井穴刺絡研究会

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脱毛予防 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月11日(水)09時55分23秒

胃癌の手術をされた、６０歳、女性。定期的に井穴刺絡、バンキー治療をされています。毎回、頭の刺絡を希望されるので、もしかすると｢痔かな？｣と思っていたのですが、百会を頭部刺絡すると、その後数日間、髪を洗っても抜け毛が少ないのだそうです。　体調が悪いときは、髪の腰が抜ける、抜け毛が増える、白髪が増えるなどがありますが、この患者さんは、以前（癌の前）、側頭部の髪がいっぺんに少なくなったことがあったそうです。現在、薬は何も飲んでいません。

めまい 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月11日(水)09時51分47秒

６０歳、男性。２年前に胃癌の手術。２ヶ月前、車の運転中にめまい、車を止めなければとハンドルを切ったところ、駐車中の車３台に追突事故。救急車で運ばれ、入院して検査するが異常なしとのこと、心療内科では、自律神経のバランスが悪いのではないかといわれる。　事故前の話を聞くと、食後１時間くらいのところでめまいが突然起こったそうです。食後に、アンパンか何か、甘いお菓子を食べてから、だんだんおかしくなってきたのだそうです。また、このめまいに近い症状がもう一度、京都に旅行に行ったとき、高級料理屋さんでの食事、少しお酒も入った後、めまいが起こったそうです。　これは、食事（甘いもの、お酒、日ごろ食べない珍しい食事）によって、副交感神経が異常興奮してしまったためのめまいではないかと説明、握りこぶしを作ってもらうと、やや力が入らない、片足立ちで目をつぶると数秒で倒れる。　Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡をした後、目をつぶって片足立ちをすると改善。今日は良いほうだということなので、少し調子が悪いときにチェック、治療することにしました。

拇指の痛み 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月11日(水)08時51分22秒

おはようございます。ももさん。親指を痛めてしまいましたか。親指には、肺経Ｈ１の経絡がありますが、関節を痛めたときにはＨ１の反対側の井穴、えーっと、親指の爪の生え際の人差し指側の角にツボを取ることがあります｢Ｈ１’」です。（体性神経）の治療。　治療点としては、Ｈ１、Ｈ1’Ｈ６で良いと思います。ただし、本当は傷めているのですから、あまり動かさずにお酢の湿布が良いと思います。井穴刺絡や鍼の治療で痛みを軽減させるのは血流改善させるなど効果もあるので良いと思いますが、痛みばかりを取ることだとあまり良い結果は得られないかもしれません。関節を痛めたときは、安静が一番ですね。　ハリボーイでの刺激は、私個人的にはあまりおすすめではありません。治療家を目指されているのであれば、ハリボーイも良いと思いますが、三稜針などの鍼で井穴刺絡をおすすめします。自分でうまくできなかったら、お友達と練習してみてください。　関節を痛めてしまったという器質的な変化を伴っているとなかなか痛みはさっとは改善しないかもしれませんが、せっかくのチャンスですから、みんなで練習しましょう。

母指の関節の痛み 投稿者：もも投稿日：2007年 7月10日(火)23時20分19秒

こんばんは。１０日ほど前に左の母指（MP関節）をマッサージの練習中に痛めてしまったみたいです。何もしなければ痛みはないのですが、外転した状態で厚みのある物をつかんだりすると痛みがでます。井穴刺絡で治療をしてみようと思うのですが外傷の場合H６の刺絡でいいものか確認の為に投稿させていただきました。それでよければハリボーイでチャレンジしてみようと思っています。ご指導よろしくお願いします。

膝痛投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月10日(火)17時16分6秒

こんにちは、せいうちさん。体性神経・膝の痛みや異常部位の治療でいけば、膝の前側Ｆ１Ｆ６、内側Ｆ１Ｆ２Ｆ３、外側Ｆ５、後側Ｆ３Ｆ４です。　血流障害を考え、交感神経の抑制を加味すればこれにＨ６、百会を刺絡してみてはいかがでしょう。また、ステロイドが効いたということは、Ｈ５Ｆ５の適応と判断することもできます。水が溜まるというのも副交感神経の異常興奮とみることもできます。血圧は低くないですか？

