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最後に選択すればＨ５Ｆ５ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月 5日(水)05時52分26秒

おはようございます。ゆいま～るさんが年齢で交感神経が強く働くようになるまでには、随分時間があるようですね。　さて、井穴刺絡療法を整形外科や鍼灸治療院で採用した場合、最初は、今までやっていた治療の中で、良くならないもの、決定打がない患者さんに対してやるのではないかと思います。病院では、お薬を出して、電気の治療やレーザーやブロックをやって、それでも良くならない患者さん、鍼灸治療院では、通常の鍼や灸をやって良くならない患者さんに対して、では、井穴刺絡でもやってみるか・・・これは、当然の事だと思います。　古来から現在までやられている治療法というのは、当然の事ですが｢交感神経の抑制の治療｣であり｢痛みに対する治療｣が多いのです。ということは、これらの治療で治らなかった症状や病気というのは｢副交感神経の異状興奮による症状や病気｣となります。　まるで、患者さんをふるいにかけたように、あちらこちら廻ってきた患者さん、何回治療してもパッとしない患者さん＝副交感神経↑なんです。　こういう条件で井穴刺絡療法をすると、井穴刺絡療法が最も威力を発揮するのは｢副交感神経↑＝アレルギーなどの症状」となり、当然、薬指の井穴刺絡Ｈ５Ｆ５の治療の比率が高くなります。この場合のＨ５Ｆ５の割合は７０％以上となるようです。

意外でした 投稿者：ゆいま～る 投稿日： 4月 4日(火)22時47分59秒

稲舛先生、大変御丁寧な回答ありがとうございました。混合型患者が私の予想以上に多かったのが少し意外でした。しかしながら井穴刺絡療法を勉強すればするほど神経の働きの不可思議さに驚かされます。また「神経」という字を思い付いた先哲の偉大さにもただ感服するのみです。私も自分の体を実験台にして引き続き刺絡の勉強を続けたいと思います。（ただH5は何故か知りませんがマジで痛いです！）（P・S)稲舛先生、申し遅れましたが小生はS４３年生まれの３７歳です。

ヘロヘロになった６８歳｡ 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月 4日(火)20時23分54秒

６８歳、女性｡１０年前に脳梗塞。顔色は真っ白、咳が出て、やる気が出ない、脱力感･･･副交感の風邪のひどいのをひいているようです｡最初にＨ５Ｆ５の刺絡をして｡いろいろお話を聞きながら、呼吸が浅いのでＨ３Ｈ１の刺絡をして→楽になった｡胃腸も弱っているようだから左Ｆ１Ｆ６、肝臓も弱っているようだから（行動的になれない理由の一つ）右Ｆ２Ｆ６をやって、おしっこも近くなってるのでＦ３をやって｡首が回らないので（お金でも回らないそうです）百会の刺絡をやって、鼻が詰まっているので印堂（眉間）を刺絡、その周辺にお灸を１５回。　終わる頃には、顔色に赤みがさして、元気が出てきて、声が大きくなって、よかった、よかった｡次回までは、刺絡とお灸を自分でやってもらうことにしました｡

脱毛投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月 4日(火)20時17分11秒

４０歳、男性｡転勤して１年、ストレスはない、つもりなんだけど脱毛です｡治療は、百会と患部の頭部刺絡、Ｆ４の井穴刺絡（膀胱経上に脱毛）、患部皮膚刺絡を少量しました｡あまり頻繁には治療できないので、経過が心配です｡最近の例では、中学生の脱毛、これは、二日に一度の治療で１ヶ月でよくなりました｡やはり、治療の感覚を短くやるのも必要かもしれません、特に、若い人の場合は･･･４０歳が若いか？若いことにします｡

交感神経＋副交感神経　混合型 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月 4日(火)11時33分19秒

