過去ログ
井穴刺絡学会のフェイスブック gaku - 2023年11月15日(水) 07時52分46秒 No.1184
おはようございます、稲舛先生。
>井穴刺絡学会のフェイスブックは、見られたことはありますか?ちょうど先生と同じように、井穴刺絡に出会って探究心旺盛な鍼灸師の先生がたくさんいらっしゃいます。ただ、フェイスブックはあまり好まないと言われる方もいますので、無理は言いません。
今はフェイスブックとちょっと疎遠になっている状況です(汗)が、最近、井穴刺絡学会のフェイスブックを職場から拝見する機会があり、色々な先生方の探求心に刺激されました。
私自身は、ほんの少し自分の不得意なところを補えたら程度の軽い気持ちで、井穴刺絡を始めたのですが、面白さにどっぷりはまってしまいました。
いつも色々な情報を提供していただき、ありがとうございます。感謝しております。
今夜のライブセミナーも、ライブ配信に間に合うかわからないのですが、楽しみにしております。
>井穴刺絡学会のフェイスブックは、見られたことはありますか?ちょうど先生と同じように、井穴刺絡に出会って探究心旺盛な鍼灸師の先生がたくさんいらっしゃいます。ただ、フェイスブックはあまり好まないと言われる方もいますので、無理は言いません。
今はフェイスブックとちょっと疎遠になっている状況です(汗)が、最近、井穴刺絡学会のフェイスブックを職場から拝見する機会があり、色々な先生方の探求心に刺激されました。
私自身は、ほんの少し自分の不得意なところを補えたら程度の軽い気持ちで、井穴刺絡を始めたのですが、面白さにどっぷりはまってしまいました。
いつも色々な情報を提供していただき、ありがとうございます。感謝しております。
今夜のライブセミナーも、ライブ配信に間に合うかわからないのですが、楽しみにしております。
沖縄で25日と26日 講習会と体験会 ぎんなん治療院 - 2023年11月14日(火) 18時13分12秒 No.1183
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井穴刺絡学会のフェイスブック ぎんなん治療院 - 2023年11月14日(火) 16時57分09秒 No.1182
gakuさん、こんにちは。
井穴刺絡学会のフェイスブックは、見られたことはありますか?
ちょうど先生と同じように、井穴刺絡に出会って探究心旺盛な鍼灸師の先生がたくさんいらっしゃいます。
ただ、フェイスブックはあまり好まないと言われる方もいますので、無理は言いません。
井穴刺絡学会のフェイスブックは、見られたことはありますか?
ちょうど先生と同じように、井穴刺絡に出会って探究心旺盛な鍼灸師の先生がたくさんいらっしゃいます。
ただ、フェイスブックはあまり好まないと言われる方もいますので、無理は言いません。
考えて、シンプルに gaku - 2023年11月14日(火) 12時37分01秒 No.1181
こんにちは、稲舛先生。
アドバイスをありがとうございます。
>治療って、面白いもので、スッキリ考えがまとまってやった治療は治りは良いですね。特に、初診の患者さんや始めて井穴刺絡をする患者さん、よくよく考えはするのですが、患者さんの訴えと、私の考えが一致していると、最初の井穴で良い結果が出ることが多いとようです。
交感神経か副交感神経か、それ以外にもどこの臓器、組織の問題かを掴みきれる問診力も大事だなと思いました。
先日、胆経と思われる肩こりと副交感神経の異常興奮があると思われる患者さんに、左H5を15滴ほど出した時点で、「すごい・・・」と言われたので、「どうしましたか?」と聞いたら、「急に身体が楽になった」と言われました。
身体の状況にバシッと当たった井穴刺絡となったのかなと思いました。即効性に私もビックリしつつも、患者さん自身に変化を実感していただけたから、自律神経や副交感神経の異常興奮について、色々と説明できました。
>患者さんとのキャッチボールがうまくいかない時やあれかな、これかな、と迷っているときは、ダメですね。そんな時には(時間があれば)、体調不良の話が無くなるまで聞いて、もう一度整理することがあります。最初の一刺し、重要ですね。
臨床は迷いの連続ですが、井穴刺絡を学ぶようになって、問題を整理しやすくなったと思います。「考えて、シンプルに」できるようになりたいです。
アドバイスをありがとうございます。
