過去ログ
下瞼の痙攣 ぎんなん治療院 - 2023年12月27日(水) 09時19分42秒 No.1339
堀口さん、おはようございます。
下瞼の痙攣、気になりますよね。
ピクピクしてなんだか気持ち悪いですが、これと言って治療法がない?
まぶたの痙攣で来院される方はいませんが、研修会や治療のついでにやることはあります。
私がやって効果があったのは、井穴刺絡ではなく、円皮針などの弱刺激での治療です。
患者さんに目の周囲を押さえてもらって、ビクビクがおさまる、弱くなりそうなところを探してもらいます。
そこにパイオネックス0.6を貼ってみます。
しばらく様子を見て、良ければしばらくそのまま、じゃなければ、また、良さそうなところを患者さんに探してもらって、そちらに円皮針を貼りなおす(または、2か所に貼る)
目の感受性が高い人で、眼を使って眼精疲労をしていると痙攣が起こることは考えられます。
体が、そんな目の使い方をするのはダメですよ!と、警告しているのかもしれませんね。
目は、光るものを見るのは苦手です→PCのディスプレイ、携帯電話、乱反射する水
あまり早く動くのも苦手かもしれません→車の運転、ジェットコースター、コーヒーカップ
度があっていない眼鏡、ゆがんだ眼鏡、老眼なのに眼鏡をかけていない…
治療もさることながら、“身体は無駄な事をしない”と考えれば、警告に従って生活の改善も必要かもしれません。
その症状は、“身体の正常な反応”なのかもしれませんからね。
下瞼の痙攣、気になりますよね。
ピクピクしてなんだか気持ち悪いですが、これと言って治療法がない?
まぶたの痙攣で来院される方はいませんが、研修会や治療のついでにやることはあります。
私がやって効果があったのは、井穴刺絡ではなく、円皮針などの弱刺激での治療です。
患者さんに目の周囲を押さえてもらって、ビクビクがおさまる、弱くなりそうなところを探してもらいます。
そこにパイオネックス0.6を貼ってみます。
しばらく様子を見て、良ければしばらくそのまま、じゃなければ、また、良さそうなところを患者さんに探してもらって、そちらに円皮針を貼りなおす(または、2か所に貼る)
目の感受性が高い人で、眼を使って眼精疲労をしていると痙攣が起こることは考えられます。
体が、そんな目の使い方をするのはダメですよ!と、警告しているのかもしれませんね。
目は、光るものを見るのは苦手です→PCのディスプレイ、携帯電話、乱反射する水
あまり早く動くのも苦手かもしれません→車の運転、ジェットコースター、コーヒーカップ
度があっていない眼鏡、ゆがんだ眼鏡、老眼なのに眼鏡をかけていない…
治療もさることながら、“身体は無駄な事をしない”と考えれば、警告に従って生活の改善も必要かもしれません。
その症状は、“身体の正常な反応”なのかもしれませんからね。
下瞼の痙攣 堀口 - 2023年12月26日(火) 22時17分50秒 No.1338
先生ご無沙汰しております
初回で症状変化しなかった為、教えていただきたくご連絡しました
50代女性 仕事はデスクワーク
高血圧とバセドウ病
症状は2年前から右の下瞼の痙攣
初めに検眼したら右目の方が見えにくいのと老眼もありました
3〜4年でかなり視力が落ちたと言ってました。
やった事は目の周りと頭の圧痛点に刺絡をしました。その次に右のF2F6を30回
自律神経で変わるかと思い最初にH5F5を30回→変化なしH6F4を30回→変化なし
もう一回右のF6を30回→変化なし
治療後に検眼したら右目の見え方は変わりませんでした
視界は少し明るくなったと言ってました。
気になったのは足の方の刺絡をしていると下瞼の下辺りがこわばると言われたのと瞼の痙攣が頻発にでてました。瞼の痙攣の出かたは1日のうちやや仕事中と言っていました。
初回で症状変化しなかった為、教えていただきたくご連絡しました
50代女性 仕事はデスクワーク
高血圧とバセドウ病
症状は2年前から右の下瞼の痙攣
初めに検眼したら右目の方が見えにくいのと老眼もありました
3〜4年でかなり視力が落ちたと言ってました。
やった事は目の周りと頭の圧痛点に刺絡をしました。その次に右のF2F6を30回
自律神経で変わるかと思い最初にH5F5を30回→変化なしH6F4を30回→変化なし
もう一回右のF6を30回→変化なし
治療後に検眼したら右目の見え方は変わりませんでした
視界は少し明るくなったと言ってました。
気になったのは足の方の刺絡をしていると下瞼の下辺りがこわばると言われたのと瞼の痙攣が頻発にでてました。瞼の痙攣の出かたは1日のうちやや仕事中と言っていました。
ロマンスの神様 ぎんなん治療院 - 2023年12月26日(火) 15時47分26秒 No.1337
毎年冬になると広瀬香美さんの歌が流れます。ゲレンデがとけるほど恋したい、それに、ロマンスの神様ですよね。
ロマンスの神様は、いろんな経験をして、まだ、見つからないゴールをつかまえた!