６5歳女性、左膝痛い 投稿者：せいうち 投稿日：2007年 7月10日(火)15時19分58秒

いろいろとアドバイスありがとうございます。症例相談です。 65歳の女性で２年前から左ひざの水腫を繰り返している方がいます。整形外科に何回も通い、そのたびに膝の水を抜いたり、ﾋｱﾙﾛﾝ酸を注射されていました。２ヶ月間外来通院していますが、打つ手がありません。一度だけ水を抜いてステロイドを注入したのですがそのときはその日と翌日はすごく楽だったといっておられました。私はステロイドは嫌いです。先の理論でも白血球の比率、数は正常です。井穴刺す絡膝の水腫はひきますか？どこに井穴刺絡をすればよいのでしょうか？「２１世紀の医学」やＤＶＤ到着がたのしみです。よろしくお願いいたします。

理論(理想?)と臨床・・・ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月10日(火)09時34分6秒

おはようございます。せいうちさん。 ①の質問についてですが、ハリボーイの電気でピリッと言うのは、私もずいぶんとやってみました。まず、治療効果ですが、思ったほどの効果はありません、と言うか、私自身は効果を感じられませんでした。私以外の先生・医師で、ハリボーイを使ってよかったと言う意見より、思うような効果が出ない(出せない)という意見のほうが多いです。　患者さんの意見では、「こんなビリッ」を何回もやるより、一回チクッとしてあと３０回の出血のほうが痛くないと言われます。私もそうですが、ビリビリするのはどうも嫌いです。　浅見先生とも、何度もお話しするのですが、現状｢出血刺激・刺絡｣以上の効果、効果の持続がある方法は見つかりません。今後は何かあるのかもしれませんので研究します。　刺絡するときの刺針の刺激は、これはもちろん、痛くないほうが良いとおもいます。　例えば、指で押す刺激を｢１｣とすると、せんねん灸の一番熱いのをすると「３０～５０」、刺絡で出血をさせると直後効果が「１００」くらいですが、持続時間を考えると「１０００」倍くらいの効果があると思います。これには、小豆より少し小さな量、血液がたれるくらいの量を３０回出す必要があります。　絞るときの圧迫「井穴指圧」の効果は、まったくないともいえませんが、搾り出せれば強く押しても、弱く押しても関係なく治療効果が表れます。ただし、ダラダラと、単に出血しただけでは治療効果は表れません。そこに、治療行為としての積極的に出していることがなければ効き目がない、または、とても少ないと思います。　これは、｢２１世紀の医学｣にもありますが、私が治療をやっていて、少し刺しすぎてしまってダラダラと血が出るのを止める意味で綿花で押さえて｢もう、これくらい出血したから効いただろう｣と思って確認すると改善していない、それから３０回、軽く絞ると治療効果が現れたと言うことが何度もあります。 ②この理論は、これからどんどん追試をしていかなければならないことだと鍼灸の学会で言われていたことがあります。私が行った鍼灸の研究会でも、リンパ球が少なくて、でも、症状としては副交感神経の異常興奮状態の症状がたくさんある…リンパ球数を調べた上でＨ５Ｆ５の井穴刺絡をやったところ、リンパ球が増えてきた?と言う発表をされていました。私自身もやってみましたが、リンパ球が減ったと言うことはないと思います。　患者さんの中で、アレルギーの症状が出ている典型的な副交感神経優位の方が数名いて、リンパ球の比率が４５%～５５%もありましたが、治療していると４０%を切るくらいになったことはあります。これは、リンパ球が減ったのではなく、｢調整され｣て良い状態になったのだと思います。　免疫でも何でも、どちらかが強ければよいのではなく、バランスが取れている状態｢中庸｣を求めるべきではないかと思います。