井穴刺絡研究会　掲示板

広島の講習会の最後のモデルになっていただいた男性、レーノー症状です。

　指先の血行障害で、血流が極端に短時間に減少して痛みを伴います。
　寒さのストレスで発症することが多いのですが、寒いと感じる、脳が反応すると発症することもあります。

　左首肩のコリがあり、レーノー症状もあり、手の浮腫みがとても強くありました。
　レーノー症状が始まったのが浮腫みと同時期であることを考えて、浮腫みの治療をやることにしました。

　心臓左右Ｈ３、腎臓左右Ｆ３ではそれほど変化がありませんでしたが、副交感神経の抑制の左右Ｈ５Ｆ５井穴刺絡をすると、右手の浮腫みが改善しました。
　左手はそれほどの改善が無い、左首肩のコリがあることを考えると、首肩のコリ、筋肉系の問題があるのではないかと思います。

　私のレーノー症状も１０年ほど前からだんだん減って、この数年はまったく出なくなっています。
　生活の中で何が違うか考えると、ピラティスなどの運動を行うことや血液サラサラのＤＨＡ＋Ｃを飲むことです。
　真冬の日本海のサーフィンは寒さの限界を超え、“歯の根が合わない”を体感することができます。
　このような条件下でもレーノー症状が出なくなっているので、保温、運動、食事、それに首肩コリは改善させなければならないと思います。

　さて、レーノー症の原因が動脈の狭窄で交感神経の異常興奮によると考えられますが、そう考えると浮腫みは静脈の狭窄による血流障害で副交感神経の関係もあるのかな？と、考えていますが、どうなんでしょう。

国会答弁などで使われる表現に“玉虫色”があります。
玉虫と言う昆虫の背中、見る角度によって違った色に見えます。

2005年の鍼灸師と刺絡についての国会答弁も、まさに玉虫色の表現なので、見る人によって運用が異なることもありますが、鍼灸師の私には“青”または“緑”にしか見えません。
広島の講習会でもこの話になって、鍼灸師の皆さんに、この問題何色に見えますか?とたずねると、全員が「青!」でした。

玉虫の色を信号とすると青は進め、やりましょう!です。
ただ、なにかしらの問題が起こったら個別の事案として判断されるのはもちろんのことです。
法治国家の日本、三権分立の原則で個人的にやってしまったことについては司法の判断となることもあります。

例えば、道路交通法にしたがって自動車を運転していますが、信号無視や一方通行の逆走などすればその場で警察から切符を切られます。
車同士の交通事故となると過失割合などを考えなければならないので裁判となることもありますが、前例に従って示談となることもあります。

しかし、運転している人が違反したからと言って、免許を持っている人が全員運転できなくなることはありません、個別の問題です。
国会答弁での答えは、白とか黒とかグレート化の話ではなく、玉虫色、鍼灸師はやることに決めている、やるかやらないかは鍼灸師自身で決めてもらってOKな話ですが
ただ、運用は安全に、衛生的にやらなければならないし、患者さんもご家族にも大賛成していただけるように努めなければならないのです。

この責任は、先輩である私たちにもあると考えて、これから井穴刺絡を始める先生方への啓もう活動をさらに行っていくつもりです。
行政においても、学校で教える事であればとの見解もあるようですので、(ほぼ、全国の鍼灸学校で教えられていますが)学校で刺絡の授業や実技が行われるように願っています。

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３０日に東京でせいけつ刺絡一日講習会を開催、翌１日は埼玉でせいけつ刺絡中級の実技講習会、２日は名古屋で井穴刺絡一日講習会、３日は大阪で井穴刺絡一日講習会、４日は広島で井穴刺絡の講習会をやってきました。

　各地でいろんな症例の治療を行ってとても楽しくできました。
　ご参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。
　モデルになっていただいた皆さんありがとうございました。

