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指の運動 柔軟性 筋力 ぎんなん治療院 - 2023年12月05日(火) 09時29分24秒 No.1265
gakuさん、おはようございます。

 リウマチの患者さんの足の問題、これは特別なのでできる範囲でとなると思います。
 足の基本は裸足なので、まずは、裸足の時間を長くすることかもしれません。
 裸足に近い状態で歩けるようにとなると、草鞋のようなものになると思います。
 鼻緒があって、しかもカカトも付いていて、足に無理がない程度にヒモで安定固定され、ソールの柔軟性はフニャフニャに軟らかい物です。

 リウマチの患者さん数人に、ベアフットサンダルを注文してもらい、つま先の当たる部分に私のウエットスーツを一枚か二枚貼り付けて調整します。
 冬は寒くて無理ですが、夏や室内では、これでOKでした。

●クローズアップ源内
 https://ktrstore.handcrafted.jp/

 上記に注文してください。
 最初は、注文のやり方がわかりにくいかもしれませんが、たずねると丁寧に教えてくれます。
 つま先部分に当る所のクッションは、ヨガマットを切って貼ったり、靴の中敷きを貼ったりしましたが、ウエットスーツ(両面ジャージ)が接着も良くて使えました。

 足の指の柔軟性を自分でやるのは、動画を作りました。
 膝が痛むと訴える患者さんにもおすすめして、治療室でやることもあります。
 柔軟性テスト→足の指に手の指が簡単に入るか?
 一緒にやってもらって、その後、歩いてもらうと、膝の痛みが緩和される方が多く、それだけ足の柔軟性が落ちていることを知ってもらっています。
 靴を履くと、ほぼ、全員、柔軟性が落ち、靴を履かなければ歩けない、走れない足になっています。
 リウマチの患者さんにすぐにこれをやれと言うのは、無理だと思いますが、私はこんなことを毎日やっています。
 運動するのに、足の柔軟性(足の指、足の甲、足首)が大切だ!と室伏長官も言われています!
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内臓の圧痛 gaku - 2023年12月05日(火) 08時00分02秒 No.1264
おはようございます、稲舛先生。

「リウマチと足のタコ」の稲舛先生の解説から、次に疑問に思っていたことに通じるところがあったので、別投稿として書かせていただきます。

>右足をそのように使わなければならない理由、筋肉や内臓の問題は無いのか?

肝臓や膵臓の痛みから肩の痛みを引き起こしていることを考えると当たり前のことなのに、内臓の問題も足の使い方に影響するというのをちゃんと認識できていなかったです。

質問:内臓の圧痛を1つ取るとまた次が出てくる、次を取ってもまた次が痛いということがあるのですが(この患者さんがそうでした)、これは、その患者さんの内臓の傷め度合い(交感神経の異常興奮の度合い)が大きいと考えていいでしょうか?

また時間的な制約もあるので、どこまでその圧痛を追いかければいいのか悩みます。この方の場合、例えば腎臓の圧痛が、右を取れば左の圧痛を感じ、その左を取ればまた元の右の圧痛が出てくるという感じでした。

患者さんに押さえてもらって痛みが取れたのに、確認で私が左右を触ったら、反対側が痛いということになってしまいました。

患者さんに押さえてもらって、最初の目標の圧痛が取れたら、最初に診たところ以外の場所のお腹を押さない方がいいでしょうか?

この質問の発端は、不妊治療をしている患者さんに、下腹部の圧痛を三陰交で取ったのに、最後におなかの棒灸や電気温灸器をやって、押し込むとまた下腹部が痛いと言われることが何度かありました。

これは三陰交でとった圧痛の場所はもう触ってはいけないのか、三陰交の圧痛の取り方が悪いのか、もしくは婦人科ではなく腎臓の可能性なのか、色々と考えています。

ご教示のほどよろしくお願いいたします。
リウマチと足のタコ gaku - 2023年12月05日(火) 07時48分47秒 No.1263
おはようございます、稲舛先生。
お返事とアドバイスをありがとうございます。

>手術後の後遺症で、リウマチの手足の動きや痛みがひどくなっている患者さんがいるので、帝王切開の後遺症がこれから心配ですね。

今回も、動診と腹診、手術歴があったら手術痕の圧痛、というようにいつも通りの手順で治療しただけですが、症状の改善があり、「リウマチは副交感神経」しか知らない状態でもなんとか治療できました。数日後のこの方に会ったとき、首の痛みは楽なままだと開口一番におっしゃってくれました。なので、帝王切開の手術痕の柔軟性を保つことの大切さをお話ししました。


