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かすが先生ありがとうございます 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 3月 1日(木)07時50分40秒

おはようございます。かすが先生、みずきさん。今年は、北海道の東で低気圧が異常に発達することが多いように感じます。温暖化の影響なのでしょうか？これは、北部九州ではないことなので、さすがに北海道のかすが先生のところでは影響が大きく、これによる副交感神経↑の患者さんが多くなるのでしょうね。　かすが先生のおっしゃるとおり、常は高血圧でも、低気圧の影響や降圧剤の影響で一定期間副交感神経が異常興奮してアレルギーの症状が出ることが大変多く見られます。　条件としては、若い頃に低血圧であった＝副交感神経が興奮しやすい体質を持っている、それに、これらの条件（このＨＰの「副交感神経興奮の誘因」を参照ください）が重なると、その年齢、その方のそのときの感受性（弱いところ？）の応じたところの症状が出ることになります。　血圧が指標になることが多いのですが、120-80という数字は、２０歳から３０才頃まで。だんだんと高齢になるにしたがって、交感神経が少しずつ興奮するので（他にも要因はありますが）血圧は上がります。　「理想血圧」というのは、その人によって違いますが、血圧が高い人は、高くなければならない理由があるので、むやみと下げれば、それなりの低血圧症状が出てしまいます。これは、同じ血圧の人でも、低血圧の人は大丈夫なのに、高血圧の方が降圧剤で下げてしまうと｢副交感神経興奮の症状｣が出ることになります。　この患者さんが何歳か？（どこかにありましたか？）例えば、５０歳だと１３０－８５、６０歳だと１３５－８５、７０歳だと１４０－９０、８０歳だと１５０－９０・・・このくらいでもＯＫといわれます。市販のデジタル血圧計の箱の後ろにも書いてありました。また、この見解は、医師によっても違いがありますが、私も高齢になるに従って血圧は上がっていくものと思っています。　かすが先生の書き込みで思い出しましたが（以前に書いたと思います）、今来院されている５０歳の女性（元看護師さん）、婦人科の症状改善のためにホルモン剤を使ったところ、甲状腺の機能亢進が現れ、これを抑制･治療するために薬を使ったところ、リウマチ･アレルギーが出て指が痛くて曲げられなくなってしまいました。　もちろん、元看護師さんですから、薬の怖さはわかっていたのですが、安易に、「安きに流れた｣と、ご自分でも反省していらっしゃいました。こうなると、もともとの婦人科の治療に加えて、これら薬の副作用的な神経の興奮を抑制する治療もしなければならなくなり、これが、また、拮抗する神経だけに治療がうまくいかなくなることも多いのです。こんなときは、かすが先生が言われるように、一定期間Ｈ５Ｆ５のみの治療で様子を見ることも良いと思います。

ご回答ありがとうございます！ 投稿者：みずき 投稿日： 2月28日(水)18時21分1秒

稲舛先生、かすが先生、ご回答ありがとうございます。この患者さんは手術痕やケガの圧痛はありませんし、アレルギーの症状も見られません。しかし、若い時は低血圧だったのに歳をとるにつれて高血圧（一時上200超）となり、長期間薬を服用されています。熱心に血圧手帳を付けていて、最近では120前後となり安心しているとのことでした。かすが先生のご指摘のように、この患者さんは薬の影響で副交感神経↑の状態だったのかもしれません。次回の治療では、①左右Ｈ５Ｆ５　②左Ｆ１Ｆ６Ｆ４　③右Ｆ２Ｆ６Ｆ４で鑑別診断したい思っています。また、ご報告しますので、ご意見宜しくお願いします。

