井穴刺絡研究会

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四十肩 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 7日(金)17時07分27秒

４０歳、女性。四十肩で、肩の関節の手術をしましょうと言われ、手術はいやだから友達から聞いて来院されました。３回目の治療ですが、バンキーの治療で筋肉をほぐし、血液循環を良くして、鍼の治療でキンキンに張ってコリのある患部をゆるめ、井穴刺絡で異常緊張をとり、皮内針で圧痛部位の痛みを緩和・・・肩の動き、痛みもずいぶん減ってきました。　四十肩、鍼一発で良くなることもありますが、外傷、年齢、アレルギーなど肩にいろんな要素の痛みの誘因が重なると、なかなかすぐに良くならないものもあります。私自身も五十肩でしばらく苦労しましたが、これまた、良くなるときは、鍼一本であっという間に痛みがなくなるのだからおもしろいものです。

顔面のケイレン 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 7日(金)17時00分42秒

７０歳、女性。右の目の下のケイレンがあります。目だから…？右Ｆ２の井穴刺絡をしました。なんと、ケイレンが一発で止まってしまいました。｢おお、これはいいぞ、じゃあ次は｣と、右Ｆ６をやったら、なんと、ケイレンが、また、始まりました。｢ガックリ｣　もしかして、肝経が良かったのなら左のＦ２は、と井穴刺絡しましたが、ケイレンはとまりません。｢残念｣。刺絡をすると言う、初めての治療にビックリしてケイレンが止まったのであれば、Ｈ５Ｆ５だなと思って、井穴刺絡しましたら、ちょっと軽くなりました。　次に、頭の目や頬の領域の頭部刺絡をしました、が、ケイレンの度合いは変わりません。ウーン、これだったら、最初のＦ２だけで止めとけばよかった！と、次回は、Ｆ２だけやってしばらく様子を見ることにします。　しかし、患者さんが今帰られようとしています（２時間いらっしゃいました）が、ご本人も、うちのスタッフも、来られたときよりケイレンが少ない、半分以下になっています。まー、この治療で良かったのかもしれませんね？

足のシビレ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 7日(金)12時08分35秒

７０歳、男性。お友達二人、同じように、足のシビレと痛みがあります。お一人は、杖をついて、なかなかつらそうです。もうお一人は、１００ｍ歩くと痛みが出るという方です。　結果的には、杖をついた患者さんのほうが反応が良く、シビレ・痛みがあるＦ４Ｆ５の井穴刺絡をすると楽になり屈伸や回転でも改善しました。コメカミのコリに鍼をして、ついでに、糖尿病（Ｆ１Ｆ２Ｆ３Ｆ４）と前立腺肥大（Ｆ３Ｆ４）の治療もやりました。　１００ｍ歩くと痛みが出る方は、長年の無理な運動やメンテナンス不足のために臀部に強いコリを作ってしまって、これからは、ストレッチとコリに対する鍼治療をすることにしました。

と、続く、眼精疲労 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 5日(水)18時03分8秒

５６歳、男性。数日前より、右の前頭部が痛くてたまらなかったと言うことです。副交感神経の偏頭痛ではないようです。風邪も引いていません。　・・・と、見ると、韓流スターのようなおしゃれなメガネです。幅の狭さにしては、とても度がきつい、ソートー目が悪いのです。（もー、最悪のパターン）下記の後頭部の頭部刺絡をしました、ら、眼の見え方がすっきりして、頭も楽になりました。　こちらも、眼のために良いめがねを作ってもらうことにしました。　眼のために良いめがねの条件・・・私が思うに、まずは、①適正な幅があるレンズ　②鼻の形にあったフレーム（ずり落ちてこないように）　③遠近両用は眼精疲労を起こしやすい

