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直後に変化が無い20%は? gaku - 2023年12月12日(火) 07時53分13秒 No.1295
おはようございます、稲舛先生。
今回も、広い視野からの可能性を教えて下さり、ありがとうございます。

ゴムバンドの実験、とても興味深いです。
この話を聞くと、裸足が足には一番いいけど、体も裸が一番いいのかなとも思ってしまいました。


この患者さんは、右下腹部に人工肛門の袋が装着されているのですが、閉じた手術の傷痕でさえ体に大きな影響があるのに、体表が解放されたままで異物が装着されていることの身体への影響はどうなんだろうと考えています。

今回の治療は、前回と同様という治療方針で行ったので、落ち着いて治療ができたせいか、右F1が他の指に比べて少し血が出にくい感じがすることに気が付きました。血が出にくかったのは今回だけのことなのか、それとも今後も右F1が出にくいなら人工肛門との関連があるのかなどを、様子を見ていこうと思っています。

ありがとうございました。
直後に変化が無い20%は? ぎんなん治療院 - 2023年12月11日(月) 16時16分35秒 No.1294
gakuさん、こんちには。

 まず最初に、ぎんなん治療院の患者さんで、一人、どうやっても翌日にしか治療効果が出ない患者さんがいます。
 その患者さんは、ご自分でもわかっているので「明日になったら良くなっているかもです」と、で、ホントに、翌日良くなったと報告があります。
 いろいろと、なぜ、翌日なのかやったのですが、わからずです。
 そんな人も、いるんだなー20%は。

 浅見鉄男先生も「治療効果は、治療後に80%現れる」と言われているので、20%は出ないので、別に不思議ではないと思います。
 ただ、私の探究心がそれではおさまらないので、なぜだろう?です。

 「21世紀の医学」にあります“ゴムバンドの実験”
 腕にゴムバンドを巻きつけて井穴刺絡をすると、腕の部分で井穴の刺激が止まって治療効果を出さないことがある。
 なので、靴下、パンツ、ブラジャー、手首の輪ゴム、絆創膏などで刺激が止まってしまうことがあります。
 でも、その場合は、お風呂に入った後(全部外した後)で「効きました!」となることが多いようです。
 風呂に入ったから良くなったのではなく、外したから効き目が出たのです。

 経絡上に傷や手術痕がある場合も直ぐに効かず、やや時間がかかるようです。
 特に、その傷に痛みがある場合、鎮痛させてからやった方が良いと思います。
 大腸経上に何かしらのトラブル(傷や筋肉痛など)は、H6井穴刺絡がその痛みを取るために使われて、脳の交感神経の抑制まで到達しない可能性も考えられます。
 回数を多くやったら効いた、と言う症例の中には、経絡上にそのような問題があったのかもしれません。

 「我が家に帰ってホッとしたら効いた」もありますね。
 治療に来られているときは、いくばくかの交感神経の興奮があると思います。
 副交感神経症状=アレルギーの患者さんが、治療に来た時には症状が無い!?
 これは、朝早く起きた、いつもよりもあるいた、外に出た、太陽に当った、何をされるかわからない鍼治療の緊張感などで、交感神経が興奮したためだと思います。
 なので、我が家に帰ったら、心身のストレスが解消され、やってもらったH6F4も効き目を現わした、などではないかと思います。

 まだ、あるかもしれませんが、とりあえず、思いつくまま
喉の違和感 gaku - 2023年12月11日(月) 15時10分21秒 No.1293
こんにちは、稲舛先生。
いつもご指導をありがとうございます。

先日、アドバイスをお願いした喉の違和感の患者さんですが、前回の治療の後、4日間くらいは喉の違和感が10段階で1か2くらいで、週の後半に5くらいに戻り、治療当日は3くらいでした。一番気になっていた朝起きた時の喉の違和感もそんなに気にならないくらい。これまで喉の違和感はましなときで4か5くらいだったので、交感神経をしっかり抑制する治療が効いたのだと思います。

この治療結果と稲舛先生のアドバイスを受けて、交感神経を抑制する治療が効いていると思われることと、ただ喉の感受性が高く、副交感神経の影響を受けている可能性もあることを説明すると、患者さんもそんな気がするとのことでした。