ゆいま～るさん、全部お答えしてませんでした｡　交感神経の異常興奮による症状と、副交感神経の異常興奮による症状を療法あわせてもっていらっしゃる患者さんの割合ですが、だいたい６０％以上になると思います｡　これに、体性神経の痛みや動きが悪いという患者さんが絡みますので、井穴刺絡を選択する箇所が増えることもありますね｡ところが、実際は、一つの井穴を刺絡することによって、体性神経での痛みを治療しつつ、自律神経のいろんな症状も同時に治療してしまっていることが多いのです｡ですから、最初に、症状･病気の把握をしっかりやっていないと、一つの井穴を刺絡したとたん、別の症状までなくなってしまって、患者さんは｢言ってなかったですけど、こんな症状もあったんです｣となってしまいます。　まるで、マジック、トリック、おまじないです｡チチンプイプイとやるだけで、今まであった症状がパッとなくなることがあるので、｢今、何かしました？変だなー？｣とか｢うーん、○○の状態が良くなったような“気がする”」と言われます｡東洋医学の醍醐味と言いますか、患部をさわらずに治療できる、井穴刺絡は手品が大好きな私には、マジシャンになったような気分です｡ただし、そう毎度毎度とわいかないところが、手品と治療の違いですね｡ますます研鑚！

ゆいま～るさん　糖尿とアレルギー 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月 4日(火)08時34分14秒

アレルギーの治療はＨ５Ｆ５ですので、高位中枢からの治療効果となります。糖尿病は、脾、肝、腎の交感神経の異常興奮状態と井穴刺絡学では言っていますのでＦ１Ｆ２Ｆ３の井穴刺絡（低位中枢）をします。高位と低位の違いがありますので、同時に行っても良いと思います。　…が、ゆいま～るさんの年齢がわからないのですが、若い頃アレルギーがある人でも、中高年になるとだんだんと年齢が高くなる事による交感神経の興奮が始まり、うまくバランスがとれてアレルギーの症状がなくなる事が多いのです。となると、残るのは、糖尿病の心配だけとなります。　もちろん、アレルギーが出ないような食事や生活をやっていなければ、晩年まで両方の症状で悩む事になります。長寿、死というのは最終的な交感神経↑ですから、人生５０年の頃には、癌の問題もあまり重要ではなかったと思います。癌年齢は４２歳といわれますが、｢癌かなー？｣と思ったら、そろそろ人生が終わるのですから。現在も人生５０年の国がたくさんありますが、子どもと若者だらけで、老人はほんの少しです。　日本では、恵まれた生活のために、癌や脳卒中などの昔で言う成人病とアレルギーが同居する治療家にとっては難しい時代になってしまいました。「副交感神経の症状は、一つが満足していると他の症状は引っ込む」 …アトピー性皮膚炎が出ていると喘息が出ない、喘息で出ているとアトピー性皮膚炎が出ない。これを考えると、私たちの体のどこかの副交感神経を満足させれば良い事になります。それが皮下にある副交感神経の刺激で、昔から乾布摩擦をして体をこすったのは、この効果があったからだと思います。もちろん、寒い日に裸になって外で乾布摩擦すれば交感神経も働くでしょうが。 ■痒みは掻いてはダメ！　痒いのを掻くと、皮膚に傷が出来ます。その傷が治るとき、またまた痒みが出るのです。ということは、まぶたや耳や粘膜質、皮膚が柔らかいところは掻いてはダメです。痒みを助長させます。 ●手湯という発想　足湯の研究と臨床を随分長くやってますが、手湯というのもあります。手湯は刺絡では、血の出方が少ない人に足湯の中に手を入れると出やすくなるのでやってる人はいると思います。ところが、足湯の温度に手を入れると｢温度が低い｣のです。　足湯は、交感神経の抑制をする効果が大きい治療法です、特に、お酢を使った足湯は効果倍増、なかなか冷えません。では、手湯はどうでしょう？私が期待しているのは、「手湯による副交感神経抑制効果｣です。アレルギーの症状が出たときに、手湯をする事によって症状が軽くなると思われるのです。ただし、そのときの温度は、すっごく熱いのです。　どうぞ、やってみてください。

複視　Ｒｉｊｉさん 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月 4日(火)08時13分46秒

難問ですね。眼に関する治療は色々ありますが、最近では、下を見るとダブって見えるという方が来院されました。また、視野狭窄の方もいました。なかなかパッと治ることはないようです。ただし、眼の症状を軽くする子とは出来ます。眼に症状を持っている人は、とんでもなく強い眼精疲労がある事がほとんどで、これを改善するだけでも見え方はハッキリ、肩こりや首のこり、頭痛などの体調が改善されます。　〔眼に関する治療〕 ●後頭部刺絡…外後頭隆起の両横1ｃｍのところにノイロメーターで反応点を探して頭部刺絡をします。これは、膀胱経上になると思いますが、それから頭頂部にかけて反応点を探し、頭部刺絡をすると良い承霊あたりには視床刺激を送るのではないかという人もいます。 ●Ｆ２Ｆ６の刺絡…眼、視覚には右足のＦ２Ｆ６が良いとされます。 ●眼の周囲の針…眼精疲労を取る意味でも目の周りの主要穴に針をします。患者さんには、これが一番体が楽になって喜ばれます。 ●百会の頭部刺絡…百会は脳血流を良好にすると浅見先生は言われます。百会で取れる目の症状もあります。　上記以外にも、頭部に針をします。山元先生や朱先生の頭皮針法の本をご参考にしてみてください。

