井穴刺絡研究会

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中皮腫 投稿者：三絡投稿日： 4月17日(月)18時42分32秒

三重県に在住の実兄が中皮腫と診断され、井穴刺絡療法を伝えたいのですが遠方のなので（私は福岡市在住）お灸による方法で、つぼを刺激しつつ、来月早々にも見舞いに行く予定にしていますのでその際、刺絡を伝授したいと思っております。お忙しいところ恐縮ですが、下記の通り概要をお知らせしますので、ご教示の程よろしくお願い申し上げます。実兄、７１才（♂）昨年１０月咳が出るのでかかりつけの内科医に診断を受けた。レントゲン検査の結果は、「肺に陰影などはなく風邪でしょう」とのことで風邪薬を処方されました。その後、本年の３月になっても咳が止まらず、再度内科医を訪れ、総合病院を紹介され、ＣＴスキャンの検査結果は、右側肺全域がガン細胞に犯されており、中皮腫（アスベストに起因するガン）と云われました。本人は、今のところ咳は出るものの、食欲もあり肺以外の臓器などへガン細胞の転移は認められ無いと云う状況です。一方医師の治療は、手術による患部の摘出並びに放射線の照射は不可能との判断により、抗ガン剤投与に因る治療を実施する方針です。治療薬の投与は、ワンセットの治療薬を一週間おきに計６回行う予定です。

勉強させていただきました 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月17日(月)14時24分23秒

いやはや、この患者さん、教材としては最高ですね。私もずいぶんと考えました。半年くらい前、胃の痛みが強くて直立、後屈できない（仰向けに寝ても腹筋に力が入っている）患者さんがいました。ただ、この患者さんのように、直立ができないというのはありませんでした。　なかなか考えさせられましたね。自律神経と体性神経が何かしらのリンクがある、これは当然なことなんでしょうね。病院で、内科と外科が分かれているほうがおかしいのかもしれません。私も産科以外は、なんてもやるということでやってます。鍼灸師は便利です。　患者さんの言葉･･･よーく聞いて、チェックして、指示してもらって、当りは半分以下、でも大切なことは患者さんの中、特に、神経の異常は患者さんの自覚症状をたずねないとわからない･･･ゆいま～るさん、お互い研鑚を積みましょう。

大失敗！腰じゃなかった！ 投稿者：ゆいま～る 投稿日： 4月17日(月)13時30分53秒

稲舛先生、こんにちは。先日来より御相談している腰が曲がる患者の件ですが、今日も朝一番で来院されました。そこで今日は症状をはっきり確かめようと患者に「何分間真っ直ぐに立っていられるか試してみましょう」と言って起立姿勢を保持させて時間を計りました。ところが１分も経たないうちから患者の口から出た言葉は「ここ（胃）が痛くなって前屈みになるんですよ」でした。私は「？」という感じで「腰じゃなくて胃が痛いんですか？」と尋ねましたら、「最初はここ（胃）が痛くて前屈みになって、しばらく前屈みになっていると次第に腰が痛くなって来るんですよ」ということでした。私はこの発言に完全に呆気に取られてしまい、頭が真っ白になって「今までやってた治療は何だったんだ」と体から力が抜けてしまいそうでした。しかしすぐに気を取り直して胃経、腎経を中心に推拿をやり、また左F１、F３、F６、右F３、F６に銀粒子を貼ってみました。その後、再び患者を立たせて確認したのですが、立つなり患者は「あ～、さっきと違ってここ（胃）が楽になった」と苦痛もなく起立姿勢を保っていました。多分、銀粒子の刺激は弱いので推拿の刺激の方が効いたのかもしれませんが、どちらにしろ今までの治療は私の完全な確認不足でした。実際に直立姿勢を保持させるという簡単なことを時間の都合で省いて、動診と触診のみに頼ったのが大失敗でした。しかしながら患者の発言というのは信用できるようでいて、また信用できないものですね。先日も膝の前面が痛いというので脾経と胃経を中心に施術していましたら患者に何の反応もなく、肝経ラインを施術している時に「先生、そこが効きます」と言われました。ホントにまだまだ未熟者であり赤面の至りであります。

井穴刺絡療法⑩ビデオ完成 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月17日(月)07時42分39秒

３月に横浜で開催されました｢井穴刺絡・頭部刺絡研究会｣横浜を収録したビデオが出来ました。ＤＶＤもありますので、ＦＡＸご注文されるときは「ＶＨＳ」か「ＤＶＤ」かご希望をお書きください。