神様の助けもあったのでしょうが、見る目があった、アンテナを高くしてたのが良い出会いとなっている。
うーん、意味深ですね。
鍼灸師もそんな迷いをたくさん持って、いろんな講習会に行って経験して、お金も使って…やっと出会った井穴刺絡
そんなに偉そうでも無い浅見先生、受講料もばかに安い、言ってることはとてもシンプル、信じていいのかな?
今までの経験上なんだか違うような?
神様、この人でしょうか?
パートナーも治療も、見かけじゃないんですよね。
背も低い、ニコニコ優しい、単純明快なのが、意外に良かったりします。
私もずいぶん鍛えられたので
浅見医院に伺った時、鉄筋コンクリートの大きな病院で、昭和のボロ儲けした内科の院長だったら信用しなかったかもしれません。
昭和に建てられたモルタル作りの小さな内科医院、まったく飾らない木造りの待合室に治療室です。
今は、息子さんが跡を継がれて浅見治療院を開業、今年は5月に「浅見鉄男先生生誕110年」で、特別に見学させていただけることになりました。
ロマンスの神様は、いろんな経験をして、まだ、見つからないゴールをつかまえた!
神様の助けもあったのでしょうが、見る目があった、アンテナを高くしてたのが良い出会いとなっている。
うーん、意味深ですね。
鍼灸師もそんな迷いをたくさん持って、いろんな講習会に行って経験して、お金も使って…やっと出会った井穴刺絡
そんなに偉そうでも無い浅見先生、受講料もばかに安い、言ってることはとてもシンプル、信じていいのかな?
今までの経験上なんだか違うような?
神様、この人でしょうか?
パートナーも治療も、見かけじゃないんですよね。
背も低い、ニコニコ優しい、単純明快なのが、意外に良かったりします。
私もずいぶん鍛えられたので
浅見医院に伺った時、鉄筋コンクリートの大きな病院で、昭和のボロ儲けした内科の院長だったら信用しなかったかもしれません。
昭和に建てられたモルタル作りの小さな内科医院、まったく飾らない木造りの待合室に治療室です。
今は、息子さんが跡を継がれて浅見治療院を開業、今年は5月に「浅見鉄男先生生誕110年」で、特別に見学させていただけることになりました。
気温と自律神経 gaku - 2023年12月26日(火) 07時42分20秒 No.1336
おはようございます、稲舛先生。
やっと師走らしい寒さになってきましたが、手も足も冷たい患者さんも多くなり、せっせと温めて、井穴刺絡をしています。
冬は気圧が高いからベースとしては交感神経が働きやすくなっていると思いますが、急な激しい寒気の到来や、室内の温度との寒暖差や、色々な外部環境によって、自律神経の異常興奮も違ってくるということですね。
そしてその環境の違いは、現代は一律ではなく、個々人によっての違いが大きいということかと理解しました。エアコンの暖房が嫌いな人や節電している人は、家の中も寒いという人が、話をしていると案外います。こうなってくると、問診表では出てこない情報をどう患者さんから聞き出せるかということも重要になってくるなと思いました。
でも運動で交感神経を働かせておくことは、寒さ対策にも副交感神経異常興奮の対策にも、大事なんだろうと思いました。
今回も、考えるヒントをご教示いただき、ありがとうございました。
やっと師走らしい寒さになってきましたが、手も足も冷たい患者さんも多くなり、せっせと温めて、井穴刺絡をしています。
冬は気圧が高いからベースとしては交感神経が働きやすくなっていると思いますが、急な激しい寒気の到来や、室内の温度との寒暖差や、色々な外部環境によって、自律神経の異常興奮も違ってくるということですね。
