井穴刺絡研究会

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｢２１世紀の医学｣完売 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 4日(火)17時41分47秒

私のところにある｢２１世紀の医学｣が完売しました。浅見先生のところにも、ほとんどないそうですので、今回の増刷分は終了だと思います。今後刷るのかどうかは、本屋さん次第だと思います。

パーキンソン 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 4日(火)16時33分18秒

こんにちは、森ふさえさん。まず、このホームページ・掲示板を管理しているのは、浅見先生の弟子の鍼灸師稲舛茂俊（福岡県在住）です。私のお答えということで、お返事させていただきます。もし、浅見先生に直接お話、治療をご希望でしたら、横浜の浅見医院にご連絡ください。お電話で相談は難しいと思いますので、予約されて治療に行かれたほうが良いと思います。045-231-2237浅見先生もお元気ですが、息子さんがしっかりやっていらっしゃいます。　さて、パーキンソンですが、体の動きが悪くなるので、自律神経では交感神経を働かせるためにＨ５Ｆ５の井穴刺絡をすると良いと思います。しかし、発病１０年となると、短くはありませんし、お薬もずいぶん入っているのではないかと思います。浅見先生も、初期のものは、Ｈ５Ｆ５（手足の薬指の井穴刺絡）で改善するだろうと言われます。　残念ながら、井穴刺絡でパーキンソンが改善しなくても、手足の動きが良くなって、少しでも薬を使うのが少なくなれば、長く薬を使えることにもなります。そのためには、どの症状がパーキンソンで、どれが加齢に伴う症状なのかを見極めなければなりません。　パーキンソンで高齢となった患者さんでは、これもパーキンソン、あれもパーキンソンと決め付け、薬の量をどんどん増やしてしまっている患者さんもいます。　例えば、腰の痛みがあって足の動きが悪いのか、パーキンソンで足が前に出ないのか？排便にしても、高齢になっての便秘なのか、パーキンソンで便秘なのか、しかも、その便秘が薬だけしか改善する方法がないのか？と、こんなふうに、パーキンソン本体の症状と、加齢に伴う症状を分けて治療することが必要だと思います。　パーキンソンの患者さんを治療するときは、私の場合、このように治療を分けてやっています。勿論…私のところに来られる患者さんは、発病後、１０年以上経って来院される方がほとんどで、井穴刺絡療法をもってしても、なかなか改善はありません。が、このような加齢に伴う症状や不快な症状を治療すると、患者さんは、「まるでパーキンソンが良くなった」ように感じられるようです。それは、とても、喜んでいただけます。　でも、これは、パーキンソン本体が良くなったわけではないので、残念ながらそのことを説明させていただきますが、それでも、患者さんにとって、ご家族にとって生活が楽になることに違いはありませんので治療を続けられます。１０回も治療に来られる頃には、井穴刺絡をマスターされ、ご家族が治療されることになります。 ■私の経験では、パーキンソンは、少しは良くなることもありますが、薬がいらなくなった（これを「治る」と言うと思いますが）のは、私の場合、残念ながら一例もありません。　治療家の中には、患者さんの周辺症状が良くなったのをパーキンソンが良くなったと勘違い？してしまっている場合があるようです。これは、初歩的な間違いで、患者さんを良く観察することが重要だと思います。　森ふさえさんのお答えになってはいませんが、浅見先生のところに治療に行かれるか、手術は、慎重に検討されることをおすすめします。

パーキンソン病 投稿者：森　ふさえ 投稿日：2007年 9月 4日(火)12時49分7秒

初めまして。２００３年７月２２日の新聞の切り抜きを再度読ませて頂きました実は６４歳の主人のことで、メールさせていただきました。パーキンソン病をわずらって、１０年ほどになります。京都・第一日赤でお世話になって居ます。このたびかかりつけの先生から、京都大学病院で（ＤＢＳ）脳深部刺激療法の手術をと奨められています。本人は乗り気なのですが、家族がためらって居ます。メリットとデメリット、したから即治るとは云えない。薬と調整しながらも、なお進むと。今ではまだ、自営業〔竹材業）手仕事、・自転車・自動車の運転も大丈夫です。一年でも長く働けるように、いまがもっとも良い時期だと奨められています。厚かましくも朝美先生のご意見を賜れば幸いでございます。よろしくお願い致します。

