で膿になり、副交感神経の炎症では水っぽい炎症で、滲出性中耳炎はこちらだと思います。　よって、治療は、Ｈ５またはＦ５で良いのではないかと思います。５歳の子であれば、どちらかで効くと思いますので、Ｈ５のみでよかったと思います。　刺絡をされたわけではないのですかね？ローラーの刺激くらいであれば、よほど自律神経が過敏でなければ、刺激が強くての相反作用は出ないと思います。それと、治療から三日たっていますので、治療直後や帰宅後から中耳炎症状が出始めたのであれば疑問もありますが、三日は、疑うにはちょっと時間が経っていると思います。　これからの治療も、Ｈ５で良いと思いますが、風邪の症状が交感神経…高熱、間接の痛みなどがあれば、交感神経抑制のＨ６に切り替える事も考えられます。　中耳炎以外の症状（体調）はいかがでしょう？

指の屈筋腱鞘炎 投稿者：せいうち 投稿日：2007年11月13日(火)22時21分22秒

お久しぶりです。セイウチです。投稿は久しぶりですがいつも楽しく拝見させていただいております。さて、題名の病気の質問です。本日、左人差し指の屈筋腱鞘炎の患者さんが来られました。痛みのため、指を少ししか曲げれませんでした。他動的に指を屈伸させると腱鞘部分で肥厚した腱がぐりぐりと動くのが確認できました。いわゆるばね指です。治療は、まずH6　次に左右H５F5をやりました。すると痛みがすごく楽になって可動域もほぼフルになりました。従来の治療では考えられないことです。　ところで教えていただきたいのですが、治療はどのようにすればよいのでしょうか？　21世紀の医学の中では「ばね指は関節のアレルギー　だから　左右H5F5」と書いてあったと思います。私の中での「ばね指」は痛みがそんなに無くて「ばね」みたいにゆびが屈曲進展時になる状態を思っています。すなわち炎症症状が少ない状態のことです。皆さんのおっしゃる「ばね指」とはどのような状態なのでしょうか？　今回は経絡左H6で痛みをとめて、左右H5F5でアレルギーを治したつもりです。左H6はしなくても良かったのでしょうか?ご教示ください。よろしくお願いいたします。

急性中耳炎 投稿者：みずき 投稿日：2007年11月13日(火)22時14分3秒

５歳、幼稚園児（男の子）。耳鼻科で滲出性中耳炎と診断。滲出性中耳炎って聞いたことがなかったのですが、耳管が正常に機能せず、鼓室（中耳）に液体がたまる病気です。３歳～７歳くらいの幼小児にたいへん多く、長期にわたって通院を要することもあるようです。糸で耳管を縛ったような状態で、外からの空気の供給が遮断されるため、鼓室内が陰圧になり、周囲粘膜の水分が鼓室内ににじみ出てくるんだそうです。 11/7診察。風邪症状はなく、蓄膿気味ということで、左右のＨ５に印堂周辺、耳たぶ下部、人迎周辺のローラー鍼を追加して終了としました。次の日は鼻の調子も良くなったと報告を受けたのですが、11/10 に耳が痛くなり、慌てて耳鼻科に行ったところ『急性中耳炎』と診断されたそうです。左右Ｈ５によって、交感神経が相対的に興奮して急性の炎症症状になったのかもしれないと分析しているのですが。。。中耳炎は副交感神経↑症状と考えていいのでしょうか？それとも炎症症状だから、交感神経↑症状なのでしょうか？　今回の処置が適切であったかどうか判断しかねています。先生の見解をお聞かせ下さい。

「２１世紀の医学」最新版 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月13日(火)16時53分17秒

こんにちは、ガリレオさん。最新版は、「第２刷　２００５.８．２０」です。以前から浅見先生が訂正を入れていらっしゃったものに、私が訂正を加え（約２００箇所）訂正箇所を減らしたものが現在出ているものです。　残念ながら、私が見落としたものもまだありますので、この掲示板で見つけ次第ご報告しています。　以前の訂正があるかもしれませんので、必要であればメールください。ＦＡＸいたします。

21世紀の医学 投稿者：ガリレオ 投稿日：2007年11月13日(火)16時22分26秒

私は1998.2.20第一刷の「２１世紀の医学」を持っておりますが、その後新しい版が出たのでしょうか。

「２１世紀の医学」訂正 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月13日(火)10時06分56秒