自律神経でも交換新池と副交感神経、食べ物でも按配が、免疫でも何かが強いのではなく、バランスが取れていている状態を、それには交感神経ばかり抑制してもおかしなことになります。安保先生もそんなことを書かれているように思うのですが、なんだか「薬指は治療してはいけない｣の記述や図があちらこちらにありますね、理解に苦しむところです。　せいうちさんばかりでなく、私が知っている人ほとんどすべてで同じように薬指は治療しないと言われます。専門家でもそのように、患者さんでは、私が薬指に針をしたとたん｢ギョッ!｣とされる方もいます。 ■せいうちさんの混乱状態に、拍車をかけるようなことになってしまうかもしれませんが、私が患者さんを治療しての感想を書きますと、自律神経の交感神経と副交感神経というのは、シーソーの両端にあり、こちらが興奮するとあちらが抑制されると言うのもあるかもしれませんが、両神経は、独立して働いていると言うのもあるのではないか…交感神経と副交感神経は、自律神経という一くくりの働き方で説明できるところもあるが、独立して、交感神経も働き、副交感神経も働き、今の症状をあらわしている、今の体の働きや症状は、たまたま強く働いているほうが表れている…表現が難しいのですが、シーソーで説明するより、棒グラフのほうが良いかもしれません。興奮した片方の神経を叩いて、バランスが取れれば「良い状態」で、叩きすぎる、または、それを目的として抑制させると逆の神経の症状も出てくる｢相反作用｣。　棒グラフ自体が低い状態で同じくらいだと健康な状態で、とても高い状態(両神経が異常興奮している常態)だと、見掛けは健康そうに症状は出てないけど、いつ何時症状が出てくるかわからない、または、両方の症状が出てしまって、神経が混乱状態にある…これは、間違った薬を使ったり、治療も方向を考えずにバンバンやってしまった状態にあるのではないかと思います。　考えようによっては、シーソーと同じようですが、実際臨床では、シーソーのように、片方が上れば、片方が下がると言う単純なものではないし、シーソーと棒グラフの混在と考えたほうが良いのかもしれません。 ③の臀部から大腿後面の痛みの患者さんですが、これは、井穴刺絡で治療する場合には、体性神経・膀胱経上の痛みや動きに対する治療として足の小指の外側Ｆ４を井穴刺絡します。このように、井穴刺絡では、自律神経、体性神経という、神経の異常興奮に対しての治療を行います。　もし、「鍼」のような効き方をしたのであれば、臀部の異常緊張の筋肉や筋膜に対して刺針が良い効果を表したのではないかと思います。トリガーポイントに対する鍼治療ではこの部のコリに刺針することが多いと思います。　７５歳、痛みやシビレ（体性神経）があれば、交感神経が強く働いていると思います。　私も、何がどうあれ、理論がどっちに向いてようが、どんな先生が能書きたれようが、患者さんが楽になること、病気が良くなることであれば、悪い副作用がなく、安価で、持続して治療が行える・・・これを選択します。これは、私自身の体でも、家族にもです。　もし、薬指を井穴刺絡すると何か問題があるのであれば、Ｈ５Ｆ５の井穴刺絡のあとに交感神経抑制効果があるＨ６Ｆ４の井穴刺絡をすれば良いと思います。そうすれば、副交感神経異常興奮の不快な症状が解消され、交感神経も抑制されます。それには、治療の加減が必要になりますが、これは、どの指とどの指を出血何回くらいにするかで調整が効きます。例えば、Ｈ５Ｆ５と四本の指をすべてやるのではなく、足か手かどちらかにするなど、誰でも簡単にできます。そして、症状が改善したところですぐに止めれば良いのです。　これを考えても、井穴刺絡療法は、とても素晴らしい治療法だと思います。