>ただ、なぜ患者さんはそのようにカカトを踏んで履いているのか?これは、考えなければならないと思います。

私の中でも、タコができる状況が先にあり、その痛みを避けるために浮指になっているのか、それともリウマチの痛みや変形が先にあった結果がタコなのか?となんとなく考えていたのですが、稲舛先生の詳しい解説で、きちんと切り分けて考えられそうですし、やっぱりこれはちゃんと鑑別していかないといけないことなんだなとも思いました。患者さんと一緒にもっと詳しく探求してみます。

>リウマチが原因とすれば、なんで右足だけなのか、リウマチだったら両足に症状が出ても良さそうだけど?

左足の裏も痛いことはある(あった?ちゃんと問診できていないです(汗))と言ってたのですが、右足の痛みが一番気になるとのことでした。左足は、左示指が浮き上がって内側に曲がって拇趾の上に半分乗っかっている状態に変形しています。


>●H5F5井穴刺絡は試してみるべきだと思います。しかし、タコになるまでの足の裏、変化は少ないかもしれませんね。足の筋力アップの運動でアーチを取り戻すのも難しいかもしれません。

前回の治療時に、足の痛み自体にはアプローチをできなかったのですが、スリッパ履きで指を引っ張り上げている可能性をお話したら、患者さんがとても納得されたので、少し足指でタオルギャザーをやってみてはとお伝えしました。もしこの指導に問題があったら、ご指摘ください。


>どうしようもないところまで来ている場合は、歩きやすくする履物も考えてみることも重要ですね。靴を履くことの障害を減らすようにしなければならないと思います。

タコが当たって痛い可能性をお話しした時に、違う靴を履くと右足裏が痛いのは、まだ底がちゃんとあるからタコに当たって痛かったのかもとおっしゃっていました。靴はどうしたらいいのかわからなかったので、稲舛先生のアドバイスを参考にして、患者さんと靴選びなど考えてみます。

●週一で来院できるのでしたら、その間はせんねん灸やパイオネックスゼロなど、患者さんができることでなるべく有効な刺激をされれば良いと思います。
 一週間家庭でやってみて、治療効果の持続があるか?などを確認されて、刺激法も変えられたらどうでしょう。

H5F5の治療が効かなくなることがあるということを知らなかったら、何も考えずにH5F5をやっていたと思うのですが、知ってしまったがゆえに、リウマチや喘息など、しっかりと副交感神経の異常興奮という患者さんの治療を安易にH5F5をどーんとやっていいものなのか悩んでいました。

もちろん難しい症状になれば、治療間隔を確保しないと効かなくなるというのはあると思いますが、週1回と家庭治療でも効果を出せることが分かり、少し安心して副交感神経の異常興奮に取り組めそうです。ありがとうございました。
癌の治療 三人でした ぎんなん治療院 - 2023年12月04日(月) 17時20分33秒 No.1262
こんな日はあるもので、今日は、三人癌の治療でした。

 子宮頸癌、膵臓癌、胃癌でした。

 膵臓癌の患者さん、81歳、たまたまやった検査で膵臓癌と言われたそうです。
 まったく症状はありません、痛いところも無し、抗癌剤を飲むことになって7キロ痩せて33キロになっています。
 唾液が出ない=消化液の分泌が悪い。
 左F1F6とH6F4の井穴刺絡をしました。
 少し、口の中が湿って来たそうです。

 胃癌の患者さんは、胃が痛くて病院に行った、激痛だったのですが、病院ではそれほどのこと無く?薬も無い。
 発症時のことを聞くと、とてもお腹が減って、食べると落ち着く→副交感神経の胃潰瘍
 ミゾオチに不快な圧痛があります。
 H5井穴刺絡をすると、不快感が解消しました。
 その後、F5井穴刺絡をして、左F1F6をやって、もう一度左H5で終了です。