そしてその環境の違いは、現代は一律ではなく、個々人によっての違いが大きいということかと理解しました。エアコンの暖房が嫌いな人や節電している人は、家の中も寒いという人が、話をしていると案外います。こうなってくると、問診表では出てこない情報をどう患者さんから聞き出せるかということも重要になってくるなと思いました。
でも運動で交感神経を働かせておくことは、寒さ対策にも副交感神経異常興奮の対策にも、大事なんだろうと思いました。
今回も、考えるヒントをご教示いただき、ありがとうございました。
気温と自律神経 ぎんなん治療院 - 2023年12月25日(月) 09時30分19秒 No.1335
gakuさん、おはようございます、今日も寒いですね。
さて、現代社会では、自律神経の働きを異常に?楽に?逃れる術?室内環境?衣服?もー、いろいろと関係してくるので、素直にならないかもしれませんね。
これが日本人が自然環境と同調している江戸時代くらいに生活していると考えると理解しやすいかもしれませんね。
剥けるような感じがよくわからないのですが、やはり乾燥なんでしょうかね?
朝、起きにくい、身体が動かしにくいのは、江戸時代だったらたたき起こされたかもしれませんし、どんなに寒かろうが起きなければならなかったかもしれませんね。
寒いと言えば、動けと言われたかもしれません。
私が小学生の頃は、(暖房はありませんでしたので)教室で“おしくらまんじゅう”をやっていたものです。
寒いと言った生徒がいたら、教室の窓を全部開けさせた先生もいて「どうだ、教室は暖かいだろう」と。
これを考えても、冬は健康的にガンガン交感神経を働かせて身体を温める!
うーん、となると、やっぱり冬は交感神経の働きが強くなるのでしょうね。
温度を考えると、温度差アレルギーがあるように、急に寒くなったり、暖かくなったりは副交感神経を働かせる誘因となることは考えられますね。
「体が季節の変化に慣れてない」と、季節の変わり目に言われるように、熱い寒いなどお天気によって交感神経が働きを強めたり、副交感神経が働きを強めたりしますが、いずれにせよ気圧が安定すると自律神経の異常興奮もおさまってきます。
これから温暖化がひどくなってくると、自律神経の異常興奮の頻度が多くなることは考えられますね。
台風もたまに来るのが巨大台風になったり、まったく雨が降らない時期や、大雪になったり、気温も最低気温と最高気温の差が激しくなったり…
温暖化は、徐々に温度が上がることかと思えば、それだけでなく“差が大きくなる”こと、これは健康維持には重大かもしれません。
さて、現代社会では、自律神経の働きを異常に?楽に?逃れる術?室内環境?衣服?もー、いろいろと関係してくるので、素直にならないかもしれませんね。
これが日本人が自然環境と同調している江戸時代くらいに生活していると考えると理解しやすいかもしれませんね。
剥けるような感じがよくわからないのですが、やはり乾燥なんでしょうかね?
朝、起きにくい、身体が動かしにくいのは、江戸時代だったらたたき起こされたかもしれませんし、どんなに寒かろうが起きなければならなかったかもしれませんね。
寒いと言えば、動けと言われたかもしれません。
私が小学生の頃は、(暖房はありませんでしたので)教室で“おしくらまんじゅう”をやっていたものです。
寒いと言った生徒がいたら、教室の窓を全部開けさせた先生もいて「どうだ、教室は暖かいだろう」と。
これを考えても、冬は健康的にガンガン交感神経を働かせて身体を温める!
