過去ログ
脳梗塞後の視力低下 藤田 - 2023年11月07日(火) 08時09分38秒 No.1152
先日相談させて頂いた患者さんです。
3回の治療が終わり、脳梗塞前の7割程目の状態が戻ってきていると御本人が仰っていて、今の所順調に進んでおります。
5回までやって一度評価して再度治療を行う予定です。5回やって良くなったらその維持を目安にその後は治療を組もうと思っているのですが、一昨日眼科(脳梗塞で診てもらっている所ではない)に行った所網膜剥離(裂孔?)が見つかり急遽レーザーをしたそうです。(白内障もあるから手術の予定をと言われたがとりあえず断わった)
非常に疲れたようですが、目の見え方にそこまで影響がなかったので一安心して昨日は引き続き同様の治療で終了しています。
PCワークで目を酷使、高血圧(降圧剤で100/70程)、心筋梗塞(2本ステント)糖尿病があるので、今後はその治療も併せて行わないと目の状態も満足に維持させるのが難しいのではと感じています。
とりあえずは今回の脳梗塞を基点に治療を組んでいますが、1クール終わったら既往歴や職業を考慮して。。。食事や運動も。。。と。。。本当に複合的になってきますね。
質問です。
網膜剥離の治療?で気をつける事はありますか?
糖尿病があっても腹診では異常なしの事はありますか?その場合F1F6F2F3等の治療を行っていればよいのでしょうか?(腹診での変化が分からない)
3回の治療が終わり、脳梗塞前の7割程目の状態が戻ってきていると御本人が仰っていて、今の所順調に進んでおります。
5回までやって一度評価して再度治療を行う予定です。5回やって良くなったらその維持を目安にその後は治療を組もうと思っているのですが、一昨日眼科(脳梗塞で診てもらっている所ではない)に行った所網膜剥離(裂孔?)が見つかり急遽レーザーをしたそうです。(白内障もあるから手術の予定をと言われたがとりあえず断わった)
非常に疲れたようですが、目の見え方にそこまで影響がなかったので一安心して昨日は引き続き同様の治療で終了しています。
PCワークで目を酷使、高血圧(降圧剤で100/70程)、心筋梗塞(2本ステント)糖尿病があるので、今後はその治療も併せて行わないと目の状態も満足に維持させるのが難しいのではと感じています。
とりあえずは今回の脳梗塞を基点に治療を組んでいますが、1クール終わったら既往歴や職業を考慮して。。。食事や運動も。。。と。。。本当に複合的になってきますね。
質問です。
網膜剥離の治療?で気をつける事はありますか?
糖尿病があっても腹診では異常なしの事はありますか?その場合F1F6F2F3等の治療を行っていればよいのでしょうか?(腹診での変化が分からない)
手術の後遺症 圧痛点 gaku - 2023年11月07日(火) 07時12分34秒 No.1151
おはようございます、稲舛先生。
詳細に説明していただいて、ありがとうございます。
手術後の後遺症の痛みには2種類あって、少し感じ方も違うのですね。
>癒着の痛みは、刺すような痛みもありますが、どちらかと言えば鈍痛で「うっ」と言うような痛みが多いと思います。転倒や激しい運動をやった時に、この癒着が引っ張られたことによって痛みが始まることもあるようです。痛みや柔軟性を保つためには、筋トレ、ストレッチが欠かせません。
癒着の痛みをストレッチや筋トレで日常的にケアをしていないと、癒着の痛みがたとえ一度鎮痛したとしても、また何らかのきっかけで痛みが起こることもあるということなのですね。
>片側に傷、手術をしたことによる身体の左右差が問題になることもあります。おできができたことによって左右差がある場合は、手術で左右差が無くなって肩コリが取れるようなこともあります。
そんなこともあるのですね。
何で左右差が生じるのか、何で左右差が解消されるのか、患者さんの話をよく聞いて、体をちゃんと診ないといけないなと改めて思いました。