重点的治療 投稿者：ゆいま～る 投稿日： 4月 3日(月)22時09分0秒

稲舛先生、こんばんは。度重なる質問で恐縮ですが、今度は私自身の問題で教えて頂きたい事があります。実は、先程、当ホームページの「井穴刺絡について」の「副交感神経の異常興奮による症状」の項目を読んでいて気付いたのですが、アレルギー疾患の中に「⑳耳の痒み･･･耳かきを頻繁にする」というのがありますね。この部分に私は該当するようでして、１日に４～５回は耳かきをしないといけません。因みに、体質的にも非常に乾燥＆敏感肌であり、これまでもすぐに皮膚症状を発症して来ました。おまけに幼少時から成人するまでに５～６回ほど円形脱毛症になりました。円形脱毛症の治療にH5F5を使用することから考えても、これも副交感神経の異常興奮であると思われます。これらを総合的に判断しますと私は副交感神経の興奮しやすいアレルギー体質ということになろうかと思うのですが、ところが私には祖母から遺伝したであろうと思われる糖尿病体質もあるのです。（現在は境界型です）糖尿病は消化器を主とする臓器の交感神経異常興奮が原因だと思うのですが、この場合、私はどういう刺絡順序で自分を治療して行けばよいのか悩みに悩んでいます。前回御質問させて頂いた問題と重なる部分があるのですが、アレルギーを治療しようとすると糖尿病を悪化させるようでもあり、また糖尿病を治療しようとするとアレルギー体質を強化してしまいそうでもあり、はたまた同時に治療しようとすると効果が相殺されてしまいそうでもあり、本当に頭がこんがらがってしまっています。このような場合はどういう考え方で治療方針を立てるのがよろしいのでしょうか？また、私のような交感神経と副交感神経の疾患が混在しているような人は稲舛先生の御覧になった患者さんの中にどれくらいおられましたでしょうか？もし宜しければ差し支えない範囲で構いませんので教えて頂けませんでしょうか。宜しくお願い致します。

複視投稿者：Riji 投稿日： 4月 3日(月)21時52分41秒

こんばんは。この掲示板はいつも拝見させていただいております。早速ですが、50代半ばの男性。昨年中ごろ視床周辺に出血があり、懸命のリハビリで奇跡的に回復。動作が多少もたつくものの現在会話は普通にできており、手足の動きも日常生活にはほとんど支障ないレベルです。　ところが順調な回復をみせてはいたものの昨年末から複視（片方のみの視力は左1.0、右1.2で問題なし）の症状で悩んでおられます。ご本人言わく左の調子がよくないそうです。　そこで先生にお尋ねしたいのですが、井穴刺絡ではどう治療されますか？「21世紀の医学」には症例が見当たらないようですが、お考えをいただければ有難いのですが・・。よろしくお願いします。

右膝の痛み 投稿者：ぎんなん治療院 投稿日： 4月 3日(月)16時15分7秒

８３歳、男性、趣味ウォーキング。長く歩くと右の足の甲が腫れ、右膝は常時痛いそうです｡ベッドにつかまって屈伸してもらうと右の膝の前に痛みがあります｡右Ｆ１Ｆ６に刺絡すると膝の前の痛みは軽くなったけど、膝の裏に痛みが感じられるそうで･･･Ｆ４の刺絡をしました｡そうすると、膝の裏の痛みは軽くなったけど、膝の前の上に痛みが感じられるようになったそうでＦ６の刺絡をしました｡だいたい良くなりました｡　大腸癌の手術で、みぞおちから恥骨まで縦に手術痕がありましたが、圧痛点はありませんでした｡首を前後左右曲げてもらうと、痛みはないのですが、曲がりません｡百会に刺絡すると、クルクルまわるようになったようです｡お灸を自宅でやっていただくようにしました｡

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