井穴刺絡研究会

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心臓、脳膿瘍 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月22日(土)13時28分24秒

４５歳、男性。心臓は生まれつきの欠損があり、２歳まで生きていないでしょうと言われたそうです。脳に膿がたまる病気で、左の頭に二箇所手術をしています。体のバランスが悪く、歩行時にぐらぐらします。座位で、前後の揺れは無いのですが、左右、特に右に身体を倒すとグラッとします。回転は、左回転は良いのですが、右回転すると横倒しのときにある右脇の痛みがあります。　治療するところがいろいろあるので、まずは、心臓からと思い、左Ｈ３の井穴刺絡をしました。１０滴ほど出血させたところで、｢あー、胸の感じがいいですね、こんなに早く効くんですか？｣といわれます。｢神経に対して治療してますから、すぐに治療効果は表れます、神経の信号は、一秒で１０ｍも２０ｍも行くでしょう｣とお話すると納得されました。　続いて、右のＨ３の井穴刺絡をすると、改善はありません。呼吸の感じがもう少しですので、Ｈ１肺の治療をすることにしました。やや改善したようです。　さて、深呼吸をしてもらうと、治療前に比べて、空気の入りが良くなっています。ベッドに座って、最初に確認したように、左右の横倒し、回転をチェックすると、グラグラしなくなっていました。これには、？？？です。　予想では、右Ｆ５で良くなるのではと思っていたのですが・・・確認に、右Ｆ５の井穴刺絡をやってみました。これ以上の改善はありません、Ｈ３の井穴刺絡で良くなってしまったようです。　次回は、頭の治療やＨ５Ｆ５をやってみます。

眼瞼下垂＆鎖骨骨折 投稿者：ゆいま～る 投稿日：2007年 9月22日(土)12時35分39秒

稲舛先生、こんにちは。いつも先生の貴重な臨床報告をありがたく拝読させて頂いています。ところで今日は先生に２例ほど質問させて頂きたく書き込ませて頂きました。１例目患者：６０歳、女性主訴：眼瞼下垂この患者は上記の通り眼瞼下垂を訴えているのですが、下垂するのは決まって午後からで大体午後２時頃から夕方までが酷いそうです。この方に問診を詳しくしてアレルギーが無いかどうか確認したのですが、家族を含めてアレルギー症状は一切無いとの事でした。因みに当院に来院する前に大学病院で精密検査を受けていますが異常なしだったそうです。整骨院である当院に何故眼瞼下垂の患者が来るのかとビックリ仰天しましたが（治療ができません）、友人の鍼灸師を紹介する前に稲舛先生のご意見を伺ってみたいと思いました。２例目患者：５６歳、女性主訴：頸肩周辺部の痛み、締め付け感この患者は３ヶ月前に地区の運動会で参加した２人３脚競走で激しく転倒した際に右鎖骨骨折をしており、手術を受けて骨折部位にプレートを嵌め込まれています。患者の訴えでは三角筋部に鈍重感があるとの夕方頃には耐え難いほどの後頭部～僧帽筋部の痛み、締め付け感があるとの事です。触診した感じでは強度の筋硬結が認められますのでこれを緩めるような治療を現在までに３回行っており、筋硬結自体はかなり軟化しているように思います。ただ、手術痕を調べてみますと６箇所ほどに強い圧痛が確認されますので、ここの鍼治療をやった方が良いような感じもします。もし手術痕が原因の大半であるなら前述の友人に治療を依頼しようかと思っているのですが、稲舛先生はこの患者の症状をどのようにご覧になるでしょうか。お忙しいところ大変恐縮ですが、以上の２点に関しましてご意見をお聞かせ頂けましたら幸甚です。何卒宜しくお願い致します。

足の浮腫み 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月21日(金)16時56分6秒

８５歳、女性。両脚の浮腫みがあります。足の甲までパンパンです。虫垂炎手術、子宮癌手術。糖尿病（近年は良好）。数ヵ所圧痛があり皮内針をしましたが、影響ありませんでした。　副交感神経で浮腫む場合もありますが、浮腫みの度合いからしても、どこかの交感神経の異常興奮？または、手術の癒着による二次的な障害？が考えられます。　交感神経・浮腫み、となれば、腎臓、心臓の交感神経の興奮が考えられます。糖尿病の治療もかねて、左Ｆ１Ｆ６右Ｆ２、Ｆ３、Ｈ３、Ｈ６、Ｆ４の井穴刺絡をしました。　治療が終わった頃、付き添いの方が足の甲を見て｢浮腫みが減っている｣と、患者さんも、浮腫みが減った自分の足を触りながら｢何でこんなにシワがよっているんでしょうね、こんなすぐに浮腫みがとれるなんて？｣　勿論、下肢全体の浮腫みは取れていませんが、足の甲だけでも短時間に良くなるのですから、これをまずは一週間続けていただければもっと良くなると思います。

心臓などの症状　つづき 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月21日(金)16時39分23秒

膝の痛みがあるので、膝の治療をすることにしたのですが、見れば、外反母趾です。膝をゆっくり屈伸すると左膝に痛みがあります。左の脾経の経絡上を押さえて圧痛を調べると、土踏まずと足首に痛みがあります。これに皮内針をすると膝の痛みがなくなりました。Ｆ１の井穴刺絡をして終了。　次に、右下腹部の虫垂炎手術痕の圧痛を捜すと、５箇所に痛みがあり、これに皮内針をすると腰、後屈が曲がるようになりました。膝の屈伸をしてもらうと、先ほど痛みが無かったのが、また、左の膝が少し痛みがわかるようになっています。　これは、左右の痛みのバランスがとれて痛みがわからなくなっていたのを、右の下腹部の虫垂炎の治療によって、右膝の痛みが軽減したため、左の膝の痛みが、またまたわかるようになったのだと思います。　この患者さんの膝は、外反母趾の影響と、虫垂炎の手術痕の影響を二重に受けていたと思われます。