>癒着がひどい場合には、何度も痛みが繰り返すので、治療だけで何とかなるものではありませんよね。
患者さん自身に柔軟性を高めてもらうということですね。
これが一番ハードルが高いように感じますが、説明を続けていこうと思います。
詳細に説明していただいて、ありがとうございます。
手術後の後遺症の痛みには2種類あって、少し感じ方も違うのですね。
>癒着の痛みは、刺すような痛みもありますが、どちらかと言えば鈍痛で「うっ」と言うような痛みが多いと思います。転倒や激しい運動をやった時に、この癒着が引っ張られたことによって痛みが始まることもあるようです。痛みや柔軟性を保つためには、筋トレ、ストレッチが欠かせません。
癒着の痛みをストレッチや筋トレで日常的にケアをしていないと、癒着の痛みがたとえ一度鎮痛したとしても、また何らかのきっかけで痛みが起こることもあるということなのですね。
>片側に傷、手術をしたことによる身体の左右差が問題になることもあります。おできができたことによって左右差がある場合は、手術で左右差が無くなって肩コリが取れるようなこともあります。
そんなこともあるのですね。
何で左右差が生じるのか、何で左右差が解消されるのか、患者さんの話をよく聞いて、体をちゃんと診ないといけないなと改めて思いました。
>癒着がひどい場合には、何度も痛みが繰り返すので、治療だけで何とかなるものではありませんよね。
患者さん自身に柔軟性を高めてもらうということですね。
これが一番ハードルが高いように感じますが、説明を続けていこうと思います。
自律神経の二重支配 gaku - 2023年11月06日(月) 14時17分35秒 No.1150
こんにちは、稲舛先生。
自律神経の詳しい解説をありがとうございます。
そもそもの基本の自律神経をちゃんと理解できていないのか、これはどっちの神経なんだろうかと悩むことが多いです。勉強中です。
>井穴刺絡で治療をやっていると説明がつかないことがあり、"自律神経の棒グラフ"を作りました。この考えを入れると、まだ研究の余地ありですが、少し理解しやすくなります。これは臓器によっても違いがあるようで、腎臓や肝臓は交感神経の症状がほとんどで、心臓や胃腸では、両神経の病気や症状が現れることが多々あります。
臓器によっても違いがあり、棒グラフの自律神経も聞いた時はなるほどと実感したのに、こうやって実際の治療を垣間見させていただくと、より理解が深まります。
>なので、交感神経の抑制で良くなったからと、そればかりやっていてもそれ以上の改善が無かったり、なんだか違う症状(副交感)が出てきたりとなることもあります。今回の患者さんの心臓の治療では、心筋の疲労や交感神経の興奮もあるのでH3井穴刺絡をしましたら、呼吸が楽になっていました。H6井穴刺絡もしましたが、胸の軽い痛みが改善しません。となると、他の副交感神経症状もあることを考えると、心臓にも副交感神経の影響が出ているのかもしれない?これを鑑別診断するために左H5井穴刺絡を行います。
即効性と再現性のある井穴刺絡だから、こういう鑑別診断ができるのですね。
>この鑑別診断のためのH5井穴刺絡は良く行います。感受性の強そうな人、自律神経が敏感そうな患者さんでは、20滴の出血で呼吸や胸の症状を聞きます。通常、25滴が治療効果が現れる目安ですが、敏感な方では、その兆候が20滴で現れるので、いったん止めて、聞いてみます。何もなければ、そのまま25滴まで、ここで聞きます。 25滴でなんか違う(良さそう)ようでしたので、そのまま30滴までやりました。胸の痛みが消えています。
自律神経が敏感そうな人に、様子を見ながら治療をするやり方を、また詳しく説明していただいて、ありがとうございます。
>良くなればそのまま続けてH5F5でOKですが、もし、悪くなった、H5やる前の方が良かったとなると、直ぐにH5を止めてH6かH3井穴刺絡をもう一度やります。もともと患者さんに副交感↑症状が無ければ、他の交感神経抑制の治療を続けます。ちょっと、わかりにくいですかね?