鼻水投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月17日(月)07時34分55秒

溺れる者さんおはようございます。鼻水は副交感神経の異状興奮ですね。手に汗をかくのは、副交感神経が強く興奮しているのを自分自身の体が何とかしようとして交感神経を興奮させているのか、お薬などを使ったりする事で交感神経が興奮しているのかもしれません。　鼻水（副交感神経異状興奮によるアレルギー症状）が原因だとすると、これを改善する生活や治療を考えて取り入れられる事をおすすめします。　このホームページの｢井穴刺絡について｣のアレルギーの解説のところを読んで参考にしてください。まず、食事では、甘いものや油脂食品、食品添加物などはやめます。ファーストフード、コンビニの弁当やお菓子はやめましょう。また、牛乳、チーズなど乳製品や炭酸飲料、ビールなどのお酒、これらは副交感神経を興奮させる食品です。　早寝早起きです、夜更かしは厳禁、起床は夜明け前３０分が基本です。キーワードは｢発汗｣です。体を動かし、足を使って…歩く、走るで汗をいっぱいかくと、それだけでも鼻水は止まります。山に行くより海です。紫外線を浴びて、日焼けすると交感神経が働いて自律神経のバランスが取れます。アレルギーがある人はリンパ球が多くて発ガンのリスクは少ないそうです。それに、黄色人種は紫外線が浸透する率が低いそうですから、アレルギーの人はどんどん日焼けする、特に若い人は外に出て仕事やスポーツをするほうが健康になれるようです。　幼稚園のこがアトピー性皮膚炎だったのが、歩いて往復２時間通園すると２ヶ月くらいで皮膚の状態がまったく良くなりました。逆に、スクールバスになったこはアレルギーが出たという子もいます。問題は、どれだけ歩いたか？でした。体重１５ｋｇのこが２時間ですから、体重が４５ｋｇだと６時間歩く、または、走った場合はもっと短い時間でも効果が出ると思います。　これによって自律神経がバランス取れてくると手汗も止まることは考えられます。溺れる者さんがどんな生活をしていらっしゃる河からないので詳しくはお話できませんが、基本的なところは上記のような事です。　これらの生活の改善をしながら、井穴刺絡療法ではＨ５Ｆ５（手足の薬指）を井穴刺絡する事になります。井穴刺絡だけやっても、生活の改善をしなければ良くなりません。

溺れています；；； 投稿者：溺れる者 投稿日： 4月16日(日)22時02分35秒

今は鼻水で溺れそうです。ちょっと聞きたいことがあるのですが鼻はつまるのに手汗もかくのですが、どのような自律神経の異常が考えられますか？？

ありがとうございます 投稿者：ゆいま～る 投稿日： 4月16日(日)18時12分19秒

稲舛先生、早速の御回答ありがとうございます。先生の回答にあった側屈、回旋運動の件ですが、この患者は不思議な事に前後屈運動を含めてあらゆる運動方向に関して運動痛および可動域制限は認められません。ただ直立姿勢を保持できず次第に腰が痛んで前屈みになるという症状のみです。患者を指圧してみますと腎愈付近で「立っているとそこら辺が痛くなって前屈みになる」と言われるだけです。私がこれまで診て来た患者の中でもこの患者は特異で、筋肉の量、柔軟性はともに８０歳とは思えないほどに素晴らしく、現役時代も農業従事等の肉体労働はしていなかったそうです。ただ、家業が瓦屋さんであったらしく御主人を手伝いながら若干の肉体労働はあったような話はしておられました。それに関して３０年ほど前に酷い腰痛に悩まされて毎日朝一番に病院に行って注射を打ってもらっていたそうです。患者曰く「病院で注射をしてもらうと嘘の様に痛みが取れてその日の仕事をこなす事ができましたが、翌日はまた同じ痛みが襲ってくるので毎日朝一番の病院通いが日課だった」との事です。また稲舛先生の回答を拝読しながら改めて患者の体を思い出していたのですが、L５～S1付近を指圧した感覚が明らかに正常な人に感じる感覚とは異なっているように思います。（言葉では表現し難いのですが・・・）私はカイロに関する造詣が深くないものですから、仙骨の変位がもしかしたらあるのかもしれませんが、その部分については何とも判然と致しません。いずれにしましても今しばらく患者を観察して何か変化が見られるかどうか確認してみたいと思います。

屈曲の痛みと伸展の痛み 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月16日(日)10時17分12秒