　今年は北海道から沖縄まで各地で実技講習会を開催しました。
　各地の事情も分かってきましたし、普及活動の楽しさもたっぷり味わいました。

　年末に講習会をやっても参加されるのは難しいだろうと、１２月初旬にまとめて開催をすることにしました。
　さらに経費・旅費を考えると、東京まで飛行機で飛んで、新幹線で南下するのが良いのではと予定を組んでみました。
　これであれば赤字は出ませんが、体力的にどうなんだろう、何度もやれるだろうかと…体力テストの意味合いもありました。
　体力は持っても、声がかれるのではないかと心配しましたが、前半湿度が高かったのと加湿器を持参したので喉は大丈夫でした。
　次回は、春になったら考えます。

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ご参加いただいた先生方お疲れ様でした。モデルになっていただいた皆さん、ありがとうございました。

　参加人数が鍼灸師７名一般・モデル４名だったので、一人目のモデルは私が治療して、あとの３人は先生方の実技講習にしました。
　予定は東京や大阪でやっている、私が患者さんを治療するのを見ていただく形式にしようと思っていたのですが、広島も何度か実技講習をやっているので、午前中の初級は復習の意味でやって午後はガッチリ実技をやりました。

　予告無しにYoutubeライブをやりました。
　お時間のある時にでもご視聴ください。

　ご参加の先生方のご協力ありがとうございました、ベッドを持ってきていただいたり…山村先生、参加を呼び掛けていただいた一ノ瀬さん、お世話になりました。
　鹿児島から助産師(鍼灸師)の先生がはるばるご参加いただきました。
　１月に福岡でやるので来月ではとおススメしたのですが、「井穴刺絡の治療は誰でも同じように治療効果が出せる、治せる」と聞いて、居ても立ってもいられなくなって急きょ参加を決められたそうです。

　広島の優しい先生方は、遠路の鹿児島の先生に優先的に刺絡の練習を勧めてもらっていたのが、やっぱり井穴刺絡を志向される先生方は違うなーと感心しました。
　浅見先生の想い、優しさが伝わっていると感じました。

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名古屋のせいけつ刺絡一日講習会
せいけつ刺絡の治療効果に驚いていただきました！
この再現性の高さは、なかなかないですね、素晴らしい！

患者さんのモデルもお願いして、治療させてもらいました。
競輪選手の脚の治療、やはり一般人とは違いますね

前屈で痛むカカトや膝
立位の動診で痛むのは前屈、下に伸ばした手は膝まで、カカトや膝にも痛みがでます。
原因は、最近始めたランニングです。

足のせいけつ刺絡をすればそれなりに鎮痛すると考えられる症状、ですが、なにか引っかかる、眼鏡です。

足のせいけつ刺絡は後でやるとして、眼精疲労と脚（胆経、膀胱経）との関係があるコメカミの圧痛を調べると激痛があります。

見え方、明るさなどを確認後、コメカミの圧痛点の頭部刺絡をすると、明るく見えて眼精疲労が改善、と、同時に脚の症状も改善、前屈では床に手が届く程に可動域が
改善しました。

その後、足のせいけつ刺絡をして終了しました。
しばらくすると、ラインで連絡が入り、とても良い状態が継続しているとのことでした。

右太ももの痛み
右太ももはリンパ浮腫でパンパンに浮腫んでいます。
婦人科の提出手術後、しばらくしてから始まってますが、太ももの痛みが出たのは２週間くらい前からです。

痛みは起床後に強く、夕方も少し違う太ももの痛みがでます。
動診では、立位で右片足立ち、座位では上を向いて少し背中を反ると太ももの痛みを感じます。

右足のせいけつ刺絡をやる前に、何か気になる所、と、顔を見ると左眉に大きなホクロがあります。
ホクロにパイオネックス0.6を貼りました。

直後に立位、座位の動診をすると痛みを感じなくなってます。
パイオネックスを外すと、少し痛みが戻るのでパイオネックスが効いているのがわかります。

もう一度パイオネックスを外して、自宅まで行って10分後戻って調べると少しだけ痛みがある程度でした。
また、ホクロにパイオネックスを貼って自宅に行って１時間後、帰ってくるとほぼ解消してました。

朝の起床後の痛みの出具合を聞くと、５時にトイレに起きた時は痛みを感じ無い、二度寝してから起きた時が強い痛みを感じるとのことです。

トイレに起きた時は交感神経が強く働いています。
二度寝して起きた時は副交感神経が働いています。
痛みの違いは自律神経が強く影響している可能性が高いです。