>治療って、面白いもので、スッキリ考えがまとまってやった治療は治りは良いですね。特に、初診の患者さんや始めて井穴刺絡をする患者さん、よくよく考えはするのですが、患者さんの訴えと、私の考えが一致していると、最初の井穴で良い結果が出ることが多いとようです。
交感神経か副交感神経か、それ以外にもどこの臓器、組織の問題かを掴みきれる問診力も大事だなと思いました。
先日、胆経と思われる肩こりと副交感神経の異常興奮があると思われる患者さんに、左H5を15滴ほど出した時点で、「すごい・・・」と言われたので、「どうしましたか?」と聞いたら、「急に身体が楽になった」と言われました。
身体の状況にバシッと当たった井穴刺絡となったのかなと思いました。即効性に私もビックリしつつも、患者さん自身に変化を実感していただけたから、自律神経や副交感神経の異常興奮について、色々と説明できました。
>患者さんとのキャッチボールがうまくいかない時やあれかな、これかな、と迷っているときは、ダメですね。そんな時には(時間があれば)、体調不良の話が無くなるまで聞いて、もう一度整理することがあります。最初の一刺し、重要ですね。
臨床は迷いの連続ですが、井穴刺絡を学ぶようになって、問題を整理しやすくなったと思います。「考えて、シンプルに」できるようになりたいです。
明日の夜8時から井穴刺絡ライブセミナー ぎんなん治療院 - 2023年11月14日(火) 09時49分10秒 No.1180
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考えて、シンプルに ぎんなん治療院 - 2023年11月13日(月) 10時40分21秒 No.1179
gakuさん、おはようございます。
治療って、面白いもので、スッキリ考えがまとまってやった治療は治りは良いですね。
特に、初診の患者さんや始めて井穴刺絡をする患者さん、よくよく考えはするのですが、患者さんの訴えと、私の考えが一致していると、最初の井穴で良い結果が出ることが多いとようです。
患者さんとのキャッチボールがうまくいかない時やあれかな、これかな、と迷っているときは、ダメですね。
そんな時には(時間があれば)、体調不良の話が無くなるまで聞いて、もう一度整理することがあります。
最初の一刺し、重要ですね。
治療って、面白いもので、スッキリ考えがまとまってやった治療は治りは良いですね。
特に、初診の患者さんや始めて井穴刺絡をする患者さん、よくよく考えはするのですが、患者さんの訴えと、私の考えが一致していると、最初の井穴で良い結果が出ることが多いとようです。
患者さんとのキャッチボールがうまくいかない時やあれかな、これかな、と迷っているときは、ダメですね。
そんな時には(時間があれば)、体調不良の話が無くなるまで聞いて、もう一度整理することがあります。
最初の一刺し、重要ですね。
圧痛点に円皮針 と 井穴刺絡 ぎんなん治療院 - 2023年11月13日(月) 09時43分01秒 No.1178
患者さんの体に現れた圧痛点は治療者に何かを訴えているのだと思います。
患者さんは気が付いていない押さえると痛い点のことです。
ただ、それが患者さんの訴えを解消する効く圧痛点なのか?
すべての圧痛点が効くとは限りません。
病気やケガをした時に、それを改善させるスイッチが同時にできるのではないか?その一つが圧痛点、それに、井穴、なのかもしれません。
水曜日20時ののYoutubeライブセミナーは、効く圧痛点の探し方です。
まだ、変更があるかもしれませんが、おおよそこのような内容でお話、実演などを行います。
①圧痛点の探し方(基本)
基本は症状が出る姿勢
②究極の一点を探す(基本)
勝ち抜き戦で絞り込む
印を付ける、目を離さない
1ミリを正確に貼る
円皮針の前後左右の圧痛確認
③患者さんの症状の把握
問診、動診、腹診
④問題の臓器や組織
痛みや動きを探す
⑤症状に関連しそうな経絡
末端部から圧痛を探します
⑥少し症状が出る姿勢で圧痛点を探す
押さえると症状が改善するか
⑦押さえ方による変化を診る
軽く押さえて改善→円皮針
強く押さえて改善→針治療
⑧辛くなるのも一つの答え
激痛にはシーソー法から
⑨圧痛点の左右差を確認する
症状のある経絡上の圧痛点
伸展側の圧痛点
片側のみに圧痛があれば採用
⑩円皮針後、違う症状が出ないか?