 患者さんの胃癌の手術、半分は胃が残っている。
 胃癌の手術されたほどですから、交感神経の胃炎かな?と思ったら、副交感だった!
 先入観はダメですね。
 今回は、患者さんの症状が副交感の胃潰瘍そのままだったので間違えることはありませんでした。
 間違って交感神経の抑制した場合、症状の改善ない、または、胃の不快感がひどくなったら、すぐにH5F5井穴刺絡をすれば良いので、この治療はとても安全性の高い方法だと思います。
リウマチと足のタコ ぎんなん治療院 - 2023年12月04日(月) 10時28分09秒 No.1261
gakuさん、おはようございます。

 難しい患者さん、うまく治療されていますね。
 手術後の後遺症で、リウマチの手足の動きや痛みがひどくなっている患者さんがいるので、帝王切開の後遺症がこれから心配ですね。

①質問:右足裏のタコの痛みはスリッパのようにして靴を履くから、脱げないように指を持ち上げるから浮指になっているために、タコの部分が床に強く当たって、タコができているのではないかと考えたのですが、どうでしょうか?ちなみに家でもスリッパを履いているとのことでした。

●もちろん、それは良くない靴の履き方で、もともと足に悪い靴をさらに足に負担がかかるように履いているのは原因となると思います。
 ただ、なぜ患者さんはそのようにカカトを踏んで履いているのか?
 これは、考えなければならないと思います。
 考えられるのは、そのようにカカトを踏んでスリッパ履きをする方が楽だから?これもあるかもしれませんね。
 
 スリッパ履きはダメとしても、リウマチの影響で足の骨の並びが悪いのか?
 筋力低下で足のアーチが保持できなくなっているのか?
 リウマチが原因とすれば、なんで右足だけなのか、リウマチだったら両足に症状が出ても良さそうだけど?
 右足をそのように使わなければならない理由、筋肉や内臓の問題は無いのか?
 右足の症状が出始めたのはいつ頃からなのか?
 足の指の曲がりは、リウマチが原因?


②タコが当たって痛いのは間違いないのですが、リウマチによるアレルギー的な関節の痛みがこの部分の痛みにどれくらいあるかを見極めるためには、最初にH5F5を各90滴ずつやって、タコの部分に体重をかけてみてどれくらい痛みが軽減されるかをみればよいでしょうか?

●H5F5井穴刺絡は試してみるべきだと思います。
 しかし、タコになるまでの足の裏、変化は少ないかもしれませんね。
 それに、リウマチの痛みがあって歩くことも少なく、裸足で歩くこともできない段階だと、足の筋力アップの運動でアーチを取り戻すのも難しいかもしれません。
 リウマチの治療にH5F5井穴刺絡や生活の改善はやらなければなららないでしょうが、どうしようもないところまで来ている場合は、歩きやすくする履物も考えてみることも重要ですね。
 これは、鍼灸師のやる仕事ではないと思うのですが、靴屋さんをやっていたので足の裏のタコに当らないようにする工夫(販売されている物もあります)も取り入れて、さらに靴を履くことの障害を減らすようにしなければならないと思います。
 
 筋力低下でつま先のアーチができてない人の場合は違って、これは足の筋トレをしなければならないと思います。 

③最後にずっと疑問に思っていたことなのですが、今後、連日で治療をできないなら、H5F5をしっかりとやる(各90回とか)治療はやらない方がいいでしょうか?つまり、H5F5を1週間に1回とかだと効かなくなるというのを動画でよく聞くので、治療頻度を確保できないのに、治療を始めてみていいのか悩んで、躊躇します。
この方は、少しずつなら週に1回仕事で来た時に治療をできるかもしれないという状況です。

●週一で来院できるのでしたら、その間はせんねん灸やパイオネックスゼロなど、患者さんができることでなるべく有効な刺激をされれば良いと思います。
 一週間家庭でやってみて、治療効果の持続があるか?などを確認されて、刺激法も変えられたらどうでしょう。
リウマチと足のタコ gaku - 2023年12月04日(月) 09時12分58秒 No.1260
おはようございます、稲舛先生。
またアドバイスを頂けますでしょうか。


50代女性リウマチの患者さん。リウマチ発症は第一子出産後なので、20年以上前。子供二人で、二人とも縦切りの帝王切開で出産。治療院に出入りしている業者の方で、話の流れから少し治療させてもらうことになりました。

