井穴刺絡研究会

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やっぱりビデオじゃきゃ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月 8日(木)09時32分12秒

昨日は、東京に出張してました。浅見先生にも会って、いろんなお話をしてきました。特に、１２月の研修会の件、｢２１世紀の医学｣再版された件など。お元気ですが、毎年冬が調子が悪いので・・・何せ９３歳ですから・・・当日になってみないとわからないと言うお返事でした。　出張は、移動の時間があるので、私にとっては読書タイム！です。今回は、運動療法の本（一万円）を買って、じっくり読むつもりだったのですが、なんとも文字で読むと難解、イラストでは、またまた力加減など理解ができない、実際に指導を受ければよいのかもしれないけど、それは時間とお金がない。やっぱりビデオ・映像ですね。　最近は、本にＤＶＤがくっついたものが多いですね。私も木工の趣味があるのですが、ＤＶＤは本より理解が早いです。このホームページも、動く映像を何とかしなければと思ってます。

Ｈ1’ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月 8日(木)08時55分5秒

工藤さん、おはようございます。過去ログに浸ってないで、もっと書き込んでください。ああ、書き込んでもらってますね。ここを見ている皆さんも、どうぞ何でも書き込んでください。特に、患者さんからの質問や体験例など歓迎です。プロの方は、患者さんや治療愛好家（患者さんの家族など）見ていらっしゃいますので、なるべくわかりやすい表現で書いてください。（これが、難しいです）　さて、親指の痛み、人差し指の痛みと肘痛、肩の痛みはとても関連がありますね。親指と人差し指の痛みは、肘や肩の親指側の痛み（肩の上部あたり全般）関連するようです。リウマチでは親指人差し指、合谷あたりに痛みがある患者さんもいらっしゃいます。握る系のスポーツ野球、テニス、ゴルフも・・・　ここに痛みがあるのに、Ｈ１で痛みが取れない、Ｈ６では改善があるときは、Ｈ１の爪の反対側の角「Ｈ1’」を井穴刺絡すると良いこともあります。また、炎症があるときは、Ｈ６Ｆ４、良かったんですね。　授乳期の症例はありませんが、オッパイお母さんは、とにかく左に症状が出ますね。左のおっぱいをたくさん飲ませるため？と言う単純なこともあるようです。ヨーロッパの絵画、授乳中のものを調べると７０％で左のおっぱいを飲ませていたそうです。

肩の痛み 投稿者：工藤です。 投稿日：2007年11月 8日(木)00時55分56秒

稲桝先生こんにちは。おひさしぶりです。過去ログ倉庫に浸る日々が続いています。先日ちょっと面白い症例にあたりましたので、先生の意見をお聞かせ願えればと思い書き込みしました。 40歳女性、左肩の痛みを訴えて来院。痛みの部位は周栄～中府、雲門ライン。上肢の動きによって痛む。前方後方側方挙上不能。夜間痛あり。巨骨の痛み無し。取り合えず初回ということで、消炎鎮痛目的で超音波治療を行ったところ帰宅後強烈に悪化・・・・翌日来院あまりに痛みが強いので局所の皮膚刺絡＋バンキー。バンキーが終わるころには自発痛はほぼ消失し可動域（前方挙上）も70度まで回復。やれやれと思い、さてどうしたモノかと・・・再度問診、通常の肩関節周囲炎にしては痛みの箇所が前過ぎるし、滑液包にもあっつうなし。痛みの状態を聞くとスターティングペインというか始動痛のような痛みが最も強い。・・・まさかと思い出産を聞くと６ヶ月前に出産したばかりとの事。ｙ授乳期のホルモンバランスによって手首の腱鞘炎は起きやすくなるのは有名ですが、もしかしたら上腕二等筋短頭やそこら辺におきてるような印象でした。授乳期の腱鞘炎は何やっても治せなかった経験が多数ありますのでならば井穴刺絡しかないと・・・左Ｆ1無効左Ｈ1無効Ｈ2無効左Ｆ5無効だんだん患者さんの目が厳しくなってきました・・神頼みのような気持ちで左Ｈ6・・直後に少し動くようになり。残りのＨ6Ｆ4を行ったところ可動域は完全回復。水平伸展を思いっきりしたときに少し痛みがあるくらい・・・来た時の悲痛な表情とはうって変わってニコニコしながら支払いしていただきました。ほっとしました。もしかしたら、今まで治せなかった授乳期のドケルバンもいけるかもと思い、今か今かと待ち構えているところです。先生の臨床例のなかで授乳期のドゥケルバン病の症例等ありましたらアドバイス頂けないでしょうか？