心臓などの症状 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月21日(金)13時56分51秒

一人の身体に二重三重の誘因が・・・６５歳、女性。軽い狭心症の症状。眼底出血。現在は、心身のストレスで背中（背骨を下から上に伝わる）痛みが出て、次に、胸のやや左にチクッとする痛みが出ます。　狭心症もやったことがあるので、Ｈ３からと思いましたが、副交感神経の心臓の症状があるかもしれないとＨ５の井穴刺絡をやってみました。冠状動脈を広げるには、交感神経の働きが必要ですので、その意味でもやってみました。　Ｈ５の井穴刺絡後は、右の胸がやや開いて、心臓は、少し楽になった感じがある、深呼吸の深さは変わりないとのことです。　これを確認して、Ｈ３の井穴刺絡をやってみました。胸までの空気が、みぞおちまで入るようになりました。　この心臓には、副交感神経のトラブルが１０％ほどと交感神経のトラブルが４０％くらいあるようです。　次に、みぞおちを押さえてみると、胸骨の下の端に押さえると痛みがあります。右Ｆ２の井穴刺絡をしましたが、変化ありません。左Ｆ１の井穴刺絡をやってみると、みぞおちの痛みが少し軽減しました。まだ痛みがちょっと右（十二指腸？）にあるので、左Ｆ６をやってみましたら、楽になりました。　以前、膝が痛くて治療に行ったことがあるというので・・・つづく

足が重たい 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月21日(金)13時47分17秒

一人の身体に二重三重の誘因が・・・７０歳、男性。脚の重たさがあります。しばらく歩くと痛みが出て歩けなくなります。休むと歩けるようになります。両脚です。　以前、この方は、なんともいえない、だるいような足の重たさがあり、鼻水も出てましたので、副交感神経の脚の重さとアレルギーでＨ５Ｆ５の井穴刺絡をやって楽になりました。　それで、今度は、動脈硬化（交感神経↑）の症状もあったのが出てきて、同じ脚なのに、副交感神経の症状⇒交感神経の症状となりました。

ジンマシン 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月21日(金)11時12分57秒

おはようございます。工藤さん。ジンマシン、まずは、Ｈ５Ｆ５で効いているのか？を確認することが重要だと思います。Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡、どの時点かで、ちょっとでもジンマシンのかゆみが軽くなっているか？をチェックしてください。ジンマシンの赤みや腫れた感じは、その後から改善されますので、まずは、かゆみの改善です。少しでも効いていれば、Ｈ５Ｆ５を続けざまにやるか、または、小出しにＨ５・・・Ｆ５・・・片方ずつなんて具合にやります。　同時に、何でジンマシンが出たのか？を調べます。何も誘因なしにジンマシンが出ることはありませんので、いったい何だったのか？？？例えば食べ物だったら断食するとか、雨続きで運動不足だったらしっかり日焼けして汗かいて運動するとか、です。　ジンマシンが特定のところだけ出ているのだったら、そのかゆみがある経絡上の井穴・体制神経で治療するのも良いと思います。・・・なんで、ジンマシンが出たんでしょうね？それが問題だ！なっ

おはようございます。 投稿者：工藤投稿日：2007年 9月21日(金)10時15分15秒

>>人間は、何とかして自律神経のバランスをとろうとするのですが、かえって迷宮に迷い込むことになっていることもありますね私も迷宮にはいってました・・蕁麻疹なんですがH5F5で落ち着かないんです。全くお手上げで・・・からみついた紐が解けない状況です。具体的な臨床ではH5F5＋少し時間をおいてからH6F4？それともH5F5＋ミサイル治療？ H5F5＋運動？やはりまた迷宮に迷い込んでしまいました・・

五十肩 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月20日(木)19時32分18秒

五十肩の患者さん、左肩の痛みで、腕を下から前、上にあげようとすると、水平の高さからちょっと上がったくらいで痛みが出ます。水平に開くのも痛みが出ます。　痛みが肩の上にありますので、Ｈ６Ｈ１の井穴刺絡、伸展側の経絡のＨ４の井穴刺絡など行いましたら、随分と腕もあがるようになりました・・・

蕁麻疹 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月19日(水)20時28分48秒

こんばんは、工藤さん。こちらは、今でも蒸し風呂のように熱いです。カンカン照りで、明日も３０度を軽く越し、残暑なんてもんじゃないです。　交感神経が異常興奮して、それに伴い副交感神経も興奮というのは、いろんな意味であります。交感神経の異常興奮を抑制するために自動的に副交感神経の興奮が起こるということもあります。ただ、私が感じているのは、心身のストレスによる交感神経の異常興奮があってイライラが起こると、それを解消しようと甘いものやお酒で副交感神経が異常興奮→蕁麻疹やめまい、偏頭痛などの症状。　人間は、何とかして自律神経のバランスをとろうとするのですが、かえって迷宮に迷い込むことになっていることもありますね。ここは、動物を見習って、食べずに寝る、または、しっかり汗を流して運動でしょう。

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