いえ、やり方、考え方はとても分かりやすいです。
ただ、どういう人が自律神経が敏感かを、私はまだすぐには判断できそうにない気がします(汗)
自律神経の詳しい解説をありがとうございます。
そもそもの基本の自律神経をちゃんと理解できていないのか、これはどっちの神経なんだろうかと悩むことが多いです。勉強中です。
>井穴刺絡で治療をやっていると説明がつかないことがあり、"自律神経の棒グラフ"を作りました。この考えを入れると、まだ研究の余地ありですが、少し理解しやすくなります。これは臓器によっても違いがあるようで、腎臓や肝臓は交感神経の症状がほとんどで、心臓や胃腸では、両神経の病気や症状が現れることが多々あります。
臓器によっても違いがあり、棒グラフの自律神経も聞いた時はなるほどと実感したのに、こうやって実際の治療を垣間見させていただくと、より理解が深まります。
>なので、交感神経の抑制で良くなったからと、そればかりやっていてもそれ以上の改善が無かったり、なんだか違う症状(副交感)が出てきたりとなることもあります。今回の患者さんの心臓の治療では、心筋の疲労や交感神経の興奮もあるのでH3井穴刺絡をしましたら、呼吸が楽になっていました。H6井穴刺絡もしましたが、胸の軽い痛みが改善しません。となると、他の副交感神経症状もあることを考えると、心臓にも副交感神経の影響が出ているのかもしれない?これを鑑別診断するために左H5井穴刺絡を行います。
即効性と再現性のある井穴刺絡だから、こういう鑑別診断ができるのですね。
>この鑑別診断のためのH5井穴刺絡は良く行います。感受性の強そうな人、自律神経が敏感そうな患者さんでは、20滴の出血で呼吸や胸の症状を聞きます。通常、25滴が治療効果が現れる目安ですが、敏感な方では、その兆候が20滴で現れるので、いったん止めて、聞いてみます。何もなければ、そのまま25滴まで、ここで聞きます。 25滴でなんか違う(良さそう)ようでしたので、そのまま30滴までやりました。胸の痛みが消えています。
自律神経が敏感そうな人に、様子を見ながら治療をするやり方を、また詳しく説明していただいて、ありがとうございます。
>良くなればそのまま続けてH5F5でOKですが、もし、悪くなった、H5やる前の方が良かったとなると、直ぐにH5を止めてH6かH3井穴刺絡をもう一度やります。もともと患者さんに副交感↑症状が無ければ、他の交感神経抑制の治療を続けます。ちょっと、わかりにくいですかね?
いえ、やり方、考え方はとても分かりやすいです。
ただ、どういう人が自律神経が敏感かを、私はまだすぐには判断できそうにない気がします(汗)
ナルコレプシー ぎんなん治療院 - 2023年11月06日(月) 14時05分29秒 No.1149
30歳代、男性。眠たくなる、ナルコレプシー。「21世紀の医学」177ページにあります。
副交感神経が興奮すると眠たくなる、これは、病気と言うよりも副交感神経の働きの症状なので、異常とは言えない、少し症状の出方が強い。
しかし、眠たさを病院で訴えれば、この病名を付けられると思います。
どれほど眠たさがあるのか?と、調べると、それほど、薬を飲むほどではない?
患者さんの今までの生活で眠たかったこと、眠たくなかったことを話してもらって、それを交感神経の働きと副交感神経の働きに分けて解説しました。
患者さんは子どもの頃から高校生までサッカーをやっていて、この10年以上運動をやっていません。
まずは、交感神経を健康的に働かせるためにフットサルを始めることをおススメしました。
靴を買って、筋トレを始めて、リフティングの目標を立てて…
帰りにフットサル場に寄って入会申し込みをすることにしました。
奥さんには、香りの柔軟剤を止めて、脂っこい料理や香辛料を止めて、と、できることを協力してもらうことに。
自律神経の働きの話、医療系の学校では一年生の時に習います。
一年生で習うのは、指の数、骨の数など、医学的な知識が無くても理解できること、生理学で習う自律神経の働きも、自分の生活から理解することができます。
でも、お話に50分かかります。
治療はH5F5を5分間でやって…足踏みで太ももが軽く上がる、周囲が明るくハッキリと見えるようになった=交感神経が働いた。
副交感神経が興奮すると眠たくなる、これは、病気と言うよりも副交感神経の働きの症状なので、異常とは言えない、少し症状の出方が強い。
しかし、眠たさを病院で訴えれば、この病名を付けられると思います。
どれほど眠たさがあるのか?と、調べると、それほど、薬を飲むほどではない?