眼精疲労 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 5日(水)17時56分2秒

５０歳、女性。メガネ店勤務。目があけられないほどのまぶしさや眼精疲労があります。病院に数件行きましたが、脳も異常なし、目も異常なし…自律神経失調症？などと言われ、どこも薬が出るばかり、これでは良くならないと思っていたところ、数日前に、その日初めて会った方に紹介されて来院されました。　この紹介した方は、以前書き込みました、検査で胃癌と言われ、毎日井穴刺絡をして、次の検査のときには、異常なしになっていた方です。　それまでは、脳外科や脳神経科に行ったり、カイロプラクティックに行ったり、整体に行ったりしたのですが、はかばかしくなかったようです。　視力に左右差があります。メガネの縦幅が狭い今風なメガネ、しかも、レンズに小さな花のシールがくっついてます。　治療は、まず、目の周りの主要穴に鍼をしました。治療前より、明るくなった、治療室の経絡図の線がくっきり見えるようになった。　次に、後頭部（外後頭部隆起の両側２ｃｍほどのところ）の頭部刺絡をしました。首、肩のコリが楽になって、しかも、眼の見え方がはっきりしました。　さらに、今見えている感じを覚えてもらっていて、百会の頭部刺絡をしました。ますます、見え方がすっきりはっきり、首はクルクルまわります。　ついでに、お腹を見ると、みぞおちに圧痛があるのと、右の肋骨の下に痛みがあります。肝臓です・・・目との関係もあります。右Ｆ２Ｆ６の井穴刺絡をすると、右の上腹部、肝臓部の痛みがなくなりました。また、同時に、みぞおちの痛みも軽くなりました。　みぞおちの痛みは胃の痛みですので、左Ｆ１Ｆ６の井穴刺絡をすると、みぞおちの痛みがすっかりなくなりました。　勿論、眼鏡屋さんにお勤めですから、もっと眼のために良い、幅の広いメガネにしてもらって、一週間後にもう一度来て頂く事にしました。

Ｈ５Ｆ５の使い方 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 5日(水)14時25分43秒

こんにちは、ＰＣ復活の工藤さん。Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡についてですが、原則、井穴刺絡療法は、異常興奮している神経の抑制ですから、短期間、または、症状が消えるまでの間であれば問題ないと思います。　異常興奮の抑制ですから、過ぎることがなければ、交感神経をいたずらに興奮させることはありません。と言うことは、Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡とＨ６Ｆ４の井穴刺絡を同時にやってもかまわないと言うことになります。ただし、これをやると、どちらの井穴刺絡で効いたのか？わからなくなることもあるので、あまり上手な治療とは言えませんね。　交考えると、教科書に書いてあるように、交感神経と副交感神経は、シーソーのあっちとこっちのように、拮抗的に働いているとは、臨床的に考えないほうがよい場合もあります。勿論、拮抗的に働く部分もあって、あまりに片方の神経ばかり治療していると、相反作用で反対の神経が興奮してくることもあります。ウーン、帯状疱疹うまくいってますね！帯状疱疹でも、長い時間かかってもあまり神経の異常興奮がない場合もあれば、短時間でも強い神経の興奮・症状の悪化がある場合もありますので、長くかかったと言ってあきらめることもありません。逆に、短時間だと、気を抜くと痛い目に合います。

おひさしぶりです 投稿者：工藤投稿日：2007年 9月 5日(水)12時43分45秒

しばらく過去ログあさってました。宝の山ですね。早速で恐縮なんですが慢性骨髄性白血病の患者さんの状態が芳しくありません。H6F4を主体＋周辺の症状を取ってるのですが、冷えが復活してきてしまいました。あまりに改善しないので、H5F5を行ったところ直後に改善。しかし白血病も悪化してはと思いH6F4追加。ひえがぶり返すこともなく安定したのですが・・・稲桝先生。この治療は間違いでしょうか？ H5F5は効果が出たところで即中止し基本の交感神経を叩く治療にというほうがよいのでしょうか？もしくはドーピング的に冷えが強くなったときにたまにH5F5をポンっと使ってやったほうがよいでしょうか？何かヒントを教えて頂ければありがたいです。あと、帯状疱疹後の神経痛の患者さんですが面白いのがありましたので報告させていただきます。 6/25発症　（ぴりぴり感、薄皮が張り付いてるような知覚鈍麻、水疱無し、皮膚の紅斑等も一切なし） 7/初旬。近所の外科受診　帯状疱疹と診断される。が投薬無し（本当です）レーザー治療のみ。（この段階でも皮膚所見無し神経痛様疼痛のみ）状況改善しないまま3週間通院。 8/初旬。他の内科受診単なる神経痛と診断される。治療は消炎鎮痛処置を主体に干渉波、冷シップ 9/1まで通院 9/5当院受診。筆で触るとぴりぴり感＋＋＋　頚部徒手検査異常なし。H5F5を行う。直後症状ほぼ消失。『あれ～？？？』を何度も何度も繰り返しおっしゃってました。発症から時間がたちすぎてるだけにどうかな？と思ったのですが。皮膚症状が神経痛様疼痛のみでまったくなかったことと、一般的な消炎鎮痛剤の処置しか受けてないのでまずH5F5からと思い治療しました。まさかこんなに著効を示すとは思いませんでした。