最も痛い、辛いもを感じている
治療すると二番手がわかるように
⑪眼精疲労を患者さん自身で
眼が疲れた時にどこを触るか?
自分で軽く触って気持ち良さで
⑫5分後円皮針を外すと?
改善が続く→終了
症状の再燃→シーソー法
⑬円皮針を貼って改善が
あった経絡の井穴刺絡
●圧痛点→円皮針→井穴刺絡
点の治療で改善できなかった
帯状の問題を井穴刺絡で補完する
●井穴刺絡→圧痛点→円皮針
井穴刺絡で改善あった経絡上の
圧痛点(現場)に円皮針を貼る
患者さんは気が付いていない押さえると痛い点のことです。
ただ、それが患者さんの訴えを解消する効く圧痛点なのか?
すべての圧痛点が効くとは限りません。
病気やケガをした時に、それを改善させるスイッチが同時にできるのではないか?その一つが圧痛点、それに、井穴、なのかもしれません。
水曜日20時ののYoutubeライブセミナーは、効く圧痛点の探し方です。
まだ、変更があるかもしれませんが、おおよそこのような内容でお話、実演などを行います。
①圧痛点の探し方(基本)
基本は症状が出る姿勢
②究極の一点を探す(基本)
勝ち抜き戦で絞り込む
印を付ける、目を離さない
1ミリを正確に貼る
円皮針の前後左右の圧痛確認
③患者さんの症状の把握
問診、動診、腹診
④問題の臓器や組織
痛みや動きを探す
⑤症状に関連しそうな経絡
末端部から圧痛を探します
⑥少し症状が出る姿勢で圧痛点を探す
押さえると症状が改善するか
⑦押さえ方による変化を診る
軽く押さえて改善→円皮針
強く押さえて改善→針治療
⑧辛くなるのも一つの答え
激痛にはシーソー法から
⑨圧痛点の左右差を確認する
症状のある経絡上の圧痛点
伸展側の圧痛点
片側のみに圧痛があれば採用
⑩円皮針後、違う症状が出ないか?
最も痛い、辛いもを感じている
治療すると二番手がわかるように
⑪眼精疲労を患者さん自身で
眼が疲れた時にどこを触るか?
自分で軽く触って気持ち良さで
⑫5分後円皮針を外すと?
改善が続く→終了
症状の再燃→シーソー法
⑬円皮針を貼って改善が
あった経絡の井穴刺絡
●圧痛点→円皮針→井穴刺絡
点の治療で改善できなかった
帯状の問題を井穴刺絡で補完する
●井穴刺絡→圧痛点→円皮針
井穴刺絡で改善あった経絡上の
圧痛点(現場)に円皮針を貼る
深呼吸での判断 gaku - 2023年11月13日(月) 08時00分32秒 No.1177
おはようございます、稲舛先生。
お返事をありがとうございます。
少しイメージができてきました。
今回の稲舛先生の解説を受けて、ライブセミナーの心臓と呼吸器を改めて見直してみると、より理解が深まりました。
ありがとうございました。
臨床は全てが応用問題なので、どの患者さんも考えさせられることが多いです。
引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
追伸:咳と痰と声枯れの患者さんですが、前回の治療後、咳も痰も声枯れも治ったとのことでした。高位中枢の交感神経の異常興奮の風邪で間違いなかったようです。稲舛先生に解説してもらっていたので、今の患者さんの状況もうまく説明できました。ありがとうございました。
お返事をありがとうございます。
少しイメージができてきました。
今回の稲舛先生の解説を受けて、ライブセミナーの心臓と呼吸器を改めて見直してみると、より理解が深まりました。
ありがとうございました。
臨床は全てが応用問題なので、どの患者さんも考えさせられることが多いです。
引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
追伸:咳と痰と声枯れの患者さんですが、前回の治療後、咳も痰も声枯れも治ったとのことでした。高位中枢の交感神経の異常興奮の風邪で間違いなかったようです。稲舛先生に解説してもらっていたので、今の患者さんの状況もうまく説明できました。ありがとうございました。
深呼吸での判断 ぎんなん治療院 - 2023年11月12日(日) 18時57分28秒 No.1176
gakuさん、こんにちは。
質問:H5で副交感神経の異常興奮を抑制して呼吸が改善した場合、心臓と喘息(肺)のどちらの問題かの判断はどのようにすればよいのでしょうか?
