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咳と痰と声枯れ ぎんなん治療院 - 2023年11月10日(金) 09時18分18秒 No.1171
gakuさん、おはようございます。

質問1:感受性が高いつまり弱い臓器や組織に対しては、治療する時に症状が無くても、その臓器や組織の治療はした方がいいということでしょうか?

つまり、この症例の方の場合、治療にいらした時に咳が出ていないこともあったのですが、喉などの呼吸器系の感受性が高いと判断したら、咳が出ていなくても、H1の刺絡はやっておいた方が良いでしょうか?「出てないお化けは退治できない」というのもあったので、感受性の高さを抑えるにはどうしたらよいのかなと悩んでいるところでした。

●「出てないオバケは退治できない」のですが、もしかすると、オバケが出ていても私に見えていないのかもしれません。
呼吸の深さや痛み、呼吸して咳が出るか、などのオバケは見えますが、患者さんがうっすら感じている"違和感"は、治療者が見て取るのは難しいかもしれません。

 なので、患者さんに“左右差”を確認してもらうことがあります。
 治療者が考えて健側と思われる方を確認して(動診や腹診など)、これと比較してどうですか?違和感は無いですか?と左右差です。

 呼吸器系・肺の治療では、深呼吸でなんにも悪く感じていない患者さんは多く、それは、ずーーーっと、何年、何十年もその体調で来ているから、昨日とも、一昨日とも変わらないので「異常無し、悪い所はありません、普通です」の答えになります。
 深呼吸をしてもらって、よくよく吸った感じを覚えてもらって、左H1井穴刺絡後に呼吸の感じを確認、次に、右H1井穴刺絡後の呼吸の感じを確認すると、吸った感じに左右差が出ていることもあります。


質問2:呼吸器系の治療でもH2をやるのですか?H2は心臓の治療の補強的な感じて使うのかと思っていたのですが、呼吸器系の補強にもH2は使えるのですか?そうすると、H2は、胸の臓器・組織の治療に使えるということでしょうか?

●H2心包経の治療効果は、まだ、ハッキリわかっていませんが、心臓の治療に効果があったり、胸の症状や筋肉群に良かったり、治療後に残っている胸や呼吸の違和感の治療に使います。
 なので、いくつか治療した後、最後にH2井穴刺絡をすることが多いかもしれません。
去痰と咳にレンコン gaku - 2023年11月10日(金) 07時43分49秒 No.1170
おはようございます、稲舛先生。

>ついでに、我が家の奥さん、喘息気味で秋になると咳をしたり、痰が絡んだりしています。気圧の変動期で副交感神経が興奮すると喘息に。大陸の高気圧が張り出して乾燥すると風邪に。

呼吸器の感受性が高いと、交感神経にも副交感神経にも反応しやすく、秋はそうなりやすい時期なのですね。

>レンコンが良いと言うことで、なんにでもレンコンが入った料理が出てきます。汁物、煮物、もちろん、カレーにもレンコンが入っています。レンコンのアク?が、交感神経を抑制する?痰を切れやすくする効果があると…言ってます。秋になると鍋料理、ポン酢や酢醤油の酸味が交感神経を抑制する効果もあったり、柑橘類の酸味が交感神経風邪を治療したりと、面白いですね。

食事という生活でできることで、奥様は対応されているのですね。そしてアクが良いということなのですね。

レンコンのことは動画で見て記憶にあったので、質問させていただいている「咳と痰と声枯れ」の患者さんにもレンコンをお勧めしておきました。ただこの患者さんはとても几帳面なところがあるので、レンコンのアク抜きをしている可能性があるなとちょっと思いました(汗)

またレンコンを絞って本葛を入れて飲むというのは、すぐにはレシピを思い出せなかったので、再度、動画で確認したので、次回お勧めしてみようと思います。

酸味の交感神経抑制も次の治療の時にお伝えしてみようと思います。

アドバイスをありがとうございます。
咳と痰と声枯れ gaku - 2023年11月10日(金) 07時29分22秒 No.1169
おはようございます、稲舛先生。
詳しく解説していただき、ありがとうございます。

>シンプルにまずはここから考えると治療は組み立てやすいと思います。
①興奮した神経の抑制の治療
②感受性の高くなっている臓器や組織の治療

この部分、私自身が何かよくわからないところがあるように感じる、モヤッと感じていたところだと思いました。自分の疑問点をちゃんと整理していけそうです!