尾骨先端の痛み 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月 6日(火)17時28分3秒

昨日お尻が痛いと来院された患者さんです。昨日よりは良くなっていますが、まだ、座るとお尻が痛みます。病院でＭＲＩを撮るのに３０分間じっとしててくださいと言われたとき、どうやって我慢するか！！！とても苦痛だったそうです。今日は、ベッドに寝ていても、まったく痛みがありませんので、それくらい改善しているのです。治療は、百会の頭部刺絡で、また、少し良くなりました。　この患者さんは、不眠と胃痛があります。不眠の治療はやっていないのですが、昨日帰ってから、うとうとと居眠りをしたそうです。昨日の井穴刺絡は、Ｆ４と百会ですから、交感神経が抑制されて不眠が良くなったのだと思います。　だいたいは、副交感神経↑なのですが、ご主人を亡くされ、身内の不幸が続いたため、しかも、二ヶ月ほど前に風邪も引いたとのことで、交換神経も興奮しているのでしょう。今日は、こちらの治療もすることにしました。　風邪の後遺症がないか？Ｈ１Ｈ３の井穴刺絡をしましたが、変化ありません。お腹は、みぞおちの左の圧痛・胃炎があります。 ●患者さんに、左右の肋骨の下に指を入れてもらうと、左に圧痛を感じます。　肝炎もありますので、右Ｆ２Ｆ６を井穴刺絡しましたが、改善ありません。ついで、左Ｆ１Ｆ６の井穴刺絡をすると、少し良くなりました。　左足を見ると、左足だけ外反母趾です。これがいたずらしているのかな？と、膝を曲げてもらうと、正座のほうがやや曲がりますが、立位での膝の屈曲は９０度以上できません。　膝を少し曲げてもらって、痛い所に三箇所皮内針をしましたが、まったく改善がありません。膝は、痛みを表現しているだけ、スイッチを入れているところは、別のところです。　脾経上の足首内側に激痛の圧痛点が４箇所、肝経の親指と人差し指の間に３箇所激痛の圧痛点があるので、これに皮内針をして曲げてもらうと曲がるようになりました。正座は、２年間やったことなかったそうです。　今日は、同じような治療を三回しました。患者さんは、重なるものですね。

風邪投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月 6日(火)15時23分42秒

６０歳、胃腸疾患。胃腸と肝臓の交感神経の異常興奮・軽い胃炎・軽い肝炎で来院中の患者さんです。　先週は、風邪を引いたそうですが、いつもは長引く風邪が、夜、のどの痛みと席が出て、寒気がした（熱が出ていたかな？）、翌朝、ちょっとのどが痛いかなと思ったら、昼頃までに治ってしまったそうです。　今まで、風邪をひいてこんなに簡単に治ることはなかったそうです。両神経ともに異常興奮がなくなって、自律神経のバランスが良くなってきたのでしょう。　軽い胃炎と肝炎で、胃の痛み、背中の痛みがあるのですが、これも左Ｆ１Ｆ６右Ｆ２Ｆ６Ｈ６Ｆ４をするとその場で軽くなり、暴飲暴食さえしなければ良い状態が保てるようになっています。　今日は、左足の外反母趾をみることにしました。右足は正常です。これが胃炎を繰り返す、一つの要因になっているようです。親指と人差し指の間に痛みはないものの、人差し指と中指の間の圧痛は激痛があります。これに針をして、足首内側・脾経Ｆ１や三陰交、足の三里に皮内針をするとますます楽になりました。　長年、胃炎をやっているので、背中の胃の裏にコリコリがあります。これに一本針をすると、すっかり胃の痛みが良くなりました。

リウマチ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月 6日(火)11時27分57秒

４５歳、女性。５ヶ月ほど前に、左膝が腫れた状態で来院、膝は９０度くらいしか曲がりませんでした、勿論、痛みもありました。見た感じ、骨の変形もあるのではないか？　・・・何度かここにも書き込みしましたが、今日は、立って膝を曲げると完全に曲がります。ただ、正座すると、お尻があと５センチくらいになって膝に痛みが出ます。リウマチの治療にはＨ５Ｆ５、膝の痛い所に皮内針、食事も改善、自宅でも井穴刺絡やストレッチをやってもらっています。前回の治療後も、２０分ほど歩いて帰ったそうです。　さて、今日は、正座ができないのですから、足首や足の甲などをチェックします。膝はしっかり曲がるので、痛みだけを表現しているだけだと思います。学生の頃、バレーボールやランニングをやっていたので、そのときの障害が足（中足骨・足首の関節など）に残っていることが考えられます。　痛みを調べると、足の親指と人差し指の間Ｆ２、足首内くるぶしの周囲Ｆ１、かかとの外Ｆ４に痛みがあるので皮内針をしましたら、ベッタリ正座ができるようになりました。リウマチの痛みも、弱りがあるところに出やすいようですね。　仕事でパソコンをやるので眼精疲労があります、肩こりも、これにはＨ４Ｈ５の井穴刺絡を、足も井穴刺絡をして、百会をやって終わりです。足首の痛み、かかとの外側のＦ４の井穴刺絡は、Ｈ５Ｆ５と拮抗するのでしませんでした。