患者さんの今までの生活で眠たかったこと、眠たくなかったことを話してもらって、それを交感神経の働きと副交感神経の働きに分けて解説しました。
患者さんは子どもの頃から高校生までサッカーをやっていて、この10年以上運動をやっていません。
まずは、交感神経を健康的に働かせるためにフットサルを始めることをおススメしました。
靴を買って、筋トレを始めて、リフティングの目標を立てて…
帰りにフットサル場に寄って入会申し込みをすることにしました。
奥さんには、香りの柔軟剤を止めて、脂っこい料理や香辛料を止めて、と、できることを協力してもらうことに。
自律神経の働きの話、医療系の学校では一年生の時に習います。
一年生で習うのは、指の数、骨の数など、医学的な知識が無くても理解できること、生理学で習う自律神経の働きも、自分の生活から理解することができます。
でも、お話に50分かかります。
治療はH5F5を5分間でやって…足踏みで太ももが軽く上がる、周囲が明るくハッキリと見えるようになった=交感神経が働いた。
手術の後遺症 圧痛点 ぎんなん治療院 - 2023年11月06日(月) 13時54分54秒 No.1148
gakuさん、こんにちは。
手術後の後遺症の傷痕に残っている"痛み"と手術でできた癒着の"動きや痛み"の問題がありますね。
傷痕と癒着の痛みは、鎮痛してしまえば何とかなりますが、癒着の痛みは長期間にわたりケアが必要です。
傷の痛みは、傷痕を押さえるとチクチクした痛みがあると思います。
針で刺すような痛みの種類で、何度か押している棒を取り上げられて「こんなもんで押さえたら痛いですよ!」と、患者さんは、棒の先端に針がついていると勘違いされていました。
それから、わざとのように、お箸やアメリカンドックの棒などで押さえるようにしています。
癒着の痛みは、刺すような痛みもありますが、どちらかと言えば鈍痛で「うっ」と言うような痛みが多いと思います。
転倒や激しい運動をやった時に、この癒着が引っ張られたことによって痛みが始まることもあるようです。
片側に傷、手術をしたことによる身体の左右差が問題になることもあります。
おできができたことによって左右差がある場合は、手術で左右差が無くなって肩コリが取れるようなこともあります。
癒着は、柔軟性が落ちてくると癒着原因の腰痛や肩こり、膝の痛み、片側の捻挫や転倒骨折もあります。
痛みや柔軟性を保つためには、筋トレ、ストレッチが欠かせません。
癒着の症状が直ぐに出る患者さんもいますが、だいたい年数が経つことによってひどくなり、20年、30年後に出てきます。
なので、まさか、この手術の癒着が原因となっているとは、わからない、理解できないのです。
このことを患者さんにわかってもらって、それなりに筋力があればヨガをすすめ、筋力が落ちてくる50歳以降はピラティスをおすすめします。
癒着がひどい場合には、何度も痛みが繰り返すので、治療だけで何とかなるものではありませんよね。
私が手術の後遺症の傷や癒着の治療から始めるのは、このような理由からです。
手術後の後遺症の傷痕に残っている"痛み"と手術でできた癒着の"動きや痛み"の問題がありますね。
傷痕と癒着の痛みは、鎮痛してしまえば何とかなりますが、癒着の痛みは長期間にわたりケアが必要です。
傷の痛みは、傷痕を押さえるとチクチクした痛みがあると思います。
針で刺すような痛みの種類で、何度か押している棒を取り上げられて「こんなもんで押さえたら痛いですよ!」と、患者さんは、棒の先端に針がついていると勘違いされていました。
それから、わざとのように、お箸やアメリカンドックの棒などで押さえるようにしています。
癒着の痛みは、刺すような痛みもありますが、どちらかと言えば鈍痛で「うっ」と言うような痛みが多いと思います。
転倒や激しい運動をやった時に、この癒着が引っ張られたことによって痛みが始まることもあるようです。
片側に傷、手術をしたことによる身体の左右差が問題になることもあります。
おできができたことによって左右差がある場合は、手術で左右差が無くなって肩コリが取れるようなこともあります。
癒着は、柔軟性が落ちてくると癒着原因の腰痛や肩こり、膝の痛み、片側の捻挫や転倒骨折もあります。
痛みや柔軟性を保つためには、筋トレ、ストレッチが欠かせません。
癒着の症状が直ぐに出る患者さんもいますが、だいたい年数が経つことによってひどくなり、20年、30年後に出てきます。
なので、まさか、この手術の癒着が原因となっているとは、わからない、理解できないのです。
このことを患者さんにわかってもらって、それなりに筋力があればヨガをすすめ、筋力が落ちてくる50歳以降はピラティスをおすすめします。
癒着がひどい場合には、何度も痛みが繰り返すので、治療だけで何とかなるものではありませんよね。