治療した日の主訴は、①右足裏、タコ?の痛みと②両手の近位指節関節や中手指節関節あたりの全体的な痛み。

①右足裏の痛みは、右示指から薬指あたりまでの中足指節関節足底側に大きなタコができていて、そこに体重がかかると痛い。リウマチによる変形なのか、この3指が、かぎ爪のように指が持ちあがって浮指になっていて、立つと指先は地面につかず、タコができている部分が床に当たっている。

靴を履かずにフローリングを歩いてもらうとタコのところが痛く、靴を履いて歩くと痛くないとのことで、靴を見るとタコの部分が経年劣化で削げていて、うまくタコに当たらないようになっていました。でもこの靴を見ると、かかとを踏みつけてスリッパのようにして履いていました。

治療は、手のグーパーで握りやすさや痛みの感じと深呼吸(ミゾオチ上段くらいまで)を覚えておいてもらって、H5F5を60滴ぐらいずつ、一井穴の刺絡ごとにグーパーと深呼吸で確認して、曲がりやすくなり、痛みもましになり、深呼吸も下腹部まで入るようになりました。

H5F5をしている時に、首後ろも痛かったのを言い忘れてたとのことで、H5F5のあとに首の動診をしました。帝王切開の手術痕や癒着の痛みの圧痛に円皮針4つ貼って、9割ほど首の痛みは取れました。産後10kg以上太ったとのことで、立つと手術痕はおなかの肉に埋もれて、持ち上げながらやらないといけない状況でした。

最初にやった腹診は圧痛多数で、ここまでやって残っている腹診の圧痛はミゾオチ、肝臓部、両腎臓部、両卵巣部あたりで、三陰交、右F2、両F3で圧痛を取っていきました。足は温かい方なのに、足の井穴はどれも血が出にくかったので苦労しました。最後、もう一度H5F5の井穴刺絡をして終わりました。

急遽、この患者さんを治療することになったので、リウマチの予習ができておらず、帰ってから、リウマチのライブセミナーを見直し、副交感神経の抑制と痛みの鎮痛の2本立てて治療しないといけなかったことや、最初にH5F5やったあとに、どの痛みが副交感神経の抑制で取れるのかちゃんとできていなかったと色々と反省しました。

質問:右足裏のタコの痛みはスリッパのようにして靴を履くから、脱げないように指を持ち上げるから浮指になっているために、タコの部分が床に強く当たって、タコができているのではないかと考えたのですが、どうでしょうか?ちなみに家でもスリッパを履いているとのことでした。

タコが当たって痛いのは間違いないのですが、リウマチによるアレルギー的な関節の痛みがこの部分の痛みにどれくらいあるかを見極めるためには、最初にH5F5を各90滴ずつやって、タコの部分に体重をかけてみてどれくらい痛みが軽減されるかをみればよいでしょうか?

最後にずっと疑問に思っていたことなのですが、今後、連日で治療をできないなら、H5F5をしっかりとやる(各90回とか)治療はやらない方がいいでしょうか?つまり、H5F5を1週間に1回とかだと効かなくなるというのを動画でよく聞くので、治療頻度を確保できないのに、治療を始めてみていいのか悩んで、躊躇します。

この方は、少しずつなら週に1回仕事で来た時に治療をできるかもしれないという状況です。

ご教示のほどよろしくお願いいたします。
だるさと高位中枢の交感神経 gaku - 2023年12月04日(月) 08時06分02秒 No.1259
おはようございます、稲舛先生。
お返事をありがとうございます。

>この患者さん、書かれたことだけで考えてみると、50才代であること、数年前に出産であるが、生理前のような感じでも生理は止まりつつあると考えれば、更年期障害で日和見的な自律神経の働きがあるのではないか→ある時は交感神経、ある時は副交感神経。

稲舛先生のこの推察を読んで、あっそうか、更年期障害か!とすごく納得がいきました!そして、「生理が来なくなり始めた頃、今は無いけどホットフラッシュみたいなのがあった」とおっしゃっていたことを思い出しました。

この更年期の不安定さをうまく乗り越えていくための治療は、来院された時に出ている症状を、交感神経と副交感神経のどちらが今は中心かを判断して、治療していけばいいのですね。