合鴨のヒナと神経 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月 5日(月)22時48分54秒

「合鴨は、生まれて最初に見たものを親だと思い込む」そうですね。人間だったら、人間を親だと思ってしまうのでしょうね。　神経はどうでしょう？私の考えですが、神経が異常興奮したとき（発症）、それを何で抑制したか？その抑制したものに、神経は『言う事を聞く』ようになるのではないかと思えてしかたありません。　その何か、たとえば『薬』とすれば、その強さや期間によって、神経が抑制される条件が制約されてしまうように思えます。　井穴刺絡以外でも、東洋物理療法のような治療法では、薬をあまり飲んでいない人のほうが効く、様な事を耳にします。　私の母親は、高血圧で脈拍が少ない、これを浅見先生に尋ねたところ、『お母さんは、昔長く薬を飲んでたでしょう』と言われ、全くその通り、頭痛薬を２０年くらい飲んでいました。浅見先生は、『それが神経に癖をつけてしまっているからそんな事になっている、なかなか良くならないよ』と言われました。　薬を飲んでいれば、症状は押さえられている場合も、薬が効いているのですから、いくら井穴刺絡をやっても、それ以上改善はありません。うーん、もしかすると、井穴刺絡で効く部分が残っているかもしれませんので、治療してみなければわからないのですが・・・あまり、効いたという感じはしないと思います。　では、薬から井穴刺絡に、治療を変更するにはどうしたらよいのでしょう？天秤の片方に症状、もう片方に治療が乗っているとすると、現在は、治療の天秤皿に薬が乗っているのですから、ばったんとならないように、少しずつ薬を減らし、井穴刺絡の刺激に置き換えるしかない・・・ところが、ここで問題なのは、患者さんの神経が、薬の刺激に従順になってしまっている、薬には反応するが、それ以外の刺激の言う事を聞かないようになっている、、、ように思えてしかたありません。まるで、合鴨のヒナです。　この点、最初から井穴刺絡など、物理療法をされた方は、たとえ治療法が違っても良く効きます。可塑性と刺激の質と量は、これからの研究課題です。勿論、必要な場合は、薬も必要でしょうし、もっと副作用の無い、患者さんも医師も薬剤師も飲みたくなるような薬が開発される日も来るのでしょうが、現状、患者さんが賢くなって、自分自身の身体を知り、治療家ももっと頑張って治療と啓蒙活動をしなければならないと思います。うーん、明日も頑張ろう！

間欠性跛行？腰痛・腰の横、足首脛の痛みのその後 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月 5日(月)22時28分54秒

ゆいま～るさん、こんばんは。素晴らしい治療家は、やっぱり、かつては病人だと思います。私の勉強会にいらっしゃる皆さんは、治療家といえども、何かしら身体に治療しなければならないところを持っている人、または、それを治した人ですね。この点、患者さん（素人）は、すごいですよ。全く偏見がない、良くなれば、なんでもＯＫです。理論なんてのは、あとで、とにかく今のこの状況が、副作用もなく良くなれば、即、採用、実践されます。　正座の話し、書き落としていましたので（ダブっていたらすみません）、だいたい正座が苦手な方で、長時間正座をして話を聞かなければならない会合があり、その帰り道、渋滞に引っかかって、これまた長時間の運転・・・遂に、自宅に着いた頃には、すっかり歩けなくなっていました。　来院されたときは、正座すると、後ろにコロンとひっくり返るくらいに膝が４５度くらいに立って、しかも、背中が前に曲がらない状態でした。　どこが痛いかたずねると、この方は、腰と腰のの外側（Ｆ４Ｆ５）、でした。パトリックテストでも腰の外側Ｆ５が痛いといわれます。押さえても圧痛が胆経・大腿の外側にありますが、この圧痛、私もあるのですが、これに針をして良くなった例が余りありません。色んな患者さんに針をしてみたのですが、針は、スルスル入って、コリなどはあまりない、けども、激痛があるんですね。　また、この辺りの大腿部特に、前面は、筋肉たっぷりで、押さえるとこりや圧痛を見つける事は出来るのですが、未熟者の私には、これに針を刺すのが苦手、うまく刺さっているのかも不確かです。　こんかいは、ゆいま～るさんの場合と違って、Ｆ４Ｆ５の領域だから、と思ったのですが、ちょっと気になって（パトリックテストはそんなに痛みがないのに正座が出来ないので）よーく、正座を観察しました。　どうも、膝を曲げる事より、足首が伸びる事による痛みかな？と思われました。それで、足首を伸ばして、圧痛を探ると、胃経と胆経に著明な圧痛発見、これに鍼をする事にしました。治療後、再度あぐらを組んでもらうと、すっかり痛みはなくなっています。　胆経の対の経絡は、肝経なので、親指と人差し指の間の圧痛も調べ、圧痛が三箇所ありましたので、これも鍼をしました。治療後の改善はありません。　再度、胆経の圧痛をチェックして、皮内針を貼り、Ｆ５Ｆ６の井穴刺絡をしました。　あぐらも楽に、歩きも軽くなりました。