うーん、となると、やっぱり冬は交感神経の働きが強くなるのでしょうね。
温度を考えると、温度差アレルギーがあるように、急に寒くなったり、暖かくなったりは副交感神経を働かせる誘因となることは考えられますね。
「体が季節の変化に慣れてない」と、季節の変わり目に言われるように、熱い寒いなどお天気によって交感神経が働きを強めたり、副交感神経が働きを強めたりしますが、いずれにせよ気圧が安定すると自律神経の異常興奮もおさまってきます。
これから温暖化がひどくなってくると、自律神経の異常興奮の頻度が多くなることは考えられますね。
台風もたまに来るのが巨大台風になったり、まったく雨が降らない時期や、大雪になったり、気温も最低気温と最高気温の差が激しくなったり…
温暖化は、徐々に温度が上がることかと思えば、それだけでなく“差が大きくなる”こと、これは健康維持には重大かもしれません。
気温と自律神経 gaku - 2023年12月24日(日) 10時24分15秒 No.1334
こんにちは、稲舛先生。
また質問させてください。
寒さが副交感神経の異常興奮を起こす”誘因”になりますでしょうか?
50代女性の患者さんで、冬になると行動が1.5倍くらい自然と遅くなってくるから、それを見越して行動するという方がいます。またその人は、冬になると耳や頭の皮膚や鼻の中の皮膚が、かゆみはあまりないのだけど、剥けるような感じになるとのこと。
井穴刺絡を知る前は、冬は空気が乾燥するから皮膚症状も出るのだろうと思っていましたし、気温が下がると体が動きにくくなるから、行動も遅くなることもあるだろうし、朝起きづらくなるのもしょうがないのかなくらいに思っていました。
でも井穴刺絡学を学んで、自律神経で考えると、これらは副交感神経が異常興奮ですべて説明がつくのではないかと思ったのです。そして、気圧の関係で、冬は交感神経を優位にし、夏は副交感神経を優位にしやすいと知ったときに、私のイメージと違って少し驚きました。
寒さで、朝起きにくい、体を動かしにくいなどから、冬の方が副交感神経が優位になりやすく、夏は暑くて行動的になるから交感神経が優位になるのかと、思っていました。
寒さが副交感神経を異常興奮させると考えられる場合は、寒さが心身のストレスとなって、交感神経も副交感神経も異常興奮させることがあるが、この人の場合は、副交感神経を異常興奮させたと考えるとよいでしょうか?つまり、寒さは副交感神経異常興奮の直接の誘因にはならないが、心身のストレスになると考えた方がいいでしょうか?
ちなみにこの患者さんは腹診でよく腎臓の部分に圧痛があり、家でもH3や優先にお灸をしてもらっています。
本格的に寒くなってきて、体の不調を寒さのせいではないかと言う患者さんも増えてきたので、質問させていただきました。ご教示いただけますと幸いです。
また質問させてください。
寒さが副交感神経の異常興奮を起こす”誘因”になりますでしょうか?
50代女性の患者さんで、冬になると行動が1.5倍くらい自然と遅くなってくるから、それを見越して行動するという方がいます。またその人は、冬になると耳や頭の皮膚や鼻の中の皮膚が、かゆみはあまりないのだけど、剥けるような感じになるとのこと。
井穴刺絡を知る前は、冬は空気が乾燥するから皮膚症状も出るのだろうと思っていましたし、気温が下がると体が動きにくくなるから、行動も遅くなることもあるだろうし、朝起きづらくなるのもしょうがないのかなくらいに思っていました。
でも井穴刺絡学を学んで、自律神経で考えると、これらは副交感神経が異常興奮ですべて説明がつくのではないかと思ったのです。そして、気圧の関係で、冬は交感神経を優位にし、夏は副交感神経を優位にしやすいと知ったときに、私のイメージと違って少し驚きました。
寒さで、朝起きにくい、体を動かしにくいなどから、冬の方が副交感神経が優位になりやすく、夏は暑くて行動的になるから交感神経が優位になるのかと、思っていました。
寒さが副交感神経を異常興奮させると考えられる場合は、寒さが心身のストレスとなって、交感神経も副交感神経も異常興奮させることがあるが、この人の場合は、副交感神経を異常興奮させたと考えるとよいでしょうか?つまり、寒さは副交感神経異常興奮の直接の誘因にはならないが、心身のストレスになると考えた方がいいでしょうか?