大腿後側の痛み 投稿者：かすが整骨鍼灸院 投稿日： 2月28日(水)17時32分5秒

みずきさん、初めまして。札幌のかすがと申します。浅見先生がビデオの中で大半の症状はF5H5で改善すると申しております。鍼灸の先生方は交感神経を叩き過ぎてるとも申しております。また、先生の症例を聞いてますと一人の患者さんの訴えが交感神経興奮症状なんですが、先生はアレルギー症状の有無、低血圧等を聞き出しこのような患者さんにはF5H5のみで治療すると改善すると申しております。みずきさんの患者さんは拝読してますと甲状腺↑高血圧とありますが、アレルギー性の物はないのでしょうか？私の所にみえる患者さんも高血圧、薬でコントロールされ120～70前後を維持し本人は満足しておりますが、稲舛先生も以前、薬で落ち過ぎて結果低血圧状態を招いていると書かれてました。そんな、こんなを考え私は一つでも副交感神経↑の症状があればF5H5のみの刺絡にしましたら驚異的に改善する患者さんが増えました。今年の札幌は節分過ぎから台風並みの低気圧が数日間続きいつもは交感神経↑の患者さんもこの時期は副交感神経↑状態に移行したものと考えられます。浅見先生も稲舛先生もしっかり血をしぼること＝視床下部にしっかり伝わらなければ効果は期待出来ないと申しております。とりとめもなく大変長くなりましたが、何かの気掛けになれば幸甚です。

効く段階にないのか、効きやすくするのか 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 2月28日(水)17時04分3秒

みずきさん、こんにちは。第一選択肢は、Ｆ４Ｆ５で良いと思います。もし、これが正解とすれば、井穴刺絡の神経抑制効果よりも、とても大きな引きつれ･痛みがあるなんともしがたいほどの痛みである場合、ちょっも難しいのかもしれません。　冷えが強いということは、交感神経の異常興奮もあって、血流障害が強い･･･足湯など温めて、治療が効きやすくするという方法もありなのかもしれません。　鑑別診断、楽しみにしています。私が運動器疾患で真っ先に考えるのが、手術痕やケガの圧痛です。

大腿後側の痛み 投稿者：みずき 投稿日： 2月28日(水)14時47分5秒

この患者さんは、左足を出して踏ん張る時に大腿後側から下腿（アキレス腱の辺り）にかけて、引き攣るような痛みがあり、上手く歩けない状況でした。なので、右足にも負担がかかっています。椅子に座ってたり、正坐しても痛みはありませんが、下腿を左に崩して座ったり（女の子座り）、椅子から立ち上がろうとすると大腿後側が引き攣ります。また、お風呂に入っても体が冷えて、足先まで温まりません。左足には、時々冷水をかけられたような感覚があるとのことです。体の左だから、胃や心臓を考えた方が良いのかもしれませんし、肝臓も考えられますよね？　左Ｆ４Ｆ５で全く効果がなかったので、焦ってしまいました。次回は鑑別を兼ねてやってみます。

手術痕の傷と癒着の圧痛の違い 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 2月28日(水)14時24分25秒

運動器疾患の場合、経絡テストなど運動テストでどの方向の動きに痛みや可動域制限があるか調べます。次に、手術痕の圧痛を調べます。この圧痛は、二種類あるように思います。圧痛を調べると、傷跡の上には、針で刺したような｢チクッ！｣とする痛みがあります。手術の場合などでは、癒着の痛みが傷から離れたところに存在しますが、こちらの痛みは、｢グッ｣と重たい痛みや｢触られたくない｣違和感、くすぐったさやちょっと触っただけでも「激痛」の場合もあります。これらすべてに油性マジックで印をつけ、何度か圧痛を調べます。何度押しても痛みがあるのに、皮内針や円皮針をします。針の場合は、どうしても｢間｣が開くので、そこに痛みがある場合には、完全に鎮痛はできないと思います。そこで、印をつけた圧痛がどの経絡を通るか考慮して井穴刺絡をします。例えば、虫垂炎の手術痕の圧痛では、脾経Ｆ1、肝経Ｆ２、腎経Ｆ３、胃経Ｆ６です。

体性神経と自律神経はリンク 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 2月28日(水)12時33分19秒

