井穴刺絡研究会

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ありがとうございました 投稿者：せいうち 投稿日：2007年 7月20日(金)06時05分4秒

ありがとうございました。井穴刺絡自体があまり浸透していないのですね。針灸の世界でも。病院勤めだと針灸の世界は患者さんからしか聞くしかないのですが、井穴刺絡をしておられるのは皆無のようです。理解者を増やさないといけませんね。微力ながらがんばります。全国どこでも受けれるようにしたいですね！せめて市町村に一つくらい。さて、井穴刺絡の効果ですが目に見張るものがあります。疼痛疾患に対しては即効性があります。持続性は？です。しかし初期に連続して行うことにより症状が激減します。かなりの切れ味です。このような良いものがどうして広がらないのか不思議です。教育の問題？とも思います。実際に鍼灸の学校で井穴刺絡をおしえているのでしょうか？教えられたものしか信じないのではダメです。最近いろいろな治療法のEBMが発表されていますが、井穴刺絡は十分EBMにたえられる治療法だと思います。ただしどんな良い治療であっても実際に行われるかどうかは疑問です。せんねん灸は良いアイデアですね。一度ためしてみます。

治療院は 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月19日(木)21時59分12秒

こんばんは、せいうちさん。なかなか難しいのが現状です。まず、どの治療院がどんな治療をやっているか把握できていないのが現状です。刺絡療法を看板に掲げている治療院というのは、まずないと思います。井穴刺絡療法をやっている治療院があるとして、その治療法がせいうちさんや患者さんが望んでいる治療であるかは？？？です。　もっと井穴刺絡療法が、たくさんの治療院や病院で行われるようになれば、患者さんが選べるようになると思うのですが、もっと努力と理解が必要だと思います。　そこで現状は・・・私のところでは、①自分で井穴刺絡療法ができるように治療の間に教える、②家族に井穴刺絡療法をやってもらう。③指定した井穴にせんねん灸をやっていただいて治療効果が落ちないようにしてもらう。④とにかく遠くても毎日通ってもらう（浅見先生はこれです）　井穴刺絡研究会が組織化されればよいのかもしれませんが、そうなると、良いこともあるのですが、困ったこともいろいろ考えられます。それに、浅見先生が、ご高齢でもありますし、あまりお好きではないのです。　私のもう一つのやり方は、患者さんの近くの鍼灸院に井穴刺絡療法をやってもらうように患者さんから言ってもらうというのもあります。｢ダメもと」で、先生が関心を持ってもらえればしめたものです。

治療院を教えて下さい 投稿者：せいうち 投稿日：2007年 7月19日(木)20時25分46秒

こんばんは。せいうちです。　最近滋賀や京都などから患者さんが来られます。井穴刺絡を行う頻度は初めの壱週間は毎日（５日）・・・と浅見先生は仰られています。遠方から毎日通って頂くのは難しいですし、患者さん自身もされない（高齢で良く理解できない、血を見るのが恐いなど）ので遠方の方はどうしても壱週間に一度の診察になってしまいます。京都や滋賀、奈良、大阪で同じような治療をされている治療院はないのでしょうか？

首、肩、心臓、胃腸、肝臓 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月19日(木)17時48分19秒