手の骨のきしみ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 3日(月)16時12分17秒

５５歳、女性。手の骨がきしむ…手がゴワゴワした感じで、握力が出ない。以前にバネ指もありました。副交感神経の異常興奮・アレルギーです。天気、季節の変わり目で出たようですが、もう、ずーっと体調が悪いそうです。どの症状も、副交感神経のようです。　ことの始まりが、どうも、出産から、、、産後の肥立ちが悪いことに始まっているようです。陣痛の苦しさもあって、陣痛促進剤を使っての出産をすることになり、その出産から体調が悪くなった？　さて、陣痛促進は、交感神経の抑制（Ｈ６Ｆ４とＦ１Ｆ２Ｆ３の井穴刺絡）逆に考えれば、副交感神経が働いたときに出産（排出促進）となります。　と言うことは、陣痛促進剤は、「副交感神経興奮剤」であり、陣痛促進剤を使って出産された方は、出産後から体調が悪い（副交感↑・アレルギー）ですから、それからいろんなアレルギーが出ても不思議ではありません。　手のゴワゴワしたアレルギーもそれからではないかと言うことが考えられます。さて、お母さんに陣痛促進剤が効いて、お腹の中の子に効かないと言うことはないと思います。水俣病でも、お母さんは大丈夫なのに、胎児には障害が起こったことから考えても心配です。　この患者さんの子にも、アレルギーの症状があります。最近増えているアレルギーには、悪化する食事、化学薬品の汚染、運動不足などあると思いますが、陣痛促進剤がその一つの誘因となっていることも考えられるのではないでしょうか？

知熱灸 投稿者：たま投稿日：2007年 9月 3日(月)11時04分50秒

稲桝先生、いつもありがとうございます。この方、なんとか仕事（立ち仕事）を続けてらっしゃいます。この方の既往歴で、甲状腺機能低下症（ほとんど症状が無い状態で発見、母が同じ病気なので検査をしたら見つかった）があり、現在チラジンという薬を服用してコントロールしております。この病気自体も副交感神経の異常興奮を起こす大きな土壌とはなっているようです。「家庭治療」の中の45ページと47ページをコピーして渡して副交感神経を興奮させる誘因となることをなるだけ控えるように指導しております。赤羽幸兵衛先生の「皮内鍼法」は、学生時代に図書館で読んだ覚えがあります。当時は臨床経験があまりありませんでしたのでいまひとつピンとこなかったのですが、今読み直すと新たな発見があるかもしれません。早速購入したいと思います。

知熱灸 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 3日(月)08時41分30秒

おはようございます、たまさん。副交感神経の興奮は、一つの誘因だけでは起こらないことが多い、二つ、三つ、四つと重なったときに副交感神経は異常興奮し、その後、その中で最も興奮させやすい誘因があったとき、または、それらの刺激が再度二つ三つと重なったときに副交感神経は興奮し、アレルギーの反応・リュウマチの症状を出しているようです。　低気圧だけで反応する人もいるでしょうが、それ以前に・・・やや興奮⇒とっても興奮（発症）の段階にあるのではないかと思います。低気圧がきても、副交感神経が興奮しない、症状が出るまでの興奮をしないように、体の中を高気圧状態に保つことがリウマチの改善方だと思います。　しかし、これが難しい、でも、やっている人もいます。努力家！なんでしょう。わかっているけどできない人もいます。そこで、治療家なり家族の応援があると｢よーし、やってみよう｣となるので重要ですね。　痛いのなら寝てなさい、はい鎮痛剤では、絶対良くなりません。　知熱灸は良いと思いますよ。私も良くやりました。患者さんに説明してやってもらうにせんねん灸のほうが簡単でしたので、今は、せんねん灸にしています。　「知熱感度測定法」という、皮内鍼の赤羽先生の本に出てくる｢せんこうで井穴を刺激して熱くなるまでの回数をチェックする｣と言うのが、私が知っている、井穴に刺激をする治療法の最初でした。ただ、この方法は、井穴のチェックによって得られた答えを背中のゆ穴に鍼をするという方法だったと思います。　たまさんも、よろしかったら赤羽先生の｢皮内鍼法｣読んでみてください。とてもおもしろい本ですよ。

