半年前に介護している御主人の靴を履かせようとして今年の１月に右手の親指を突き指しました。

　そのうち治るだろうと半年、整形外科では湿布をもらいますが治りません。
　親指の付け根は腫れて痛みがあります。
　圧痛点は右手の親指と手首に多数あります。
　圧痛点に円皮針を貼ることも考えましたが、あまりに多いので井穴刺絡からやることにしました。

　動診は、“タオルを絞る動き”です。
　親指Ｈ１→親指Ｈ１’→人差し指Ｈ６→Ｈ６’と、症状を確認しながらやりました。
　親指の井穴刺絡で６０％痛みは解消、人差し指の井穴刺絡で３０％、残りは親指と手首、肘の前側の圧痛点にパイオネックスを貼ると解消しました。
　タオルは問題なく絞れるようになりました。
　１０年来のお付き合いがある患者さん「早く治療してもらえば良かった」と。
　ですね、半年は思い出すにも長すぎる。

7月17日(水)20:00

対象: 鍼灸師・鍼灸学校学生

入室は、井穴刺絡学会ウェブサイト、イベントページの一番下の『Zoomミーティング』ボタンから

https://www.seiketsushiraku.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR2F3WGXGd6s36t9Weis7mF3L4ddA5wdrsHwJkkJMwOYLMlIHpxpRxxmpGg_aem_-DYpMn6ppQpBbIEm7Ju-1A

途中参加、途中退出自由です。

初めての方、大歓迎です。

稲舛先生、こんにちは。
昨日はご返信をいただきありがとうございました。
水虫のことは動画を拝見致しますね。色々な病気のことが動画でご用意されていて驚きました。
水虫が出ている間は大病しないとは、確かにその通りに感じます。主人は水虫を気にして、お風呂に入ると軽石で一本一本足の指をこする、、、水虫を削り取る？、、、その後さらに一本一本石鹸で丁寧に洗うんです。寒い時期は、熱いお湯で足湯をして白癬菌を撃退するつもりでやっています。こんな主人はとても丈夫で、一日一食で夏の炎天下でも何でも仕事をこなすのです。
稲舛先生のご返信で、婦人科の病気にも足の指で治療されることに触れられましたが、スタッフのりえ先生とのやり取りで、お医者さんから手術を言われ続けてきたことを書きましたが、それは子宮筋腫なのですが、水虫の話題のところ、話さなくても伝わったかのようにおっしゃって、とっても驚きました。そして、そうなのかと喜びに満たされました。刺絡でやっぱり何とかなるかもしれないと。
６月に刺絡を知って何でも良いからやってみたくなり、子宮筋腫にはF 1、F２、F３かなと、円皮針の使い古しの針でつついていました。自己流なのでこれから学びたいと思っております。
この度の水虫のご相談では、りえ先生もお母様の水虫の話を見ず知らずのわたしにしてくださいまして、他人と壁の無い、病人に寄り添うお優しい方なのだとお察し致しました。
いつか講習会に参加してみたいと夫婦共に感じております。
その時には、先生のお話がよく理解できる自分になっているように、よく学習しておきますね。
お忙しいところ貴重なお時間を回答に割いてくださいまして、ありがとうございます。

博多の街はお祭り、山笠をやっています。

　昨日の治療…３０歳代、男性、地下足袋のソールが外れたまま走っていたため、カカトが痛くなって足を引きずっています。

　カカトの痛みは、歩くだけで痛み、つま先立ちは全くできません。
　圧痛点は、カカトの外側に激痛の痛みがあります。
　カカトの内側にも痛みが感じられていますが、圧痛はそれほどありません。

　カカトの痛みは、腎経、膀胱経の痛みなので井穴刺絡はＦ３Ｆ４、３０滴出したところで立位、カカトをついて調べながら１５０回くらいのところ痛みは半減しました。
　ただ、歩くとまだ痛みがあるので、百会の横２センチの膀胱経の頭部刺絡をしました。
　また、少し良くなっていますがまだ歩くと痛みがあります。