ちなみにこの患者さんは腹診でよく腎臓の部分に圧痛があり、家でもH3や優先にお灸をしてもらっています。
本格的に寒くなってきて、体の不調を寒さのせいではないかと言う患者さんも増えてきたので、質問させていただきました。ご教示いただけますと幸いです。
鍼灸の挑戦―自然治癒力を生かす ぎんなん治療院 - 2023年12月21日(木) 10時03分10秒 No.1333
村坂先生の投稿より
鍼灸の挑戦―自然治癒力を生かす (岩波新書) 、松田博公著
コラム「ツボに聴く」7、
【井穴】全部の病気が一緒に治る
手足のつめの生え際の押すと痛い所。そこに「井穴」と総称されるツボがある。古代以来、中国で生命エネルギーがわき出る泉として特別な扱いを受けてきた。横浜市の浅見医院の医師、九〇歳の浅見鉄男さんが注射針で刺し、少量の血を出す刺絡という手法で、難症を治療しているのはこのツボだ。
「1人の患者さんがリウマチでアトピー性皮層炎で喘息で胃潰瘍で冷え症で低血圧。なぜこんなにたくさん病気を持ってるか分かるかい。これは全部、生体をつかさどる自律神経のうち、副交感神経が異常に緊張したためなんだ。この人が病院に行くと大変だよ」
皮膚科、消化器科、呼吸器科、循環器科などをはしごし、そのたびに違う薬をもらう。副作用の相乗効果が心配だし、時間も医療費もかかる。
「でも、手足の薬指の井穴に注射針を刺し、二、三十滴、血を採るだけで、副交感神経が落ち着き、全部の病気が一緒に治る。たくさんの薬は必要ない。これを言っても、医者は全然信用しないね」
一九七〇年、自分の肩こりを治そうと、たまたま読んだ中国の本から、井穴の重要さに開眼した浅見さん。以来、井穴刺絡の臨床と研究に没頭。三十数年後の現在、鍼灸医学の経絡理論を踏まえながら、病気を交感神経と副交感神経のバランスの乱れから現代医学的に理解し治療する井穴刺絡学を体系化した。
「一〇年前に研究会を始めたが、そのときは参加者はたった五人。増えてきたのは、五、六年前からだ」。相手かまわず大声で開けっ広げな浅見さん。「この治療では、すぐ治って患者が来なくなる。医者も薬屋ももうからん。医者からは理解されないが、世界の人類のためとなると違ってくるよ」
浅見医院には、毎日のようにいろんな病院を経てきた患者さんが訪れる。「昨日治療したリウマチの女性が今日も来たが、十数年来の眠れない状態が、昨夜は久しぶりに二時間眠れたと言っていたな」。乳がん手術の後遺症で悩む女性は、刺絡したら即座にすーっと胸のつかえが取れたという。
末端の刺絡の刺激は、脳の中枢に伝わって自律神経を整え、臓器や組織の病変を治癒させるというのが浅見理論だ。なぜ井穴が効くのか、なぜ交感・副交感の両神経への働き方が複数ある手足の井穴それぞれで違うのか、尋ねてみたが、「分からんよ。それが分かれば、ノーベル賞ものだよ」。
浅見さんはますます元気。福岡市では浅見さんを師と仰ぐ鍼灸師、医師が二〇〇三年六月、「井穴刺絡学会」を立ち上げ、福岡井穴刺絡研究会も生まれた。
ぎんなん治療院
トップコントリビューター
村坂先生、ありがとうございます。
ずいぶん前のことですが、著者から電話を頂いたか、来院されたか、忘れましたが、話をしたことがあります。
福岡で「井穴刺絡学会」の大会を開催したのが20年前になるんですね。
福岡の中心地の会場で、400人の入場者、一般の方、鍼灸師、医師、4000円の入場料を頂いての開催でした。
浅見先生に治療しもらおうと、遠くから参加された患者さんもいて、常にカバンの中に準備されていた治療道具で井穴刺絡をされていました。
あっという間の20年、私のこれからの20年、どれだけ井穴刺絡を世界に普及されることができるか!?