知熱灸 投稿者：たま投稿日：2007年 9月 2日(日)13時52分5秒

リウマチの患者さんは、今のところ順調です。この間は、低気圧のせいか、手指の関節が腫れて来院しましたが、 H5F5のみで、痛みは消失しました。ただ腫れそのものはすぐには引きませんでした。ところで、患者さんにやっていただく、井穴刺激についてですが、今のところ千年灸を１箇所に２から３個ほどやるように指導しています。ただ、熱を感じはじめるまでが時間がかかるということで、線香による知熱灸はいかがでしょうか？熱感を感じたら離すというのを１０回ほどくりかえすことを自分自身にやってみたところなんかよさそうな気もするのですが稲桝先生の経験上、効果のほどはいかがなものでしょうか？

老眼にも効きますか　２ 投稿者：刺絡案内人 投稿日：2007年 9月 1日(土)10時57分34秒

先生、おはようございます。早々にお答えしていただきありがとうございます。詳細をメールのほうへお送りさせていただきましたので、何卒よろしくお願い申し上げます。また眼精疲労と慢性湿疹の状態の変化については、この掲示板にてお知らせさせて下さい。先生、本当にありがとうございます。

胃の症状 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 1日(土)06時45分13秒

次の、胃の手術後の症状ですが、これは、交感神経の異常興奮状態だと思います。まず、胃ですから、左Ｆ１Ｆ６の井穴刺絡→これにより、食欲増進、消化吸収を良くし胃痛を改善させます。　関節の痛みですが、これも交感神経の異常興奮ではないかと思います。交感神経の風邪を引いたとき、関節の節々の痛みが出ますが、これと同じではないでしょうか？これには、全身の交感神経の抑制をするためＨ６Ｆ４の井穴刺絡をします。　また、深呼吸をしてもらって、空気の入り具合を確かめた後Ｈ３の井穴刺絡もやってみてください。心臓が疲れているかもしれませんね。押す栗が沢山入っていれば、肝臓も弱っているかもしれませんので右Ｆ２の井穴刺絡をやると、胃の治療だけでは取れなかった胃痛がもっと改善するかもしれません。そして、仕上げに百会をやってください。胃は体の真ん中にありますので、正中線上の症状を緩和する百会が、また、交感神経の抑制もします。

アトピーの皮膚 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 9月 1日(土)06時38分12秒

おはようございます。まるとんとんさん。もやもやの患者さん良かったですね、出来れば、もう少し間隔をつめて治療されると良いかもしれません。ちなみに、浅見先生は、治療後一週間毎日です。私のところでは一週間に一度くらいにしてますが、その間は、お灸をやってもらったり、自分で出来る方は刺絡模してもらうことがあります。　もやもやの患者さんも、井穴刺絡が良いことがわかっていただけたら、Ｈ５Ｆ５にお灸というのはどうでしょう？アトピーの患者さんで、色素の沈着がある方、その部にステロイドを塗っていたのでしょうか？ステロイドは新陳代謝を悪くするので皮膚の代謝が遅くなりると言われます。また、色素の沈着は、ステロイドにより発生した活性酸素による焼けの状態とも考えられます。　この部に関しては、交感神経を抑制とその部の機能を改善（体性神経）させる意味で治療することになると思います。　どこに色素沈着があるかわかりませんが、たとえば、ひじの内側にある場合、Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡と、ひじの内側（心包経）Ｈ２の井穴刺絡をすることになると思います。これも広くあればＨ１やＨ３の井穴刺絡もします。　さて、このとき、Ｈ５Ｆ５とそれ以外の井穴刺絡を一緒にするか？または、全体的な副交感神経の異常興奮を抑制した後に行うか？を考えなければなりません。このとき、この腕の内側のようにＨ１Ｈ２Ｈ３が脊髄神経･低位中枢の場合、一緒にやって良いと思います。しかし、Ｈ６Ｆ４が入る場合（Ｈ６大腸経の経絡上とＦ４膀胱経の経絡上）にある症状の場合、Ｈ５Ｆ５とＨ６Ｆ４が同じく脳･高位中枢からの抑制になるので考えなければならないかもしれません。　この時は、どちらの井穴刺絡をより効かせたいか、効かせたい方を後に治療します。また、井穴刺絡する時期を少しずらす･･･これは患者さんを見ながら、実際に治療してより患者さんが楽になるやり方を見つけてＨ５Ｆ５とそれ以外の井穴刺絡をやるようにします。

以上は、新着順31番目から40番目までの記事です。

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