>この患者さんの場合、コロナの感染時に活性酸素の大量発生・交感神経の異常興奮・炎症で呼吸器系の鼻、のど、気管支、肺などを傷めてしまっている。症状が酷かった場合、現在も呼吸器系の交感神経の興奮が残っている、傷ついたエリアの感受性が高くなっている。

炎症があった場所は、火事の後の焼け野原のように、数値的な炎症所見(火事)は無くなっても、以前のような緑の野原とは違い、焼け野原という傷ついた状態になっている。その焼け野原状態が、その場所の感受性が高くなっている状態で、弱くなっている状態ということですね。


>であれば、交感神経が興奮しても、副交感神経が興奮しても、呼吸器系の症状が出てしまいそうです。なので呼吸の変化が無くてもH1H2井穴刺絡で呼吸器系の治療は必要で、さらに、炎症が広がってくると食道の治療にF1F6井穴刺絡も、と、なると思います。

ちょうどこの部分は次にお伺いしたい疑問点でした。

質問1:感受性が高いつまり弱い臓器や組織に対しては、治療する時に症状が無くても、その臓器や組織の治療はした方がいいということでしょうか?

つまり、この症例の方の場合、治療にいらした時に咳が出ていないこともあったのですが、喉などの呼吸器系の感受性が高いと判断したら、咳が出ていなくても、H1の刺絡はやっておいた方が良いでしょうか?「出てないお化けは退治できない」というのもあったので、感受性の高さを抑えるにはどうしたらよいのかなと悩んでいるところでした。

質問2:呼吸器系の治療でもH2をやるのですか?H2は心臓の治療の補強的な感じて使うのかと思っていたのですが、呼吸器系の補強にもH2は使えるのですか?そうすると、H2は、胸の臓器・組織の治療に使えるということでしょうか?


>交感神経が異常興奮すると、顆粒球の増産をして増えすぎた顆粒球がおさまりつかずにいろんな組織を攻撃してしまうこともあるようです。交感神経の異常興奮→活性酸素の大量発生→交感神経の異常興奮→活性酸素の大量発生→組織破壊のループを解消するために、交感神経の抑制の井穴刺絡の治療と水素による活性酸素の除去を同時にやるようにしています。この状態が続いていると組織破壊が常におこることになるので、なかなか修復がうまくいかない、修復するのはタンパク質なので、遊離アミノ酸をたくさん含んだ製品を開発しました。


顆粒球。。。活性酸素。。。遊離アミノ酸。。。稲舛先生の動画ではよく耳にする言葉ですが、まだまだそこまで勉強できていません(汗)

でも交感神経が異常興奮して起こる負の連鎖を断ち切らないと、コロナ後に続く咳などは治らないということですね。


>私も個人で持っていた暗視野顕微鏡で数千人の血液の観察をしていました。

先生の興味と探求心はすごいですね。またそのご経験をこうやって惜しみなく提供してくださって、とても感謝しております。ありがとうございます。
ジンマシン? ぎんなん治療院 - 2023年11月09日(木) 17時04分38秒 No.1168
先ほどから、右腕がかゆくて、ジンマシンか?

 腕を見ると、少し赤くなってジンマシンが始まっているような?
 急いで、近くにあったパイオネックスゼロを薬指H5に貼ってトントンしました。

 10分ほど経ちました、カユミがおさまっています。

 秋は、副交感神経の働きが強まる時期です。
 毎年、喘息やシモヤケなど、アレルギー症状が出る方は、今から直ぐにH5F5です。
 副交感神経が働きを強めるのは、正常な状態なので、異常興奮する前に抑制しましょう。
 いったん異常興奮させてしまうと、なかなか抑制できません。

 なぜか、それは、副交感神経の正常な反応だから!?
少し良かった 5回やってみる ぎんなん治療院 - 2023年11月09日(木) 13時49分39秒 No.1167
堀口さん、こんにちは。

 浅見鉄男先生は「井穴刺絡を5回やってみて、その間に変化があったら続けなさい、無かったら他の治療をすすめるように」と言われていました。
 患者さんが「少し良かった」と感じているのでしたら、効果があったのだろうと思いますので、できれば続けてください。
 F2F6井穴刺絡は、目やまぶたでは必須の治療なので、がんばってください。

 良さそうだったら、一週間、できれば5日間は、毎日続けると治療効果を上げることができます。
 やる時はしっかりやって治療効果を確定させ、その後の治療で効果を継続させてください。

 治療を始めて最初の一週間は毎日治療します。
 次の一週間は二日に一度の治療です。
 三週目は、三日に一度やって、だいたい15回くらいを1クールの目安にします。
 ここでいったん治療を10日前後止めて、刺激になれるのを回避します。

 もし、難しければ、一週間毎日治療して、次の一週間はお休みで、違う治療(運動療法など)をやっても良いかもしれません。
眼瞼下垂 顔面神経麻痺 堀口 - 2023年11月09日(木) 11時51分03秒 No.1166
稲舛先生お疲れ様です