私が手術の後遺症の傷や癒着の治療から始めるのは、このような理由からです。
圧痛点 gaku - 2023年11月06日(月) 10時45分11秒 No.1147
こんにちは、稲舛先生。
圧痛点の説明をありがとうございます。
>圧痛点の解説、圧痛点は、たんに痛みを何とかしようとするだけではないので、とても面白いですよね。圧痛点に円皮針を貼るだけで、内科疾患の不具合も解消できることがたくさんあります。
内科疾患の不具合にまで対応できるのですね。
とても奥が深いです。
>水曜日のYoutubeライブセミナーでもお話することになっているのですが、圧痛点の取り方や効き目のある圧痛点の探し方、ホントに効くのかの確認法をお話します。
とても楽しみです。
>圧痛点を探すのは、指圧の技術なので、たくさん患者さんを押さえることも必要かもしれません。不器用な人も、たくさんやっていれば何とかなります、これも修行はいらないです。
私はこれまで”緩み”や”弱り”を捉える切診を主にしてきたので、圧痛点を的確に探せるようになりたいです。これも経験ですね。井穴刺絡と同じで、「やってみる」ですね。
追加で質問なのですが、手術の圧痛点は、残った圧痛点で勝ち抜き戦をやって、動診や腹診の変化が無くなるまでは、圧痛点を追いかけて置き針を貼り続けていけた方がよいのでしょうか?
今回の症例の患者さんの治療で、前回の治療時より盲腸の手術の圧痛点がまた多くなっていたのですが、2個までしか圧痛点を追いかけませんでした。
もっと手術痕の圧痛点を追いかけてみるべきだったかなと、あとで思いました。ただ、「本当に痛い1点か2点くらいに置き針は貼るのが良い」とも言われていたので、どこまで置き針を貼り続けたら良いのか、どこを基準に考えて、この場所の置き針治療はここまで、としたらよいのだろうかと疑問を持ちました。
基本的な質問で恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。
圧痛点の説明をありがとうございます。
>圧痛点の解説、圧痛点は、たんに痛みを何とかしようとするだけではないので、とても面白いですよね。圧痛点に円皮針を貼るだけで、内科疾患の不具合も解消できることがたくさんあります。
内科疾患の不具合にまで対応できるのですね。
とても奥が深いです。
>水曜日のYoutubeライブセミナーでもお話することになっているのですが、圧痛点の取り方や効き目のある圧痛点の探し方、ホントに効くのかの確認法をお話します。
とても楽しみです。
>圧痛点を探すのは、指圧の技術なので、たくさん患者さんを押さえることも必要かもしれません。不器用な人も、たくさんやっていれば何とかなります、これも修行はいらないです。
私はこれまで”緩み”や”弱り”を捉える切診を主にしてきたので、圧痛点を的確に探せるようになりたいです。これも経験ですね。井穴刺絡と同じで、「やってみる」ですね。
追加で質問なのですが、手術の圧痛点は、残った圧痛点で勝ち抜き戦をやって、動診や腹診の変化が無くなるまでは、圧痛点を追いかけて置き針を貼り続けていけた方がよいのでしょうか?
今回の症例の患者さんの治療で、前回の治療時より盲腸の手術の圧痛点がまた多くなっていたのですが、2個までしか圧痛点を追いかけませんでした。
もっと手術痕の圧痛点を追いかけてみるべきだったかなと、あとで思いました。ただ、「本当に痛い1点か2点くらいに置き針は貼るのが良い」とも言われていたので、どこまで置き針を貼り続けたら良いのか、どこを基準に考えて、この場所の置き針治療はここまで、としたらよいのだろうかと疑問を持ちました。
基本的な質問で恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。
圧痛点 ぎんなん治療院 - 2023年11月06日(月) 09時47分47秒 No.1146
圧痛点の解説、圧痛点は、たんに痛みを何とかしようとするだけではないので、とても面白いですよね。
圧痛点に円皮針を貼るだけで、内科疾患の不具合も解消できることがたくさんあります。
婦人科疾患、生理痛など三陰交の圧痛点に円皮針(パイオネックスゼロでも)、その後の経過も良くなる、患者さん自身でもできる、友達にも教えられることを考えると、圧痛点を探さない治療はあり得ないですね。
水曜日のYoutubeライブセミナーでもお話することになっているのですが、圧痛点の取り方や効き目のある圧痛点の探し方、ホントに効くのかの確認法をお話します。
とても簡単なんですが、やらなければ無駄にパイオネックスを使うことになるので、儲けが少ない鍼灸師には必要な事です。
●パイオネックスをたくさん使って喜ぶのは、セイリンだけ!