まずは、患者さんにたずねることだと思います。
喘息の患者さんは、自分の呼吸の感じがわかる人もいます。
が、長年その状態だとわからない人もいるので…静かにします。
静かにして、呼吸音を聞くと、違います。
喘息の場合は、深呼吸と言うよりは、胸に通る感じが違ってきます。
気管支が開いて、力を入れなくても呼吸ができるようになるのがわかるようです。
見た感じでは、深呼吸するときに“肩を一杯に上げる”これが、H5F5井穴刺絡で、肩を上げなくても呼吸ができるようになることが多いですね。
質問:H5で副交感神経の異常興奮を抑制して呼吸が改善した場合、心臓と喘息(肺)のどちらの問題かの判断はどのようにすればよいのでしょうか?
まずは、患者さんにたずねることだと思います。
喘息の患者さんは、自分の呼吸の感じがわかる人もいます。
が、長年その状態だとわからない人もいるので…静かにします。
静かにして、呼吸音を聞くと、違います。
喘息の場合は、深呼吸と言うよりは、胸に通る感じが違ってきます。
気管支が開いて、力を入れなくても呼吸ができるようになるのがわかるようです。
見た感じでは、深呼吸するときに“肩を一杯に上げる”これが、H5F5井穴刺絡で、肩を上げなくても呼吸ができるようになることが多いですね。
深呼吸での判断 gaku - 2023年11月12日(日) 08時52分09秒 No.1175
おはようございます、稲舛先生。
詳しく教えていただき、ありがとうございます。
呼吸なので、呼吸器の肺が治療の第一候補だと思い込んでいました。私にとってタイムリーなことに、今朝の健康番組でも、ちょうど浅い呼吸のことをやっていたのですが、肺が原因だから肺を鍛えようとやっていました。
>深呼吸で空気が深く入らない場合は、心臓の可能性が高いと思います。胸、ミゾオチ、お腹、に、わけて、ミゾオチまでの患者さんは、心臓の問題、心筋の疲れ、心臓の交感神経の興奮などありそうだと判断します。肺の治療でH1井穴刺絡をすると胸が広がったように感じる患者さんは多いと思います。
先日、この患者さんとは別の患者さんもコロナ後に地味な咳が続いているということで、H1をやったら胸までだった深呼吸がお腹まで吸えるようになりました。今までは、咳→深呼吸→H1ということしか頭になく、H1で呼吸が深くなる人とならない人がいて、少し引っ掛かっていました。
今回、この説明を受けて、色々と合点がいきました。今後はH3を最初に試して、H1と比較していこうと思います。
>狭心症など胸の痛みや違和感がある場合には、H3やH5の井穴刺絡で痛みが取れることが多いです。深呼吸の深さがF3腎臓の治療で改善することもあります。もちろん、それ以外の症状や、患者さんが今までやった病気なども考慮してください。H5井穴刺絡で改善した時は、胸のまな板が取れた、とか、胸が楽になった、胸に空気がよく入るようになったなど深さや広がりとはちょっと違う表現をされることもあります。呼吸で空気が入らない症状に、肝臓が腫れている場合、胃炎を起こしているなどもあります。
他の臓器や症状と(私には)思いがけない所が結びついていることを、井穴刺絡をするようになって多々感じるので、深呼吸や胸の症状も1つの治療がダメなら、違う視点でアプローチできるように考えていこうと思います。
これが鑑別診断ができる井穴刺絡の素晴らしいところですが、鑑別診断をするための治療構成を考える”頭”がまだまだ足りません(汗)
質問:H5で副交感神経の異常興奮を抑制して呼吸が改善した場合、心臓と喘息(肺)のどちらの問題かの判断はどのようにすればよいのでしょうか?