みずきさん、こんにちは。脚の痛みについては、もう少し詳細がわかれば？と思いますが、お昼から考えて書き込みします。運動器疾患と、内科的な疾患の関連ですが、神経で言い換えれば、体性神経の異常であろうと考えられる症状に、自律神経が関与することがあるか？これは、大いに関係あります。以前、腰痛のお話で、ゆいま～るさんが、｢原因は胃痛でした｣と書き込まれたことがあると思いますが、日常茶飯事です。　このあたりの神経の興奮と、その症状を神経の抑制によって改善できる井穴刺絡療法はすばらしく、どの井穴刺絡で改善しているか、体性神経か？自律神経か？または、同じ井穴刺絡で同時に両神経の抑制ができて改善することもありますので、興味深いところです。

お礼投稿者：m・ｎ 投稿日： 2月28日(水)09時18分47秒

いつも有難うございます。もっと詳細に聞いてチェックして、治療にかかる様にします。そうですね、いままでで60歳からの方が見えられた中では多かったようです。

大腿後側から 投稿者：みずき 投稿日： 2月28日(水)09時04分29秒

先生、おはようございます。最近、大腿後側から足首にかけての痛みを訴える患者さんが多くなっています。足を出すと痛みが出て上手く歩くことができません。その中の一人で、何をやっても全く効果がない方がありました。痛みが出ているほう（左）のＦ５Ｆ４効果なし、百会を加えても効果なしでした。痛みが出てから一ヶ月くらいなのですが、神経の回路が痛みの発現のほうに傾いてしまっているのでしょうか？この方は甲状腺機能亢進があり（治療されています）、交感神経の緊張（高血圧等）がありましたので、左右Ｈ６Ｆ４で治療を終えました。先生はこのような患者さんの場合、運動器疾患の場合でも、内臓の問題が原因となっているとみて、左Ｈ１Ｈ６、右Ｆ２Ｆ６を加えることもあるのでしょうか？

帯状疱疹後神経痛 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 2月27日(火)20時21分31秒

こんばんは、m・ｎさん。帯状疱疹後神経痛は、ご存知の通り、通常の神経痛とはまったく違い、とても難しいと思います。それを考慮したうえでの患者さんへの説明や治療ということになりますが･･･　まず、m・ｎさんの治療によって、２割改善があったということは、とても素晴らしいことです。患者さんがわかるほどの改善ですから、実際は、もっと治療効果が上っているのだと思います。　神経痛には、Ｈ５Ｆ５以外で対応したほうが良いのではないか？と、浅見先生は書いていらっしゃいますが、時々、３回に１回くらい混ぜても良いのではないかと思います。もちろん、胆経、三焦経に症状がなければ、井穴刺絡する必要はないと思います。　２年経つと回復は･･･私の治療例では、帯状疱疹後神経痛で１５年激痛に悩んだ方の痛みが、１０回ほどの治療で半分以下になったこともあります。患者さんは｢もっと早く先生に会いたかった｣といわれました。あー、治療は、何でもあきらめずにやってみるもんだな、既成概念にとらわれて、「この疾患はダメだ」なんてことは考えずに、まず、やってみる、これが肝心なんだと思いました。それで、患者さんが、少しでも楽になればそれで良いし、それ以上改善がなければもっと勉強するし、もっと上手な人がいないか探してあげることも必要なことだと思います。　しかし、頭部に針をすると痛みが強くなる？なんでしょうね･･･？それに、帯状疱疹後神経痛が出るには、とても若いですね。私のところに来る患者さんで神経痛が出てしまう方は、どちらかというと年配者です。もしかすると、何か他の要素も絡んでいるのではないでしょうか？左上司にこだわらず、脚や腰なども見て、手術痕や火傷、事故などで痛みが残っているところ、圧痛がないか調べてみることも打開策の一つになるのではないかと思います。　痛みなどの症状は、一つだけの要素で作られるというのはあまりなく、いくつかの問題が重なって、初めてその症状として出ることが多いように思います。となれば、帯状疱疹が左上腕の痛みに７０％の責任がある要素であるとすれば、残りの３０％に何か他の要素が絡んでいることもかんかん得られませんでしょうか。その３０％を見つけて解決すると、ずいぶんと毎日の生活が楽になり、神経痛の改善もステップアップできるかもしれません。

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