５５歳、女性の患者さんです。左肩が痛くて、真上に上りにくい、反対側の肩に手が挙がりにくいなどの症状があります。膝も痛むことがありますが、今は痛みはありません。左目が悪いので眼精疲労があります。ご本人は、左の肩、左目、左膝と、左ばかり悪いといわれてます。　まずは、眼精疲労・目の治療で、後頭部の刺絡をしました。改善はありません。次に、目の周りの主要穴に鍼をしました。特にコメカミに響きを感じたようです。これは、眼の見え方が良くなりました。でも、肩の動きやくびのコリは変化がありません。頭はハッキリして気持ちよいといわれます。　次に、右手にガラスで切った傷が３箇所ありますので、人差し指の傷に皮内針をしました。首の動きが楽になりました。あとの二箇所は、小指と薬指の股と小指の先、両方とも心経Ｈ３の経絡上にあります。もしかしてと、深呼吸をしてもらうと、胸しか入りません。とても呼吸に制限があります。通常は、心臓の治療では、左Ｈ３を重視するのですが、二箇所も傷がありますので、まずは右Ｈ３から井穴刺絡します。これには、左Ｈ３を井穴刺絡をして、心臓の症状が改善してしまうと、右のＨ３の治療効果が判別しにくいということもあります。　右Ｈ３の井穴刺絡の結果は、見事に心臓の症状が改善し、深呼吸が楽になりました。次に、左Ｈ３の井穴刺絡をしましたら、なんと、もっと呼吸が楽になり、お腹の下まで空気が入ります。　今度は、左手の腕の上がりの治療です。先ほどの左Ｈ３で、腕の小指側のツッパリが少なくなりました。まだ突っ張った感じがあるのでＨ４の井穴刺絡をしました。すると、今度は、上腕の内側・心包経Ｈ２に痛みが移ったといわれます。左Ｈ２の井穴刺絡をすると、今度は方の内側に移ったといわれますので肺経Ｈ１の井穴刺絡をします。すると、今度は、最初の小腸経Ｈ４に移ったといわれますので、再度Ｈ４の井穴刺絡をして、とりあえず終了、腕は軽く上るようになったそうです。　次に、交通事故でぶつけた右耳と側頭部の圧痛点に針をします。この皮内針で右肩がまたまた楽になったそうです。　左の足の親指の爪が巻き爪になっています。他の指のつめはどれもきれいなんですが、親指・脾経（胃腸の交感神経）・・・みぞおちを押すと痛みがあります。右の肋骨の下にも痛みがあります。肝臓や胆嚢の痛みのようです。左にも肋骨の下に痛みがありますが、これはみぞおちの痛みに続く、胃の痛みのようです。　まずは、肝臓の治療で右Ｆ２Ｆ６を井穴刺絡します。すると、右肋骨の下の痛みはなくなり、みぞおちの痛みも半分になりました。ところが、みぞおちの３ｃｍほど右側に、つんとする痛みが出てきました。胆嚢の痛みかな？と思い、右Ｆ５の井穴刺絡をしました。一瞬にしてこの痛みはなくなりました。みぞおちの痛みも、ますます軽くなりました。　みぞおちをギュュュッと押さえてもらうと、少し痛みが残ってますので、左Ｆ１Ｆ６の井穴刺絡をしました。まったく痛みがなくなりました。　まだありそうです、これだけあると、あっちとこっちが影響しあって、しばらくすると症状が戻ると思われますが、一つ一つていねいに謎解きするのが重要だと思います。

膝痛投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月18日(水)17時31分10秒

６５歳、女性。左膝の治療で、４回目の来院です。お腹に子宮筋腫の手術痕があるので、これに皮内針をして、脚は、外側、内側が痛むのでＦ１Ｆ２Ｆ３Ｆ５を井穴刺絡しています。　筋腫の手術のせいか？脛の内側に痛みがあります。これに皮内針をして、Ｆ１の井穴刺絡を再度やりましたら、今度は、膝の前側が痛いといわれます。膝の内側が楽になって、既に存在している前側の痛みがわかるようになったものだと思います。これにＦ６の井穴刺絡をすると、またまた、内側が痛くなった、でもそんなに痛みはないがと、これにまたＦ１を刺絡して、最後に残った小さな痛みに皮内針をすると、まったく痛みがなくなって正座ができるようになりました。　ちょっと体重が問題ありなので、減量をおすすめしています。

娘と母の違い 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月18日(水)17時19分19秒

せいうちさん、こんにちは。副交感神経異常興奮の症状は、一年前ですか？それとも、妊娠中ですか？それとも現在ですか？　女性の体（自律神経）の働きが、激変するのが妊娠中、授乳中です。　娘の頃は弱い体とすぐ涙が出る子でも、妊娠出産を経ると強いお母さんになります。これは、娘時代は副交感神経優位であったのが、妊娠すると交感神経がすごく興奮するため、出産後はわが子を守るためにやはり交感神経が興奮しているからだと思います。　自然界の動物でも、子育て中の動物に近づかないというのは常識、気が立っている＝交感神経の興奮状態（すぐに噛みつかれます）　さて、奥さんは眠たくなった・・・今、副交感神経の興奮がないとすれば、Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡は治療反応はないですね。考えられるのは、どの刺絡をしても、血管に添っている神経は交感神経なので、そのレベルでの治療効果のみ現れたのかもしれません。　または、副交感神経の興奮がないとして、肩こりや腰痛が三焦経Ｈ５や胆経Ｆ５の経絡上（体性神経）にあって、それが改善されたためにリラックスして眠たくなった・・・本来、昼食後、眠たくなってよかった寝不足お母さんが、肩こりなどの症状が取れて眠れるようになった？のかもしれませんね。　我が家も３歳と８歳の子育て中です、井穴刺絡学はとても子育てに役立ちます。