　ここで圧痛を調べるとカカトの圧痛は小さくなってますが、円皮針を貼っても改善しません。
　足の甲の胆経上に圧痛があり、これに３番針を刺すと立位での足踏みの痛みは解消しました。
　歩行時の痛みはまだあるので、どうしようかと考えたのですが、残しておくことにしました。
　少しの痛みは無理をしないためのブレーキです。

　今朝、来院、痛みはずいぶんと改善、治療後は懇親会に出かけたもののそのまま帰ってきています。
　しかし、これから一睡もせずに明日は爆走！
　おそらく、明日の午後は痛みがひどくなっているのではないかと、注意はするのですが、無理かもしれません。

●ケガは寝ている間に治る。

稲益先生、回答ありがとうございます。
治療で体調が良くなってから、良くなった体を何日か維持してからゆっくり治っていくのですね。
そう言われてみると、今までも治療してから
直ぐに治らなかった時があったなぁと思いだしました。
その時は時間の制限がなかったので無理せずゆっくり治っていきました。
今は働いているので3日で治さないとと思ってしまいました。
養生していればそのうち治るのだと良くわかり安心しました。
身体を元の生活に戻す為に慣れさせようと考えてましたが、
頭をら切りかえて体調が戻ってくるまで、
身体が無理しない生活をおくることにします。
ありがとうございました。

お返事ありがとうございます。
誘因が分からなくなるのでステロイドは使ってません。日常生活を見直し、食生活見直し腸内環境見直しそれでも改善しないため、東洋医学を試しています。今まではこれらの見直しで数々のアレルギー症状を改善してきたのですが、今回のアトピーは強敵で。
確かに昔と比べて大気汚染や農薬、化学物質、添加物なども増えてますし、複雑なのでしょうね。いつの時代にも対応出来る救世主のような治療かと期待してしまってました。井穴刺絡では改善は難しいのですね。

りえごんさん、こんにちは。

　まだ、まだ、養生しなければならないと思いますよ。
　井穴刺絡で体調良くなった、良くなったと言うのは、これから治るのですから、良くなった体を何日か維持しなければ治りません。

　井穴刺絡で自律神経の調整をして、体調が良くなって(何日間か)まだ、おとなしく生活してください。
　どのくらいの熱中症だったのか？わかりませんが、けっこうな熱中症だったのだと思います。

ほるんさん、こんにちは。

　浅見先生が『２１世紀の医学』を書かれたころのアトピーはそれほどこんがらがった症状ではなかったと思います。
　今のアトピーは、原因となっている副交感神経の興奮にステロイドなどの薬による交感神経の興奮、さらに、様々な誘因が重なっているので難しくなっていると思います。

　井穴刺絡だけでアトピーの改善は難しいと感じています。
　生活全般の改善が必要だと思います。
　ヒト本来の生活に戻すこと、現代社会では難しいのですが、最終的にはこれに行きつくのではないかと思います。

メリーさん、こんにちは。

　水虫のことは、動画を見ていただくとだいたいご理解いただけると思うのですが、
　昔、聞いた話と、私の患者さんに百人以上たずねたところ「水虫が出ている間は大病をしない」、大きな病気をした人は、薬で水虫を治療した人だった。

　今回、メリーさんがご質問いただいたように、水虫ができると足の指の事がとても気になって、綺麗にしたり、井穴刺絡をしたり、食べ物に気を付けたりされると思います。
　五臓六腑、婦人科の病気はほとんど足の指で治療します。
　足の指を気にして、良い刺激を与えることによって、水虫もですが、内臓の病気、婦人科の病気、予防しているのだと思います。

　水虫も良いのですが、足のニオイも何とかならないかと、黒酢を２倍に薄めたものを靴下にしみこませて２時間、足を酢漬けにするのをやっています。
　靴下の上からビニール袋を履けば、少しくらい動くこともできます。
　これを一週間以上やると、皮が一枚むけてきれいになります。