自分の体で実験しています 投稿者：ゆいま～る 投稿日：2007年11月 5日(月)18時38分11秒

稲舛先生、こんにちは。膝痛の患者さん、大分楽になられたようで良かったですね。正座ができるようになると患者さんは自分でもはっきりと症状の好転を自覚できるようになると思いますので、今のような治療を継続なされば更に良くなるのではないでしょうか。膝痛については以前から稲舛先生にご相談させて頂いておりますように私自身が悩まされている問題でして、疲労が蓄積されてくると例のパトリックテスト（４の字固めの格好）での痛みが強くなり胡坐をかくことが困難になってきます。この症状について、当初は膝回りの圧痛点を中心に自分で治療を行っていたのですが、どうも効果がイマイチでした。試験の点数で言うと７０点くらいの合格点は取れているのですが、それでもやはりパトリックテストの格好をする時は恐る恐るやらなければ痛みが出ますし、胡坐をかくときも注意しながらそ～っとやるというような状況でした。それで、まあ自分の体だからいろいろ実験してやろうと思って膝回りの他も手当たり次第に押さえてみたところ、大腿直筋のど真ん中（太腿前面の真ん中）や鼠径部（股の付け根）を押さえた時にかなりの激痛を感じる場所を発見しました。そこを念入りに揉み解した後でもう一度パトリックテストの格好を試してみたところ今度は「おお、いい感じ！！」と不安感なく足を外へ開くことができるようになりました。こういう経験から、私は膝痛の患者さんがお見えになる際にはとにかく大腿部の筋肉を細かく触診するように注意しています。この部分はとにかく指腹を細かく使わないと治療部位を探せないことが多く、膝回りにばかり注意を取られ過ぎると思わぬ場所の治療点を見逃す結果となり膝痛治療の陥穽に落ち込むことになるような気がしています。稲舛先生が当掲示板でしばしば仰るように優れた治療家はまず例外なく自身が同じ症状に苦しんだ経験のある方だと私も自分の経験を通じてそう思います。これは無論私が優れた治療家であるということではなくて、自分で経験すると「こんな場所にこんな反応が現れるのか」といったような大きな驚きをもってその症状を再認識させられるという意味においてです。その意味において治療家は虚弱体質、無鉄砲の年中怪我人間の方がいいのかなと思いますが・・・。(^o^)

心臓、肋間神経痛、どちらも副交感でした 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年11月 5日(月)18時27分8秒

今朝治療のご近所のおばあちゃん、調子が悪くてお休みです。お昼過ぎに娘さんから電話がかかってきて、調子が悪いので寝ているとの事です、夕方になって時間が出来たので、様子を見に行ってみました。　いつもの心臓(食べ過ぎ後、果物食べての副交感↑心臓症状)と、右の肋間神経痛でした。胸が痛いのが、ニトロを飲んでも良くならなかったそうです。　さて、心臓の副交感神経↑冠動脈が細くなっている症状と肋間神経痛どちらもＨ５Ｆ５ですので、薬指のせい穴刺絡をやってみたところ、心臓の症状はなくなり、肋間神経痛は、どこか、奥のほうで痛いくらいになりました。　Ｈ５Ｆ５の改善を確認して。右の肋間神経痛(よーく考えると、胸の前に痛みが感じられる)の治療で右Ｆ１Ｆ６の井穴刺絡をしました。次は、胸の前の痛みが、ほんの少し、あると言うので、右Ｈ１Ｈ２の井穴刺絡をしましたら、ほとんど良くなりました。　柿断ちしていたからこんなに良くなったと思います。お腹の中に、果物や甘いものが入っていると、これほどの改善はありません。　九州は、雨が降り出しました。前線が上がってきています、前線の上を低気圧が通っているので、これに副交感神経が反応しているのだと思います。ご注意を！

以上は、新着順51番目から60番目までの記事です。

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