元気な患者さん 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月18日(水)17時05分43秒

こんにちは、麻生さん。お元気そうで何よりです。それほどエネルギッシュであれば、きっとリハビリもうまくいって、回復も早いと思います。井穴刺絡は、おまじないでも何でも良いとおもいます。患者さんが、一番安心する方法が良いと思います。私の子では、朝起きると、背中ごしごし、お手てごしごし、足もごしごし、頭もごしごしと、ごしごしマッサージをしてこすります。目覚めが悪そうなときには、特に胆経Ｆ５をごしごしやります。　どんなに良いことでも、患者さんに負担になったり、信じられていないのはマイナスになります。また、やってあげるほうが、善意を大上段に構えてやったものは、必ず失敗します。特に、同居、身内はよーく考えてやりましょう。

H5F5 投稿者：せいうち 投稿日：2007年 7月18日(水)16時45分34秒

こんにちは　せいうちです。　御相談なんですが、私の妻が副交感神経異常興奮の症状があります。先日の横浜での研修会において稲舛先生よりいただいた「副交感神経の異常症状」のプリントを参考にしましたが、１０個程当てはまっていました。そこで昨日　右左H5F5をしました。今朝は特に変わった様子はなかったのですが、お昼間なのに凄く眠いそうです。副交感神経を押さえてこのような眠気が出ることがあるのでしょうか？　それともただ単に子育て中（１ヶ月の乳児）で寝不足？　今夜刺絡をしようか迷っています。アドバイスお願い致します。

ご助言ありがとうございました。 投稿者：麻生投稿日：2007年 7月18日(水)15時51分5秒

艾次郎様（恥ずかしながら読み方がわかりませず、なんとお読みすればよろしいでしょうか？）、稲桝先生ご助言ありがとうございました。今日もバタバタしておりまして御礼が遅くなりすみませんでした。高齢なためおそらく出血しにくいと思われ、また高齢者の体は強く押したりするだけで筋肉などの細胞がつぶれると聞いたことがあるので、いざ井刺を行うにしても絞り出すまで力を加えていいものか思案する部分があったのですが、出血量は問わないとのことですので、やはり同じ経験をされた方、また実際の治療に携わっておられる方のお話は本当に参考になります。今日は面会の時間制限がありできませんでした。でも病状の進行もないようなので一息ついているところです。 80歳の時に自転車に乗っていて用水路に落ち、頭蓋骨陥没骨折及び右腕骨折にもかかわらず退院後はろくにリハビリも行かず自力で直したツワモノで、現在も小食多動、暇さえあれば畑に出て草抜きに精を出し、今日もリハビリで仰臥で足上げを行って真上まで足をふりあげて療法士さんをのけぞらせておりましたが、井刺はまじないの延長とでも思っているらしく、あまり乗り気ではありません。まずは私自身で井刺を実演（？）して心理的な抵抗感を払拭したいと思います。また何か変化ありましたらご報告させていただきます。艾次郎様のお母様もこれからもお大事になすってください。比較的後遺症が軽かったとのことで本当によかったです。井刺を知っているかどうかで後々のＱＯLに大きな開きがでるとすれば、こんな優れた治療法がもっと広く世間に認知されてもおかしくないのにと歯がゆい思いもしますが、本物は淘汰を経て残っていくものだと信じてやみません。取り急ぎご報告と御礼まで。この度は本当にありがとうございました。

信頼関係 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月18日(水)14時09分22秒

工藤先生、研究会ご参加ありがとうございました。泌尿器疾患や陰部のお話、それが女性となると、いや、男性でも、しっかり信頼関係がないとお話づらい事柄ですよね。　この患者さんが、またカンジタで来院されるようでしたら、今度は、Ｆ３Ｈ５Ｆ５というのはいかがでしょう。先にＦ４をやって、あとからＨ５Ｆ５と治療すれば問題はないかもしれませんが、より治療を確実にしようと思えば、Ｈ５Ｆ５に拮抗するＦ４は控えたほうがよいのかもしれません。または、今回のように、少し時間を空けてやってみると良いのかもしれません。　ただし、膀胱炎であれば、Ｆ３にＦ４も足したいところですね。Ｆ３でも大丈夫かもしれませんが？　ウーン、先生、結構ハイになってますか？！治療が「快感」にかわってしまっているようですね。そんなときには、百会の刺絡がおすすめですよ。少しテンション高いくらいのほうが治療がスムーズかもしれませんね。

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