5回目治療しました、教えて頂いた

玉枕、攅竹、こめかみ、目窓とH5F5を刺絡

しかし肝心なF2F6を忘れてしまいました

次の日の夜にどうだったか連絡した所 

夕べと朝は少し良かったと、緊張する場面だとキツイと言ってました。

その方は瞼にテープを貼ってると楽らしく貼っています。先生が筋力の問題があると言われていたの思い出しました。

ですのでパタカラを購入するように伝えました。

以上5回目の報告です。
去痰と咳にレンコン ぎんなん治療院 - 2023年11月09日(木) 09時29分03秒 No.1165
ついでに、我が家の奥さん、喘息気味で秋になると咳をしたり、痰が絡んだりしています。

 気圧の変動期で副交感神経が興奮すると喘息に。
 大陸の高気圧が張り出して乾燥すると風邪に。

 レンコンが良いと言うことで、なんにでもレンコンが入った料理が出てきます。
 汁物、煮物、もちろん、カレーにもレンコンが入っています。
 レンコンのアク?が、交感神経を抑制する?痰を切れやすくする効果があると…言ってます。
 秋になると鍋料理、ポン酢や酢醤油の酸味が交感神経を抑制する効果もあったり、柑橘類の酸味が交感神経風邪を治療したりと、面白いですね。
咳と痰と声枯れ ぎんなん治療院 - 2023年11月09日(木) 09時23分33秒 No.1164
gakuさん、おはようございます。

 おおよそそのように私も考えます。

 患者さんの病気や症状を考え時、それが交感神経の興奮によるものか?副交感神経によるものか?(自律神経の異常興奮)を考えます。
 次に、感受性の高い臓器や組織はどれか?を考えます。

 シンプルにまずはここから考えると治療は組み立てやすいと思います。
①興奮した神経の抑制の治療
②感受性の高くなっている臓器や組織の治療

 この患者さんの場合、コロナの感染時に活性酸素の大量発生・交感神経の異常興奮・炎症で呼吸器系の花、のど、気管支、肺などを傷めてしまっている。
 症状が酷かった場合、現在も呼吸器系の交感神経の興奮が残っている、傷ついたエリアの感受性が高くなっている。

 であれば、交感神経が興奮しても、副交感神経が興奮しても、呼吸器系の症状が出てしまいそうです。
 なので呼吸の変化が無くてもH1H2井穴刺絡で呼吸器系の治療は必要で、さらに、炎症が広がってくると食道の治療にF1F6井穴刺絡も、と、なると思います。

 さて、今回はどちらだろう?、痰の色が黄色いことを考えると、黄色い痰は白血球の死骸なのでばい菌と闘っている→交感神経の興奮ではないかと思います。
 白血球中の顆粒球は、ばい菌と闘う戦士だと言われています。 
 名前の顆粒は、これを発射してばい菌を攻撃する鉄砲玉=活性酸素ではないかとも!?
 交感神経が異常興奮すると、顆粒球の増産をして増えすぎた顆粒球がおさまりつかずにいろんな組織を攻撃してしまうこともあるようです。

 今は血液検査でこの数字は数えていますが、昔は、顕微鏡でカウントしていた、盲腸炎など炎症では、顆粒球が増えることがわかっていたので、診察の材料にされていたようです。
 私も個人で持っていた暗視野顕微鏡で数千人の血液の観察をしていました。
 さすがに目が疲れるので止めましたが、血液の観察、なかなか面白かったですよ。

 交感神経の異常興奮→活性酸素の大量発生→交感神経の異常興奮→活性酸素の大量発生→組織破壊のループを解消するために、交感神経の抑制の井穴刺絡の治療と水素による活性酸素の除去を同時にやるようにしています。
 この状態が続いていると組織破壊が常におこることになるので、なかなか修復がうまくいかない、修復するのはタンパク質なので、遊離アミノ酸をたくさん含んだ製品を開発しました。
咳と痰と声枯れ gaku - 2023年11月09日(木) 08時05分06秒 No.1163
咳と痰

おはようございます、稲舛先生。
またご教示お願いいたします。

47歳女性の患者さんで、夏以降、何度か治療しているのですが、今回いらしたときに、数日前に朝方、ひどく咳き込んで、今も咳が出て、声がかれている。病院に行って咳止めの薬をもらったけどあまり効いてない気がする。ひどく咳き込む前から、時々咳は続いていた。