患者さんと話し合って、交感神経の抑制の治療を続けてみて、どこまで喉の違和感が無くなるか、喉の違和感が交感神経の抑制だけで取り切れなかったときは、今度は副交感神経の抑制をやってみるということになりました。

本当は、今回の治療で副交感神経の抑制の治療をした方が鑑別診断になったのかと思うのですが、次回のご予約まではいただいているのですが、年末で仕事が忙しくその先の予約がどうなるかわからないこともあり、とりあえず効いている治療を推し進めることとなりました。

稲舛先生からアドバイスをいただいていたので、治療の方向性を自分の中で明確にできていて次の手があったから、患者さんとのやり取りもスムーズに進みました。

1回目の治療:F6、H6、左F1、百会
2回目の治療:F6、F4、(右H5、右F3、右F2)、百会
3回目の治療:F6、F4、F1、右H1、H6、百会
今回4回目の治療:上記3回目と同じだが、H6だけ倍の60滴にしてみる

1回目、2回目の治療は、肩甲間部の違和感を主目標に治療しました。ただ2回目の治療の( )でくくっている治療は、喉の違和感と関係があるかを見るためにやってみたのですが、直後効果は無かったです。

3回目の治療は、喉の違和感を目標に、交感神経の抑制の方向で治療をしました。各井穴刺絡ごとに喉の違和感の感じを聞いていたのですが、直後効果は無かったです。

質問:交感神経の抑制の効果は直後に出ることが多いとのことですが、みじんも?直後効果を感じないことは案外あるのでしょうか?どの井穴が効くか指で押してみたりして確認してもいまいち効果を判定できないまま、3回目の治療を行った次第です。直後効果を感じられなかったがゆえに、交感神経と副交感神経の選択を悩んで前回相談させていただきました。

喉以外の見所を見つけておくべきだったのでしょうか?今回は、1回目の治療のあとが良かったとの患者さんの意見により、3回目の治療が偶然うまくいったのですが、今後のためにも質問させていただきました。

ちなみに、今回、H6だけ前回の倍の60滴にしたのは、2回目の治療効果があまりなかったのは、高位中枢の交感神経の抑制が足りなかったためではないかと思い、高位中枢の交感神経の抑制をしっかりしてみようと考えました。

またご教示いただけますと幸いです。
潰瘍性大腸炎 3回目 ぎんなん治療院 - 2023年12月11日(月) 14時11分09秒 No.1292
80歳代、女性。下血、水様便、です。

 初診は13年前、伝い歩きをしなければならないほどのやつれ方でしたが、今回は、早めの来院?ですが、紙パンツを履いて来られています。
 発症したのは7月からです。


 今回は、友人の勧めで酪酸菌を飲んだところ腹痛と下痢が始まっています。
 あまりに下痢が酷いので、メーカーに電話したところ、違う製品を送って来たそうですが、それは飲んでいません。
 酪酸菌のカタログには、何でも治るようなことが書いてあった!?

 次に行ったのが近くの総合病院、そこで出た整腸剤を飲んだら、翌日、20回の水様便と下血をしています。
 大腸カメラで調べると潰瘍ができているとのことです。
 過去、2回、同様の症状で治療に来られたのですが、この時点でも「ぎんなんに行こう」とは、思わなかったそうです?

 やっと、前回の治療のことを思いだして菊芋を飲んだところ、三日で水様便から少し形のある便になったそうで…ここでやっと「ぎんなんに行って井穴刺絡」が出てきました。
 過去、二回の発症で治療法は左右H5F5左F1F6がわかっているので、足を温めてこれらの井穴刺絡をしました。

 ちなみに13年前は、病院で出た漢方薬(一か月10万円)を飲んで発症し、その後に行った病院の抗生物質でさらに下痢と下血がひどくなっていました。

 菊芋いぬりんは、一日1粒で改善しています。
 潰瘍性大腸炎では、何に反応するかわかりませんので、良いとわかっている菊芋でも、一日1粒から始めて一週間、良かったら2粒に増やして様子をみます。
高齢者の骨折→床に布団が良い ぎんなん治療院 - 2023年12月11日(月) 10時16分43秒 No.1291
患者さんから電話で、「背骨の骨折をしてしまった」

 痛くて、トイレに行くのが大変!