痛みには、曲げたとき、「曲がったほうが痛いとき」（屈曲側）と、「伸びたほうが痛い」（伸展側）場合があります。私が治療した経験ですが、伸展側の痛みは清潔刺絡で取れやすく、屈曲側の痛みは何度か治療が必要で、ストレッチなど運動療法をあわせて長期治療を要する事が多いようです。患者さんにもこの事を最初から伝え、私の場合は｢操体法」や｢ストレッチ｣を指導して、自宅でもやってもらいます。　伸展側の痛みは、皮膚や真皮など皮膚表面に近いところのトラブルのような気がします。屈曲側の痛みでは、筋膜や腱、筋肉などの痛み・コリによるトラブルのような気がします。ゆいま～るさん、ご参考にしていただければ幸いです。

後屈が出来ない 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月16日(日)04時49分16秒

前かがみの姿勢が楽だということは、後屈が出来ないという事になりますね。段々の前かがみになるということは、楽な市井になる・・・農家の方が前かがみで仕事をやっているとその姿勢だったら何時間でも出来るけど、背中が伸びなくなる事もあります。また、自転車に乗るのは大丈夫というのは、やはり前かがみになっているという事ではないかと思います。　筋肉がしっかりしているということは、何か肉体労働をやっていたか、スポーツ選手で同じ筋肉ばかり使っていたのではないでしょうか。　腹側の伸展が出来ないのか、背中側の屈曲が出来ないのかになりますね。体側・側屈は大丈夫なんでしょうか、それに回転は？　腹側の伸展が出来ない場合、複筋に問題がある場合と、胃腸など内科的疾患がある場合が考えられますので左Ｆ１Ｆ６や右Ｆ２Ｆ６を井穴刺絡します。そのとき、Ｆ１（胃なのか）　Ｆ２（肝臓なのか）　Ｆ６（腹筋なのか）それぞれ刺絡をした直後に改善したかチェックします。ついでに腎臓のＦ３も井穴刺絡して改善を確認します。　背中側の場合は、Ｆ４とＦ５で後屈の改善をみてみます。背中側に問題がある場合は、仕事やスポーツのやりすぎ、または、仕事やスポーツ後のストレッチをやっていなかったために強い「コリ｣が筋肉の中に出来てしまった。肩こりのひどいのが腰にでき腰コリ、または、背中コリができて曲げられなくなっているのではないかと思います。　この場合は、ストレッチや運動療法でコリを解消させる、井穴刺絡出は懲りのある筋肉を見つけてその経絡の井穴刺絡をします。背骨のすぐ横の筋肉が痛んでいる場合には百会を頭部刺絡します。しかし、この場合は、問題を起こした仕事や運動を改善させることのほうが重要かもしれません。

脊柱管狭窄症？ 投稿者：ゆいま～る 投稿日： 4月15日(土)22時27分21秒

稲舛先生、こんばんは。早速の質問で恐縮ですが、私の整骨院に通院している患者さんの事でお尋ねがあります。患者は８０歳の女性なのですが、主訴はただ１点、「直立姿勢を保てない」という事です。患者曰く「立っていると５分もしないうちに腰が痛くなって体が前屈みになる」との事で、先日も老人会でカラオケを歌ったところ、曲の後半には腰が痛くて前屈みになってしまったとの事でした。患者は年齢の割には筋肉がしっかりしており、また骨粗鬆症もないとの事です。私は当初、患者の話を聞いていて脊柱管狭窄症を疑いましたが、下肢の痛みや痺れ、また間歇性跛行の症状もないようです。（ただ、患者は「自転車ならいくら乗っていても大丈夫なのに」とは言いますが）私はとりあえず今は大腰筋のエクササイズを中心に治療をしているのですが、どうも的外れの治療のような気がしてなりません。何故なら、この患者は高齢の割には非常に筋力が強く腹筋運動などは足を支えてあげれば２０代のような瞬発力でこれを行います。稲舛先生であればこのような患者が来院した場合はやはり左右F4、百会あたりを刺絡されるのでしょうか？以前読んだ脊柱管狭窄症の本には外科手術で脊柱管から脊椎の屑が一升瓶に２本分も出て来たという下りがあったのですが、仮にこの患者が脊柱管狭窄症であった場合、やはりこのような状態でも刺絡が有効なのでしょうか？腰椎分離症、すべり症などとともに脊椎自体に問題がある場合でも刺絡が有効であるとするならば、整形外科疾患の多くが手術不要になるようにも思うのですが。この事を考えます時、先生が御覧になった整形外科疾患の患者さんで刺絡が無効だった方はおられたのだろうかという興味が沸いて来るのですが・・・。またそうした患者さんがおられた場合、それはどのような疾患だったのでしょうか？この点につきまして教えて頂けましたら幸甚です。何卒宜しくお願い致します。

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