リウマチばかりでない膝の痛み 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 5日(水)12時16分5秒

４５歳、女性。リウマチで来院中の患者さんです。ずいぶんリウマチは改善され、膝も曲がるようになっているのですが、まだ、深く曲げると痛みが膝頭にあります。　学生の頃には、バレーボールやハンドボールの選手でした。足首を診ると、あちらこちらに痛みがあります。　今日は、リウマチの治療と言うより、運動で痛めた膝や足首の治療をすることにしました。足の指間にある痛みに針やその経絡の井穴刺絡（だいたい捻挫をしていることが多いのでＦ５は外せません）をやって、最後に、痛みがあると言う膝頭Ｆ１脾経上のコリに鍼をしました。　このように、リウマチで膝が痛いという患者さんも、その症状にいろんな症状が二重三重に重なっていることがありますので｢何でもリウマチ」と決め付けずに治療することが重要ではないかと思います。

ビデオ「福岡井穴刺絡⑫」 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 5日(水)09時28分34秒

｢２１世紀の医学｣を教科書にやっています勉強会を収録したビデオ｢福岡井穴刺絡⑫」の編集が終わりました。胆石症、腎臓・膀胱疾患、膀胱炎、膀胱神経症、排尿障害、前立腺肥大、腎臓結石などです。　ちょっと見にくいですが、自分で行う井穴刺絡、頭・百会の刺絡の実技もやっています。

外反母趾 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 4日(火)17時53分24秒

ここのところ、外反母趾が原因の患者さんが来院されます。いろいろ治療してみて、どうにも納得が行かない女性の患者さん、数人が、外反母趾の痛むところに鍼（皮内針）をしたり、脾経上の土踏まずあたりのコリに鍼をして改善しました。 ○膝の痛み…階段が登れない、正座ができない、膝の内側の痛みなど、足首、膝、腰・腰痛の症状に効果がありました。　特に、正座ができない膝の痛みには、足首の関節の脾経上の圧痛に皮内針をしたところ、直後から正座ができるようになり、一週間後の今日になっても改善は続いています。　外反母趾のある患者さんの足を、ていねいに、細かく圧痛を調べていくと、激痛の圧痛点がありますので、その部に鍼をすると良いと思います。　井穴刺絡は、外反母趾がある足のＦ１Ｆ２は必ずやっています。これ以外にも、くるぶしの周りやかかとに痛みがあれば、その部の井穴を刺絡します。　浅見先生も、腰痛の項目で、その原因の一つに外反母趾をあげていらっしゃいました。外反母趾の圧痛点に鍼をして、膝の痛みや腰痛が改善すると｢あーやっぱりこれか、当り！｣と思うのと｢うー、外反母趾じゃ、なかなか難しいな、骨を削るわけには行かないしなっ｣と、複雑です。　今年春の患者さんで、この骨を削って以来、一年以上痛みが続いたと来院された患者さんがいました。勿論、病院でも話をされたそうですが、鎮痛剤以外には方法がなく、特に、寝るときの痛みには困っていらっしゃいました。　これには、今回は、Ｆ１の井穴刺絡と圧痛点の鍼で解消しましたが、骨を削るのですから、痛みが着くとなかなか取れないと思います。

以上は、新着順21番目から30番目までの記事です。

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