 患者さんは床に布団を敷いての生活なので、立ち上がるのが辛い。
 立ち上がりはできるのですが、立ち上がる時に激痛です。

 どうやってトイレまで行くか、四つん這いでトイレまで行ってます。
 最初は、立ち上がってから行こうとしてたんですが、毎回、激痛なので、試に這って行ったら痛みが出なかった!?
 トイレの手すりは、這って行った後、立ち上がるためのもので、位置を低くした方が良いのです。
 用を足しながらつかむだけのものではありません。

 高齢者はベッドにした方が立ち上がりやすい、なんて、ベッドメーカーのコマーシャルがありますが、夜中や明け方、トイレに寝ぼけ眼で行こうと立ち上がると…転倒して、骨折して、介護ベッドになります。
 高齢者は床に布団、トイレは這って行く、練習しておくと何が必要か、どうしなければならないかわかります。
五十肩についてのおたずねのお答えです。 ぎんなん治療院 - 2023年12月10日(日) 11時09分49秒 No.1290
●疑問①
五十肩ではH6F4タイプの交感神経の興奮タイプは無いのでしょうか?
井穴刺絡をやってみれば分かるのでしょうか、失敗が不安です。
試しに、H6F4を行い、変化が無ければH5F5をすれば判定ができるのでしょうか?
同時に行うのはダメでしょうか?
日にちをずらさないと判定はできないのでしょうか?

やっていただいて、失敗することはありません。
五十肩でも使い過ぎなどで炎症を起こしている物であれば交感神経の抑制で効果があると思います。
ただ、その時は経絡上の痛みとなっていると思われるので、H6F4だけでなく、痛みの治療の井穴刺絡が必要だと思います。

五十肩が高位中枢の交感神経の影響で発症している、または、影響が大きいと考えられる場良い
まず、痛みの無い健側の足のF5井穴刺絡を行って肩の症状に改善があるか?確認します。
ありそうだったら、患側のF5井穴刺絡→健側の手H5井穴刺絡をやって肩の痛みの確認をします。

このやり方は、副交感神経の五十肩の確認と同じです。

改善が無ければ、その後に、H5F5井穴刺絡に切り替えればOKです。
痛みがある経絡や動診で考えられる井穴刺絡をします。


●疑問②
患者ごとに、アレルギーの有無、花粉症の有無など効きますが、1例以外、皆さん無いと言います。
アレルギー検査(IgE抗体検査)でも異常は有りません!と強く言う患者もいます。
これはアレルギー反応が肩関節に出ると考えればよろしいのでしょうか?

おそらく、患者さん(他の医療機関も)副交感神経の異常興奮症状=アレルギーの認識が無いからだと思います。
五十肩が出る年齢は中年であることを考えれば、五十肩以外の症状で関節ではバネ指やリウマチ、それに帯状疱疹、結膜炎、眼精疲労、頻尿、生理痛etc
これらのアレルギー症状は、“膜組織”に出ることが多く、関節の膜部分の症状で膝や肩に出ていると浅見先生も言われていました。
鼻粘膜、結膜、のどなどの柔らかい粘膜部分などです。
帯状疱疹 みやを - 2023年12月09日(土) 12時36分51秒 No.1289
稲舛先生、お世話になっております。

本日帯状疱疹の方が来院されました。
5日の施術後はかなり良くなっていたが、その日の夜に痛みがぶり返し、新たな水泡は出ないが痛みが7日まで続いたそうです。8日から痛みが減り始め一番痛かった時を10とすると7か8。9日朝にはさらに減り4ぐらいまで減りました。今は痛みと痺れ感と触った時の感覚の鈍さが有ります。患部を見ると水疱の痕は乾いてきています。

まずラップフィルムを患部全体を覆うように貼り、しばらく様子をみると痛みが少し減ったので傷の痛みが有った様です。それから、まずは患部と反対側の左F5H5をしました。それでまた少し減ったので右F5H5をすると変化が無かったので帯状疱疹の痛みはほぼ終わっているかと考えました。その後右F6F1F5F4で痛みはほぼ無くなり、残るのは痺れ感と感覚の鈍さでした。脊柱の右側で水疱が有った部分の少し上の範囲が一番鈍いので、その中でも一番鈍い所に即刺即抜を5回すると感覚が戻って来た様になりました。その近くでもう1か所即刺即抜をして終了しました。

