ぎんなん治療院の患者さん向けに発行している「家庭治療通信」４００号を達成して、まだ、続けています。

　ぎんなん治療院のウエブサイトで見ることができます。
　興味のある方は、どうぞご覧下さい。
　お送りしている通信には、これ以外にも資料を入れてますので、ご希望の方はぎんなん治療院０９２－２８１－１４５６６大塚までご連絡ください。

https://igakusha.com/tuusin/

７０歳代、女性。体調が悪くなると来院される常連さんです。

　５年くらい前にも何度か治療して、その時は肝臓が悪かった。
　今回は、腰痛、朝が最も辛く、何をしてても痛みを感じています。
　患者さんは、腎臓が悪いんじゃないか？と

　立位で腰の動診をすると、前屈は少し痛み、後屈は強い痛み、左右の側屈、回転でも強い痛みが出ます。
　座位で腰トントン、左は痛みが無い、右の腰をトントン叩くとお腹に響きます。

　腹診は、右上腹部に軽い痛み、右下腹部に強い痛みがあります。
　右下腹部は婦人科？右三陰交にパイオネックス0.6を貼ると痛みは半減、左三陰交に５番針で５回シーソー法を行うと右下腹部の痛みは取れました。
　しかし、動診での腰の痛みに変化はありません。

　もう一度腹診をすると、今度は右の上腹部の圧痛がハッキリわかるようになっています。
★強い痛みがあると、それを取らなければ次の痛みがわからない。

　肝臓と考えて右Ｆ２井穴刺絡１００回、途中の確認で軽くなって１００回でほぼ鎮痛（まだ残りはある）
　この時点で腰の動診をするとすべての動きで改善、左右の側屈で少し痛みが残っています。
　もう一度右Ｆ２（第二大敦・親指の真ん中あたり）を４０回刺絡すると、右上腹部肝臓の圧痛は消失、腰の動診もほとんど解消、まだ、若干左右の側屈での痛みが残っていました。

　この残った痛みが、患者さんが心配する腎臓なのか？それ以外なのか？
　腎臓の治療で左右Ｆ３井穴刺絡では改善なく、胃腸の治療に左Ｆ１Ｆ６井穴刺絡で改善しました。

　明日は、福岡は雨ですが、極力来院していただくことにしました。

■内臓の治療で、このくらい腰痛として症状が出ている場合は、連日の治療が必要です。
　骨折などでは、それ以上悪くなることはないので、週に一回でもＯＫ

稲舛先生ありがとうございました

患者さんに試してみます

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５０歳代、女性。いろいろと症状がある患者さんです。

　両手に湿疹、副交感神経の異常興奮の症状ですが、１０年前から発症しています。
　患者さんも、食べ物が誘因となっているだろうと…Ｈ５Ｆ５井穴刺絡の適応ですが、まずは、食事の改善からです。

　眼が緑内障もあるのですが、眼精疲労が強い、それに、右上腹部の肝臓？に圧痛→右Ｆ２Ｆ６Ｆ４井滅刺絡で視覚の改善、眼精疲労の改善しました。
　肝臓と思われた上腹部の変化はありません。

　座位での腰をトントンたたくと、右に鈍痛です。
　自分で右の上腹部を押さえると、背中に響く→腎臓かな？と、右Ｆ３井穴刺絡（左Ｆ３も）で改善しました。

　髪が薄くなったのがとても気になるのは百会と百会の前後左右などの頭部刺絡、髪はタンパク質なのでアミノ酸を少しプレゼント。
　肩コリも改善しましたが、右の腹部の圧痛が軽くなっています。