私が治療をやりたいと思ったのは、指圧からで、誰かにやるのもですが、やってもらうのが好きです。
今では、指圧してもらうことのみ…好きです。
圧痛点を探すのは、指圧の技術なので、たくさん患者さんを押さえることも必要かもしれません。
不器用な人も、たくさんやっていれば何とかなります、これも修行はいらないです。
圧痛点に円皮針を貼るだけで、内科疾患の不具合も解消できることがたくさんあります。
婦人科疾患、生理痛など三陰交の圧痛点に円皮針(パイオネックスゼロでも)、その後の経過も良くなる、患者さん自身でもできる、友達にも教えられることを考えると、圧痛点を探さない治療はあり得ないですね。
水曜日のYoutubeライブセミナーでもお話することになっているのですが、圧痛点の取り方や効き目のある圧痛点の探し方、ホントに効くのかの確認法をお話します。
とても簡単なんですが、やらなければ無駄にパイオネックスを使うことになるので、儲けが少ない鍼灸師には必要な事です。
●パイオネックスをたくさん使って喜ぶのは、セイリンだけ!
私が治療をやりたいと思ったのは、指圧からで、誰かにやるのもですが、やってもらうのが好きです。
今では、指圧してもらうことのみ…好きです。
圧痛点を探すのは、指圧の技術なので、たくさん患者さんを押さえることも必要かもしれません。
不器用な人も、たくさんやっていれば何とかなります、これも修行はいらないです。
心臓の自律神経の二重支配 ぎんなん治療院 - 2023年11月06日(月) 09時31分16秒 No.1145
gakuさん、おはようございます。
臓器は、交感神経と副交感神経の二重支配を受けていると言われますが、なかなかそれを体験することは難しいですよね。
さらに、教科書は、自律神経はシーソーのような関係とだけありますので、このあたりの理解をしようとすると混乱してしまって「?」となってしまいます。
井穴刺絡で治療をやっていると説明がつかないことがあり、"自律神経の棒グラフ"を作りました。
この考えを入れると、まだ研究の余地ありですが、少し理解しやすくなります。
これは臓器によっても違いがあるようで、腎臓や肝臓は交感神経の症状がほとんどで、心臓や胃腸では、両神経の病気や症状が現れることが多々あります。
なので、交感神経の抑制で良くなったからと、そればかりやっていてもそれ以上の改善が無かったり、なんだか違う症状(副交感)が出てきたりとなることもあります。
今回の患者さんの心臓の治療では、心筋の疲労や交感神経の興奮もあるのでH3井穴刺絡をしましたら、呼吸が楽になっていました。
H6井穴刺絡もしましたが、胸の軽い痛みが改善しません。
となると、他の副交感神経症状もあることを考えると、心臓にも副交感神経の影響が出ているのかもしれない?
これを鑑別診断するために左H5井穴刺絡を行います。
この鑑別診断のためのH5井穴刺絡は良く行います。
感受性の強そうな人、自律神経が敏感そうな患者さんでは、20滴の出血で呼吸や胸の症状を聞きます。
通常、25滴が治療効果が現れる目安ですが、敏感な方では、その兆候が20滴で現れるので、いったん止めて、聞いてみます。
何もなければ、そのまま25滴まで、ここで聞きます。
25滴でなんか違う(良さそう)ようでしたので、そのまま30滴までやりました。
胸の痛みが消えています。
良くなればそのまま続けてH5F5でOKですが、もし、悪くなった、H5やる前の方が良かったとなると、直ぐにH5を止めてH6かH3井穴刺絡をもう一度やります。
もともと患者さんに副交感↑症状が無ければ、他の交感神経抑制の治療を続けます。
ちょっと、わかりにくいですかね?