>治療でF1井穴刺絡をすると胸の感じが改善していることを考えると、胸の感じは乳房と関係していることかもしれない?なのでF6も追加されては如何と思います。

はい、やってみます。

>高位中枢の治療では、相反作用ですが、ほとんどの場合、直後に現れます。刺激量が多過ぎた場合や複数の治療で副交感神経が興奮した時には、帰って風呂に入った後や飲酒で「今日は、酔いが回るのが早い」となることもあると思います。家に帰ってからゆっくり起こるのは、それほどのことはありませんが、治療直後に起こるのは脳貧血を起こすことがあるので注意です。

井穴刺絡をやり始めてから、変化が刺絡直後に出るので、各井穴刺絡ごとに悪化していないかはきいているのですが、悩んだ末に交感神経か副交感神経の治療をする時には、あらかじめ患者さんに悪化する可能性を説明するようにしています。

治療直後から治療院を出るまでの間は見守れるけど、その後に反応が出てしまうことがあるのかどうかが疑問になりましたが、これで安心して治療に臨めます。

ありがとうございました。
ふくらはぎの肉離れの治療 ぎんなん治療院 - 2023年12月03日(日) 18時49分16秒 No.1258
ケンコロさん、こんにちは。

「足首の最大圧痛点、膝の最大圧痛点、腰の最大圧痛点、足指の最大圧痛点」4つの最大圧痛点を比べてその中の一番痛い圧痛点に円皮鍼を貼るということですか。

 まず、それらの圧痛点を調べて、最大圧痛点にマジックで印を付けます。
 痛みを訴えている所に円皮針を貼っても良いと思いますが、試しに、指先の圧痛点から円皮針を貼ってみてはいかがでしょう?

 指先の圧痛点を貼ったところで、他の圧痛点の変化があるか確認してください。
 もちろん、最終的には、患部・患者さんが痛みを訴えている所にも貼りますが、その痛みだけか?
 それを調べるには、指先から貼ってみるのは良いと思います。
だるさと高位中枢の交感神経 ぎんなん治療院 - 2023年12月03日(日) 18時44分41秒 No.1257
gakuさん、こんにちは。

 だるさを訴える女性の患者さんは多いかもしれませんね。
 性差によって副交感神経が優位であるのが女性ですので、ある程度は体質?と考えられると思います。

 この患者さん、書かれたことだけで考えてみると、50才代であること、数年前に出産であるが、生理前のような感じでも生理は止まりつつあると考えれば、更年期障害で日和見的な自律神経の働きがあるのではないか→ある時は交感神経、ある時は副交感神経。

●胸を自分で触ってもらって、F1をして、胸の張りはあまり感じなくなったとのこと

 治療でF1井穴刺絡をすると胸の感じが改善していることを考えると、胸の感じは乳房と関係していることかもしれない?
 なのでF6も追加されては如何と思います。

 だるさの件は、副交感神経の興奮はもちろんですが、更年期特有のどちらの神経もやや興奮気味なところかもしれませんね。
 来院された時の症状に合わせて治療して、更年期が過ぎるのを待つのが良いのかな?

 高位中枢の治療では、相反作用ですが、ほとんどの場合、直後に現れます。
 刺激量が多過ぎた場合や複数の治療で副交感神経が興奮した時には、帰って風呂に入った後や飲酒で「今日は、酔いが回るのが早い」となることもあると思います。
 家に帰ってからゆっくり起こるのは、それほどのことはありませんが、治療直後に起こるのは脳貧血を起こすことがあるので注意です。
 
 これは、井穴刺絡だけでなく、針治療やマッサージなどでも起こり、圧痛点を探していても脳貧血を起こして気分が悪くなることもあります。
 なので、治療前の症状を確認し、治療後に「悪くなっていないか」をたずねるべきで、これは、どんな治療でも行わなければならないと思います。
 私が知る限り、学校や講習会でも「悪くなっていないか」を患者さんにたずねるように指導しているところは無いと思います。

 もし、H6F4井穴刺絡で脳貧血が起こるようでしたらH5F5井穴刺絡でもどります。
 逆にH5F5で何かあった場合にはH6F4ですね。
ふくらはぎの肉離れの治療 ケンコロ - 2023年12月03日(日) 17時36分57秒 No.1256
稲舛先生、いつも早い回答ありがとうございます。また質問です。それぞれ動診で「足首の最大圧痛点、膝の最大圧痛点、腰の最大圧痛点、足指の最大圧痛点」4つの最大圧痛点を比べてその中の一番痛い圧痛点に円皮鍼
を貼るということですか。

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