８０ページ、左の真ん中あたり「左右Ｆ３Ｆ４に井刺及び便秘あるにより左右Ｆ１Ｆ６Ｆ４に井刺する」を訂正右をトル「左Ｆ１Ｆ６Ｆ４」８１ページ右下から９行目「左：右Ｆ３Ｆ４」は、上の文章からすると「左Ｆ３Ｆ４」で良いのではないかと思います。８３ページ右下から２行目「井刺Ｆ３Ｈ４」は「井刺Ｆ３Ｆ４」８６ページ上から５行目「左右Ｆ５Ｆ５」は「左右Ｈ５Ｆ５」９４ページ右下から６行目「治療　左Ｆ１Ｆ２」は「治療　左Ｆ１右Ｆ２」９９ページ右下から１４行目「最近下肢と腹むくみ」は「最近下肢むくみ」したから８行目「息切れ　　下腹むくみ」は「息切れ　　下肢むくみ」

福岡井穴刺絡研究会⑬ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月13日(火)09時24分31秒

「２１世紀の医学」を教科書に、腎臓膀胱疾患と高血圧についてのお話と実技をやっています。詳しくは、「ビデオライブラリー」をごらんください。

選穴・井穴刺絡の本について 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月13日(火)09時10分19秒

おはようございます、初心者さん。　まず、井穴刺絡療法の推薦の図書と言うのは、浅見鉄男先生著「２１世紀の医学」です。１２月９日の横浜の研究会でも販売されます。私のところにもありますので、メール（トップページの下）をしていただければお送りします。治療は、実際見たほうがわかりやすいので、ビデオもおすすめです、どれも１０００円です。ビデオライブラリーで選んでみてください。　井穴刺絡療法は、異常興奮している神経の抑制治療法だと思ってください。私たちの体は、神経が王様で、それに従ってホルモンや免疫機能が働いています。　神経は、脳（高位中枢）と脊髄（低位中枢）があります。　別の分け方では、自律神経と体性神経があります。　自律神経には、交感神経と副交感神経があり、体性神経には知覚神経と運動神経があり、それぞれ異常な働きをしてしまうと、私たちに不快な症状や、その状態が続くと病気になってしまいます。　実際、患者さんや自分の体を治療する場合には、その症状が「自律神経」か「体性神経」か？をわけます。とても簡単に考えれば、自律神経⇒内科疾患、体性神経⇒外科・整形外科疾患・・・こんな具合です。　例えば、胃が痛い場合、この痛みが胃の交感神経の異常興奮によって起こっている症状であれば、左足のＦ１Ｆ６の井穴刺絡をします。これは、脊髄神経・低位中枢の抑制効果です。この効果を持続させるためにも、全身に、交感神経を高位中枢・脳から抑制する治療をします、それは、Ｈ６Ｆ４の井穴刺絡です。　アレルギーの場合には、井穴刺絡はＨ５Ｆ５のみです。これは、高位中枢からの全身の副交感神経抑制の治療となります。低位中枢による治療は、今のところわかりません。　体性神経＝痛みや動きの制限の治療の場合、その痛みや動きと関連した経絡の井穴を刺絡します。痛みの場所がわかるときは、その経絡（大腿後側＝膀胱経＝Ｆ４）ですね。交感神経の症状のリストは、とりあえずありますが、これも、副交感神経の興奮による症状と同じような症状が出ることがあり、患者さんの血圧や食事、便通などを総合してみるようにしています。ご希望でしたら、私が問診表として使っているのもをお送りします。メールでＦＡＸください。　ただし、この患者さんは、「全部、交感神経！」と言うようなことはあまりありません。中高年になると、だんだんと両神経の興奮が交じり合ってその患者さんの症状を形作っています。一つ一つの症状を丹念に、丁寧に診ていくことが治療のポイントだと思います。 ■何か例を出していただければお答えいたします。

選穴について 投稿者：初心者 投稿日：2007年11月12日(月)23時39分2秒

はじめまして、最近になって刺絡を勉強し始めました鍼灸師です。刺絡の刺す場所についてお聞きしたいのですが、Ｈ1～5、Ｆ1～5のどれを選ぶのかの基準がいまいちわかりません。副交感神経の興奮（亢進）状態の時の症状の時はＨ5，Ｆ5、交感神経の抑制はＨ6ということが記載されていましたが、そのほかの場所はどういったときに刺すのでしょうか？また、交感神経が亢進した時の症状のリストはありますでしょうか？　最後にもう一つ質問ですが、痛みのある場所の経絡の井穴を刺絡するといったほうほうでもよいのでしょうか？例えば大腿部後側に痛みがある場合に膀胱経のＦ4を刺絡するといった具合に。初歩的な質問で申し訳ありませんがご指導のほど宜しくお願いします。　また勉強するのに最適な本などありましたら教えてください。

以上は、新着順21番目から30番目までの記事です。

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