今回の解説を読んで、H5で副交感神経の異常興奮を抑制して、心臓の機能が改善して呼吸が改善する可能性があると理解しました。副交感神経の異常興奮の抑制で喘息が改善して呼吸が良くなると思うのですが、深呼吸には心臓が大きくかかわっていると知り、疑問に思いました。
上記したコロナ後から地味な咳が残っててH1で深く呼吸できるようになった患者さんはアレルギー症状の治療がメインだったので、最後にH5F5をしました。H5F5の時も深呼吸の変化を見ながら刺絡をしたのですが、呼吸に変化はありませんでした。でもこの時、もしこのH5F5で更に呼吸が改善していたら、喘息のような可能性もあるのかという話になったのです。
副交感神経の抑制は、高位中枢へのアプローチだけなので、低位中枢の交感神経の抑制と比べて、少し頭が混乱することがあります(汗)
ご教示のほど、よろしくお願いいたします。
詳しく教えていただき、ありがとうございます。
呼吸なので、呼吸器の肺が治療の第一候補だと思い込んでいました。私にとってタイムリーなことに、今朝の健康番組でも、ちょうど浅い呼吸のことをやっていたのですが、肺が原因だから肺を鍛えようとやっていました。
>深呼吸で空気が深く入らない場合は、心臓の可能性が高いと思います。胸、ミゾオチ、お腹、に、わけて、ミゾオチまでの患者さんは、心臓の問題、心筋の疲れ、心臓の交感神経の興奮などありそうだと判断します。肺の治療でH1井穴刺絡をすると胸が広がったように感じる患者さんは多いと思います。
先日、この患者さんとは別の患者さんもコロナ後に地味な咳が続いているということで、H1をやったら胸までだった深呼吸がお腹まで吸えるようになりました。今までは、咳→深呼吸→H1ということしか頭になく、H1で呼吸が深くなる人とならない人がいて、少し引っ掛かっていました。
今回、この説明を受けて、色々と合点がいきました。今後はH3を最初に試して、H1と比較していこうと思います。
>狭心症など胸の痛みや違和感がある場合には、H3やH5の井穴刺絡で痛みが取れることが多いです。深呼吸の深さがF3腎臓の治療で改善することもあります。もちろん、それ以外の症状や、患者さんが今までやった病気なども考慮してください。H5井穴刺絡で改善した時は、胸のまな板が取れた、とか、胸が楽になった、胸に空気がよく入るようになったなど深さや広がりとはちょっと違う表現をされることもあります。呼吸で空気が入らない症状に、肝臓が腫れている場合、胃炎を起こしているなどもあります。
他の臓器や症状と(私には)思いがけない所が結びついていることを、井穴刺絡をするようになって多々感じるので、深呼吸や胸の症状も1つの治療がダメなら、違う視点でアプローチできるように考えていこうと思います。
これが鑑別診断ができる井穴刺絡の素晴らしいところですが、鑑別診断をするための治療構成を考える”頭”がまだまだ足りません(汗)
質問:H5で副交感神経の異常興奮を抑制して呼吸が改善した場合、心臓と喘息(肺)のどちらの問題かの判断はどのようにすればよいのでしょうか?
今回の解説を読んで、H5で副交感神経の異常興奮を抑制して、心臓の機能が改善して呼吸が改善する可能性があると理解しました。副交感神経の異常興奮の抑制で喘息が改善して呼吸が良くなると思うのですが、深呼吸には心臓が大きくかかわっていると知り、疑問に思いました。
上記したコロナ後から地味な咳が残っててH1で深く呼吸できるようになった患者さんはアレルギー症状の治療がメインだったので、最後にH5F5をしました。H5F5の時も深呼吸の変化を見ながら刺絡をしたのですが、呼吸に変化はありませんでした。でもこの時、もしこのH5F5で更に呼吸が改善していたら、喘息のような可能性もあるのかという話になったのです。
副交感神経の抑制は、高位中枢へのアプローチだけなので、低位中枢の交感神経の抑制と比べて、少し頭が混乱することがあります(汗)
ご教示のほど、よろしくお願いいたします。