横浜や大阪でやっている講習会では、モデルを使ってこれを解説しながらやることもあります。
臓器は、交感神経と副交感神経の二重支配を受けていると言われますが、なかなかそれを体験することは難しいですよね。
さらに、教科書は、自律神経はシーソーのような関係とだけありますので、このあたりの理解をしようとすると混乱してしまって「?」となってしまいます。
井穴刺絡で治療をやっていると説明がつかないことがあり、"自律神経の棒グラフ"を作りました。
この考えを入れると、まだ研究の余地ありですが、少し理解しやすくなります。
これは臓器によっても違いがあるようで、腎臓や肝臓は交感神経の症状がほとんどで、心臓や胃腸では、両神経の病気や症状が現れることが多々あります。
なので、交感神経の抑制で良くなったからと、そればかりやっていてもそれ以上の改善が無かったり、なんだか違う症状(副交感)が出てきたりとなることもあります。
今回の患者さんの心臓の治療では、心筋の疲労や交感神経の興奮もあるのでH3井穴刺絡をしましたら、呼吸が楽になっていました。
H6井穴刺絡もしましたが、胸の軽い痛みが改善しません。
となると、他の副交感神経症状もあることを考えると、心臓にも副交感神経の影響が出ているのかもしれない?
これを鑑別診断するために左H5井穴刺絡を行います。
この鑑別診断のためのH5井穴刺絡は良く行います。
感受性の強そうな人、自律神経が敏感そうな患者さんでは、20滴の出血で呼吸や胸の症状を聞きます。
通常、25滴が治療効果が現れる目安ですが、敏感な方では、その兆候が20滴で現れるので、いったん止めて、聞いてみます。
何もなければ、そのまま25滴まで、ここで聞きます。
25滴でなんか違う(良さそう)ようでしたので、そのまま30滴までやりました。
胸の痛みが消えています。
良くなればそのまま続けてH5F5でOKですが、もし、悪くなった、H5やる前の方が良かったとなると、直ぐにH5を止めてH6かH3井穴刺絡をもう一度やります。
もともと患者さんに副交感↑症状が無ければ、他の交感神経抑制の治療を続けます。
ちょっと、わかりにくいですかね?
横浜や大阪でやっている講習会では、モデルを使ってこれを解説しながらやることもあります。
心臓の自律神経の二重支配 gaku - 2023年11月05日(日) 17時21分13秒 No.1144
こんばんは、稲舛先生。
>先日の胸の痛みの男性、以前に治療した患者さんが関西から車に乗せて連れて来られていました。いやはや、頭が下がります。感謝しかありません。
以前の患者さんが、そんなに遠くからでも別の患者さんを連れていらっしゃるというのは、すごいことですね。
せっかく、この患者さんの話が出たので、質問をさせてください。
心臓の交感神経の抑制左H3で呼吸が楽になっているけど胸の痛みには変化が無い。そして心臓の副交感神経を抑制するために左H5をまずは20滴刺絡されていますが、これは心臓の交感神経抑制で呼吸が楽になっているから、それと逆になることをいきなり満量30滴はやらずに、20滴で様子を見たという理解でよろしいでしょうか?
この患者さんは、低位中枢の心臓の交感神経の異常興奮と高位中枢の副交感神経の異常興奮が同時に存在し、同一臓器に影響を与えていた。つまり交感神経と副交感神経の異常興奮が同時に心臓に影響を与えていたと理解してよいでしょうか?
私は、同一臓器でどちらの神経の異常興奮もありうるというのは、別々の日時で起こる、つまり異常興奮が一臓器で起こる時はどちらか片方のみだと思っていました。
基本的な自律神経のことが分かっていなくて、すみません。
>先日の胸の痛みの男性、以前に治療した患者さんが関西から車に乗せて連れて来られていました。いやはや、頭が下がります。感謝しかありません。
以前の患者さんが、そんなに遠くからでも別の患者さんを連れていらっしゃるというのは、すごいことですね。
せっかく、この患者さんの話が出たので、質問をさせてください。
心臓の交感神経の抑制左H3で呼吸が楽になっているけど胸の痛みには変化が無い。そして心臓の副交感神経を抑制するために左H5をまずは20滴刺絡されていますが、これは心臓の交感神経抑制で呼吸が楽になっているから、それと逆になることをいきなり満量30滴はやらずに、20滴で様子を見たという理解でよろしいでしょうか?