終了後は痛みはほぼ無くなり、少し痺れ感と感覚の鈍さが残りました。念のためラップフィルムは貼ったまま帰っていただきました。

とにかく痛みが減って、ご本人も私も安心しました。ご指導有難うございました。
柔軟性 gaku - 2023年12月09日(土) 07時01分45秒 No.1288
おはようございます、稲舛先生。


>柔軟性は大切ですね。身体もですが、心・頭の柔軟性は治療において大切だと思います。

身体も、心も、頭も、柔軟性が大事というのは、本当にその通りだなと思います。

素直な方のほうが治療が前に進みやすい印象があるのですが、”柔軟性”に通じるなとも思いました。

稲舛先生の投稿を読んで、心の柔軟性はどうやって作られるのだろうと考えたりしています。

稲舛先生のバイタリティで、数多くの講習会が開催されて、動画となって今、勉強できています。感謝です。
帯状疱疹 みやを - 2023年12月09日(土) 00時43分13秒 No.1287
稲舛先生、お忙しい中早速ご回答下さり有難うございます。

>帯状疱疹がおさまっているかは、新たな水泡が出ているか?です。
来院された翌日に聞いた時は新たな水泡は出来ていないと仰っていました。

>痛みが再燃するには、帯状疱疹後神経痛となっているからではないかと思います。
やはりそうなのですね。体の中の方というか奥の方に痛みを感じると仰ったので帯状疱疹後神経痛が始まっているのかと考えました。

>帯状疱疹の治療と言うより、神経痛の治療なので、おやりになった“井穴刺絡を一週間、毎日続ける”ことが必要だと思います。
明日(9日)来院される予定ですので強く話します。

帯状疱疹がテーマのライブセミナーで帯状疱疹の痛み・水泡が破れた後の傷の痛み・帯状疱疹後神経痛の痛みの3つが複合している場合が有ると仰っておられたのを見ましたので、3つの可能性を考えて治療してみようと思います。

この方は元々アレルギー体質で現在もアトピー性皮膚炎の薬を使っているそうです。そして3か月位前にコロナ感染し、体調が不完全なまま仕事を続け疲れが溜まり、そこに気候の変化が追い打ちをかけて帯状疱疹が出たのではないかと思われますので、生活改善の話もしておきました。

最近は誰かに会うたびに、帯状疱疹は鍼灸で早く良くなるよと話しています。今回も色々と教えていただき有難うございました。
帯状疱疹 ぎんなん治療院 - 2023年12月08日(金) 15時33分52秒 No.1286
みやをさん、こんにちは。

 帯状疱疹の治療はうまく行って良かったですね。
 帯状疱疹後神経痛が出始めているのではないかと思います。
 11月21日から鈍痛を感じている…おそらく、発症はそれより一週間くらい前だと思います。
 次回、帯状疱疹が出た時には、おそらく気が付かれると思いますので、病院に行っても良いからみやを先生の所にも来てくださいと、お伝えしておくと良いと思います。
 10年後に「あの時と同じような痛みが出たから早めに来た」と言われる帯状疱疹の患者さんもいます。

 帯状疱疹がおさまっているかは、新たな水泡が出ているか?です。
 痛みが再燃するには、帯状疱疹後神経痛となっているからではないかと思います。
 帯状疱疹の治療と言うより、神経痛の治療なので、おやりになった“井穴刺絡を一週間、毎日続ける”ことが必要だと思います。

 お腹から背中まで回っている帯状疱疹は、広さから言えばとても強い帯状疱疹だと思います。
 年齢が41歳と若いので、神経痛が出る可能性は低い、出でも激痛になるか?です。
 ただ、患者さんのなかには40歳代出てた帯状疱疹後神経痛が60歳でも痛み続けていることもありました。

 もう一つ、水疱が破れて、傷の痛みがあるかもしれません。
 ラップフィルムを巻いて、それで鎮痛するようだと、傷の痛みです。
 これには傷が治るまで、ラップフィルムを巻いててください。

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