　扁桃腺を両方取っているので、圧痛を調べると、右の首に圧痛があります。
　圧痛点にパイオネックスを貼ると、お腹の症状（腎臓・腎経）が改善しました。

　時間切れ、一度にたくさん治療してもすべてが良く反応するわけではないので、このあたりで終了にしました。
　

堀口さん、こんにちは。

　起き上がる時の左肩が前に出るのは、右の腹筋や股関節に傷めた所があるからかもしれませんね。
　または、右側の臓器、肝臓、胆のう、右の腎臓、盲腸、右の卵巣なども

　左右差は診断の指標にもなりますので、それが改善する治療も考えると良いかもしれません。

稲舛先生おはようございます。お返事ありがとうございます

今まで腹診後に痛くなったと言われた事もなかったので先生にお聞きしました。

左じゃなく右のF2F6でした、失礼しました汗

股関節の圧痛はあったので痛みの強いところを押しながら起き上がってもらいましたが変化は無かったです、恥骨の部分は押してはいないので次来た時にやってみます

膝の曲げた状態と伸ばした状態での動診はやらなかったので、それもやってみます
肝系のラインでは親とに中封にはありました

ちなみに起き上がる時ほんの少し右回旋（左の肩の方が右肩よりも前にきて）起き上がっていましたが、これは関係あるでしょうか？

堀口さん、こんにちは。

　腹診で押された強さがわからないので？ですが、腹診をする程度の強さでは、どーでしょう？
　押さえたのは肝臓、右の上腹部ですよね？
　肝臓だったら、右Ｆ２Ｆ６？

　起き上がりを考えると、腹筋を使うので、恥骨の中央部に圧痛がないか、デリケートな部分なので患者さんの手を使ってでも圧痛点を調べてください。
　くれぐれも、嫌がったら無理にやらないこと！セクハラと言われかねない部分ですので。
　もし、その部分に圧痛があるようでしたら、患者さん自身の指で押さえて、押さえたまま起き上がってみて痛みが軽くなるか確認してください。

　膝を伸ばした状態の腰の痛みと膝を曲げて残しの痛みの違いがありますか？
　肝経ライン、足の親指から甲、スネの内側の圧痛点は、三陰交以外にありますか？

稲舛先生いつもお世話になっております

ご教授お願い致します　女性50代　子宮摘出の手術経験あり

16日に１回目左腰の痛みがあり来院、三陰交にパイオネックスで痛みが取れました

30日に２回目の来院、左腰の痛みはないもの前回の時の腹診時に押された肝臓、胆嚢
（骨の辺り）が腰を深く曲げると痛いと言われました

前回の半分くらいに痛みは落ち着いたとは言ってました、ちなみに仰向けから真っ直ぐ起きあがろうとすると痛みが出ます

H5F5と左のF2F6の刺絡では痛みがとれず、圧痛の場所にパイオネックスと１センチ鍼をしたのですが結局起き上がりの痛みは取れませんでした

①腹診時に押した強さが問題だったのか？

②起き上がりで痛みがある場合の治療するポイント？

よろしくお願い致します

一年前に腰痛で来院されたスリランカ人の女性です。

　一週間前からだんだん腰が痛くなって、三日前、とーとー動けなくなってしまいました。
　妊娠７か月、随分お腹も大きくなっています。
　以前、症例で書きました、２０歳から１０年間の腰痛の女性です。
　腰痛が治ったので妊娠、出産となって順調だったのですが…

　妊娠で大きくなったお腹を支えるための腰痛と以前からの腰痛の二つの原因がありました。
　以前からの腰痛は、股関節の前側の痛み、これはＦ２Ｆ６Ｆ５井穴刺絡と百会の刺絡で改善していますが、痛みとしては半分良くなった状態です。
　妊娠の腰痛は、右仙腸関節部に一点強い圧痛があり、これに円皮針と反対側の左仙骨部同位置に１センチほど刺針して直ぐに抜く、即刺即抜のシーソー法を行ってＦ４井穴刺絡です。

　日本では腹帯をするのですが、スリランカではする人もいればしない人もいるそうです。
　腰痛のある患者さん、腹帯した方が良いと思います。
　我が家のサラシで腹帯をすると「あー、腰が楽」です。