この患者さんが朝せき込む前の日には、2歳の息子さんも朝起きてきたら咳き込んでゼイゼイしていたので、病院に連れて行ったら、38度の熱が出ていたとのこと。病院ではまだ喘息かわからないけど一応喘息の薬と、咳止めの薬を出してもらったが、息子さんもあまり咳止めが効いていないとのこと。

ただ2人とも食欲もあり、外遊びに行けるくらいで、咳以外は元気にしているとのことですが、今度はご主人ものどがおかしくなって薬飲んでるとのことでした。

10月上旬に咳が出ることがあるとおっしゃって、夜中から朝に出る、昼間は咳が落ち着いているとのこと、秋の花粉症があるとのことだったので、副交感神経異常興奮の咳と判断して治療し、H5F5のアルミ玉で家庭治療してもらっていました。

今回、朝方に咳き込んだとのことで、また副交感神経の異常興奮かとも思ったのですが、前回は治療にいらしたとき(昼過ぎ)には咳をしていなかったのに、今回は会話しながらも時々咳をしています。話を伺っている途中で痰が絡んでいることに気づき、痰も出るんですか?と聞いたら、痰が出るとのことで、その痰の色を聞いたら黄色とのことでした。

なので、今回は交感神経異常興奮の風邪の可能性が高いのではないかと考えました。治療の前に深呼吸をしてもらうと下腹部まで空気が入っているとのことで、唾を飲み込んでもらっても喉の痛みもなく、呼吸しても喉に違和感はありません。腹診も異常なし。どこを見所としていいのかわからなかったのですが、治療を始めました。


①H1を刺絡→深呼吸に変化なし
②H6を刺絡→深呼吸で空気を吐き出しやすくなった
③F4を刺絡→深呼吸でより深く入る気がする
④うつ伏せ治療をしながら、百会の刺絡

帰りには少し声の枯れている感じが良くなっていて、本人は呼吸がしやすいとおっしゃっていました。

この患者さんは夏にコロナにかかり、それ以降、咳が出やすくなってる気がするとおっしゃっているのですが、これはコロナのウイルスは体内から無くなったけど、交感神経の異常興奮の状態が続いている可能性が高いと考えたのですが、秋花粉のアレルギーの咳も同時に出ていたと考えてもおかしくないでしょうか?

先日、稲舛先生にちょうど今、解説していただいた自律神経の呼吸器における二重支配で、以下のように考えてみました。

A:コロナ感染以降、交感神経の異常興奮が治まってないから感受性の高い呼吸器(喉)に影響が続いてて、咳が出ている状態が続いているところに、

B:秋花粉に反応してアレルギーの咳も出た。それが治まったら、

C:治まっていない交感神経の異常興奮の咳がまた出てきて、そこに息子さんの軽い感染性の風邪をもらってしまい、朝方咳がひどくなり、痰も出ている

このように考えてみたのですが、おかしいでしょうか?

情報が少なく判断しかねるかもしれませんが、ご教示いただけますと幸いです。
運動について gaku - 2023年11月09日(木) 07時39分04秒 No.1162

おはようございます、稲舛先生。
お返事をありがとうございます。

>今で運動をあまりやったことが無い中高年、微調整が難しいですね。やり足りないと効果は出ない、やりすぎるとバッタリと疲れ果ててしまいます。また、ピラティスのようにやったこと無い動きをすると、使ってなかった筋肉を使うので筋肉痛や疲労感が強くなるのは仕方ないと思います。翌日まで疲労感が残るのは、交感神経の働きもあると思うのですが、筋肉の回復によることだと思います。

その人の体力と運動量とその人の疲労回復力など、特に運動をあまりしたことない人は、総合的に考えて、どのように運動を継続していくかが大事ですね。


>筋力、運動と内臓の関係、自律神経に与える影響…ほんとは、よくわかったインストラクターが全般指導してくれれば良いのですが。インストラクターの役目は、やりすぎを注意して運動量の加減、適度で止めさせることですね。ピラティス、おススメですが、能力の高いインストラクターに出会う、探すのも重要です。

いい眼鏡屋さん同様、いいインストラクターを探すのも大切になってくるのですね。


>適度に頭を使い、適度に体を使うのでピラティスは中高年におススメなんです。
インストラクターが指導する動き、意外に難しいことを言います。

私自身もピラティスを体験して、動きが難しいと感じたのは、体全体を使うために、あっちにもこっちにも意識を向けて頭を使わないといけないからなのだなと、稲舛先生の説明を読んで、納得しました。

一つの筋肉だけに集中して鍛えるのとは違うなと感じていました。でも体は丸ごとで一つなので、全体と部分の関係性を捉えながら鍛えるのは大事だと感じました。

アドバイスをありがとうございます。

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