質問です 投稿者：せいうち 投稿日：2007年 7月10日(火)04時58分37秒

こんにちは。最近井穴刺絡に興味を持ち始めたセイウチです。質問が数点あります。 ①刺絡に使用する器具について。ハリボーイⅡでよいのでしょうか？うたい文句に注射針と同等の効果があるとありますが・・・注射針やファインタッチで出血させ瀉血することが大切なんでしょうか？瀉血の際絞るとき（すみませんまだ実際に見たこと無いから搾るのかもわかりません）に井穴を刺激しているから瀉血が効果あるようにみえるのですが。方法はどんなであれ井穴を刺激するのがよいのでしょうか？ ②福田ー安保理論について。先日より自分自身に刺絡をしていますが、データー上では顆粒球とリンパ球の比率が正常です。しかしリンパ球の実数が正常より少ない（２０００）。理論上ではリンパ球を増やして免疫力をあげるために副交感神経を刺激しないといけません。このためにはF5を刺激してはいけないことになります。しかし実際は自身が体験したことですが、F5で腰痛・姿勢・鼻つまり・全身倦怠感・眠気・活気の無さ・頭の回転・異常な食欲・いくら寝てもだるい・などなどが劇的に改善されました。福田ー安保理論ではF5が交感神経を刺激するとありますが、浅見先生は副交感神経の異常興奮を抑えると言っておられます。福田ー安保理論だと私は体調がよくなったにもかかわらず、副交感神経を抑制するためにリンパ球がもっと減って免疫力が下がってしまうことになります。実際この先のデーターを見ないとわかりませんが、この理論が正しいなら私は快適な生活を送るには免疫力が下がった異常な状態でいないといけない「異常体質」になってしまいます。こんなデータに頼ってしまうからおかしくなるのでしょうか。実際の症状と照らし合わせて治療するのが正しいと実体験から思うのですが。 ③薬について。７５歳の女性で歩行時の左でん部から大腿後面の痛み・痺れを訴える方がいます。「仙腸関節部」に局所麻酔剤とステロイドの注射をしたとき一日だけ症状の改善が認められました。また以前体幹のヘルペスになったときも改善したとのことです(安静にして動かなかっただけ？）。注射で症状が改善したのはなんらかのツボを刺激したからと思っています。福田ー安保理論（正しいかどうかわからない）上では顆粒球が７２％、リンパ球が１８％と交感神経優位です。高血圧と頻脈を同時に治す（βー遮断剤）を何年も前から内服されています。この薬を内服したまま井穴刺絡をしてもよいのでしょうか？内科の先生との関係もありなかなか止めれません。私は自律神経免疫療法から浅見先生の井穴刺絡を知りました。なぜ環指の刺絡をしないのか疑問に思っていました。「自律・・・」の治療法は浅見先生の「環指の刺絡は副交感神経異常興奮を抑制する」との画期的な発見を無視しているように思います。どのような経緯があったのかはわかりませんが、師匠の言葉を無視した不完全なものが爆発的に広がっていることに憂慮をおぼえます。１６日は横浜で研修会ですね！早速新幹線の切符を取ってしまいました。楽しみです！

交通事故・脚の打撲 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月 9日(月)21時53分54秒

交通事故で右足を打撲・捻挫された女性の二回目の治療です。杖がなければ立てなかったのが、前回の治療で右足でも立てるようになりました。今日も、杖は突いていますが、その状態の改善は続いています。　お酢で湿布をやってもらうことにしましたが、どうせやるのだったら、自然食の小麦粉が良いだろうと、やっと昨日買って来て一回やったそうです。足は時間が短かったせいか、あまり改善はありませんが、顔の内出血が、今日はずいぶんきれいになっています。　前回、痛かったところは、今日はあまり痛みがなく、ふくらはぎの痛みや右足の足首の痛みが顕著です。見ても、右足首は腫れがまだあります。交通事故から３週間ですから、黒酢の足湯で温めることにしました。ビニール袋に濃縮足湯黒酢を３０cc入れ、ぬるまゆを500cc、湯煎の要領でバケツの中の湯にビニール袋ごと足をつけます。

左肩の痛み 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日：2007年 7月 9日(月)21時46分53秒

左肩が痛いと言われる７５歳、男性です。今は、どの角度に肩を動かしても痛みがありません。また、寝ると痛みが出るというので、寝ていただいても痛みがありません。血圧が高かったのが、最近は薬だけでなく、少し下がってきた１３０～１４０です。肩が痛くなってきたのは、今月からです。鼻の調子が悪いです。　と、これらを加味してＨ５Ｆ５の井穴刺絡だけやることにしました。　今は、まったく痛みが出ていませんので、肩が壊れているのではないことはわかってもらえたようです。なかなか、神経の働きですと言うのがご理解いただけないのでゆっくり説明させていただきました。ウーン、私の説明は、わかりにくいのかなー？反省です。

以上は、新着順31番目から40番目までの記事です。

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