皆さんのご協力、ご支援なければ達成できないのです。
どうぞ、これからも宜しくお願いいたします。
鍼灸の挑戦―自然治癒力を生かす (岩波新書) 、松田博公著
コラム「ツボに聴く」7、
【井穴】全部の病気が一緒に治る
手足のつめの生え際の押すと痛い所。そこに「井穴」と総称されるツボがある。古代以来、中国で生命エネルギーがわき出る泉として特別な扱いを受けてきた。横浜市の浅見医院の医師、九〇歳の浅見鉄男さんが注射針で刺し、少量の血を出す刺絡という手法で、難症を治療しているのはこのツボだ。
「1人の患者さんがリウマチでアトピー性皮層炎で喘息で胃潰瘍で冷え症で低血圧。なぜこんなにたくさん病気を持ってるか分かるかい。これは全部、生体をつかさどる自律神経のうち、副交感神経が異常に緊張したためなんだ。この人が病院に行くと大変だよ」
皮膚科、消化器科、呼吸器科、循環器科などをはしごし、そのたびに違う薬をもらう。副作用の相乗効果が心配だし、時間も医療費もかかる。
「でも、手足の薬指の井穴に注射針を刺し、二、三十滴、血を採るだけで、副交感神経が落ち着き、全部の病気が一緒に治る。たくさんの薬は必要ない。これを言っても、医者は全然信用しないね」
一九七〇年、自分の肩こりを治そうと、たまたま読んだ中国の本から、井穴の重要さに開眼した浅見さん。以来、井穴刺絡の臨床と研究に没頭。三十数年後の現在、鍼灸医学の経絡理論を踏まえながら、病気を交感神経と副交感神経のバランスの乱れから現代医学的に理解し治療する井穴刺絡学を体系化した。
「一〇年前に研究会を始めたが、そのときは参加者はたった五人。増えてきたのは、五、六年前からだ」。相手かまわず大声で開けっ広げな浅見さん。「この治療では、すぐ治って患者が来なくなる。医者も薬屋ももうからん。医者からは理解されないが、世界の人類のためとなると違ってくるよ」
浅見医院には、毎日のようにいろんな病院を経てきた患者さんが訪れる。「昨日治療したリウマチの女性が今日も来たが、十数年来の眠れない状態が、昨夜は久しぶりに二時間眠れたと言っていたな」。乳がん手術の後遺症で悩む女性は、刺絡したら即座にすーっと胸のつかえが取れたという。
末端の刺絡の刺激は、脳の中枢に伝わって自律神経を整え、臓器や組織の病変を治癒させるというのが浅見理論だ。なぜ井穴が効くのか、なぜ交感・副交感の両神経への働き方が複数ある手足の井穴それぞれで違うのか、尋ねてみたが、「分からんよ。それが分かれば、ノーベル賞ものだよ」。
浅見さんはますます元気。福岡市では浅見さんを師と仰ぐ鍼灸師、医師が二〇〇三年六月、「井穴刺絡学会」を立ち上げ、福岡井穴刺絡研究会も生まれた。
ぎんなん治療院
トップコントリビューター
村坂先生、ありがとうございます。
ずいぶん前のことですが、著者から電話を頂いたか、来院されたか、忘れましたが、話をしたことがあります。
福岡で「井穴刺絡学会」の大会を開催したのが20年前になるんですね。
福岡の中心地の会場で、400人の入場者、一般の方、鍼灸師、医師、4000円の入場料を頂いての開催でした。
浅見先生に治療しもらおうと、遠くから参加された患者さんもいて、常にカバンの中に準備されていた治療道具で井穴刺絡をされていました。
あっという間の20年、私のこれからの20年、どれだけ井穴刺絡を世界に普及されることができるか!?