この患者さんは、低位中枢の心臓の交感神経の異常興奮と高位中枢の副交感神経の異常興奮が同時に存在し、同一臓器に影響を与えていた。つまり交感神経と副交感神経の異常興奮が同時に心臓に影響を与えていたと理解してよいでしょうか?
私は、同一臓器でどちらの神経の異常興奮もありうるというのは、別々の日時で起こる、つまり異常興奮が一臓器で起こる時はどちらか片方のみだと思っていました。
基本的な自律神経のことが分かっていなくて、すみません。
圧痛点の治療 gaku - 2023年11月05日(日) 16時51分00秒 No.1143
こんばんは、稲舛先生。
詳しく解説をしていただいて、ありがとうございます。
④以降の治療は、時間が無くなってきていたのと、思いつく次の一手が無く、必死に知っていることを思い出して、行き当たりばったりでおこなった治療です(汗)鼠径部の痛みだから、F1F2F3F6の井穴刺絡かと思ったのですが、すでにF1以外は刺絡をしているので、どうするべきか悩みました。
>④以降の治療、股関節の内側にある痛みと末端部に作られた圧痛点の関係だと思います。問題がある筋肉や靭帯などが、そのルートをたどって末端部に圧痛点(問題を解消する圧痛点・ツボ)を形成しているではないかと思います。
私のよくわからなかったポイントが明確になってきたように思いますので、整理させてください。
つまり、
「体幹や体幹に近いところに存在する筋肉や靭帯の問題(A)」は、
「問題のある筋肉や靭帯(A)」と同じ経絡上で「より末端の部位に圧痛点(B)」を生じさせる
ということかと理解しました。
そしてこの(B)の圧痛点は、「井穴や井穴周辺、手や足の甲、足首手首あたりまでに存在する」が、「押さえれば痛みを感じる圧痛点は多数あっても、それが、患者さんが訴える問題を解消するものであるかは見分けなければならない」ということですね。
「末端の圧痛点(B)」に置き針や鍼をしたり、「問題の筋肉や靭帯(A)」と同一の経絡の井穴刺絡をやっても、患者さんが訴える痛みが残る場合がある。
その時は、「問題の筋肉や靭帯(A)」の周囲で圧痛があれば、その圧痛の場所が”現場”なので、その”現場”を円皮針や刺絡や鍼などで、”現場”の痛みを鎮痛する必要がある。
以上のように、理解しました。私はスッキリ理解できたと感じているのですが、もし間違っていましたら、ご指摘ください。
詳しく解説をしていただいて、ありがとうございます。
④以降の治療は、時間が無くなってきていたのと、思いつく次の一手が無く、必死に知っていることを思い出して、行き当たりばったりでおこなった治療です(汗)鼠径部の痛みだから、F1F2F3F6の井穴刺絡かと思ったのですが、すでにF1以外は刺絡をしているので、どうするべきか悩みました。
>④以降の治療、股関節の内側にある痛みと末端部に作られた圧痛点の関係だと思います。問題がある筋肉や靭帯などが、そのルートをたどって末端部に圧痛点(問題を解消する圧痛点・ツボ)を形成しているではないかと思います。
私のよくわからなかったポイントが明確になってきたように思いますので、整理させてください。
つまり、
「体幹や体幹に近いところに存在する筋肉や靭帯の問題(A)」は、
「問題のある筋肉や靭帯(A)」と同じ経絡上で「より末端の部位に圧痛点(B)」を生じさせる
ということかと理解しました。
そしてこの(B)の圧痛点は、「井穴や井穴周辺、手や足の甲、足首手首あたりまでに存在する」が、「押さえれば痛みを感じる圧痛点は多数あっても、それが、患者さんが訴える問題を解消するものであるかは見分けなければならない」ということですね。
「末端の圧痛点(B)」に置き針や鍼をしたり、「問題の筋肉や靭帯(A)」と同一の経絡の井穴刺絡をやっても、患者さんが訴える痛みが残る場合がある。
その時は、「問題の筋肉や靭帯(A)」の周囲で圧痛があれば、その圧痛の場所が”現場”なので、その”現場”を円皮針や刺絡や鍼などで、”現場”の痛みを鎮痛する必要がある。
以上のように、理解しました。私はスッキリ理解できたと感じているのですが、もし間違っていましたら、ご指摘ください。