皆さんのご協力、ご支援なければ達成できないのです。
どうぞ、これからも宜しくお願いいたします。
潰瘍性大腸炎 みやを - 2023年12月20日(水) 20時52分29秒 No.1332
稲舛先生、ご返信有難うございます。
>便に血が付いているのは潰瘍がまだあって出血しているでしょうからH5F5に左F1F6でまず、数日やってみて、患者さんの様子を見て判断することになりそうですね。
やはりそうですね。症状の緩和を第一に考えてやってみます。
>この場合の便秘が、交感神経↑の“弛緩性便秘”なのか、副交感神経↑“痙攣性の便秘”なのか?ですね。
はい、反応を確かめながら対応しようと思います。
今回も詳しくお教えいただき有難うございました。
>便に血が付いているのは潰瘍がまだあって出血しているでしょうからH5F5に左F1F6でまず、数日やってみて、患者さんの様子を見て判断することになりそうですね。
やはりそうですね。症状の緩和を第一に考えてやってみます。
>この場合の便秘が、交感神経↑の“弛緩性便秘”なのか、副交感神経↑“痙攣性の便秘”なのか?ですね。
はい、反応を確かめながら対応しようと思います。
今回も詳しくお教えいただき有難うございました。
潰瘍性大腸炎 ぎんなん治療院 - 2023年12月20日(水) 16時24分01秒 No.1331
みやをさん、こんにちは。
便に血が付いているのは潰瘍がまだあって出血しているでしょうからH5F5に左F1F6でまず、数日やってみて、患者さんの様子を見て判断することになりそうですね。
潰瘍性大腸炎の治療が基本ですから。
ただ、この場合の便秘が、交感神経↑の“弛緩性便秘”なのか、副交感神経↑“痙攣性の便秘”なのか?ですね。
大腸の痙攣(攣縮)して、動けない状態にあるのかもしれませんね。
これでしたらH5F5で良いかもしれません。
便に血が付いているのは潰瘍がまだあって出血しているでしょうからH5F5に左F1F6でまず、数日やってみて、患者さんの様子を見て判断することになりそうですね。
潰瘍性大腸炎の治療が基本ですから。
ただ、この場合の便秘が、交感神経↑の“弛緩性便秘”なのか、副交感神経↑“痙攣性の便秘”なのか?ですね。
大腸の痙攣(攣縮)して、動けない状態にあるのかもしれませんね。
これでしたらH5F5で良いかもしれません。
潰瘍性大腸炎 みやを - 2023年12月20日(水) 13時27分46秒 No.1330
稲舛先生、ご返信有難うございます。
便の状態を聞いたのですが、何とか1日1回朝に便通は有るのですが血液が付いています。薬を使っているので量も多いのですが、使わないと少なく残便感があります。便の水分量を増やすマグミットという薬を飲まないと固くて肛門を通らない感じだそうです。それに加えて3日に1回ピコスルファートという薬を飲んでいます。
こういう場合ですと、出血が有るのでF1F6とH5F5の方が良いのか、便が固いからF4の方が良いのか迷ってしまいました。
住所をメールさせていただきます。有難うございます。
便の状態を聞いたのですが、何とか1日1回朝に便通は有るのですが血液が付いています。薬を使っているので量も多いのですが、使わないと少なく残便感があります。便の水分量を増やすマグミットという薬を飲まないと固くて肛門を通らない感じだそうです。それに加えて3日に1回ピコスルファートという薬を飲んでいます。
こういう場合ですと、出血が有るのでF1F6とH5F5の方が良いのか、便が固いからF4の方が良いのか迷ってしまいました。
住所をメールさせていただきます。有難うございます。